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9.飛龍に乗って調査
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翌朝広場に行くと、ハーピー族のティンと体長十五メートルほどの飛龍、リザードマンが待っていてくれた。
ティンは俺の服装に似た汚れて灰色になってしまったチュニックに、革紐を腰のあたりで結んでいて、足には長めのブーツを履いている。一方リザードマンは胸だけを守る革鎧に、黒のズボンを履いていた。
二人とも腰にはショートソードを凪いでいた。
「プロコピウス様ー」
ティンは俺に気が付くと、尻尾があればフリフリしているのだろう雰囲気で、嬉しそうに駆けてきた。
「ティン、今日からしばらくお世話になる」
「ぜひぜひー。プロコピウス様とご一緒なんて嬉しいです!」
昨日のお静かに! の一件で彼女はすっかり俺のことを気に入ってくれたみたいで、仕事がやりやすそうだ。快活そうなコロコロ変わる表情が魅力的で、大きな目と大き目の口。胸も大きくなくて俺好みだ!
よく見ると、手は五本の指があり、手のひらも含めて人間と変わらない見た目だが、手首あたりから翼が生えている。昨日良く確認していなかったから、てっきり物をつかんだりするのが困難だと思っていた。ブーツを履いているから足も恐らく人間と変わらない構造をしているように思える。
手が翼と表現したが、手首から肩にかけて翼が生えているというのが正解だったわけだ。
「ロロロだ。よろしく頼む」
無骨そうな雰囲気のするリザードマンは、ロロロというらしい。このリザードマンは昨日ベリサリウスと話をしていた人かなあ。リザードマンは正直顔の区別がつきずらい。
どの個体もワニを擬人化したような顔に、筋肉質で大柄な体系。体は緑色の鱗で覆われ、トカゲのような尻尾が生えている。
「昨日ベリサリウス様の隣にいたのが、ロロロさんで合ってるかな?」
「ああ」
突然ロロロは握手を求めてきたので、俺は手を差し出し彼と固い握手を交わす。
「ロロロったら、プロコピウス様が自分のことを覚えていたから、喜んでるんですよ!」
ティンの横やりにロロロは、ギロリと彼女を睨みつける。しかし、尻尾がパタパタと地を叩いているのが分かった。犬みたいに嬉しい時には、尻尾を振るんだろうか。
リザードマンは表情が全く読めないから、今の尻尾の動きは覚えておこう。俺のメモは「尻尾を縦に振ったら嬉しい」だ。
「もちろん覚えているよ」
完全な当てずっぽうだったんだけど、話を合わせておこう。たまたまにしても好感を得たわけだし。
俺の言葉に、ますます尻尾を振る力が強くなるロロロだった。ある意味分かりやすいじゃないかリザードマン。
「改めて、俺はプロコピウスという。長いので略してピウスとでも呼んでくれ」
「はい。ピウス様!」
「よろしく、ピウス」
二人とも愛称で呼んでくれて少し嬉しい。とりあえず、プロなんとかさんとかプロコさんは嫌だ! 奴を思い出すから......
「俺たちの役割は偵察と地形調査になる。オーガ自身の強さを調べるのは、ベリサリウス様自ら行うそうだ。だからオーガに近寄る必要はない」
「了解です!」
「わかった」
返事がよくて助かる。いいねえ。どっかのダークエルフとは大違いだ。
「二人ともオーガの姿は知っているかい?」
二人とも首を縦に振る。彼らにとってオーガとは強い害獣みたいなものだろう。これまで偵察や実際に戦闘をしていて、オーガを見ていておかしくない。
「一つだけ確認だけど、オーガは空を飛べないよな?」
これには二人とも笑いをこらえれなかったようだ。いやひょっとしたらファンタジーなオーガは、天使の羽が生えていて飛べるかもしれないじゃないか!
