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8.害獣の調査を振られました
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「相談というのは、オーガ共のことだ」
族長の言葉に小鬼族の村長は暗い顔になる。オーガか。リザードマンと同じでファンタジー物語でよく登場するモンスターだ。身長が三メートル以上で原始人のような毛むくじゃらの巨人。
簡素な腰布を巻いて手には大型のこん棒。これが俺のイメージするオーガだ。
「オーガがまた増えておるのかの?」
村長が族長に返すと、族長は静かに頷く。
「ルルル殿。オーガとは?」
俺の疑問の声に村長が応じてくれる。
「ベリサリウス殿、プロコピウス殿。この村より北東に二日ほどでリザードマンの村があるのです。北に開けた場所があるのだが、そこがオーガどもの拠点になるんです」
「そのオーガどもが?」
「オーガどもは、獰猛で動く者を見るとすぐ襲い掛かる厄介な相手。時折数が増え、私どもの村まで襲ってくることがあるのです」
村長はベリサリウスと俺を交互に見つめながらオーガの被害について教えてくれる。
オーガは凶暴で三メートルほどもある人に似た巨体。繁殖力もそれなりにある上、周囲の生き物へ無差別に襲い掛かる。俺が最初に会った虎のような強力なモンスターでも、オーガ達の数の暴力に倒されてしまうそうだ。
知能が低く、冬の寒さや病気などで数を減らすが、今年は気候の関係か数が多いそうだ。秋が過ぎ冬が近くなると獲物の数が少なくなってくる。
そうなると、奴らは行動範囲を広げ、この村やリザードマンの村にまで襲撃してくることもあるそうだ。
飢えたオーガどもによる蹂躙......考えただけでも地獄しか見えてこないぞ。
なるほど。だから飛龍を打ち倒した小鬼族の実力を、リザードマンは試したかったのか。上手くいけばオーガ達を逆に討伐できるかもしれないと。
「リザードマンの戦士だけでは、オーガどもの襲撃を防ぐだけで精一杯なのだ」
族長は村長の言葉に続く。それに対し村長も、
「小鬼族単独では、襲撃を防ぐことさえできぬ。数が増えているとなるとこちらからルルル殿に協力をお願いしたいほどだの」
と暗い影を落としていた。
「ルルル殿。村長殿。要はオーガどもを殲滅してしまえばよいのでしょう?」
話をずっと黙って聞いていたベリサリウスは、内容が戦いとなると初めて口を開く。
「せ、殲滅。ベリサリウス殿。本気なのか?」
リザードマン族長は目をむき、驚愕で固まっている。
「敵の数、地形をまず調査しましょう。リザードマン、小鬼の戦士がいるのなら問題ありませぬ」
力強くベリサリウスは宣言する。声には一分の不安も感じられない。相手の数も分からないのに宣言しちゃって大丈夫か? と俺は考えたが、ベリサリウスならきっと大丈夫と信じる気持ちのほうが強かった。
彼ならばどんな難事であろうと、あっさりと達成してしまうのではないか。そう思わせる何かが彼にはあるんだ。
「そういうことなら、リザードマン族は協力しよう」
「小鬼族も同様です」
族長と村長の声が重なり、ベリサリウスによるオーガ殲滅作戦が開始されることになる。あっさり二人が協力しようと申し出たのは、もちろんベリサリウスだからこそだ。
小鬼族の信頼はもちろんのこと、先の飛龍と一騎打ちにより、族長も彼を勇者と認めている。
二人ともベリサリウスの個人武勇にしか目がいっていないようだが、彼の真骨頂は戦術。軍を率いてこそ彼の真価は発揮される。
彼に出来ぬならば他の誰にも出来ない。そう思うほどに、俺にとってベリサリウスの軍事能力とは絶対的なものだったのだ。
◇◇◇◇◇
会食が終わり、俺とベリサリウスとエリスは家に帰宅する。エリスは俺のほうを時折ちらりと見て何かうずうずしている様子。
ベリサリウスがいると言いづらいことを何か考えているのだろう。だいたい予想つくけど。
家に着くと、案の定ベリサリウスから沙汰が下されたのだった......
