【完結】今夜も彼氏を鳴かせたい~そして俺は彼女に抱かれる~

桃ノ木ネネコ

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第46話:面倒な二人の面倒を見る(その3)(完結)

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「・・・だからくるみもケンカの原因なかなか言わなかったんだね。」
ようやく事情を説明されたすみれが蒼汰の方を見る。
「こういう事ってなかなか相談し辛いからな・・・」
ほどなくして蒼汰が目を覚ます。「・・・んん・・」
「大丈夫蒼ちゃん?お水飲む?」「ここは・・・?」
「俺の家だよ」ユキヤが答える。

「あ、ユキヤさん。すみません、俺いつの間にか寝ちゃったみたいで・・・」
「気にすんな。それより調子はどうだい?」
「はい、なんか誰かから無茶苦茶に罵倒されたような気が・・・」
「・・・・・」すみれは真っ赤になって目を逸らす。
「あー、気にしない方がいいぞ、そういうの。」
ユキヤが笑うのを堪えてわざとらしくフォローする。
「あ、ああ・・・」蒼汰は素直に返事をする。

「でもなんか自分の馬鹿さ加減が身に染みて分かったような・・・」
蒼太はそう言うと深いため息をつく。
「まぁ、これから気をつければいいさ」
「そうそう、反省すればいいのよ」
「取り敢えず、まずはくるみに謝らないとね」
とりあえず二人で色々とフォローした。
「うん。」蒼汰は少し表情を引き締める。
「あとはお前次第だ。頑張れよ。」
「はい。」蒼汰は少し緊張した面持ちで答えた。

「今日は泊っていくか?」とユキヤが言うと
「あ、明日ホテルチェックアウトだから帰るよ。」
と蒼太が返す。
「そっか。じゃあ外まで送るわ。」
「大丈夫だよ。タクシーでも拾うから」
「じゃ、また今度な」
「はい。失礼します。」
蒼太は深々と頭を下げて玄関を出て行った。

「これで一段落かな?」「だといいがな」
「くるみも本当は仲直りしたいってたし、大丈夫だよきっと」
「そうだよな。」

すみれがちょっとここで一呼吸して「ところで」と前置きし、
「・・・なんで私に蒼ちゃんを罵倒させるような真似をしたのかな?」
そう言ってじろりと一睨みする。
「そ、それは・・・」ユキヤが引きつり顔で言い淀む。

「やっぱり何か理由があるのね!?」
「まぁ、あるっちゃ、あるけど・・・」
「何!?教えなさい!」
すみれが笑顔で聞いてくる。しかしその目は笑っていなかった。

「い、いや、お前の罵倒って結構刺さるからどうかなって・・・」
「そんな理由であんなことさせたの?」
「うん。ごめん。」
「まったくもう・・・」
すみれは呆れたように呟く。
「ま、結果オーライってことで。」
「そういう問題じゃないでしょ!全くもう・・・」

すみれはそう言ってため息をついた後、「ふぅ」と小さく息を吐き
「ねぇ、ユキちゃん。」
「ん?」
「・・・ホントにバカなんだから。」
すみれはため息まじりにそう囁いてユキヤにキスした。
「ん・・・」
すみれと突然の行動にユキヤは一瞬戸惑ったが、
それでもすみれを抱き寄せて唇を重ねた。

「・・・んっ」すみれはユキヤの口内に舌を入れる。
「んん・・・」ユキヤもそれに応える。
二人の舌が激しく絡み合う。
しばらくしてユキヤが口を離すと、お互いの唾液が糸を引く。
「・・・ユキちゃんの味」すみれは妖艶に笑う。
「・・・すみれの味だぜ」
二人はもう一度軽くキスをして見つめ合ったまましばらく動かなかった。

やがてどちらからともなく抱きしめ合い、お互いの首筋に舌を這わせる。

「ん・・・」
「あ・・・」
首から鎖骨にかけて何度も舐められると、
すみれはくすぐったそうに身をよじる。
「ひゃあん」すみれはちょっと声をあげると、
仕返しと言わんばかりにユキヤの耳にふっと息を吹き込む。
「うおっ」ユキヤはビクッとして体を震わせた。

「フフン♪」すみれは悪戯っぽく笑ってみせる。
「このやろ」ユキヤはすみれの耳元でささやくと、
すみれの胸のふくらみに手を伸ばす。

「あ、やんっ」すみれはピクンと震える。
ユキヤはそのまま手を動かすと、すみれの乳房の柔らかさを堪能する。
「あっ、ダメぇ」すみれは身をよじらせる。
「ほれ、どうして欲しいんだ?」ユキヤは
意地悪そうな笑みを浮かべながら、わざと焦らすような動きをする。
「・・・・・」すみれはキュッと口を結ぶとユキヤの乳首をつまむ。

「うくっ・・・・」不意打ちに思わず声が漏れた。
「えへへ、形勢逆転だね」すみれは得意げに言うと、
そのまま指先で転がすようにして弄ぶ。

「う、うぐ・・・」
「ユキちゃんのここ本当に弱いよね。」「うるせーよ!」
ユキヤは恥ずかしそうに顔を背ける。
「でも可愛いよ。」
「男に言う言葉じゃねーよ。」
「でも本当なんだもん。」
そういってすみれはユキヤの乳首を指先で弾いた。
「あ、こら、やめ・・・」
「やめないよぉ~だ。」
「あ、あぁ・・・」
ユキヤは悶えるような表情で身もだえた。
その様子はどこか色気を感じさせる。

「あ、もうこんなになってるよ?エッチだなぁ。」
「お前が触るからだろ。」
「だって気持ちいいんだもの。仕方ないじゃん。」
「う・・・」
ユキヤは少し悔しそうにしながらも何も言い返せない。

「ピアスとか付けたらきっとかわいいかもね」
すみれが指で乳首を突っつきながら言う。
「ん・・・勘弁してくれよ。」
「冗談だよ。でも似合うと思うんだけどなあ。」
「絶対嫌だからな。」
「ふぅん、まあいいけど。」
すみれは残念そうだ。

「じゃ、そろそろいいか?」
「うん。」
二人はベッドに横になると、
お互いの身体を求め合うように激しく絡み合う。
「ん・・・ちゅぷ・・・」
「んん・・・」
お互いに舌を絡ませ、貪るように求めあう。

「ん・・・」
「んむ・・・」
「ん・・・んむ・・・」
「ん・・・んむ・・・」
二人の唾液が混ざり合い、淫靡な水音が響く。
「ん・・・」
「んん・・・」
長い接吻の後、すみれはユキヤの股間に手を伸ばした。
「ん・・・んんっ!」ユキヤがピクッと反応する。

「ふふ、元気になった?」
「どうせまた俺を動けなくしてからだろ?」
「正解♪」
「やっぱりか・・・」
「さて、今日は何回できるかな?」
すみれがちょっと生き生きとしてくる。

「おい、あんまり無茶させるなっての。」
「大丈夫だよ。私に任せておけば問題なし♪」
「ったく、しょうがねえなあ。」
ユキヤはため息を吐いた。「じゃ、まずは脱ぎましょうね。」
すみれはユキヤの服を脱がしていく。

「はい、バンザイしてね。」
「へいへい。」
言われるままにユキヤは両手を上げる。
「んしょっと。」
すみれは慣れた手付きでシャツとズボンを剥いでいく。

「はい、これでよしっと。」
ユキヤは全裸にされ、手足の自由を奪われた。
「ったく、何度やっても恥ずかしいんだけどな・・・」ユキヤは顔を赤らめる。

「てかさ、なんか俺の部屋にもHな道具増えてる気がするんだが・・・」
「あ、それは私が持ち込んでるからね。」
「マジで!?」
自分の部屋で起きていたことを今更知らされて驚くユキヤだった。
「うん♪」
「お前なあ・・・」

「だって、こっちにもあった方が便利だと思って。」
すみれはニッコリとして言った。
「だからと言って、そんなの使う必要ねーだろうが。」
「えー、せっかく買ってきたのにぃ。」
「お前って奴は・・・」
「それに、ユキちゃんだってこういうの好きでしょ?」
「・・・否定はしないが。」
ハッキリと否定できない自分が悔しい。

「じゃ、いいじゃない。」
ユキヤは横向きに寝かされて、
足首と手首を後ろにつながれる形で拘束される。

「うぐ・・・」
「えへへ、ユキちゃんのここ、もうビンビンになっちゃってるよ?」
「う・・・うるせえよ。」ユキヤは恥ずかしそうに顔を背ける。
「ふふ、かわいい。」そういってすみれは
ユキヤの背中を指先でツツっと撫でる。
「ひゃっ!」ユキヤの身体が小さく跳ね上がる。

「ほらほら、ここが弱いんでしょ?」
「やめっ・・・」
「やめないよぉ~だ。」
「うぐっ・・・」
ユキヤは身をよじらせるが、抵抗らしい抵抗はできない。

「じゃ、始めるよぉ~。」
すみれは再びユキヤの乳首を弄び始めた。
「ん・・・」ユキヤは思わず声を漏らす。
「でもね、今日は頑張ってくれたから、優しくしてあげるよ」
そう言ってすみれはユキヤにキスをする。

「ん・・・ちゅぷ・・・」
「んむ・・・んんん・・・」
二人は舌を絡ませ、お互いを求めあうように激しく求め合う。

「んん・・・んちゅ・・・」
口付けを交わしながら、すみれはユキヤの後頭部の髪を撫でる。
その感触がくすぐったくて、気持ちよくて、ユキヤは目を細めた。

「んん・・・んんんんんん!!!!!」
長い接吻の後、ユキヤはベッドに横たわっていた。
「ふふふ、ユキちゃんのここは元気いっぱいね?」
すみれはユキヤのすっかり大きくなったモノを指でつつく。
「う、うるせえな。ほっとけ。」
「ふふふ、それじゃあ、そろそろ始めようかしら。」
そういうと、すみれはユキヤの股間に手をやる。

左手でペニスを根元を押え、右手で亀頭を優しく撫でまわす。
「う・・・あぁ・・・」
ユキヤは快感に身を震わせる。
「ん?どうしたの?」
「いや、なんでもない。続けてくれ。」
「ふふ、わかった。」
すみれはユキヤの股間に顔を埋め、ゆっくりと舐めはじめる。

「んん・・・」
「ふふ、ユキちゃんのおちん○ん、おいしいよぉ。」
すみれはユキヤのものを丹念にしゃぶっていく。
「あ、ああっ!」
ユキヤはたまらず声を上げる。

そんな反応を見てすみれはペニスを頬につけたまま
裏筋の方にまで舌を這わせていく・・・。
「うあ・・・」
「どう、気持ちいい?」
そう言いながらすみれは玉袋を口に含み、転がしていく。

「うああ・・・」
「ほりゃ、きもひいいれしょ・・・」「くっ・・・」
「こっちも可愛がってあげないとね。」
そう言うと、すみれは竿の部分まで口に含んでいく。
「うぐっ・・・」
気持ちよさで頭が真っ白になりながら、ユキヤの声も
次第に甘く切ないものになっていく。

「あぁ・・・ああぁんん・・・」
「うぐぅ・・・んんん・・・」
「ううう・・・うううううううううう!!!」
ユキヤの身体がビクンッ!とはねる。
そして、すみれの口の中に大量の精液が放出されていく。
「んん!!んんん!!!」
すみれは苦しそうな表情を浮かべるが、それでも懸命に飲み干そうとする。

「うぐっ・・・ううっ!」
「んんっ!」
ようやく射精が終わると、すみれはユキヤのものから口を離す。
すみれの口から白い液体がこぼれる。
「はぁ・・・はぁっ・・・」
「ううっ・・・」
「うぐっ・・・」
ユキヤの身体が小刻みにはねている。まだ絶頂の余韻が残っている。
されるがまましかない自分にもどかしさを感じつつも、
心のどこかでゾクゾクと身震いするような感覚もある。

「はぁ・・・はぁ・・・」
「ふふ、いっぱい出たねぇ~。」
すみれは舌なめずりしながらユキヤを見つめていた。

「次はどこをいじめて欲しい?」
「・・・」
「ほら、言わなきゃわからないわよ?」
「・・・ちくび・・・」「え?」
「お、俺の乳首を・・・いじって・・・」
「ふふ、ちゃんと言えたから、ご褒美をあげるね。」
そう言ってすみれはユキヤの頭を撫でた。「んん・・・」
ユキヤは目を細める。

「じゃあ、始めるね。」
すみれは再びユキヤの胸に手を伸ばす。
「ひゃう・・・」ユキヤはたまらず声を漏らす。
「ふふ、ユキちゃんのおっぱい、可愛いなぁ。」
「う、うるせぇな。」
「あ、そういう事いうんだ」とすみれは両乳首をそっと引っ張る。
「痛てててててて!!」
「ふふ、ユキちゃんのここ、コリッコリになってるよ?」「うう・・・」

そして、その次の瞬間ぱちんと何かが挟まる感覚に襲われる。「痛っ」
そしてもう片方にも何かが挟まる。
それは銀色に輝くピアスだった。
「な・・・・!」
「大丈夫。本物じゃないからね。でも可愛いでしょ」
挟むだけのいわゆるフェイクピアスというものだ。

「まあ、あんまり強く引っ張ると取れちゃうけどね」
「やめろよ、恥ずかしいだろ」
「いいじゃん、見せつければいいんだよ」
そういう問題ではないのだが、ユキヤは顔を赤くして黙ってしまう。
それにフェイクとはいっても、挟まれる事で乳首が刺激されていった。

「じゃあそろそろいくわね」
そういうと、すみれはユキヤの胸を揉みしだいていく。
「んん・・・んあっ・・・」
ユキヤはたまらず声を上げる。
「ふふ、気持ちよさそうだね。もっと気持ちよくさせてあげる」
すみれはユキヤの股間へと手を伸ばした。
そしてユキヤのものを握る。

「うあっ!」
「あ、またこんなに硬くなってるよ?そんなに気持ちよかった?」
「う、うるさいぞ・・・」
そう言いながらもユキヤのものは硬度を増していく。
それを見てすみれはクスッと笑う。
「素直だね。そんなユキちゃんにご褒美をあげないとね」
そう言うと、すみれはユキヤのものを優しく握り、
ゆっくりと上下に動かし始めた。

「うあ・・・あぁっ!」
「ふふ、気持ちいいでしょ?」
「くっ・・・」
「ユキちゃんの気持ちいいところ、全部わかってるもん」
そう言うと、すみれはユキヤの亀頭部分を指でぐりっと押す。
「うあぁぁぁぁぁぁ!!」
あまりの快感にユキヤは身体を大きく仰け反らせる。
「ふふ、気持ち良さそうな顔しちゃって。」
「うう・・・」
「ふふ、可愛い♪」
すみれはユキヤのものを強く握ると、そのまま激しく擦り上げる。
そして、もう片方の手で玉袋を優しくマッサージする。

「うああ!ああああ!」
ユキヤはたまらず声を上げてしまう。
「ほらほらどうしたの?」
さらにスピードを上げて責め立てるすみれ。

「ああ!ああ!ああああああああ!」
快感は止まらなかった。ユキヤはたまらず身体を震わせる。
「ふふ、可愛いね。」
「うう・・・」
だが、絶頂に達する寸前ですみれは手を止める。

「え・・・?」ユキヤが戸惑った表情を浮かべる。
「ふふ、イキたかったの?」
「いや・・・別に・・・」
否定しつつも、ユキヤの顔は紅潮していた。
「ふふ、正直じゃないな~」
「ち、違う・・・」「ふふ、じゃあいいよ」
そういうと、再びユキヤを愛撫し始める。

「うあ・・・」
「ふふ、可愛いな~」
今度は乳首を舐めたり吸ったりし始めた。
「もう乳首だけでイけるようになったかな」「うう・・・」
「ふふ、可愛いね」
「くそ・・・」

「あ、そういえばまだこっちも可愛がってあげてなかったね」
そう言って、すみれはユキヤの後ろの穴を撫でた。
「ひゃあ!・・・そ、そっちは・・・」
「ふふ、可愛い声出しちゃって」

「やめろよ!」
「やめて欲しかったら、ちゃんとお願いしないとね」
「ぐぬぅ・・・」
「ふふ、お尻の穴いじられるの好きなんでしょ?」
「す、好きなんかじゃ・・・」
「嘘ばっかり。だってユキちゃんのここ、ヒクついてるよ?」
「うう・・・そ、そんなこと・・・」
「ふふ、可愛いなぁ」
そう言いながら、すみれはまたもユキヤの乳首をつまむ。

「うあ!」
「可愛い・・・」
そんなユキヤを見て、すみれの目もトロンとしてくる。
「うう・・・」
「でも、そろそろ限界みたいだね」
そう言いつつ、ユキヤのものを握る。
「うあぁ!!」
ユキヤは思わず大きな声を出してしまった。

「ふふ、気持ちいいんだね」
「うう・・・」
「でも、そろそろイカせてあげるね」
そういうと、すみれはユキヤのものを口に含んだ。

「うあぁぁぁ!!」
たまらずユキヤは大きな声で叫ぶ。
「んん・・・んん・・・」
すみれは口の中で舌を動かす。
その動きに合わせてユキヤの腰が激しく動く。
「うああ!ああ!ああ!」
「んん・・・んん・・・」

その時、電話が鳴った。
すみれの動きが一瞬だけ止まる。

ユキヤの方を見ると涙目で首を横に振っている。
「ほっとこうよ・・・もう」
消え入りそな声で訴える。

「また寸止めされたら嫌?」
「うん・・・」
「ふふ、わかったよ」
そう言うと、すみれは再びユキヤのものを加え、激しく吸い上げた。
「うあぁぁ!」
たまらずユキヤは身体を大きく仰け反らせた。

「あぁ、あぅん、ああん・・・」
ユキヤの身体が小刻みに震える。
「うあぁぁぁぁ!」
だが、絶頂に達する寸前ですみれは口を離した。

「え・・・?」
「ふふ、どうしたの?」
「いや・・・なんでもない・・・」
「ふふ、続きしてもいい?」
「う、うん・・・」
ユキヤは恥ずかしそうにうつむいた。

「ふふ、やっぱり可愛いね」
そう言うと、すみれはユキヤのものを再び口に含む。
「うあ・・・」
(そっか・・・今出すも出させないも、私次第なんだ・・・)
すみれの中にちょっとだけ意地悪い考えがよぎる。

ユキヤのものはパンパンだった。亀頭から透明な液が流れ出している。
すみれはユキヤのものを喉の奥まで入れて激しくピストンする。
そしてそのまま舌を動かし続ける。同時に片方の手で袋を揉みほぐす。

「うあ!うあ!あぁん!」
激しい快感に耐えられず、ユキヤの身体が大きく痙攣する。
だが、すみれはユキヤの根元を掴んで射精を阻止した。
「あぁぁ・・・な・・・なんでぇ」
快感の波が突然止まったため、ユキヤは戸惑った表情を浮かべる。

「ふふ、どうしたの?」
「いや・・・あの・・・」
「ふふ、イキたいならちゃんとおねだりしなきゃダメだよ?」
「うう・・・」
「ホント・・・かわいい!」
そういうと、再びユキヤのものを口に含んだ。
「うあ・・・」
「ん・・・」
すみれはゆっくりと口でピストンを始める。
その動きに合わせるように、ユキヤの腰が動いた。
「うあぁ!」
「んん!」
すみれの口の中が少し苦しくなる。それでもすみれはストロークを続ける。

「うあぁ!もう・・・もう!」
「んんん!!」
さらにスピードを上げると、ユキヤのものがビクビクと脈打ち始めた。
それを察すると、すみれは動きを止める。

「えぇ・・・どうして・・・?」
ユキヤはまるでおあずけを喰らった犬のような反応をする。
「ふふ、どうして欲しいの?」
「うう・・・」
「ちゃんと言わないとわからないよ?」
「うう・・・」
「ちゃんとお願いしないとイカせてあげないよ?」
「そんな・・・」
「ふふ、いいんだよ?イカせて欲しいって言えばすぐにイカせてあげる」
「・・・おねがい・・・です」蚊の鳴くような声で口から絞り出す。

「なに、よく聞こえないな?」
「くそっ・・・」「何?」
「おねがいだからイカせて下しゃい・・・・!」
ユキヤは顔を真っ赤にして叫んだ。
(最後、噛んじゃってる・・・・かわいい)

「しょうがないなぁ。じゃあイカせてあげる」
すみれは再びユキヤのものをくわえると、舌先で尿道を刺激する。
「あぁぁ・・・そこは・・・そんなことしないでぇ!」
ユキヤはたまらず大きな声を出す。それに合わせて腰が激しく動く。

「あうっ!あふぅん!あああっ・・・!」
すみれの口の中でユキヤのモノが激しく暴れ回る。
「ううう、ぐぅ・・・ああぁ!」
「んん!」
すみれは思わず口を離してしまう。その瞬間、
ユキヤの精液が勢い良く飛び出した。
「ああああああああああ・・・」
絶頂に達したユキヤはぐったりとしている。

「ふふ、いっぱい出たね」
「・・・・・」ユキヤは恍惚とした顔で一言も発せずすみれを見ていた。
「ねぇ、気持ちよかった?」
「うん・・・」
「そう、良かった」そういうとすみれはそっとキスをした。「ん・・・」
ユキヤもそれに応えるように舌を動かす。

二人の唾液が混ざり合い、唇の端から流れ落ちる。
すみれはそれを指で拭い、舐めた。
(あれだけのことをしたのに、
どうしてキスの時が一番ドキドキするんだろう・・・)
すみれは心の中で思った。
「ねぇ、ユキちゃん」
「・・・」
「・・・ユキちゃん?」
返事がなかった。ユキヤは目を閉じて寝息を立てていた。
「ふふ、可愛い」
すみれは優しく微笑むと、ユキヤの頭を撫でた。

「大好きだよ、ユキちゃん」
そう言うと、もう一度軽くキスをする。
「さて、私もそろそろ眠らないと」
時計を見ると午前1時を指していた。
すみれは布団に入ると、ユキヤを抱き寄せる。
ユキヤの体温が伝わってくる。

「ふふ、あったかい」
ユキヤは少し身じろいだが起きる気配はなかった。
「ユキちゃん・・・愛してるよ」
そう言うと、すみれは眠りについた。

翌朝、自室でくるみはスマホの履歴を見ながら
「夕べ、すみれ結局出てくれなかったな・・・やっぱ寝ちゃってたのかな?」
とつぶやいた。

****

くるみから連絡があったのはそれから数日後のことだった。
話を聞く限り、どうやら蒼汰とは仲直りできたらしい。

蒼汰とくるみは、今までお互いの本音を
ぶつけ合ったことがなかったため、お互いのことを深く知る
いい機会になったようだ。

「一緒にいたいのは・・・私も同じだけど、それが目的になってたみたい。」
「蒼汰くんは、私のことが本当に好きなのかなって不安だった。」
「でも、ちゃんと話し合ってみて、お互いの思い違いとか、勘違いに気づけたの」
くるみの表情はとても穏やかだ。

「蒼ちゃんは結構不器用だからね。加減がちょっとわからなかっただけだよ。」
とすみれもフォローする。「蒼汰君、俺が悪かったって必死に謝ってくれたの」
「これからは私の気持ちも考えるって約束してくれたし、
これからはお互い素直になろうって」
「そっか、それは良かったね」
「うん!」くるみはとても嬉しそうだ。

「で、すみれはどうなの?彼氏とはどうなわけ?」
「え?あー、まぁ上手くやってるよ」
「へぇ~。ケンカとかしないの?」
「しょっちゅうしてるよ~でも本音が言い合えてるけどね」
「へへへ、それで昼も夜も仲良しと・・・」
「もう!おじさんみたいなこと言わないでよ!」
いつの間にか軽い下ネタも平気になっていた。

「それで・・・住むところはどうなったの?」
「うん・・・この前行った場所よりは遠くになるけど、
良さげなところあってさ、今度二人で見に行ってみようと思ってる。」
「そうか、決まるといいね。」「うん、ありがと」
「じゃあそろそろ切るわ」くるみとの通話を切った。

(何・・・私の罵倒ってそんなに効果あるの・・・?!)
すみれは自分の言った罵言雑言を思い出し、少し落ち込んだ。
ユキヤの言う通り結果オーライではあるのだが、釈然としなかった。
(やっぱり私、ドSの才能あるのかな・・・)
すみれは少し複雑な思いを抱えるのだった。

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