実際俺は見てないんだし。
「ピウス様。オーガは動きも遅いし、ジャンプしてもそんな高く飛べませんよ!」
笑い過ぎて涙目になっているティンが、オーガのことを教えてくれた。
ティンが言うには、オーガは身長三メートルを超す巨体で、見た目は人間に近いが知能は低く、丸太を持っていることもあるそうだ。
大きいだけに動きは鈍重だけど、力がものすごく強いので、殴られたらただでは済まないそうだ。
また、繁殖力が強く、大発生すると手をつけられなくなるそうだ。
「ティン、オーガの説明ありがとう」
「いえ。ピウス様のお役に立てて嬉しいです!」
「では空からの偵察ならば安全だと確認できたところで、どうやって偵察するかだが」
俺は飛龍に目をやり、ロロロに向けて尋ねる。
「飛龍は何人まで乗せることができるんだ?」
「三人まで平気。短時間なら四人」
「なら全員が乗ることもできるわけか。ティン、君は人を抱えて飛ぶことができるのかい?」
「んー。飛び上がることはできませんけど。滑空するだけなら」
なら、ティンに引っ張ってもらって飛ぶことは難しいか。いや、まてよ。安全な空の旅を行える。ティンが居れば。
「ロロロ。君は飛龍から落ちたりしないか?」
「ああ、リザードマンで落ちる者はいない」
「了解した。飛龍に乗ろうか。御者はロロロに頼む」
「ああ」
こうして俺たちはようやく飛龍に乗り込み、偵察へ向かうことになった。
◇◇◇◇◇
「ピウス様ー! わたし、子供じゃないので少し恥ずかしいんですが」
「気にするな。空の上だから誰も見ていない」
ようやく飛龍に乗って空へあがった俺たちだったが、どうもティンがご不満のようだ。
ああ、俺にも分かる。だってティンは俺に肩車されているんだもの。彼女にはもし俺が飛龍から落ちた時のパラシュート代わりになってもらおうと、考えているのだ。
ティンに背中にしがみついてもらうことも考えたが、彼女が俺を掴むために手を使うと、羽ばたけないじゃないか。ならば、俺がティンを掴めばいい。
腰のあたりにずっと手を回していればいいかもしれないけど、翼の動きを阻害しそうだったから肩車にしたわけだ。
だって、飛龍には安全ベルトもないし、こんなゴツゴツした背の上にまたがるだけなんだぞ! 強い風とか突然の横揺れが来たら落ちちゃうじゃないか。
俺は特に高いところが苦手なわけではない。現在飛龍は上空百メートルあたりを飛んでおり、地上の様子が肉眼でもよく見える。
村の広場を飛び立った俺たちは、オーガの住むという北の開けた土地を目指して移動している。
飛龍の速度だとあっという間に、噂の開けた土地に接近することができた。
なるほど。これは使える土地だ。
原生林が広がるこの地域にあって、ここの土地だけぽっかりと高い木が存在しない。低木と草が確認でき、広さも二キロ四方ほどあるんじゃないだろうか。
もしここに集落をつくるのならば、農耕も可能と思う。木の伐採をせずともだ。
空き地からさらに北を見てみると、遠くに山脈が見える。東側はリザードマンが住む土地だったか。原生林の切れ目があり川が確認できる。
西側は遠くに湖が見え、原生林から草原へ植生が変わっているようだ。湿原らしきものも見える。帰還するときには南側も見てみよう。
問題のオーガだが、居住地の開けた土地には、まばらにしか確認することができなかった。原生林で獲物を取りに散らばっているのかもしれない。
見たところ、開けた土地には他の大型生物は見ることが出来なかったから。食料がここには無いはずだ。
「そろそろ戻る。飛龍を休ませる」
ロロロは飛龍の体力を考慮し、帰還すると告げる。時計もないので時間計測はできないが、太陽の傾き具合からおおよそ三時間から四時間くらいで、飛龍の体力は限界を迎えるようだ。
もちろん戻りの時間を含めてになる。
「了解した。一旦戻ろう」
帰還時に南側を見てみると、小鬼族の村からさらに南へ霞むほど先は植生が変わっているようだった。原生林が無くなり平原が広がっている。南側にも平原があるんだなあ。
意気揚々と村に戻った俺は、とんでもない事態に巻き込まれることになってしまった......
