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第28話 遊び疲れとのんびり帰宅と新居
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「そろそろ帰るか」
「はい!」
「ぜえ……ぜえ……。うん……」
夢中で遊んでいたら、あっという間に夕方になっていた。
まだまだ元気いっぱいのミルと、完全に体力切れのリル。
双子でここまで違うもんかね。
「さあ、オクリギャップに乗せてもらって帰るぞ」
「わーい! たのしみです!」
「ううっ……いまから……また……あのぼうそう……」
うん。さすがにリルが限界だな。
この状態で行きと同じような走りをしたら、さすがに気を失いかねない。
名馬には申し訳ないけど、ここはゆっくり帰ってもらおう。
「ミル、リルが厳しそうだから帰りはゆっくりな」
「うーん……しかたないです。おねえちゃんが、いちばんだいじです」
「偉いな。また今度、2人でウマに乗ろうな」
「はい!」
オクリギャップの背中に乗って、ゆっくりと村へ帰り始める。
ふかふかの背中は上質なシートみたいだ。
これで背もたれがあれば完璧なんだけど……
あ、ミルにとってはリルが、リルにとっては俺が背もたれになってるか。
背もたれがないのは俺だけでした。
「ふう……。これくらいなら、ウマにのるのもたのしい」
荒かった呼吸も何とか落ち着き、リルも乗馬を楽しむ余裕が出てきたようだ。
本来のウマだったら、もっと揺れたり背中が隆々としてたりするんだろうけど、そこはぬいぐるみ。
快適な移動を実現してくれている。
そんなこんなで、行きよりもかなり時間をかけて俺たちは村へと帰った。
ちょうど夕陽が沈もうとして、空がオレンジ色に染まっている。
「ただいま~っと。オクリギャップ、ありがとな」
「ありがとう!」
「いきは、きつかったけど……。うん、ありがと」
「ひひ~ん」
「あとで、ニンジンをもっていってあげるね!」
「ひひ~ん!」
褒められて報酬も約束されたオクリギャップは、上機嫌で仲間たちの元へと歩いて行く。
すると入れ替わりにプヨタローとコジロー、それにグレイがやってきた。
それぞれ待っていたぞと言わんばかりに、俺たちの頭の上へとポジションを取る。
プヨタローとコジローは収まりがいいんだけど、俺のグレイはどうもな……。
サイズが他の2体よりは大きいこともあって、ぐでーんと間延びしてしまっている。
頭方向が俺の体の正面、しっぽが背面にまわっていて、前から見たらネコ型のリーゼントみたいだ。
まあ、全く重くないし、かわいいからいいんだけど。
「ただいま、グレイ」
「にゃ~」
一鳴きすると、グレイは俺の頭の上で眠り始めた。
いや、別にいいんだけども、よくそんな体勢でそんな場所で寝れるな?
「帰ってきたか。待っていたよ」
シェグさんはじめハンターたちが、得意気な顔をして近寄ってきた。
どうやら自信を持って見せられる建物ができたようだ。
「こっちだ。まずはリルの研究所の隣に、ケントくんの家が建っている」
俺は案内されるままに、研究所の方へと歩いて行く。
あそこが一番、村の中で家を建てられるスペースとして良さそうな場所だったしな。
立地は予想通りだ。
「こんな感じで建ててみた」
「えーっと……おお! すごい!」
出来栄えは予想以上。
他の家と何ら変わりない木組みの家が、堂々と立っている。
これを一日で作ったのか……。
すごいな。
「中も見てみてくれ」
家に入ってみると、間取りも他の家と同じように作られていた。
まだまだ家具などはないけど、寝室らしき部屋にはベッドが置かれている。
これは……リルとミルの家で、俺が寝るのに使っていたベッドだな。
「これ、いただいていいんですか?」
「もちろんだよ」
「何から何まで、ありがとうございます」
「いやいや。まあ、家具や雑貨なんかは、自分で気に入ったものをそろえるといいと思うよ」
「はい。最高の家です」
床も柱もしっかりしてる。
耐久性もまるで問題なしの、素敵な新居だ。
「そしたら……次はぬいぐるみたちのハウスを見てもらおうか」
「はい。お願いします」
「よし。こっちだ」
シェグさんに案内されて、俺は家をあとにする。
これだけの出来栄えの新居だもんな。
