95 / 98
アイゼンヘイムへ
アイゼンヘイム王宮へ
しおりを挟む
『王宮が見えました、何処に降りればよろしいですか?』
「テラスなどに降りるがいいだろう。王妃を連れて戻ったのだ、問題あるまい」
地龍様の言葉に従い私は大きさだけならばガルデンヘイムにも匹敵する王宮のテラスへと舞い降りた。当然ながら王宮はひっくり返したような騒ぎになっているが地龍様は全く気にした様子もなくスタスタと歩いていく。
「さて、病の気を手繰れば容易にたどり着けるが・・・格好がこのままでは良くないな」
騎乗服のままであった地龍様がパチンと指を鳴らすと服装が『戦乙女のドレス』へと早変わりする。こういう時魔道具というのは便利なものだ。
「さて、紳士諸君!戦乙女が王妃殿を連れて参ったぞ!皇帝はどこだ!」
龍に乗って現れただけでも騒ぎになるというのに肝心の地龍様は『戦乙女のドレス』姿で王宮を我が物顔で歩き回る。すれ違う者達は跪くやら驚いて腰を抜かすやらで尋常ならざる騒ぎに発展しつつある。
「き、貴殿は・・・一体何者だ!」
常識とは一体何処へ消えうせたのか。そう思いながら諦めの境地でシシリアを連れて地龍様の後ろを着いて行く。すると王宮の中ほどに移動した所でバラの紋章を掲げた騎士達が立ちふさがる。
「蒙昧め、我が身、我が魔力を前に知らぬと申すか?」
地龍様が大人気なく反応する。踏み鳴らした足に王宮の床がまるで凍りついたかのように音を立てて変質し、銅色の金属へと変質する。
「ち・・・主様、御身のお姿をお忘れなさいませんよう」
「・・・そうであった、皆の衆。我が名を聞け、我こそはスカサハ。ガルデンヘイムの戦乙女、その再来と称されし英傑である。此度は火急の用件と聞き、はせ参じた」
再度確認を取ると騎士達からどよめきが起こった。ガルデンヘイムの戦乙女というフレーズは隣国にも轟いているようだ。
「その、本物なのですか・・・」
「疑うのか?」
「いえ、その・・・我らは本物に会った事がありませんので」
知らないのなら仕方ないだろう。五龍様ならば名前のみとて知っているだろうが新しく現れた少女の事など普通は知らないだろう。如何にそれが有名なパレードでのお披露目があったとしてもである。
「そうか、ならばこの魔道具で身分を・・・む?」
そう言うと地龍様はメダルを取り出して魔力を・・・あ、ちょっとまって今の魔力って地龍様の。
『ボンッ!』
気付くが遅かった。名前の欄に一瞬だけ『地龍』の文字が薄っすらと金色で描かれ、その瞬間にメダルが弾けとんだ。
「い、今のは・・・?」
「魔力を流し過ぎたか」
残骸を投げ捨てて地龍様は困った様に腕を組んだ。豊かなバストが大胆な格好によって強調され、騎士達が目のやり場に困っているようだが地龍様は気付いてないな。主様が自身をも魅了する魅力の持ち主である事を理解なさっていない様子だ。
「王妃様にお出まし願うしかなくなりましたね」
「王妃様?・・・なんと!シュバリエ王妃様!」
先ほどから空気になっていたシシリアに声かけようとすると先に騎士が反応して彼女の名前を呼んだ。
「夫はどうなっているのですか?このお方達に助けられて私は此処までやってきましたが・・・」
「そうだったのですか、それでは彼女達が?」
まだ少しばかり疑いの目で見ているが王妃を連れてやって来たという事が大きなポイントになっているのだろう。少なくとも敵対者とは思われていない様子だ。そしてシシリア自身の評価もこの王宮内では悪くない様子で安心だ。何で連れてきた!とか言われたら面倒すぎるし。
「陛下は・・・それが、容体は思わしくなく・・・」
騎士の一人が躊躇い勝ちにそう言うとシシリアの瞳がまた潤み始める。
「医師や薬師は何をやっている?」
「王弟派と名乗る一派に寄って医師に成りすます者が多く信頼できる医師がおりませんので・・・」
「となると治癒術師も同じか」
地龍様が言うと騎士達は皆悔しそうに俯いた。彼らは剣を携え、外敵と戦うが当然ながら病や毒と闘う事は出来ないのだ。主人の危機に何も出来ないとはさぞ無念だろう。歯をかみ締め、握り拳を震わせている。
「まあそうなると思って急いで来たのだ、万事我に任せるがよい」
私を除くその場の全員が悲嘆にくれている中で例外の地龍様は堂々とそう言うと騎士達を押しのけ、ドアを開け放って部屋へと入っていく。
「こ、困ります!勝手に入られては!」
「何が困るのか、皇帝が死ぬより困る事があるのか?」
「それはそうですが!」
引き止めようとするも女性に乱暴する事を躊躇っているのか騎士達は困ったようについて来るばかりである。シシリアもその中に混じってはいるがやはり騎士達と同じ様に心配そうにオロオロしているばかりだ。
「風と水の治癒を施せば万事丸く収まる。なれば我が魔術にてそうするだけのこと」
簡単であろう、と地龍様。それではいそうですかと信じる人がどれだけいるのかと言いたいが恐らく無駄だし、彼らならばなんとかできるのだから任せるしかないのだ。