ティンは俺の服装に似た汚れて灰色になってしまったチュニックに、革紐を腰のあたりで結んでいて、足には長めのブーツを履いている。一方リザードマンは胸だけを守る革鎧に、黒のズボンを履いていた。
二人とも腰にはショートソードを凪いでいた。
「プロコピウス様ー」
ティンは俺に気が付くと、尻尾があればフリフリしているのだろう雰囲気で、嬉しそうに駆けてきた。
「ティン、今日からしばらくお世話になる」
「ぜひぜひー。プロコピウス様とご一緒なんて嬉しいです!」
昨日のお静かに! の一件で彼女はすっかり俺のことを気に入ってくれたみたいで、仕事がやりやすそうだ。快活そうなコロコロ変わる表情が魅力的で、大きな目と大き目の口。胸も大きくなくて俺好みだ!
よく見ると、手は五本の指があり、手のひらも含めて人間と変わらない見た目だが、手首あたりから翼が生えている。昨日良く確認していなかったから、てっきり物をつかんだりするのが困難だと思っていた。ブーツを履いているから足も恐らく人間と変わらない構造をしているように思える。
手が翼と表現したが、手首から肩にかけて翼が生えているというのが正解だったわけだ。
「ロロロだ。よろしく頼む」
無骨そうな雰囲気のするリザードマンは、ロロロというらしい。このリザードマンは昨日ベリサリウスと話をしていた人かなあ。リザードマンは正直顔の区別がつきずらい。
どの個体もワニを擬人化したような顔に、筋肉質で大柄な体系。体は緑色の鱗で覆われ、トカゲのような尻尾が生えている。
「昨日ベリサリウス様の隣にいたのが、ロロロさんで合ってるかな?」
「ああ」
突然ロロロは握手を求めてきたので、俺は手を差し出し彼と固い握手を交わす。
「ロロロったら、プロコピウス様が自分のことを覚えていたから、喜んでるんですよ!」
ティンの横やりにロロロは、ギロリと彼女を睨みつける。しかし、尻尾がパタパタと地を叩いているのが分かった。犬みたいに嬉しい時には、尻尾を振るんだろうか。
リザードマンは表情が全く読めないから、今の尻尾の動きは覚えておこう。俺のメモは「尻尾を縦に振ったら嬉しい」だ。
「もちろん覚えているよ」
完全な当てずっぽうだったんだけど、話を合わせておこう。たまたまにしても好感を得たわけだし。
俺の言葉に、ますます尻尾を振る力が強くなるロロロだった。ある意味分かりやすいじゃないかリザードマン。
「改めて、俺はプロコピウスという。長いので略してピウスとでも呼んでくれ」
「はい。ピウス様!」
「よろしく、ピウス」
二人とも愛称で呼んでくれて少し嬉しい。とりあえず、プロなんとかさんとかプロコさんは嫌だ! 奴を思い出すから......
「俺たちの役割は偵察と地形調査になる。オーガ自身の強さを調べるのは、ベリサリウス様自ら行うそうだ。だからオーガに近寄る必要はない」
「了解です!」
「わかった」
返事がよくて助かる。いいねえ。どっかのダークエルフとは大違いだ。
「二人ともオーガの姿は知っているかい?」
二人とも首を縦に振る。彼らにとってオーガとは強い害獣みたいなものだろう。これまで偵察や実際に戦闘をしていて、オーガを見ていておかしくない。
「一つだけ確認だけど、オーガは空を飛べないよな?」
これには二人とも笑いをこらえれなかったようだ。いやひょっとしたらファンタジーなオーガは、天使の羽が生えていて飛べるかもしれないじゃないか!