ぬいぐるみハウスも、きっと素敵なものに違いない。
楽しみだなぁ。
「はい!」
「ぜえ……ぜえ……。うん……」
夢中で遊んでいたら、あっという間に夕方になっていた。
まだまだ元気いっぱいのミルと、完全に体力切れのリル。
双子でここまで違うもんかね。
「さあ、オクリギャップに乗せてもらって帰るぞ」
「わーい! たのしみです!」
「ううっ……いまから……また……あのぼうそう……」
うん。さすがにリルが限界だな。
この状態で行きと同じような走りをしたら、さすがに気を失いかねない。
名馬には申し訳ないけど、ここはゆっくり帰ってもらおう。
「ミル、リルが厳しそうだから帰りはゆっくりな」
「うーん……しかたないです。おねえちゃんが、いちばんだいじです」
「偉いな。また今度、2人でウマに乗ろうな」
「はい!」
オクリギャップの背中に乗って、ゆっくりと村へ帰り始める。
ふかふかの背中は上質なシートみたいだ。
これで背もたれがあれば完璧なんだけど……
あ、ミルにとってはリルが、リルにとっては俺が背もたれになってるか。
背もたれがないのは俺だけでした。
「ふう……。これくらいなら、ウマにのるのもたのしい」
荒かった呼吸も何とか落ち着き、リルも乗馬を楽しむ余裕が出てきたようだ。
本来のウマだったら、もっと揺れたり背中が隆々としてたりするんだろうけど、そこはぬいぐるみ。
快適な移動を実現してくれている。
そんなこんなで、行きよりもかなり時間をかけて俺たちは村へと帰った。
ちょうど夕陽が沈もうとして、空がオレンジ色に染まっている。
「ただいま~っと。オクリギャップ、ありがとな」
「ありがとう!」
「いきは、きつかったけど……。うん、ありがと」
「ひひ~ん」
「あとで、ニンジンをもっていってあげるね!」
「ひひ~ん!」
褒められて報酬も約束されたオクリギャップは、上機嫌で仲間たちの元へと歩いて行く。
すると入れ替わりにプヨタローとコジロー、それにグレイがやってきた。
それぞれ待っていたぞと言わんばかりに、俺たちの頭の上へとポジションを取る。
プヨタローとコジローは収まりがいいんだけど、俺のグレイはどうもな……。
サイズが他の2体よりは大きいこともあって、ぐでーんと間延びしてしまっている。
頭方向が俺の体の正面、しっぽが背面にまわっていて、前から見たらネコ型のリーゼントみたいだ。
まあ、全く重くないし、かわいいからいいんだけど。
「ただいま、グレイ」
「にゃ~」
一鳴きすると、グレイは俺の頭の上で眠り始めた。
いや、別にいいんだけども、よくそんな体勢でそんな場所で寝れるな?
「帰ってきたか。待っていたよ」
シェグさんはじめハンターたちが、得意気な顔をして近寄ってきた。
どうやら自信を持って見せられる建物ができたようだ。
「こっちだ。まずはリルの研究所の隣に、ケントくんの家が建っている」
俺は案内されるままに、研究所の方へと歩いて行く。
あそこが一番、村の中で家を建てられるスペースとして良さそうな場所だったしな。
立地は予想通りだ。
「こんな感じで建ててみた」
「えーっと……おお! すごい!」
出来栄えは予想以上。
他の家と何ら変わりない木組みの家が、堂々と立っている。
これを一日で作ったのか……。
すごいな。
「中も見てみてくれ」
家に入ってみると、間取りも他の家と同じように作られていた。
まだまだ家具などはないけど、寝室らしき部屋にはベッドが置かれている。
これは……リルとミルの家で、俺が寝るのに使っていたベッドだな。
「これ、いただいていいんですか?」
「もちろんだよ」
「何から何まで、ありがとうございます」
「いやいや。まあ、家具や雑貨なんかは、自分で気に入ったものをそろえるといいと思うよ」
「はい。最高の家です」
床も柱もしっかりしてる。
耐久性もまるで問題なしの、素敵な新居だ。
「そしたら……次はぬいぐるみたちのハウスを見てもらおうか」
「はい。お願いします」
「よし。こっちだ」
シェグさんに案内されて、俺は家をあとにする。
これだけの出来栄えの新居だもんな。
ぬいぐるみハウスも、きっと素敵なものに違いない。
楽しみだなぁ。
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