1 / 34
1.ドラゴンさんに出会った
しおりを挟む
「あ、あの……どちら様でしょうか……」
お話しができるのか分からないけど、ビルのように大きな恐竜に向け声をかけた。
ううん。これは恐竜じゃなくて、ドラゴンというモンスターだと思う。
もふもふ生活の平和な世界だと思っていたのに、こんなお方がいたなんて。
真っ黒なドラゴンが僅かに翼を動かしただけで、私の髪がぶわあっと揺れる。
逃げないの? と思うかもしれないけど、腰が抜けちゃって膝が笑っているから動けない……。
『人の子よ。愚かにも我に挑戦しようとは片腹痛い。人の世で勇者や英雄だとて、我が力は次元が異なることを知らぬとみえる』
「ま、待って。待ってください! わ、私、あなたと戦おうなんて気はこれっぽっちもありません。本当です! 本当なんです!」
『ぬ? 結界を敷いておきながら、我を油断させようとしているのだろう』
「そ、そんなことありません! ほ、ほら。銃も持ってません!」
立ち上がってくるりと回り、何も持っていないことをアピールしようとしたけど、た、立てない。
仕方ないから両手を開いて精一杯上にあげる。
だけど、ドラゴンは無言でこちらを睨みつけるばかり。
う、ううう。な、何かしなきゃ。
そ、そうだ。膝上まであるコートを脱ぎ、パンパンと叩く。
そのままコートを自分の後ろに投げ捨てた。
ど、どうかな。コートの中に銃なんて隠し持っていませんアピール!
「ま、まだ私を疑っていますか……?」
『……』
「じゃ、じゃあ。ちょっと恥ずかしいけど……」
スカートを捲し上げ、太ももにナイフなんて隠していないことを示してみた。
ほ、ほら、よくあるじゃない。美人でスラっとたアサシンみたいな人が太ももからナイフを抜いて投げるとか、そういうのが。
「ダ、ダメですか……?」
『戦意がまるでない。我を騙そうとしているのなら、もう少しやりようがある。余りにも滑稽だ』
「だ、騙そうなんてしてません! ほ、本当に何も知らないんです。と、突然、ここに放り出されて、家を建てたばかりなんです」
『家? お主の後ろにある小箱みたいなものか?』
「そ、そうです。最初は小さな家しか建てることができないんです。で、でも。私一人ですし」
見逃して欲しかったらドラゴンに家を建てろ、と言われても困る。
『カッカッカッカ。お主も一人か。我もだ。我を打倒しようというわけではないのだな?』
「は、はい」
ドラゴンの笑い声で体が浮きそうなほどの突風が、で、でもここは満面の笑みで。
私に敵意はないって示さないと!
少しだけ安心したのも束の間、すぐにドラゴンの纏う空気がピリリと緊迫感に包まれる。
『我と交渉しようというのか? ここ数百年、我と対話しようなどとした者はいなかった。そやつらは我を打倒し、財宝を得ることが名誉だと言っておったな。お主は何を望む。財宝か? 我の鱗か?』
「な、何も……い、いえ」
きゃああ。無欲は逆に不信感を募らせてしまったみたい。
ドラゴンの真っ赤な瞳が炎のように揺らめいたのよ!
こ、これはマズイと、慌てて首を振り何を望むか考える。
私の欲しいもの、今、欲しいものって何だろう?
『どうした?』
「あ、あの。ほ、本当にここがどこか分かってなくて。一人ぼっちで、食べ物も住む家もなくて、誰もいなくて……ドラゴンさんはとても怖くて、でも、それでも。私、誰かと会話ができて、嬉しかった……と思う」
『ほう?』
「だ、だから、ドラゴンさん、私とお友達になってください! それが私の望みです!」
自然にぽろぽろと涙が出ていた。
一人ぼっちがこんなに寂しくて、辛いものだなんて思ってなかったの。
生きるために必死になっていたけど、ドラゴンと会話することで本当に自分が一人ぼっちだったんだって気が付いた。
それがどれほどのことか、やっと私は理解したんだ。
『我と友垣になろうと言うのか。我が邪黒竜ファフニールと分かってのことか?』
「すいません。すいません。そんな偉いお方だとは」
『まあよい。こうして言葉を交わすこと、久しく忘れておった。我は邪黒竜。それでも良いのだな?』
「もちろんです! よ、よろしくお願いします!」
両手を差し出したけど、山のように大きなドラゴンとは握手できないか。
どうしようとドラゴンを見上げた時――。
「きゃ! 眩しい!」
突如ドラゴンの全身から眩い光が溢れ出し、閃光となって目を焼く。
反射的に目を閉じたけど、視界が真っ白になってぐらんぐらんしてしまう。
『こ、これは……』
驚くドラゴンの声に恐る恐る目を開く。まだチカチカしていてハッキリと見えないけど……え?
「ドラゴンさん! 色が変わってます!」
そう。カラスの羽のようにテラテラした漆黒だったドラゴンの体表が、青みがかった白色に変わっていたのだ。
ドラゴンは私以上に驚いているようで、自分の指先や翼を確認するかのように動かしていた。
『お主。聖女だったのか。我の元に来るとは。これも導きか』
「違います。私、聖女という名前じゃありません。私、佐枝子。小鳥屋佐枝子というんです」
『サエという名なのだな。改めて名乗ろう。聖女サエよ。我は天空竜ファフニール』
「よろしくお願いします。ファフニールさん」
『うむ。ところで、お主、先ほどから手を前に出して何をしておるのだ?』
「こ、これは。お友達になった時の儀式と言いますか。握手をと思ってたんです。でも、大きさが違い過ぎて」
『儀式か。友垣になると契りを交わした。ならば、我が何とかせねばならぬな』
「え、えっと」
そうは言ってもドラゴンのファフニールと私じゃ、大きさが違い過ぎるよ。
彼? でいいのかな。彼の爪の先ほどでも私の手より大きいんだもん。
オロオロしているとぼふんとドラゴンが煙に包まれ、私より少し年上くらいの青年が姿を現した。
バサバサの短い髪の色はドラゴンと同じ青みがかった白色で、目の色はスカイブルー。
細身だけど、しっかりと筋肉はついているように見える。
「これで握手ができるだろう?」
「え、誰……?」
青年が手を差し伸べてきたけど、目をぱちくりとさせてしまった。
あ、あと。お恥ずかしい話、私はまだ尻餅をついたままである。
腰が抜けてて、立てない……。
小さくため息をついた青年が私の腕を掴み立たせてくれた。
「安心しろ。我……俺だ。ファフニールだ」
「ドラゴンさん?」
コクリと頷きを返す青年ことドラゴンことファフニール。
まさかドラゴンが人間に変身するなんて、と思っていたけど、よく見てみたら人間と少し容姿が異なる。
彼のお尻からは髪の毛の色と同じ尻尾が伸びているし、額の左右に角が生えていた。
推測だけど、ファフニールは自由に姿を変えることができるってわけじゃないみたい。
「よろしくお願いします。ファフニールさん」
「改めて、よろしく。サエ」
ガッチリと握手を交わし、にこおっと満面の笑みを浮かべる。
対するファフニールはくすりと口端だけで笑い、握った手を離す。
<初めての住人を獲得しました。
地形:池 が解放されました。
家畜:牛 が解放されました。
アイテムボックスにプレゼントが届いています。
ミッションクリアボーナスが送られます。
ショップに並ぶアイテムが増えました。>
脳内に一気にメッセージが流れる。
ファフニールとお友達になったことで、ミッションなるものをクリアしたことになったらしい。
どんなものが追加されたのか見てみたい気持ちがあるけど、その前にファフニールに聞かなくちゃ。
「ファフニールさん、ここはファフニールさんのお家だったんですか?」
「俺の領域だが、特に使っていたわけじゃない。好きにするといいさ」
「あ、あの。毎日とは言いません。たまにだけでいいんです。ここでお茶でもしながら、お喋りして頂けませんか」
「むろんだ。俺からも頼みたい。さっそく茶会にするか?」
「はい! 聞いて欲しいことがあるんです」
「お前がここに来たことか?」
「どうしてここに来たのかは分からないです。ですが、来てからのことを聞いてもらいたくて。ファフニールさんなら何か分かるかもと」
「俺に分かることなら、答えよう」
そう言って片目をつぶるファフニールの仕草は人間と全然変わらない。
私がこの不可思議なところにきてから、まだ一日も経っていないんだ。そう、まだ一日も。
お話しができるのか分からないけど、ビルのように大きな恐竜に向け声をかけた。
ううん。これは恐竜じゃなくて、ドラゴンというモンスターだと思う。
もふもふ生活の平和な世界だと思っていたのに、こんなお方がいたなんて。
真っ黒なドラゴンが僅かに翼を動かしただけで、私の髪がぶわあっと揺れる。
逃げないの? と思うかもしれないけど、腰が抜けちゃって膝が笑っているから動けない……。
『人の子よ。愚かにも我に挑戦しようとは片腹痛い。人の世で勇者や英雄だとて、我が力は次元が異なることを知らぬとみえる』
「ま、待って。待ってください! わ、私、あなたと戦おうなんて気はこれっぽっちもありません。本当です! 本当なんです!」
『ぬ? 結界を敷いておきながら、我を油断させようとしているのだろう』
「そ、そんなことありません! ほ、ほら。銃も持ってません!」
立ち上がってくるりと回り、何も持っていないことをアピールしようとしたけど、た、立てない。
仕方ないから両手を開いて精一杯上にあげる。
だけど、ドラゴンは無言でこちらを睨みつけるばかり。
う、ううう。な、何かしなきゃ。
そ、そうだ。膝上まであるコートを脱ぎ、パンパンと叩く。
そのままコートを自分の後ろに投げ捨てた。
ど、どうかな。コートの中に銃なんて隠し持っていませんアピール!
「ま、まだ私を疑っていますか……?」
『……』
「じゃ、じゃあ。ちょっと恥ずかしいけど……」
スカートを捲し上げ、太ももにナイフなんて隠していないことを示してみた。
ほ、ほら、よくあるじゃない。美人でスラっとたアサシンみたいな人が太ももからナイフを抜いて投げるとか、そういうのが。
「ダ、ダメですか……?」
『戦意がまるでない。我を騙そうとしているのなら、もう少しやりようがある。余りにも滑稽だ』
「だ、騙そうなんてしてません! ほ、本当に何も知らないんです。と、突然、ここに放り出されて、家を建てたばかりなんです」
『家? お主の後ろにある小箱みたいなものか?』
「そ、そうです。最初は小さな家しか建てることができないんです。で、でも。私一人ですし」
見逃して欲しかったらドラゴンに家を建てろ、と言われても困る。
『カッカッカッカ。お主も一人か。我もだ。我を打倒しようというわけではないのだな?』
「は、はい」
ドラゴンの笑い声で体が浮きそうなほどの突風が、で、でもここは満面の笑みで。
私に敵意はないって示さないと!
少しだけ安心したのも束の間、すぐにドラゴンの纏う空気がピリリと緊迫感に包まれる。
『我と交渉しようというのか? ここ数百年、我と対話しようなどとした者はいなかった。そやつらは我を打倒し、財宝を得ることが名誉だと言っておったな。お主は何を望む。財宝か? 我の鱗か?』
「な、何も……い、いえ」
きゃああ。無欲は逆に不信感を募らせてしまったみたい。
ドラゴンの真っ赤な瞳が炎のように揺らめいたのよ!
こ、これはマズイと、慌てて首を振り何を望むか考える。
私の欲しいもの、今、欲しいものって何だろう?
『どうした?』
「あ、あの。ほ、本当にここがどこか分かってなくて。一人ぼっちで、食べ物も住む家もなくて、誰もいなくて……ドラゴンさんはとても怖くて、でも、それでも。私、誰かと会話ができて、嬉しかった……と思う」
『ほう?』
「だ、だから、ドラゴンさん、私とお友達になってください! それが私の望みです!」
自然にぽろぽろと涙が出ていた。
一人ぼっちがこんなに寂しくて、辛いものだなんて思ってなかったの。
生きるために必死になっていたけど、ドラゴンと会話することで本当に自分が一人ぼっちだったんだって気が付いた。
それがどれほどのことか、やっと私は理解したんだ。
『我と友垣になろうと言うのか。我が邪黒竜ファフニールと分かってのことか?』
「すいません。すいません。そんな偉いお方だとは」
『まあよい。こうして言葉を交わすこと、久しく忘れておった。我は邪黒竜。それでも良いのだな?』
「もちろんです! よ、よろしくお願いします!」
両手を差し出したけど、山のように大きなドラゴンとは握手できないか。
どうしようとドラゴンを見上げた時――。
「きゃ! 眩しい!」
突如ドラゴンの全身から眩い光が溢れ出し、閃光となって目を焼く。
反射的に目を閉じたけど、視界が真っ白になってぐらんぐらんしてしまう。
『こ、これは……』
驚くドラゴンの声に恐る恐る目を開く。まだチカチカしていてハッキリと見えないけど……え?
「ドラゴンさん! 色が変わってます!」
そう。カラスの羽のようにテラテラした漆黒だったドラゴンの体表が、青みがかった白色に変わっていたのだ。
ドラゴンは私以上に驚いているようで、自分の指先や翼を確認するかのように動かしていた。
『お主。聖女だったのか。我の元に来るとは。これも導きか』
「違います。私、聖女という名前じゃありません。私、佐枝子。小鳥屋佐枝子というんです」
『サエという名なのだな。改めて名乗ろう。聖女サエよ。我は天空竜ファフニール』
「よろしくお願いします。ファフニールさん」
『うむ。ところで、お主、先ほどから手を前に出して何をしておるのだ?』
「こ、これは。お友達になった時の儀式と言いますか。握手をと思ってたんです。でも、大きさが違い過ぎて」
『儀式か。友垣になると契りを交わした。ならば、我が何とかせねばならぬな』
「え、えっと」
そうは言ってもドラゴンのファフニールと私じゃ、大きさが違い過ぎるよ。
彼? でいいのかな。彼の爪の先ほどでも私の手より大きいんだもん。
オロオロしているとぼふんとドラゴンが煙に包まれ、私より少し年上くらいの青年が姿を現した。
バサバサの短い髪の色はドラゴンと同じ青みがかった白色で、目の色はスカイブルー。
細身だけど、しっかりと筋肉はついているように見える。
「これで握手ができるだろう?」
「え、誰……?」
青年が手を差し伸べてきたけど、目をぱちくりとさせてしまった。
あ、あと。お恥ずかしい話、私はまだ尻餅をついたままである。
腰が抜けてて、立てない……。
小さくため息をついた青年が私の腕を掴み立たせてくれた。
「安心しろ。我……俺だ。ファフニールだ」
「ドラゴンさん?」
コクリと頷きを返す青年ことドラゴンことファフニール。
まさかドラゴンが人間に変身するなんて、と思っていたけど、よく見てみたら人間と少し容姿が異なる。
彼のお尻からは髪の毛の色と同じ尻尾が伸びているし、額の左右に角が生えていた。
推測だけど、ファフニールは自由に姿を変えることができるってわけじゃないみたい。
「よろしくお願いします。ファフニールさん」
「改めて、よろしく。サエ」
ガッチリと握手を交わし、にこおっと満面の笑みを浮かべる。
対するファフニールはくすりと口端だけで笑い、握った手を離す。
<初めての住人を獲得しました。
地形:池 が解放されました。
家畜:牛 が解放されました。
アイテムボックスにプレゼントが届いています。
ミッションクリアボーナスが送られます。
ショップに並ぶアイテムが増えました。>
脳内に一気にメッセージが流れる。
ファフニールとお友達になったことで、ミッションなるものをクリアしたことになったらしい。
どんなものが追加されたのか見てみたい気持ちがあるけど、その前にファフニールに聞かなくちゃ。
「ファフニールさん、ここはファフニールさんのお家だったんですか?」
「俺の領域だが、特に使っていたわけじゃない。好きにするといいさ」
「あ、あの。毎日とは言いません。たまにだけでいいんです。ここでお茶でもしながら、お喋りして頂けませんか」
「むろんだ。俺からも頼みたい。さっそく茶会にするか?」
「はい! 聞いて欲しいことがあるんです」
「お前がここに来たことか?」
「どうしてここに来たのかは分からないです。ですが、来てからのことを聞いてもらいたくて。ファフニールさんなら何か分かるかもと」
「俺に分かることなら、答えよう」
そう言って片目をつぶるファフニールの仕草は人間と全然変わらない。
私がこの不可思議なところにきてから、まだ一日も経っていないんだ。そう、まだ一日も。
14
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
悪役令嬢と呼ばれて追放されましたが、先祖返りの精霊種だったので、神殿で崇められる立場になりました。母国は加護を失いましたが仕方ないですね。
蒼衣翼
恋愛
古くから続く名家の娘、アレリは、古い盟約に従って、王太子の妻となるさだめだった。
しかし、古臭い伝統に反発した王太子によって、ありもしない罪をでっち上げられた挙げ句、国外追放となってしまう。
自分の意思とは関係ないところで、運命を翻弄されたアレリは、憧れだった精霊信仰がさかんな国を目指すことに。
そこで、自然のエネルギーそのものである精霊と語り合うことの出来るアレリは、神殿で聖女と崇められ、優しい青年と巡り合った。
一方、古い盟約を破った故国は、精霊の加護を失い、衰退していくのだった。
※カクヨムさまにも掲載しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
役立たずと追放された聖女は、第二の人生で薬師として静かに輝く
腐ったバナナ
ファンタジー
「お前は役立たずだ」
――そう言われ、聖女カリナは宮廷から追放された。
癒やしの力は弱く、誰からも冷遇され続けた日々。
居場所を失った彼女は、静かな田舎の村へ向かう。
しかしそこで出会ったのは、病に苦しむ人々、薬草を必要とする生活、そして彼女をまっすぐ信じてくれる村人たちだった。
小さな治療を重ねるうちに、カリナは“ただの役立たず”ではなく「薬師」としての価値を見いだしていく。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる