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第25話:二人でいない日~すみれの場合~(後編)
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「ただいま」
ユキヤがバイトから帰宅すると、部屋ではすみれが待っていた。
「おかえりなさい」すみれが玄関まで出迎える。
「駅からそのまま来ちゃった。勝手に入ってごめん。」
合鍵で入ってきたすみれは申しわけなさそうな顔をしている。
荷物もそのままだ。とにかく一刻も早く会いたかった。
そんなすみれを見て
「いや・・・全然かまわない!」
そう言うとユキヤはすみれを力いっぱいに抱きしめる。
「うわ!ちょっと・・・いきなり何!?」
「すみれ・・・会いたかった。」
「私もだよ。ユキちゃん」
「なぁ・・・すみれ」
ユキヤはすみれの顔を見つめる。
「うん?」
「好きだよ。すみれのこと」
「ふぇ?ユキちゃん、急にどうしたの?なんかいつもより積極的じゃない?」
「別にいいじゃん。俺だってたまには素直になるんだよ。それよりさ、すみれは?」
ユキヤはいたずらっぽい笑みを浮かべてすみれに迫る。
「えっと・・・す、好きかな?」
すみれが照れくさそうに答える。
「もっと大きな声で言ってみて。聞こえない。」
ユキヤが耳元でささやく。
「き、聞こえるくせに~!」
すみれは真っ赤になって反論する。
ユキヤはクスリと笑う。
「すみれ、愛してるよ。」
ユキヤはすみれの唇を塞ぐ。舌を絡めあう。
「んっ・・・」
しばらくキスを楽しんだ後、ユキヤは自分の両腕をスッと差し出した。
「この腕どうしたい?すみれの好きにしていい。」
「そんなこと言うと・・・また動けなくしちゃうよ?」
「もちろん。俺は抵抗しない。だから、すみれが好きなようにして」
「わかった」
ユキヤは服を脱ぐと、両手を背中の後ろに回す。
手錠で拘束された手首に、すみれはそっと触れる。
「痛かったらすぐに言ってね」
「ああ。わかってる」
ユキヤは目を閉じて静かに呼吸をする。
「それじゃあ・・・始めるよ」
「いつでもいいぜ」
すみれはユキヤの手に手錠をかける。
ユキヤの胸の鼓動が高鳴る。
「ユキちゃん・・・かわいい」
すみれはユキヤの頭を優しく撫でた。
「もうガキ扱いはやめろよ」
ユキヤが口を尖らせる。
「はいはい」
すみれはユキヤの手をぎゅっと握る。
今回はユキヤ自ら腕を差し出したのだ。「それじゃあいくよ」
そう言うとすみれはユキヤの指先に口づけをした。
そしてユキヤの人差し指を口に含むとゆっくりと舐める。
「うぅ・・・」
ユキヤの口から吐息のような声が出る。
「ねぇ・・・気持ち良い?」
すみれはユキヤの瞳を見つめながら尋ねる。
「まぁ・・悪くはないな」
「そう」
すみれは再びユキヤの指をくわえる。今度は中指も一緒に口に含んだ。
二本の指を交互にしゃぶる。
「うっ・・・あっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ユキヤの体が小刻みに震えている。
「ユキちゃん、感じてるんでしょ?正直になりなさいよ」
すみれはユキヤの耳元で囁いた。
「ち、違う!これは・・・その、あれだ。寒くてさ」
ユキヤは必死に言い訳しようとする。
「ふーん、そうなの?」
すみれはユキヤの股間に目を向ける。
そこではユキヤの無毛のモノが立ち上がろうとしてた。
「ほら見てみ?ユキちゃんのおちん○ん、こんなに大きくなってるじゃない」
すみれはニヤリと笑ってユキヤの頬に触れる。
「うるさい。寒いからだって言っただろう!」
ユキヤは顔を赤くして反論した。しかし説得力は皆無である。
「はいはい。そういうことにしてあげる」
すみれはユキヤの乳首をつまむ。
「うっ」
ユキヤはビクッと体を震わせる。
「これはね、ずっと我慢してたご褒美だよ」
「!?」両乳首に何かが挟まるような痛みが走る。「痛いかな?」
ユキヤが自分の胸を見ると、両乳首にクリップのようなものが飾られていた。
「すみれ・・・これってまさか」「うん。ニップルクリップ」
すみれはニコッと笑うとユキヤに抱きついた。
「ちょっと待て。何する気なんだ」
「こうするつもり」
すみれはユキヤの首筋にキスをして吸い付く。
「おいっ・・・何をしてんだよ」
ユキヤは身をよじらせようとするが手錠で繋がれているため思うように動けない。
「大丈夫。跡にはならないようにするから」
すみれはユキヤの鎖骨に舌を這わせた。
「うっ・・・」
ユキヤが身悶える。その動きに合わせてクリップの先についた鈴がチリチリと音を立てる。
「ユキちゃん可愛い。もっといじめたくなってきたかも」
すみれはユキヤの耳に息を吹きかけた。
「やめろよ。くすぐったいだろ」
「あらそう?」
すみれはユキヤの脇腹に手を伸ばす。「うひゃっ」
ユキヤが変な声を出す。
「その顔も、声も・・・かわいい」すみれはユキヤの胸に手を伸ばした。
「こっちはどうなのかしら」
すみれはユキヤの右の乳首を摘む。
「あうぅ・・・」
ユキヤは情けない声を出した。
「やっぱり男の子でもここは感じるのね」
ただでさえクリップに挟まれて敏感になっているところをさらに刺激され、
ユキヤは思わず腰を引く。
「そんなに動くと危ないわよ」
すみれはユキヤに覆いかぶさり、左手で彼の肩を押さえつけた。
そして右手でユキヤの胸を刺激する。
「あぁっ!だめぇ!!」ユキヤは必死に身をよじるが、すみれは逃さない。
「ダメじゃないでしょう?こんなにしてるんだもの」
すみれはユキヤの股間を撫で上げた。
そこにはビンビンに勃起したペニスがあった。
「ほら、もうガマン汁が出てるわよ」
「言うなって!」
「ふーん」
すみれは意地悪そうな笑みを浮かべると、ユキヤの耳元で囁いた。
「ねぇ、ユキちゃん。私がいない間、寂しくて一人でしてた?」
「そ、それは・・・」
ユキヤの顔が真っ赤に染まる。図星だった。
「答えなさい。でないとこのクリップ外せないわよ?」
すみれはユキヤの両乳首のクリップを指で弾いて言った。
「あっ・・・ああ。そうだよ。お前がいなくて・・・さみしかった」
「正直に言えたご褒美をあげる」
すみれはユキヤの唇を奪った。「ちゅぱっ・・・じゅぷっ・・・」
ユキヤの口の中をすみれの舌が蹂躙していく。
「ユキちゃん・・・私もね・・・ユキちゃんを想って・・・してたよ」
すみれはユキヤの乳首をいじくりながらキスを続ける。
「い・・・今なんて・・・?!」
「だから、ユキちゃんを想いながらしてたんだってば・・・」
すみれは顔を赤くしてうつむき加減にそう告げる。
「俺のこと考えてくれてるのか?」
「・・・・うん。」すみれは小さい声で頷いた。
それを聞いてユキヤは嬉しくなると同時に、すみれが自分で自分を慰めている姿を想像してしまう。
すると、自然と下半身が熱くなっていく。
「ユキちゃん、興奮してるの?おちん○んピクッてしたよ」
「ち、違うからな!」
ユキヤは慌てて否定する。
「変なこと考えちゃった?」
「考えてない!考えてない!!」
「ふーん」
すみれはニヤリとした表情になった。
「まあいいわ。続きをしてあげる」
すみれは最近ひどく興奮してるとユキヤを『ユキちゃん』と呼んでくる。
すみれ自身が意識している化してないのかは分からないが。
(・・・なんかこの状態だと少し性格も変わってないか?)
ユキヤはそんなことを思いながらも、すみれの攻めに耐える。
「ユキちゃんが私に会いたかったように・・・私もずっとずっと会いたかったんだよ。」
すみれはユキヤの首筋を舐めると、そのまま鎖骨まで舌先を這わせる。
そして、右手ではユキヤの胸をまさぐり、左手はユキヤの太腿を撫で回していた。
「ユキちゃんのおっぱいとおち○ぽ、どっちを先にしてあげようかな~♪」
「うっ・・・」
すみれは楽しげに笑いながらユキヤの股間を揉み始める。
「あぁ、すごいビクビク震えてる。かわいい」
「はぁ・・・はぁ・・・」
ユキヤの息が荒くなってきた。
「気持ちいい?もっとしてほしい?」
「ああ・・・頼む」「こんな時は素直なんだね」すみれはクスっと笑うと、手の動きを速めた。
「ああっ!!ダメだっ!!!」
ユキヤは限界を迎えそうになる。
「ダメ、まだイっちゃだめだよ」
すみれはそう言うと、ユキヤのペニスの根元をギュッと握る。
「うぐぅ・・・」
ユキヤの顔が苦痛に歪む。
すみれはそんなことは気にも留めずにユキヤの乳首に吸い付く。
そして空いている方の手をユキヤの後孔へと伸ばす。
「ここもしっかり解さないとね」
「や、止めろぉ・・・そこは・・・」
「大丈夫。痛いことしないから」
すみれはユキヤの耳元で囁くと、ゆっくりと指を挿入していく。
「ひゃう・・・」「可愛い声」
すみれは優しく微笑むと、ゆっくり時間をかけてユキヤの中をかき混ぜていく。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「もうすぐ終わるからね」
すみれはそう言ってさらに奥深くへ侵入させていった。
「そ、そんなとこ・・・やめて!!」
「ふふ、大丈夫だってば」
すみれは笑顔で答えると、今度は一気に引き抜いた。
「あああんっ!!!」
ユキヤが悲鳴に近い喘ぎ声をあげてしまう。
「お、お願い・・・うしろは・・・もう」
「ごめんね・・・まだ早かったね」
すみれは申し訳なさそうな顔をすると、ユキヤの頭を優しく撫でる。
「次はどこを触ってほしい?」
「・・・」
ユキヤは恥ずかしくて答えられない。
「言わないと分かんないよ」
「うぅ・・・」
「ほら、教えて」
すみれが意地悪っぽく言う。
「ち、ちくび・・・」
「ん?聞こえなかった」
「だから、その・・・俺の乳首をいじってください!」
「よくできました」乳首に挟まれたクリップは
ユキヤが動くたびにチリチリと可愛い音を出していた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「これ好きなんだ?」
「す、好きだ」
「じゃあ、これはどう?」
すみれはユキヤの乳首を軽くつまみ上げる。
「あああっ!!!」
「ユキちゃん・・・なんでそんなにかわいいんだよ!もう」
すみれは興奮してユキヤの唇を奪う。
舌を入れられ、口内を蹂躙される。
「んむっ・・・ちゅぱっ・・・ぷはぁっ」
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ねぇ、ユキちゃん。私、我慢できないかも」
「え?何が?・・・」
「分かってるでしょ?いいよね?入れるよ?」
すみれはそう言うと、ユキヤの上に覆いかぶさる。
そして、ゆっくりと腰を落としていく。
「ああっ・・・」
「全部入ったよ」
「うん・・・」
「動いてもいいかな?」
「ちょっと待って・・・」
「だーめ。待たない」
すみれはそういうと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ユキちゃん、気持ちいい?」「きもちいぃ・・・」
「もっとしてほしい?」「もっと・・・」
「分かった。いっぱいしてあげる」すみれはさらに激しく動き始める。
「はげしっ・・・あああんっ!!」
「ユキちゃん・・・愛してる・・・」
すみれはそう言いながら、ユキヤの胸元を指でなぞる。
「だめぇっ!!いまそれされたら・・・イっちゃう!!」
「いいよ。一緒にいこう」
「あああああっ!!!」
「くぅっ・・・」
ユキヤの体がビクンっと跳ね上がる。
それと同時にすみれも果ててしまったようだ。
「はぁ・・・はぁ・・・」
2人は息を整えていた
。
「ねぇ、ユキちゃん」
「ん?なんだ?」
「ユキちゃんのこと好きになってよかった」
「急にどうしたんだ?変な奴」
「だって、こんなに可愛いユキちゃんを独り占めできるなんて幸せだよ」
「別に俺は可愛くなんか・・・」
「ふふっ。照れちゃって可愛い」
「うるさい!」
****
その後、ユキヤとすみれは一緒に湯船に浸かっていた。
「同級生と幼馴染がいつの間にか付き合ってた・・・ねぇ」
「本当は祝福したい気持ちで一杯なのに・・・
一人だけ置いてけぼりにされた気分になって・・・」
「・・・・」ユキヤは黙って話を聞いた。
「なんだか寂しい気持ちの方ばっかり出ちゃって、
私って嫌な奴だなって思えてきて」
「そっか・・・」
「ごめんね。こんな話聞かせて」
「気にするなよ」ユキヤはそう言ってすみれにハグした。
「・・・くすぐったいよ」
「・・・・・・!」ユキヤは一瞬『しまった!』という表情を見せる。
「ゴメン、今腕使えたんだった・・・」
どうやら拘束されているときの癖が出てしまったらしい。
「本当はこう・・・」
ユキヤはそう言って赤くなりながら照れ臭そうにすみれの頭を撫でた。
「ありがとう。元気出たよ」
すみれはユキヤを抱きしめ返した。
ユキヤはすみれから体を離すと、すみれの頬に手を当て、キスをした。
そして、再び2人の影は一つになった。
「よし!決めたぞ」
「何を?」
「夏休み二人で旅行行こうぜ!」「いいけど、どこに行くの?」
「まだ決めてない・・・」「えー?そんな行き当たりばったりで決めるの!?」
「しょうがないじゃん。バイト代いくらたまるか分からないし」「確かに・・・」
「まぁ、俺が出すから心配すんな」「ダメだよ!こういうのはお互いに出さないと!」
「じゃあ、半分こしようぜ」「うん。それでいいよ」
「ところでさ、なんでいきなり旅行の話になったわけ?」
「・・・リベンジ。」「え?」
「今回一緒にいられなかったリベンジ!」「ああ・・・」
「今度こそ二人で一緒に過ごそう!」「そうだね」
そんな話をして二人は風呂から上がった。
こうして二人の夏休みの旅行が決定したのだった。
おわり
ユキヤがバイトから帰宅すると、部屋ではすみれが待っていた。
「おかえりなさい」すみれが玄関まで出迎える。
「駅からそのまま来ちゃった。勝手に入ってごめん。」
合鍵で入ってきたすみれは申しわけなさそうな顔をしている。
荷物もそのままだ。とにかく一刻も早く会いたかった。
そんなすみれを見て
「いや・・・全然かまわない!」
そう言うとユキヤはすみれを力いっぱいに抱きしめる。
「うわ!ちょっと・・・いきなり何!?」
「すみれ・・・会いたかった。」
「私もだよ。ユキちゃん」
「なぁ・・・すみれ」
ユキヤはすみれの顔を見つめる。
「うん?」
「好きだよ。すみれのこと」
「ふぇ?ユキちゃん、急にどうしたの?なんかいつもより積極的じゃない?」
「別にいいじゃん。俺だってたまには素直になるんだよ。それよりさ、すみれは?」
ユキヤはいたずらっぽい笑みを浮かべてすみれに迫る。
「えっと・・・す、好きかな?」
すみれが照れくさそうに答える。
「もっと大きな声で言ってみて。聞こえない。」
ユキヤが耳元でささやく。
「き、聞こえるくせに~!」
すみれは真っ赤になって反論する。
ユキヤはクスリと笑う。
「すみれ、愛してるよ。」
ユキヤはすみれの唇を塞ぐ。舌を絡めあう。
「んっ・・・」
しばらくキスを楽しんだ後、ユキヤは自分の両腕をスッと差し出した。
「この腕どうしたい?すみれの好きにしていい。」
「そんなこと言うと・・・また動けなくしちゃうよ?」
「もちろん。俺は抵抗しない。だから、すみれが好きなようにして」
「わかった」
ユキヤは服を脱ぐと、両手を背中の後ろに回す。
手錠で拘束された手首に、すみれはそっと触れる。
「痛かったらすぐに言ってね」
「ああ。わかってる」
ユキヤは目を閉じて静かに呼吸をする。
「それじゃあ・・・始めるよ」
「いつでもいいぜ」
すみれはユキヤの手に手錠をかける。
ユキヤの胸の鼓動が高鳴る。
「ユキちゃん・・・かわいい」
すみれはユキヤの頭を優しく撫でた。
「もうガキ扱いはやめろよ」
ユキヤが口を尖らせる。
「はいはい」
すみれはユキヤの手をぎゅっと握る。
今回はユキヤ自ら腕を差し出したのだ。「それじゃあいくよ」
そう言うとすみれはユキヤの指先に口づけをした。
そしてユキヤの人差し指を口に含むとゆっくりと舐める。
「うぅ・・・」
ユキヤの口から吐息のような声が出る。
「ねぇ・・・気持ち良い?」
すみれはユキヤの瞳を見つめながら尋ねる。
「まぁ・・悪くはないな」
「そう」
すみれは再びユキヤの指をくわえる。今度は中指も一緒に口に含んだ。
二本の指を交互にしゃぶる。
「うっ・・・あっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ユキヤの体が小刻みに震えている。
「ユキちゃん、感じてるんでしょ?正直になりなさいよ」
すみれはユキヤの耳元で囁いた。
「ち、違う!これは・・・その、あれだ。寒くてさ」
ユキヤは必死に言い訳しようとする。
「ふーん、そうなの?」
すみれはユキヤの股間に目を向ける。
そこではユキヤの無毛のモノが立ち上がろうとしてた。
「ほら見てみ?ユキちゃんのおちん○ん、こんなに大きくなってるじゃない」
すみれはニヤリと笑ってユキヤの頬に触れる。
「うるさい。寒いからだって言っただろう!」
ユキヤは顔を赤くして反論した。しかし説得力は皆無である。
「はいはい。そういうことにしてあげる」
すみれはユキヤの乳首をつまむ。
「うっ」
ユキヤはビクッと体を震わせる。
「これはね、ずっと我慢してたご褒美だよ」
「!?」両乳首に何かが挟まるような痛みが走る。「痛いかな?」
ユキヤが自分の胸を見ると、両乳首にクリップのようなものが飾られていた。
「すみれ・・・これってまさか」「うん。ニップルクリップ」
すみれはニコッと笑うとユキヤに抱きついた。
「ちょっと待て。何する気なんだ」
「こうするつもり」
すみれはユキヤの首筋にキスをして吸い付く。
「おいっ・・・何をしてんだよ」
ユキヤは身をよじらせようとするが手錠で繋がれているため思うように動けない。
「大丈夫。跡にはならないようにするから」
すみれはユキヤの鎖骨に舌を這わせた。
「うっ・・・」
ユキヤが身悶える。その動きに合わせてクリップの先についた鈴がチリチリと音を立てる。
「ユキちゃん可愛い。もっといじめたくなってきたかも」
すみれはユキヤの耳に息を吹きかけた。
「やめろよ。くすぐったいだろ」
「あらそう?」
すみれはユキヤの脇腹に手を伸ばす。「うひゃっ」
ユキヤが変な声を出す。
「その顔も、声も・・・かわいい」すみれはユキヤの胸に手を伸ばした。
「こっちはどうなのかしら」
すみれはユキヤの右の乳首を摘む。
「あうぅ・・・」
ユキヤは情けない声を出した。
「やっぱり男の子でもここは感じるのね」
ただでさえクリップに挟まれて敏感になっているところをさらに刺激され、
ユキヤは思わず腰を引く。
「そんなに動くと危ないわよ」
すみれはユキヤに覆いかぶさり、左手で彼の肩を押さえつけた。
そして右手でユキヤの胸を刺激する。
「あぁっ!だめぇ!!」ユキヤは必死に身をよじるが、すみれは逃さない。
「ダメじゃないでしょう?こんなにしてるんだもの」
すみれはユキヤの股間を撫で上げた。
そこにはビンビンに勃起したペニスがあった。
「ほら、もうガマン汁が出てるわよ」
「言うなって!」
「ふーん」
すみれは意地悪そうな笑みを浮かべると、ユキヤの耳元で囁いた。
「ねぇ、ユキちゃん。私がいない間、寂しくて一人でしてた?」
「そ、それは・・・」
ユキヤの顔が真っ赤に染まる。図星だった。
「答えなさい。でないとこのクリップ外せないわよ?」
すみれはユキヤの両乳首のクリップを指で弾いて言った。
「あっ・・・ああ。そうだよ。お前がいなくて・・・さみしかった」
「正直に言えたご褒美をあげる」
すみれはユキヤの唇を奪った。「ちゅぱっ・・・じゅぷっ・・・」
ユキヤの口の中をすみれの舌が蹂躙していく。
「ユキちゃん・・・私もね・・・ユキちゃんを想って・・・してたよ」
すみれはユキヤの乳首をいじくりながらキスを続ける。
「い・・・今なんて・・・?!」
「だから、ユキちゃんを想いながらしてたんだってば・・・」
すみれは顔を赤くしてうつむき加減にそう告げる。
「俺のこと考えてくれてるのか?」
「・・・・うん。」すみれは小さい声で頷いた。
それを聞いてユキヤは嬉しくなると同時に、すみれが自分で自分を慰めている姿を想像してしまう。
すると、自然と下半身が熱くなっていく。
「ユキちゃん、興奮してるの?おちん○んピクッてしたよ」
「ち、違うからな!」
ユキヤは慌てて否定する。
「変なこと考えちゃった?」
「考えてない!考えてない!!」
「ふーん」
すみれはニヤリとした表情になった。
「まあいいわ。続きをしてあげる」
すみれは最近ひどく興奮してるとユキヤを『ユキちゃん』と呼んでくる。
すみれ自身が意識している化してないのかは分からないが。
(・・・なんかこの状態だと少し性格も変わってないか?)
ユキヤはそんなことを思いながらも、すみれの攻めに耐える。
「ユキちゃんが私に会いたかったように・・・私もずっとずっと会いたかったんだよ。」
すみれはユキヤの首筋を舐めると、そのまま鎖骨まで舌先を這わせる。
そして、右手ではユキヤの胸をまさぐり、左手はユキヤの太腿を撫で回していた。
「ユキちゃんのおっぱいとおち○ぽ、どっちを先にしてあげようかな~♪」
「うっ・・・」
すみれは楽しげに笑いながらユキヤの股間を揉み始める。
「あぁ、すごいビクビク震えてる。かわいい」
「はぁ・・・はぁ・・・」
ユキヤの息が荒くなってきた。
「気持ちいい?もっとしてほしい?」
「ああ・・・頼む」「こんな時は素直なんだね」すみれはクスっと笑うと、手の動きを速めた。
「ああっ!!ダメだっ!!!」
ユキヤは限界を迎えそうになる。
「ダメ、まだイっちゃだめだよ」
すみれはそう言うと、ユキヤのペニスの根元をギュッと握る。
「うぐぅ・・・」
ユキヤの顔が苦痛に歪む。
すみれはそんなことは気にも留めずにユキヤの乳首に吸い付く。
そして空いている方の手をユキヤの後孔へと伸ばす。
「ここもしっかり解さないとね」
「や、止めろぉ・・・そこは・・・」
「大丈夫。痛いことしないから」
すみれはユキヤの耳元で囁くと、ゆっくりと指を挿入していく。
「ひゃう・・・」「可愛い声」
すみれは優しく微笑むと、ゆっくり時間をかけてユキヤの中をかき混ぜていく。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「もうすぐ終わるからね」
すみれはそう言ってさらに奥深くへ侵入させていった。
「そ、そんなとこ・・・やめて!!」
「ふふ、大丈夫だってば」
すみれは笑顔で答えると、今度は一気に引き抜いた。
「あああんっ!!!」
ユキヤが悲鳴に近い喘ぎ声をあげてしまう。
「お、お願い・・・うしろは・・・もう」
「ごめんね・・・まだ早かったね」
すみれは申し訳なさそうな顔をすると、ユキヤの頭を優しく撫でる。
「次はどこを触ってほしい?」
「・・・」
ユキヤは恥ずかしくて答えられない。
「言わないと分かんないよ」
「うぅ・・・」
「ほら、教えて」
すみれが意地悪っぽく言う。
「ち、ちくび・・・」
「ん?聞こえなかった」
「だから、その・・・俺の乳首をいじってください!」
「よくできました」乳首に挟まれたクリップは
ユキヤが動くたびにチリチリと可愛い音を出していた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「これ好きなんだ?」
「す、好きだ」
「じゃあ、これはどう?」
すみれはユキヤの乳首を軽くつまみ上げる。
「あああっ!!!」
「ユキちゃん・・・なんでそんなにかわいいんだよ!もう」
すみれは興奮してユキヤの唇を奪う。
舌を入れられ、口内を蹂躙される。
「んむっ・・・ちゅぱっ・・・ぷはぁっ」
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ねぇ、ユキちゃん。私、我慢できないかも」
「え?何が?・・・」
「分かってるでしょ?いいよね?入れるよ?」
すみれはそう言うと、ユキヤの上に覆いかぶさる。
そして、ゆっくりと腰を落としていく。
「ああっ・・・」
「全部入ったよ」
「うん・・・」
「動いてもいいかな?」
「ちょっと待って・・・」
「だーめ。待たない」
すみれはそういうと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ユキちゃん、気持ちいい?」「きもちいぃ・・・」
「もっとしてほしい?」「もっと・・・」
「分かった。いっぱいしてあげる」すみれはさらに激しく動き始める。
「はげしっ・・・あああんっ!!」
「ユキちゃん・・・愛してる・・・」
すみれはそう言いながら、ユキヤの胸元を指でなぞる。
「だめぇっ!!いまそれされたら・・・イっちゃう!!」
「いいよ。一緒にいこう」
「あああああっ!!!」
「くぅっ・・・」
ユキヤの体がビクンっと跳ね上がる。
それと同時にすみれも果ててしまったようだ。
「はぁ・・・はぁ・・・」
2人は息を整えていた
。
「ねぇ、ユキちゃん」
「ん?なんだ?」
「ユキちゃんのこと好きになってよかった」
「急にどうしたんだ?変な奴」
「だって、こんなに可愛いユキちゃんを独り占めできるなんて幸せだよ」
「別に俺は可愛くなんか・・・」
「ふふっ。照れちゃって可愛い」
「うるさい!」
****
その後、ユキヤとすみれは一緒に湯船に浸かっていた。
「同級生と幼馴染がいつの間にか付き合ってた・・・ねぇ」
「本当は祝福したい気持ちで一杯なのに・・・
一人だけ置いてけぼりにされた気分になって・・・」
「・・・・」ユキヤは黙って話を聞いた。
「なんだか寂しい気持ちの方ばっかり出ちゃって、
私って嫌な奴だなって思えてきて」
「そっか・・・」
「ごめんね。こんな話聞かせて」
「気にするなよ」ユキヤはそう言ってすみれにハグした。
「・・・くすぐったいよ」
「・・・・・・!」ユキヤは一瞬『しまった!』という表情を見せる。
「ゴメン、今腕使えたんだった・・・」
どうやら拘束されているときの癖が出てしまったらしい。
「本当はこう・・・」
ユキヤはそう言って赤くなりながら照れ臭そうにすみれの頭を撫でた。
「ありがとう。元気出たよ」
すみれはユキヤを抱きしめ返した。
ユキヤはすみれから体を離すと、すみれの頬に手を当て、キスをした。
そして、再び2人の影は一つになった。
「よし!決めたぞ」
「何を?」
「夏休み二人で旅行行こうぜ!」「いいけど、どこに行くの?」
「まだ決めてない・・・」「えー?そんな行き当たりばったりで決めるの!?」
「しょうがないじゃん。バイト代いくらたまるか分からないし」「確かに・・・」
「まぁ、俺が出すから心配すんな」「ダメだよ!こういうのはお互いに出さないと!」
「じゃあ、半分こしようぜ」「うん。それでいいよ」
「ところでさ、なんでいきなり旅行の話になったわけ?」
「・・・リベンジ。」「え?」
「今回一緒にいられなかったリベンジ!」「ああ・・・」
「今度こそ二人で一緒に過ごそう!」「そうだね」
そんな話をして二人は風呂から上がった。
こうして二人の夏休みの旅行が決定したのだった。
おわり
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「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
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