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ガルデンヘイム王国王都で
嫌なやつ~
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近衛騎士隊の騎士さん達は悪戦苦闘しつつも練習を続けていたが青い騎士さん達が修練場に入ってきた事に気付くと嫌そうな顔をしている。
「仲があんまり良くなさそうだね」
「彼らは今回のパレードで近衛騎士隊ではなく自分達が華やかなパレードの主役を飾るのに相応しいのではと考えているのですよ」
「貴族とか、名家の血筋だから?」
「まぁそんなところですな、もっとも練度では話しになりませんがな」
そう言うとオジさんも鼻息を荒くして答える。どうやらオジさんもあんまり彼らの事は好きじゃないようだ。
「馬に乗るのに随分と苦労しているらしいな」
「平民は馬になど乗りませんからね」
視線を戻してなるだけ関わらないようにしようかなーと考えていると青い騎士さん達がわざわざ此方にやって来た。随分と嫌味たっぷりな物言いに近衛騎士隊はむっとした顔になりつつも馬の制御に専念しているようだ。
「おや、あなたたちはだれ?」
「ん~?・・・おや、これはこの様な場所にそぐわない方がいらっしゃいますね」
あえて知らない振りをして話しかけると青い騎士さんが此方を向いた。一瞬凄くウザそうな顔をしていたが私の顔を見るなり笑顔で礼してきた。うへ、なにコイツ。
「私はクロンスタット騎士団所属、百人長のグラハム・ロンベル伯爵です。お見知りおきを」
「ロンベル伯爵ね、私の名はスカサハ。故あって殿下の配下として王宮に参上しています」
爵位が如何こうの当たりに自信があるのか結構強調されたが私にとってはどうでもいいことだ。
そもそも彼がどれくらいの影響力を持っているかもしらないし。めんどくさい。
「ところで・・・彼らは随分と馬を駆るのに苦労されているが、こんな事でパレードの主役が務まるのでしょうかね?」
「そうだね・・・」
今のままだと結構厳しいかもしれない。パレードまではもうそんなに日数はないとかなんとか聞いた気がするし。ただだからといってクロンスタット騎士団の人には関係ないと思うけど。
「スカサハ嬢、貴女もパレードに参加されるのですか?」
「ええ、殿下の前を歩かせていただきますよ騎乗して前を歩くなどというのは初体験でして」
「・・・それはすばらしい」
ちょっと驚いた様子を見せたが直ぐに平静を装ってロンベル伯爵は直ぐに私に賛辞を贈る。しかしその表情には納得いかないといった不満がありありと見える。まぁ、成り上がり者が増えたんだから当然かな。
「それより、私としては一つクロンスタット騎士団のお手前を拝見したいですね」
「我等の騎乗をですか」
「ええ、先達を見て真似るのは古来より練達の上で欠かせないものですから」
とりあえずバカにしたような彼らの鼻を明かしたいのでこのロンベル伯爵に犠牲になってもらおう。
「とりあえず誰か彼に馬を」
そう言うと騎士さんの一人が降りて馬を引いて来てくれた。私の傍に来るなりビビリまくりだが私はあえてお馬さんと目を合わせないようにしておいてあげる。
「それでは伯爵、お手並みをお願いします」
「いいでしょう」
結構自信満々の伯爵、馬術は貴族の嗜みとかなんとか聞いた気がするしバカにしておいて自分は乗れませんなんてことは無いだろう。ただその自信は私がこれから打ち砕くわけなんだけども。
「それっ・・・どうでしょう、うわっ!」
飛び乗った瞬間に私はお馬さんとまっすぐ目を合わせる。するとお馬さんは途端に動揺して暴れ始める。自分でやっといてあれだけどかなり傷つくね。
「ぐっ・・・そんなはずは!」
「あれ、大丈夫かな?」
「くっ・・・バカな、うわっ!!」
私が近づくとそれにしたがってお馬さんの暴れ方が酷くなる。そしてついには振り落とされてしまった。
「ぐ・・・」
「伯爵!」
「大丈夫?」
お仲間さんが駆けつけてくれるが私は遠巻きに声を掛けておくだけに留める。早いトコこれに懲りて離れていってくれると助かるんだけどな。っていうか自信のわりにたいしたこと無かったね。
なんだかんだいって近衛隊の騎士さんは私が傍に寄ってもお馬さんから振り落とされるなんてこと無かったし。
「とりあえず怪我の治療をしに行った方がよくない?」
「う・・・うぅ」
「くそ、覚えておれ!」
私が治癒魔法を使えることは知っているかもしれないがあえて言わないでおく。だって治してくれとか言われたら面倒だし。そしてクロンスタット騎士団の騎士達は結局何しに来たのか良くわからないまま去っていってしまった。
「さすが龍巫女様だ!」
「あのいけ好かないロンベルをやっつけるなんて!」
クロンスタット騎士団が帰った後、なんとか馬を落ち着けることに成功した近衛隊の騎士さんから賞賛を浴びた。
「ふふふ、高慢な奴らの鼻柱もこれで少しは低くなるでしょうな」
オジさんも怒るどころか笑顔でそう言う辺り彼らの溝の深さを感じさせる。まあ、あんな人が大多数なら私も願い下げだけどね。