実際俺は見てないんだし。
「ピウス様。オーガは動きも遅いし、ジャンプしてもそんな高く飛べませんよ!」
笑い過ぎて涙目になっているティンが、オーガのことを教えてくれた。
ティンが言うには、オーガは身長三メートルを超す巨体で、見た目は人間に近いが知能は低く、丸太を持っていることもあるそうだ。
大きいだけに動きは鈍重だけど、力がものすごく強いので、殴られたらただでは済まないそうだ。
また、繁殖力が強く、大発生すると手をつけられなくなるそうだ。
「ティン、オーガの説明ありがとう」
「いえ。ピウス様のお役に立てて嬉しいです!」
「では空からの偵察ならば安全だと確認できたところで、どうやって偵察するかだが」
俺は飛龍に目をやり、ロロロに向けて尋ねる。
「飛龍は何人まで乗せることができるんだ?」
「三人まで平気。短時間なら四人」
「なら全員が乗ることもできるわけか。ティン、君は人を抱えて飛ぶことができるのかい?」
「んー。飛び上がることはできませんけど。滑空するだけなら」
なら、ティンに引っ張ってもらって飛ぶことは難しいか。いや、まてよ。安全な空の旅を行える。ティンが居れば。
「ロロロ。君は飛龍から落ちたりしないか?」
「ああ、リザードマンで落ちる者はいない」
「了解した。飛龍に乗ろうか。御者はロロロに頼む」
「ああ」
こうして俺たちはようやく飛龍に乗り込み、偵察へ向かうことになった。
◇◇◇◇◇
「ピウス様ー! わたし、子供じゃないので少し恥ずかしいんですが」
「気にするな。空の上だから誰も見ていない」
ようやく飛龍に乗って空へあがった俺たちだったが、どうもティンがご不満のようだ。
ああ、俺にも分かる。だってティンは俺に肩車されているんだもの。彼女にはもし俺が飛龍から落ちた時のパラシュート代わりになってもらおうと、考えているのだ。
ティンに背中にしがみついてもらうことも考えたが、彼女が俺を掴むために手を使うと、羽ばたけないじゃないか。ならば、俺がティンを掴めばいい。
腰のあたりにずっと手を回していればいいかもしれないけど、翼の動きを阻害しそうだったから肩車にしたわけだ。
だって、飛龍には安全ベルトもないし、こんなゴツゴツした背の上にまたがるだけなんだぞ! 強い風とか突然の横揺れが来たら落ちちゃうじゃないか。
俺は特に高いところが苦手なわけではない。現在飛龍は上空百メートルあたりを飛んでおり、地上の様子が肉眼でもよく見える。
村の広場を飛び立った俺たちは、オーガの住むという北の開けた土地を目指して移動している。
飛龍の速度だとあっという間に、噂の開けた土地に接近することができた。
なるほど。これは使える土地だ。
原生林が広がるこの地域にあって、ここの土地だけぽっかりと高い木が存在しない。低木と草が確認でき、広さも二キロ四方ほどあるんじゃないだろうか。
もしここに集落をつくるのならば、農耕も可能と思う。木の伐採をせずともだ。
空き地からさらに北を見てみると、遠くに山脈が見える。東側はリザードマンが住む土地だったか。原生林の切れ目があり川が確認できる。
西側は遠くに湖が見え、原生林から草原へ植生が変わっているようだ。湿原らしきものも見える。帰還するときには南側も見てみよう。
問題のオーガだが、居住地の開けた土地には、まばらにしか確認することができなかった。原生林で獲物を取りに散らばっているのかもしれない。
見たところ、開けた土地には他の大型生物は見ることが出来なかったから。食料がここには無いはずだ。
「そろそろ戻る。飛龍を休ませる」
ロロロは飛龍の体力を考慮し、帰還すると告げる。時計もないので時間計測はできないが、太陽の傾き具合からおおよそ三時間から四時間くらいで、飛龍の体力は限界を迎えるようだ。
もちろん戻りの時間を含めてになる。
「了解した。一旦戻ろう」
帰還時に南側を見てみると、小鬼族の村からさらに南へ霞むほど先は植生が変わっているようだった。原生林が無くなり平原が広がっている。南側にも平原があるんだなあ。
意気揚々と村に戻った俺は、とんでもない事態に巻き込まれることになってしまった......
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