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7.やっと少し事情が分かった
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魔術師だと? 亜人の方々がいるから、ひょっとしたら魔法があるのかなーと思ったりしていたが、魔法がある世界か。
どのような魔法があるのか分からないけど、炎弾のように遠くまで飛ばせる魔法とかあるなら、弓矢より強力な武器になる。
「魔法ですか。私のいた世界には存在しませんでした」
「ふむ。そうですか。プロコピウス殿の体つきが戦士のものでは無い気がしましての」
「なるほど。私はベリサリウス様と違って戦いの専門家ではありません。だから華奢なのですよ」
実は自分の顔も容姿もまだ見てもいない。来て以来緊張の連続だったしなあ。ふと自分の姿を見てみると、長袖のTシャツをダボダボにして裾を長くしたような真っ白の――チュニックという服に黒の麻のズボン。腰には革紐を巻いている。足には革のブーツを履いている。
俺の知識によると、これは地球の俺から見ると遠い過去......東ローマの一般的な衣装だ。この体はどこから来たんだ......俺自身は二十一世紀の日本にいたのだけど。
「村長殿、まずは手短に小鬼族とリザードマン族のことを教えていただけますか?」
「ふむ。小鬼族の集落はこの村になっておって、リザードマン族もそうだが皆種族ごとに縄張りと集落をもっているのだよ」
「原則種族単位で生活をしていて、他の種族とは交流が無いんですか?」
「そうでもない。この村にもダークエルフやハーピー、リザードマンがいるように他の種族の者も集落には住んでおる」
「なるほど。ある程度の交流はあるんですね」
「然り。亜人種はそれぞれ長所を持っているからの。しかし争いも絶えないのよ。ほとんどの種族は狩猟で生活しているからの」
「この村は森の中にありますが、他の種族も森に住んでいるのですか?」
「いや、森だけではないぞ。山岳もあるし、海岸もある。しかし、ここ魔の森を超えると人間の領域だの」
村長が言うには、小鬼族やリザードマン族といった種族単位で集落を持ち、それぞれが狩猟生活を送っている。
このあたりは魔の森と呼ばれていて、俺が最初に会ったような猛獣――モンスターが多数生息しているらしい。
この村より南に行くと森を抜け、人間の領域となる。魔の森を境に人間と亜人達の境界となっているようだ。僅かな種族は人間と共存し生きているらしいが、多くの種族は人間によって魔の森へ押し込められたらしい。
魔の森と言っても、人間との境界線になっているだけで、亜人の領域全てが森というわけではないみたいだ。山岳もあるし、海岸線もある。
地理が分からないから何とも言えないけど、魔の森が東西に渡って横断しているのだろうか。今は必要ない情報だから、これ以上聞く必要はないか。
「人間に追いやられたと言いますが、それほど人間は強かったのですか?」
「そう。人間は強い。我らと違い数も多いからの」
意外だ。ファンタジー世界って亜人種が強いイメージがあるけど、この世界では人間が強いのか。何故強いのか探ってみないことには分からないなあ。
先ほど村長は、亜人種にはそれぞれ長所があると言っていたけど、人間はそんなものなさそうなんだけどなあ。
「小鬼族もリザードマン族も長所があるんですよね?」
「ああ。小鬼族は手先が器用でも工芸に長けておるのだ。リザードマンはある種の竜や爬虫類と意思疎通できる。他の種族もそれぞれ何か持っているぞ」
「なるほど。一気に聞いても全てが頭に入らなさそうなので今日のところはこれくらいで」
「ふむ。また聞きに来るがいい」
こうして俺は村長の家――大木の洞を後にした。
――現在
村長宅でベリサリウスに無茶振りされた結果、今俺は小鬼族の村長とリザードマンの族長に挟まれる形で、話し合いを始めようとしていたわけだ。さっきから緊張ですごい汗をかいている......