「さ、お邪魔虫は居なくなったんだからささっと済ませてね!」
「「「「「応っ!」」」」」
邪魔が居なくなったので私達はその後も日が暮れるまで騎乗訓練を続けるのだった。
「仲があんまり良くなさそうだね」
「彼らは今回のパレードで近衛騎士隊ではなく自分達が華やかなパレードの主役を飾るのに相応しいのではと考えているのですよ」
「貴族とか、名家の血筋だから?」
「まぁそんなところですな、もっとも練度では話しになりませんがな」
そう言うとオジさんも鼻息を荒くして答える。どうやらオジさんもあんまり彼らの事は好きじゃないようだ。
「馬に乗るのに随分と苦労しているらしいな」
「平民は馬になど乗りませんからね」
視線を戻してなるだけ関わらないようにしようかなーと考えていると青い騎士さん達がわざわざ此方にやって来た。随分と嫌味たっぷりな物言いに近衛騎士隊はむっとした顔になりつつも馬の制御に専念しているようだ。
「おや、あなたたちはだれ?」
「ん~?・・・おや、これはこの様な場所にそぐわない方がいらっしゃいますね」
あえて知らない振りをして話しかけると青い騎士さんが此方を向いた。一瞬凄くウザそうな顔をしていたが私の顔を見るなり笑顔で礼してきた。うへ、なにコイツ。
「私はクロンスタット騎士団所属、百人長のグラハム・ロンベル伯爵です。お見知りおきを」
「ロンベル伯爵ね、私の名はスカサハ。故あって殿下の配下として王宮に参上しています」
爵位が如何こうの当たりに自信があるのか結構強調されたが私にとってはどうでもいいことだ。
そもそも彼がどれくらいの影響力を持っているかもしらないし。めんどくさい。
「ところで・・・彼らは随分と馬を駆るのに苦労されているが、こんな事でパレードの主役が務まるのでしょうかね?」
「そうだね・・・」
今のままだと結構厳しいかもしれない。パレードまではもうそんなに日数はないとかなんとか聞いた気がするし。ただだからといってクロンスタット騎士団の人には関係ないと思うけど。
「スカサハ嬢、貴女もパレードに参加されるのですか?」
「ええ、殿下の前を歩かせていただきますよ騎乗して前を歩くなどというのは初体験でして」
「・・・それはすばらしい」
ちょっと驚いた様子を見せたが直ぐに平静を装ってロンベル伯爵は直ぐに私に賛辞を贈る。しかしその表情には納得いかないといった不満がありありと見える。まぁ、成り上がり者が増えたんだから当然かな。
「それより、私としては一つクロンスタット騎士団のお手前を拝見したいですね」
「我等の騎乗をですか」
「ええ、先達を見て真似るのは古来より練達の上で欠かせないものですから」
とりあえずバカにしたような彼らの鼻を明かしたいのでこのロンベル伯爵に犠牲になってもらおう。
「とりあえず誰か彼に馬を」
そう言うと騎士さんの一人が降りて馬を引いて来てくれた。私の傍に来るなりビビリまくりだが私はあえてお馬さんと目を合わせないようにしておいてあげる。
「それでは伯爵、お手並みをお願いします」
「いいでしょう」
結構自信満々の伯爵、馬術は貴族の嗜みとかなんとか聞いた気がするしバカにしておいて自分は乗れませんなんてことは無いだろう。ただその自信は私がこれから打ち砕くわけなんだけども。
「それっ・・・どうでしょう、うわっ!」
飛び乗った瞬間に私はお馬さんとまっすぐ目を合わせる。するとお馬さんは途端に動揺して暴れ始める。自分でやっといてあれだけどかなり傷つくね。
「ぐっ・・・そんなはずは!」
「あれ、大丈夫かな?」
「くっ・・・バカな、うわっ!!」
私が近づくとそれにしたがってお馬さんの暴れ方が酷くなる。そしてついには振り落とされてしまった。
「ぐ・・・」
「伯爵!」
「大丈夫?」
お仲間さんが駆けつけてくれるが私は遠巻きに声を掛けておくだけに留める。早いトコこれに懲りて離れていってくれると助かるんだけどな。っていうか自信のわりにたいしたこと無かったね。
なんだかんだいって近衛隊の騎士さんは私が傍に寄ってもお馬さんから振り落とされるなんてこと無かったし。
「とりあえず怪我の治療をしに行った方がよくない?」
「う・・・うぅ」
「くそ、覚えておれ!」
私が治癒魔法を使えることは知っているかもしれないがあえて言わないでおく。だって治してくれとか言われたら面倒だし。そしてクロンスタット騎士団の騎士達は結局何しに来たのか良くわからないまま去っていってしまった。
「さすが龍巫女様だ!」
「あのいけ好かないロンベルをやっつけるなんて!」
クロンスタット騎士団が帰った後、なんとか馬を落ち着けることに成功した近衛隊の騎士さんから賞賛を浴びた。
「ふふふ、高慢な奴らの鼻柱もこれで少しは低くなるでしょうな」
オジさんも怒るどころか笑顔でそう言う辺り彼らの溝の深さを感じさせる。まあ、あんな人が大多数なら私も願い下げだけどね。
「さ、お邪魔虫は居なくなったんだからささっと済ませてね!」
「「「「「応っ!」」」」」
邪魔が居なくなったので私達はその後も日が暮れるまで騎乗訓練を続けるのだった。
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