「プロコピウス。私はオーガがどのような兵種か調査する。その後対策を練る。お前はオーガどもの数と地形を調査せよ」
「調査ですか。徒歩でとなると」
案に徒歩での調査だと困難だから、俺じゃなくて他をと言ったつもりだったが、ベリサリウスの回答は、
「案ずるな、プロコピウス。ティンと飛龍を預けよう」
「飛龍の扱いはいかようにすればよいでしょう?」
「ああ、そうだったな。すまぬ。プロコピウス。リザードマンをつけよう」
「分かりました。調査いたします」
「では、プロコピウス。私は先に部屋へ戻る。昨日は部屋も無くすまなかったな。今日はもちろん準備している。エリスに聞くがいい」
ああ、空から調査することになってしまった。正直ティンも飛龍もこの村の生命線だと思う。空から調査ができるのは百の兵にも勝る。それをあっさり俺に預けようというのだ。
来たばかりの俺がプロコピウスに似ているというだけで。裏切るつもりは毛頭ないけど、少しは人を疑うことを知ったほうがいいんじゃないかなあ。
いや、決して調査なんてやりたくないんです! 別のベテランにお願いして。と言いたいわけでは。い、いや、少しはそう思うかな......
一方ベリサリウスはオーガを兵種と捉えているようだ。なるほど、この捉え方は言いえて妙だ。弓兵、騎兵、歩兵、重装歩兵などベリサリウスが生きていた時代にもこういった兵種があった。
兵種をうまく組み合わせ、戦いに挑むのだ。相手の特徴を一種の兵種として捉え、自分なりに?み砕き、事に当たるというわけだな。
ベリサリウスが部屋から出ていくのをずっと凝視していたエリスは、彼がいなくなると途端に表情を変える。
「ちょっと、プロなんとかさん。さっきのベリサリウス様! オーガどもを殲滅してしまえばいいのでしょう? って! カッコいい!」
あー。さっきから言いたそうにモジモジしてたのは、やはりこういうことなのね。確かにあの時のベリサリウスには痺れた。微塵も不安を感じさせぬ言いよう、声も全く乱れていなかった。
「そうですね。エリスさん。部屋に案内してもらえます?」
そっけなく俺が答えると、エリスさんは興奮した様子で俺の肩を掴んでくる。
「ちょっと! プロなんとかさん! 聞いてるの!」
「は、はい。ちゃんと聞いてますって!」
これから二十分ほど、ベリサリウス様がいかにカッコいいかについて、聞かされることになってしまう。
◇◇◇◇◇
部屋に戻った俺はベッドに寝転がり、ようやく一息つけたのだった。
昨日に引き続き今日も、濃すぎる一日だった。これがまだ二日目というから驚きだ。最後の最後、エリスからのベリサリウス話が一番堪えたかもしれない......
もう休めると思っていた気持ちからの引っ張りだったからなあ。ハッキリと「ベリサリウス様は豚のような女性にしか興味ありません!」とエリスに言ってやりたい!
言ったら俺の命が危険そうだから、言えないけど。
いろいろありすぎて頭が混乱しそうだ。リザードマンは戦争するつもりが無くて、飛龍が逃げてしまったとか、言い訳していたが本当か嘘かはわからない。しかし、オーガを討伐したいというのは小鬼族と利害が一致する。
ベリサリウスの指揮下でオーガ討伐が決定され、俺は敵情調査を行う役目を仰せつかった。
明日はティンと飛龍に会いに行き、調査を開始しようと思う。その前に俺が個人的に気になっているこの世界のことを、聞けるだけ村長に聞いておきたいが、調査をさぼるわけにもいかないんだよなあ。
調査ついでに周辺がどうなってるか調べようか。
族長の言葉に小鬼族の村長は暗い顔になる。オーガか。リザードマンと同じでファンタジー物語でよく登場するモンスターだ。身長が三メートル以上で原始人のような毛むくじゃらの巨人。
簡素な腰布を巻いて手には大型のこん棒。これが俺のイメージするオーガだ。
「オーガがまた増えておるのかの?」
村長が族長に返すと、族長は静かに頷く。
「ルルル殿。オーガとは?」
俺の疑問の声に村長が応じてくれる。
「ベリサリウス殿、プロコピウス殿。この村より北東に二日ほどでリザードマンの村があるのです。北に開けた場所があるのだが、そこがオーガどもの拠点になるんです」
「そのオーガどもが?」
「オーガどもは、獰猛で動く者を見るとすぐ襲い掛かる厄介な相手。時折数が増え、私どもの村まで襲ってくることがあるのです」
村長はベリサリウスと俺を交互に見つめながらオーガの被害について教えてくれる。
オーガは凶暴で三メートルほどもある人に似た巨体。繁殖力もそれなりにある上、周囲の生き物へ無差別に襲い掛かる。俺が最初に会った虎のような強力なモンスターでも、オーガ達の数の暴力に倒されてしまうそうだ。
知能が低く、冬の寒さや病気などで数を減らすが、今年は気候の関係か数が多いそうだ。秋が過ぎ冬が近くなると獲物の数が少なくなってくる。
そうなると、奴らは行動範囲を広げ、この村やリザードマンの村にまで襲撃してくることもあるそうだ。
飢えたオーガどもによる蹂躙......考えただけでも地獄しか見えてこないぞ。
なるほど。だから飛龍を打ち倒した小鬼族の実力を、リザードマンは試したかったのか。上手くいけばオーガ達を逆に討伐できるかもしれないと。
「リザードマンの戦士だけでは、オーガどもの襲撃を防ぐだけで精一杯なのだ」
族長は村長の言葉に続く。それに対し村長も、
「小鬼族単独では、襲撃を防ぐことさえできぬ。数が増えているとなるとこちらからルルル殿に協力をお願いしたいほどだの」
と暗い影を落としていた。
「ルルル殿。村長殿。要はオーガどもを殲滅してしまえばよいのでしょう?」
話をずっと黙って聞いていたベリサリウスは、内容が戦いとなると初めて口を開く。
「せ、殲滅。ベリサリウス殿。本気なのか?」
リザードマン族長は目をむき、驚愕で固まっている。
「敵の数、地形をまず調査しましょう。リザードマン、小鬼の戦士がいるのなら問題ありませぬ」
力強くベリサリウスは宣言する。声には一分の不安も感じられない。相手の数も分からないのに宣言しちゃって大丈夫か? と俺は考えたが、ベリサリウスならきっと大丈夫と信じる気持ちのほうが強かった。
彼ならばどんな難事であろうと、あっさりと達成してしまうのではないか。そう思わせる何かが彼にはあるんだ。
「そういうことなら、リザードマン族は協力しよう」
「小鬼族も同様です」
族長と村長の声が重なり、ベリサリウスによるオーガ殲滅作戦が開始されることになる。あっさり二人が協力しようと申し出たのは、もちろんベリサリウスだからこそだ。
小鬼族の信頼はもちろんのこと、先の飛龍と一騎打ちにより、族長も彼を勇者と認めている。
二人ともベリサリウスの個人武勇にしか目がいっていないようだが、彼の真骨頂は戦術。軍を率いてこそ彼の真価は発揮される。
彼に出来ぬならば他の誰にも出来ない。そう思うほどに、俺にとってベリサリウスの軍事能力とは絶対的なものだったのだ。
◇◇◇◇◇
会食が終わり、俺とベリサリウスとエリスは家に帰宅する。エリスは俺のほうを時折ちらりと見て何かうずうずしている様子。
ベリサリウスがいると言いづらいことを何か考えているのだろう。だいたい予想つくけど。
家に着くと、案の定ベリサリウスから沙汰が下されたのだった......
「プロコピウス。私はオーガがどのような兵種か調査する。その後対策を練る。お前はオーガどもの数と地形を調査せよ」
「調査ですか。徒歩でとなると」
案に徒歩での調査だと困難だから、俺じゃなくて他をと言ったつもりだったが、ベリサリウスの回答は、
「案ずるな、プロコピウス。ティンと飛龍を預けよう」
「飛龍の扱いはいかようにすればよいでしょう?」
「ああ、そうだったな。すまぬ。プロコピウス。リザードマンをつけよう」
「分かりました。調査いたします」
「では、プロコピウス。私は先に部屋へ戻る。昨日は部屋も無くすまなかったな。今日はもちろん準備している。エリスに聞くがいい」
ああ、空から調査することになってしまった。正直ティンも飛龍もこの村の生命線だと思う。空から調査ができるのは百の兵にも勝る。それをあっさり俺に預けようというのだ。
来たばかりの俺がプロコピウスに似ているというだけで。裏切るつもりは毛頭ないけど、少しは人を疑うことを知ったほうがいいんじゃないかなあ。
いや、決して調査なんてやりたくないんです! 別のベテランにお願いして。と言いたいわけでは。い、いや、少しはそう思うかな......
一方ベリサリウスはオーガを兵種と捉えているようだ。なるほど、この捉え方は言いえて妙だ。弓兵、騎兵、歩兵、重装歩兵などベリサリウスが生きていた時代にもこういった兵種があった。
兵種をうまく組み合わせ、戦いに挑むのだ。相手の特徴を一種の兵種として捉え、自分なりに?み砕き、事に当たるというわけだな。
ベリサリウスが部屋から出ていくのをずっと凝視していたエリスは、彼がいなくなると途端に表情を変える。
「ちょっと、プロなんとかさん。さっきのベリサリウス様! オーガどもを殲滅してしまえばいいのでしょう? って! カッコいい!」
あー。さっきから言いたそうにモジモジしてたのは、やはりこういうことなのね。確かにあの時のベリサリウスには痺れた。微塵も不安を感じさせぬ言いよう、声も全く乱れていなかった。
「そうですね。エリスさん。部屋に案内してもらえます?」
そっけなく俺が答えると、エリスさんは興奮した様子で俺の肩を掴んでくる。
「ちょっと! プロなんとかさん! 聞いてるの!」
「は、はい。ちゃんと聞いてますって!」
これから二十分ほど、ベリサリウス様がいかにカッコいいかについて、聞かされることになってしまう。
◇◇◇◇◇
部屋に戻った俺はベッドに寝転がり、ようやく一息つけたのだった。
昨日に引き続き今日も、濃すぎる一日だった。これがまだ二日目というから驚きだ。最後の最後、エリスからのベリサリウス話が一番堪えたかもしれない......
もう休めると思っていた気持ちからの引っ張りだったからなあ。ハッキリと「ベリサリウス様は豚のような女性にしか興味ありません!」とエリスに言ってやりたい!
言ったら俺の命が危険そうだから、言えないけど。
いろいろありすぎて頭が混乱しそうだ。リザードマンは戦争するつもりが無くて、飛龍が逃げてしまったとか、言い訳していたが本当か嘘かはわからない。しかし、オーガを討伐したいというのは小鬼族と利害が一致する。
ベリサリウスの指揮下でオーガ討伐が決定され、俺は敵情調査を行う役目を仰せつかった。
明日はティンと飛龍に会いに行き、調査を開始しようと思う。その前に俺が個人的に気になっているこの世界のことを、聞けるだけ村長に聞いておきたいが、調査をさぼるわけにもいかないんだよなあ。
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