まずは、今回の首謀者であるリザードマン族長から話を聞こう。
「では、ルルル殿。このたびの経緯をお聞かせいただけますか?」
ルルルというのはリザードマン族長のことだ。つい先ほど村長から名前を聞いたんだ......危うく名前を聞き忘れるところだった。
「このたびは迷惑をかけてすまなかった」
リザードマン族長ルルルは開口一番に謝罪を述べた。この後族長の経緯説明が続く。
まとめると、リザードマンの村にいた飛龍が突然暴れだし、制御しようとしたもののどうにもならず、小鬼族の村がある方角へ飛び立っていってしまったらしい。
飛龍の速度にはとても追いつけなかったが、逃げ出した飛龍は三匹。これを打ち倒すためにこれだけの数のリザードマンがここまでやって来たというわけだ。たしかリザードマン達は百人でここまで来たんだよな。
こちらは二十人。単純に考えても集落の規模は五倍になるのか。最も戦える者全員で来たとは考えづらいから、もう少し規模は大きいかもしれないなあ。
しかし、リザードマンが飛龍三匹を倒すために百人か......
リザードマン達には制御出来る飛龍がまだ一匹残っていたので、この飛龍を使い残り三匹の飛龍の様子を逐一確認していたようだ。しかし、逃げ出した飛龍三匹は最悪なことに小鬼族の村へ襲い掛かってしまったのだ。
起きるだろう被害に肝を冷やしたリザードマン達であったが、瞬く間に飛龍三匹は倒れたのだ。
小鬼族にそこまで強い勇者が居たのかと驚愕したリザードマンの族長は、小鬼族の力を見たいと一騎打ちを所望したというわけだ。族長自身もまさか一人で飛龍三匹を倒したとは思ってもみなかったそうだが。
「なるほど。村長殿。どうでしょうか? この話は」
「全く信じられない話というわけではないの。幸い被害者は一人も出ておらん。手打ちにしたいところだが、一点だけ」
「なんでしょうか。村長殿」
「今まで制御できていた飛龍が突然制御出来なくなった。この原因を探って欲しいのじゃ。ルルル殿」
意外にも小鬼族の村長は今回の件を不問にするつもりのようだ。これにはビックリした。人がいいのか裏があるのか分からないところだが。
「対応誠に感謝する。必ずや調査することを約束しよう」
リザードマン族長は小鬼族の村長に応じ、感謝の意を述べた。
ふう。俺のやることは何も無かった......これも村長が何も求めなかったお陰だ。交渉力が必要なくて幸いだったよ。
これにて会談はお開きとなり、簡単な食事会が開催されることとなる。
しかし、俺はリザードマン族長に確認しないといけないことがある。事は俺の生存にも関わってくるから......切実なんだ。
◇◇◇◇◇
リザードマンの族長と小鬼村の村長が集まった食事会とはいえ、準備された料理は虎のような形をした肉の丸焼きに、香草類、いくつかの山菜とキノコと全て森から取ってきたものだろうと予想される。
この丸焼き......たぶん俺が出会ったあの虎だろうな。飲み物には果実酒と水が用意されていた。 料理は木の器に盛りつけられており、コップも木をくり抜いたものだ。フォークのような食器類は木製と骨を削ったもののどちらか。
金属類はここには見えない。鉄とは言わないが、青銅くらいは精錬できればいいんだけど。
食事をしつつも、族長と村長、そしてベリサリウスと俺は会話を続けている。
「ルルル殿。ベリサリウス様と一騎打ちしたのには何か理由があったのでしょう? 単に勇者を見るだけであなたが命まで賭ける必要は見当たりません」
俺は、果実酒を勢いよく飲んでいたリザードマン族長へ真意を問う。何故族長という立場にありながら、命の危険を冒してまでベリサリウスに挑んだんだろうか。
一騎打ちを申し込んだ当時、ベリサリウスが一人で飛龍を倒したとは思っていなかったそうだけど、間違いなく飛龍討伐にかかわっているとわかっていたはずだ。
リザードマン百を要する飛龍三匹に打ち勝った者だぞ。力を見るだけに命まで賭けるか?
「ははは。プロコピウス殿でしたかな。この後相談しようと思っておったのよ」
族長は一気に果実酒を飲み干すと、木のテーブルへ静かに木のジョッキを置く。俺たちを順に見つめ、意を決したように口を開く.....
どのような魔法があるのか分からないけど、炎弾のように遠くまで飛ばせる魔法とかあるなら、弓矢より強力な武器になる。
「魔法ですか。私のいた世界には存在しませんでした」
「ふむ。そうですか。プロコピウス殿の体つきが戦士のものでは無い気がしましての」
「なるほど。私はベリサリウス様と違って戦いの専門家ではありません。だから華奢なのですよ」
実は自分の顔も容姿もまだ見てもいない。来て以来緊張の連続だったしなあ。ふと自分の姿を見てみると、長袖のTシャツをダボダボにして裾を長くしたような真っ白の――チュニックという服に黒の麻のズボン。腰には革紐を巻いている。足には革のブーツを履いている。
俺の知識によると、これは地球の俺から見ると遠い過去......東ローマの一般的な衣装だ。この体はどこから来たんだ......俺自身は二十一世紀の日本にいたのだけど。
「村長殿、まずは手短に小鬼族とリザードマン族のことを教えていただけますか?」
「ふむ。小鬼族の集落はこの村になっておって、リザードマン族もそうだが皆種族ごとに縄張りと集落をもっているのだよ」
「原則種族単位で生活をしていて、他の種族とは交流が無いんですか?」
「そうでもない。この村にもダークエルフやハーピー、リザードマンがいるように他の種族の者も集落には住んでおる」
「なるほど。ある程度の交流はあるんですね」
「然り。亜人種はそれぞれ長所を持っているからの。しかし争いも絶えないのよ。ほとんどの種族は狩猟で生活しているからの」
「この村は森の中にありますが、他の種族も森に住んでいるのですか?」
「いや、森だけではないぞ。山岳もあるし、海岸もある。しかし、ここ魔の森を超えると人間の領域だの」
村長が言うには、小鬼族やリザードマン族といった種族単位で集落を持ち、それぞれが狩猟生活を送っている。
このあたりは魔の森と呼ばれていて、俺が最初に会ったような猛獣――モンスターが多数生息しているらしい。
この村より南に行くと森を抜け、人間の領域となる。魔の森を境に人間と亜人達の境界となっているようだ。僅かな種族は人間と共存し生きているらしいが、多くの種族は人間によって魔の森へ押し込められたらしい。
魔の森と言っても、人間との境界線になっているだけで、亜人の領域全てが森というわけではないみたいだ。山岳もあるし、海岸線もある。
地理が分からないから何とも言えないけど、魔の森が東西に渡って横断しているのだろうか。今は必要ない情報だから、これ以上聞く必要はないか。
「人間に追いやられたと言いますが、それほど人間は強かったのですか?」
「そう。人間は強い。我らと違い数も多いからの」
意外だ。ファンタジー世界って亜人種が強いイメージがあるけど、この世界では人間が強いのか。何故強いのか探ってみないことには分からないなあ。
先ほど村長は、亜人種にはそれぞれ長所があると言っていたけど、人間はそんなものなさそうなんだけどなあ。
「小鬼族もリザードマン族も長所があるんですよね?」
「ああ。小鬼族は手先が器用でも工芸に長けておるのだ。リザードマンはある種の竜や爬虫類と意思疎通できる。他の種族もそれぞれ何か持っているぞ」
「なるほど。一気に聞いても全てが頭に入らなさそうなので今日のところはこれくらいで」
「ふむ。また聞きに来るがいい」
こうして俺は村長の家――大木の洞を後にした。
――現在
村長宅でベリサリウスに無茶振りされた結果、今俺は小鬼族の村長とリザードマンの族長に挟まれる形で、話し合いを始めようとしていたわけだ。さっきから緊張ですごい汗をかいている......
まずは、今回の首謀者であるリザードマン族長から話を聞こう。
「では、ルルル殿。このたびの経緯をお聞かせいただけますか?」
ルルルというのはリザードマン族長のことだ。つい先ほど村長から名前を聞いたんだ......危うく名前を聞き忘れるところだった。
「このたびは迷惑をかけてすまなかった」
リザードマン族長ルルルは開口一番に謝罪を述べた。この後族長の経緯説明が続く。
まとめると、リザードマンの村にいた飛龍が突然暴れだし、制御しようとしたもののどうにもならず、小鬼族の村がある方角へ飛び立っていってしまったらしい。
飛龍の速度にはとても追いつけなかったが、逃げ出した飛龍は三匹。これを打ち倒すためにこれだけの数のリザードマンがここまでやって来たというわけだ。たしかリザードマン達は百人でここまで来たんだよな。
こちらは二十人。単純に考えても集落の規模は五倍になるのか。最も戦える者全員で来たとは考えづらいから、もう少し規模は大きいかもしれないなあ。
しかし、リザードマンが飛龍三匹を倒すために百人か......
リザードマン達には制御出来る飛龍がまだ一匹残っていたので、この飛龍を使い残り三匹の飛龍の様子を逐一確認していたようだ。しかし、逃げ出した飛龍三匹は最悪なことに小鬼族の村へ襲い掛かってしまったのだ。
起きるだろう被害に肝を冷やしたリザードマン達であったが、瞬く間に飛龍三匹は倒れたのだ。
小鬼族にそこまで強い勇者が居たのかと驚愕したリザードマンの族長は、小鬼族の力を見たいと一騎打ちを所望したというわけだ。族長自身もまさか一人で飛龍三匹を倒したとは思ってもみなかったそうだが。
「なるほど。村長殿。どうでしょうか? この話は」
「全く信じられない話というわけではないの。幸い被害者は一人も出ておらん。手打ちにしたいところだが、一点だけ」
「なんでしょうか。村長殿」
「今まで制御できていた飛龍が突然制御出来なくなった。この原因を探って欲しいのじゃ。ルルル殿」
意外にも小鬼族の村長は今回の件を不問にするつもりのようだ。これにはビックリした。人がいいのか裏があるのか分からないところだが。
「対応誠に感謝する。必ずや調査することを約束しよう」
リザードマン族長は小鬼族の村長に応じ、感謝の意を述べた。
ふう。俺のやることは何も無かった......これも村長が何も求めなかったお陰だ。交渉力が必要なくて幸いだったよ。
これにて会談はお開きとなり、簡単な食事会が開催されることとなる。
しかし、俺はリザードマン族長に確認しないといけないことがある。事は俺の生存にも関わってくるから......切実なんだ。
◇◇◇◇◇
リザードマンの族長と小鬼村の村長が集まった食事会とはいえ、準備された料理は虎のような形をした肉の丸焼きに、香草類、いくつかの山菜とキノコと全て森から取ってきたものだろうと予想される。
この丸焼き......たぶん俺が出会ったあの虎だろうな。飲み物には果実酒と水が用意されていた。 料理は木の器に盛りつけられており、コップも木をくり抜いたものだ。フォークのような食器類は木製と骨を削ったもののどちらか。
金属類はここには見えない。鉄とは言わないが、青銅くらいは精錬できればいいんだけど。
食事をしつつも、族長と村長、そしてベリサリウスと俺は会話を続けている。
「ルルル殿。ベリサリウス様と一騎打ちしたのには何か理由があったのでしょう? 単に勇者を見るだけであなたが命まで賭ける必要は見当たりません」
俺は、果実酒を勢いよく飲んでいたリザードマン族長へ真意を問う。何故族長という立場にありながら、命の危険を冒してまでベリサリウスに挑んだんだろうか。
一騎打ちを申し込んだ当時、ベリサリウスが一人で飛龍を倒したとは思っていなかったそうだけど、間違いなく飛龍討伐にかかわっているとわかっていたはずだ。
リザードマン百を要する飛龍三匹に打ち勝った者だぞ。力を見るだけに命まで賭けるか?
「ははは。プロコピウス殿でしたかな。この後相談しようと思っておったのよ」
族長は一気に果実酒を飲み干すと、木のテーブルへ静かに木のジョッキを置く。俺たちを順に見つめ、意を決したように口を開く.....
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