「テラスなどに降りるがいいだろう。王妃を連れて戻ったのだ、問題あるまい」
地龍様の言葉に従い私は大きさだけならばガルデンヘイムにも匹敵する王宮のテラスへと舞い降りた。当然ながら王宮はひっくり返したような騒ぎになっているが地龍様は全く気にした様子もなくスタスタと歩いていく。
「さて、病の気を手繰れば容易にたどり着けるが・・・格好がこのままでは良くないな」
騎乗服のままであった地龍様がパチンと指を鳴らすと服装が『戦乙女のドレス』へと早変わりする。こういう時魔道具というのは便利なものだ。
「さて、紳士諸君!戦乙女が王妃殿を連れて参ったぞ!皇帝はどこだ!」
龍に乗って現れただけでも騒ぎになるというのに肝心の地龍様は『戦乙女のドレス』姿で王宮を我が物顔で歩き回る。すれ違う者達は跪くやら驚いて腰を抜かすやらで尋常ならざる騒ぎに発展しつつある。
「き、貴殿は・・・一体何者だ!」
常識とは一体何処へ消えうせたのか。そう思いながら諦めの境地でシシリアを連れて地龍様の後ろを着いて行く。すると王宮の中ほどに移動した所でバラの紋章を掲げた騎士達が立ちふさがる。
「蒙昧め、我が身、我が魔力を前に知らぬと申すか?」
地龍様が大人気なく反応する。踏み鳴らした足に王宮の床がまるで凍りついたかのように音を立てて変質し、銅色の金属へと変質する。
「ち・・・主様、御身のお姿をお忘れなさいませんよう」
「・・・そうであった、皆の衆。我が名を聞け、我こそはスカサハ。ガルデンヘイムの戦乙女、その再来と称されし英傑である。此度は火急の用件と聞き、はせ参じた」
再度確認を取ると騎士達からどよめきが起こった。ガルデンヘイムの戦乙女というフレーズは隣国にも轟いているようだ。
「その、本物なのですか・・・」
「疑うのか?」
「いえ、その・・・我らは本物に会った事がありませんので」
知らないのなら仕方ないだろう。五龍様ならば名前のみとて知っているだろうが新しく現れた少女の事など普通は知らないだろう。如何にそれが有名なパレードでのお披露目があったとしてもである。
「そうか、ならばこの魔道具で身分を・・・む?」
そう言うと地龍様はメダルを取り出して魔力を・・・あ、ちょっとまって今の魔力って地龍様の。
『ボンッ!』
気付くが遅かった。名前の欄に一瞬だけ『地龍』の文字が薄っすらと金色で描かれ、その瞬間にメダルが弾けとんだ。
「い、今のは・・・?」
「魔力を流し過ぎたか」
残骸を投げ捨てて地龍様は困った様に腕を組んだ。豊かなバストが大胆な格好によって強調され、騎士達が目のやり場に困っているようだが地龍様は気付いてないな。主様が自身をも魅了する魅力の持ち主である事を理解なさっていない様子だ。
「王妃様にお出まし願うしかなくなりましたね」
「王妃様?・・・なんと!シュバリエ王妃様!」
先ほどから空気になっていたシシリアに声かけようとすると先に騎士が反応して彼女の名前を呼んだ。
「夫はどうなっているのですか?このお方達に助けられて私は此処までやってきましたが・・・」
「そうだったのですか、それでは彼女達が?」
まだ少しばかり疑いの目で見ているが王妃を連れてやって来たという事が大きなポイントになっているのだろう。少なくとも敵対者とは思われていない様子だ。そしてシシリア自身の評価もこの王宮内では悪くない様子で安心だ。何で連れてきた!とか言われたら面倒すぎるし。
「陛下は・・・それが、容体は思わしくなく・・・」
騎士の一人が躊躇い勝ちにそう言うとシシリアの瞳がまた潤み始める。
「医師や薬師は何をやっている?」
「王弟派と名乗る一派に寄って医師に成りすます者が多く信頼できる医師がおりませんので・・・」
「となると治癒術師も同じか」
地龍様が言うと騎士達は皆悔しそうに俯いた。彼らは剣を携え、外敵と戦うが当然ながら病や毒と闘う事は出来ないのだ。主人の危機に何も出来ないとはさぞ無念だろう。歯をかみ締め、握り拳を震わせている。
「まあそうなると思って急いで来たのだ、万事我に任せるがよい」
私を除くその場の全員が悲嘆にくれている中で例外の地龍様は堂々とそう言うと騎士達を押しのけ、ドアを開け放って部屋へと入っていく。
「こ、困ります!勝手に入られては!」
「何が困るのか、皇帝が死ぬより困る事があるのか?」
「それはそうですが!」
引き止めようとするも女性に乱暴する事を躊躇っているのか騎士達は困ったようについて来るばかりである。シシリアもその中に混じってはいるがやはり騎士達と同じ様に心配そうにオロオロしているばかりだ。
「風と水の治癒を施せば万事丸く収まる。なれば我が魔術にてそうするだけのこと」
簡単であろう、と地龍様。それではいそうですかと信じる人がどれだけいるのかと言いたいが恐らく無駄だし、彼らならばなんとかできるのだから任せるしかないのだ。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる