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15.豚の性別?
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豚が起きそうになかったから、エリスと軽く食事でもと思った時、食べ物の臭いを嗅ぎつけた豚が起きた。
餌を与えると話を聞かなさそうだったので、先にヒュドラのことを伝えることにする。
「マッスルブ、ヒュドラは先ほど退治して来たぞ」
「えええ、冗談きついブー」
豚が全く信じてなさそうだ。どうしたもんかなこれ。
「プロなんとかさん、討伐した後に証拠なにか持ってこなかったの?」
エリスの助け船に、何かあったかなあと体を触っていると来客だ。
やって来たのは快活なハーピーの少女――ティンだった。
「ピウス様! ベリサリウス様からの言伝を忘れておりました! すいません!」
相変わらず元気いっぱいなティンは、懐から何かの牙を取り出して、俺に差し出す。
牙を見たマッスルブは驚愕に目を見開いたのだ。
「そ、それは! ヒュドラの牙ブー。本当に討伐しちゃったのかブー?」
「ブーさん! ベリサリウス様とピウス様は確かにヒュドラを討伐されました! 私がこの目で見たんです!」
俺が口を開く前に、ティンが援護してくれる。
「な、なんと。疑ってすまなかったブー」
俺が、「な、なんと」って思ったよ。謝罪することがあるんだな。この豚。豚は食べ物が目の前にあるというのに、ドスドスと家を出て行ってしまった。
せめて何するかくらい伝えていこうよ。
茫然と豚を見送った俺たちは、ため息が重なった......
「で、では。私はこれにて!」
重くなった空気を察知して、ティンがそそくさとこの場を立ち去ってしまう。
残されたのは俺とエリス......
「ま、まあ。オークの村へ行ったのよ。きっと」
「そ、そうですよね」
「ウフフ」
「アハハ」
ハアと二人のため息が重なり、無言で食事を取り始める俺たち。豚め、最初から最後までストレスを与えやがって。きっとエリスはもっとイライラしたに違いない。家にずっと豚がいたんだから。
「ところで、ピウスさん」
「なんでしょうか?」
呼び名が変わってるのに少し嫌な予感がする。
「随分とあの娘と仲が良いみたいね。必死にプロなんとかさんをかばっちゃってかわいいー」
白々しい態度だな。おい。普段から恋愛モード全開のエリスは人の恋路にもご興味ありってか? 残念、たった一日やそこらで、仲は進展しないって。
「ベリサリウス様の命令で一緒に仕事しただけですよ」
「ベリサリウス様が! なるほど。そういうことね」
ベリサリウスの名前を呼ぶときだけ声のトーンがやばいんだけど。この人。ベリサリウス様の前では平静を装ってるんだけどね。
どうやらエリスはまた妄想モードに入ったらしい。目がうつろになるからすぐ分かるんだよな。
「全ての女性がベリサリウス様を向いてしまう。でも、慈悲深いベリサリウス様は、あの娘をプロなんとかさんに! ああ、なんて配慮のある人なの!」
ダメだ。もう妄想が酷すぎてついていけない。心配しなくても会話に付き合う必要はないのだ。なぜなら、妄想モードになったエリスは人の言葉なんて耳に入らないからね。
愛しの彼の声以外は。
◇◇◇◇◇
――翌日
村長宅から戻ったベリサリウスから経緯を聞くと、オーク村についてはマッスルブに戻ってもらい、復興は彼ら自身に委ねるというものだった。すでにマッスルブが出て行ったことを伝えると、何を勘違いしたのかベリサリウスに褒められた!
ちなみに、何処に行ったかは伝えていない。エリスもこれに関しては口を出さなかったのが幸いした。まあ、彼女がベリサリウスの機嫌を損ねそうなことは言わないだろうけど。
そんなわけで、今日から再びオーガの調査だ。ついでにオーク村の様子も見て来いと追加指令が下った。
俺が広場につくと、ロロロもティンもすでに待っていてくれた。服装は先日の調査のときと変わっていない。俺もそうだけど。
「ロロロ、ティン。今日も頼むぞ!」
「はい!」「ああ」
いつもの調子で返事をしてくれる二人。危険性の低い空からの調査は俺にとって一番の癒し時間だと思う。二人の性格や態度も気疲れしないし、快適だ。
先日は開けた土地、リザードマンの村、小鬼の村の位置関係と距離を調査した。また、オーガがどの程度いるのか上空からざっと観測を行った。
今日はオーガがどれくらいの範囲で散らばっているのかをおおよそ調査する予定だ。オーガは巨体で、木に登ることもないそうだから上空からでも確認は可能だろう。
飛龍に乗り込み、ティンを肩車すると今日は恥ずかしがらず、むしろ自分からフワリと飛び上がったかと思うと、俺の肩へ飛び乗って来た。
あれだけ恥ずかしがってたのに、何か心境の変化があったのかもしれない。俺の予想は毎回肩車するから、真面目なティンのことだ恥ずかしいことは吹っ切ったというものだ。
調査は極めて順調に進む。
開けた土地はだいたい二キロ四方に広がっていて、オーガはそこを中心におよそ五キロくらいの距離に散らばっていた。事前に得た情報のとおり数は多い。見つけた分だけでおよそ五十。詳細に調査すれば倍程度はいそうな気がする......
「ティン、ロロロ。オーガの普段に比べてどうだ?」
「そうですね。例年の倍ほどは居ると思います。ここまで増えると食料を求めて村を襲うかもしれないです!」
「同意だ」
「分かった。ありがとう!」
◇◇◇◇◇
かなり気が進まなかったが、この後オークの村へ着陸し村の様子を見ることにした。
あれから一日たつがマッスルブは到着しているのだろうか。村にはすでに何人かのオークが戻っているみたいで、復興作業が進んでいた。
ヒュドラは巨体なので、遠くからでも頭の先は確認することができるのだろう。ヒュドラが倒れたことが分かった近くにいた住人から、戻って来てるというわけだ。
この分だと放っておいても復興していくと思われる。
数人ではあったが戻って来ていたオークから、討伐した人にお礼を言いたいと言われたので、少し困ったことになった。
いや、お礼を言うのはいいことだ。感謝されるのもいいことだ。ヒュドラを倒した英雄として、称えてくれるのも構わない。
問題はベリサリウスの嗜好にあるんだよ。オークのメスとベリサリウスが出会ったら、彼はオークの美しさで骨抜きにならないか?
まあ、いくら骨抜きになったとしても戦闘の気配がすれば一変するのがベリサリウスだが。
こういった災害の場合、子供や女性は遠くの安全地帯まで避難していることが多い。ならば、彼女たちが帰ってくる前に、ベリサリウスにとっととお礼なりなんなり受け取ってもらおうじゃないか。
「オークの女子供は無事だったんですか?」
「いえ、ブーたちは男しかいません。子供はいますが」
え? 都合のいい回答だけど。男しかいなくてどうやって子孫を残すんだ?
「あ、あのピウス様。オーク族は男の人しか生まれないんです。ですから、他の種族の女性と結婚するんですよ!」
ティンが補足説明をしてくれた。そういうことなら最初から教えてくれよ! 何でエリスは知らなかったんだ。聞いてたよな? あの豚にオスかメスかって。
「ティンは物知りだな。助かるよ」
「えへへ」
俺の言葉に照れるティン。ダークエルフが特別他の種族に興味がないのか、ハーピーが情報通なのかどちらか知りたいところだ。
「なるほど。そういうわけでしたら、復興が落ちついた時にでも改めまして」
俺はオークに向き直り、姿勢を正すと彼にそう提案した。
「分かりました。ぜひ来てくださいね!」
ベリサリウスが魅了される危機は去ったが、この情報を彼に報告するか迷うな......エリスに相談してみる? いや相談しても無駄だ。彼女はベリサリウスの真実を知らない。
というか「ベリサリウスは豚のような女性が好き」と伝えたら俺の首が文字通り締まるよ!
餌を与えると話を聞かなさそうだったので、先にヒュドラのことを伝えることにする。
「マッスルブ、ヒュドラは先ほど退治して来たぞ」
「えええ、冗談きついブー」
豚が全く信じてなさそうだ。どうしたもんかなこれ。
「プロなんとかさん、討伐した後に証拠なにか持ってこなかったの?」
エリスの助け船に、何かあったかなあと体を触っていると来客だ。
やって来たのは快活なハーピーの少女――ティンだった。
「ピウス様! ベリサリウス様からの言伝を忘れておりました! すいません!」
相変わらず元気いっぱいなティンは、懐から何かの牙を取り出して、俺に差し出す。
牙を見たマッスルブは驚愕に目を見開いたのだ。
「そ、それは! ヒュドラの牙ブー。本当に討伐しちゃったのかブー?」
「ブーさん! ベリサリウス様とピウス様は確かにヒュドラを討伐されました! 私がこの目で見たんです!」
俺が口を開く前に、ティンが援護してくれる。
「な、なんと。疑ってすまなかったブー」
俺が、「な、なんと」って思ったよ。謝罪することがあるんだな。この豚。豚は食べ物が目の前にあるというのに、ドスドスと家を出て行ってしまった。
せめて何するかくらい伝えていこうよ。
茫然と豚を見送った俺たちは、ため息が重なった......
「で、では。私はこれにて!」
重くなった空気を察知して、ティンがそそくさとこの場を立ち去ってしまう。
残されたのは俺とエリス......
「ま、まあ。オークの村へ行ったのよ。きっと」
「そ、そうですよね」
「ウフフ」
「アハハ」
ハアと二人のため息が重なり、無言で食事を取り始める俺たち。豚め、最初から最後までストレスを与えやがって。きっとエリスはもっとイライラしたに違いない。家にずっと豚がいたんだから。
「ところで、ピウスさん」
「なんでしょうか?」
呼び名が変わってるのに少し嫌な予感がする。
「随分とあの娘と仲が良いみたいね。必死にプロなんとかさんをかばっちゃってかわいいー」
白々しい態度だな。おい。普段から恋愛モード全開のエリスは人の恋路にもご興味ありってか? 残念、たった一日やそこらで、仲は進展しないって。
「ベリサリウス様の命令で一緒に仕事しただけですよ」
「ベリサリウス様が! なるほど。そういうことね」
ベリサリウスの名前を呼ぶときだけ声のトーンがやばいんだけど。この人。ベリサリウス様の前では平静を装ってるんだけどね。
どうやらエリスはまた妄想モードに入ったらしい。目がうつろになるからすぐ分かるんだよな。
「全ての女性がベリサリウス様を向いてしまう。でも、慈悲深いベリサリウス様は、あの娘をプロなんとかさんに! ああ、なんて配慮のある人なの!」
ダメだ。もう妄想が酷すぎてついていけない。心配しなくても会話に付き合う必要はないのだ。なぜなら、妄想モードになったエリスは人の言葉なんて耳に入らないからね。
愛しの彼の声以外は。
◇◇◇◇◇
――翌日
村長宅から戻ったベリサリウスから経緯を聞くと、オーク村についてはマッスルブに戻ってもらい、復興は彼ら自身に委ねるというものだった。すでにマッスルブが出て行ったことを伝えると、何を勘違いしたのかベリサリウスに褒められた!
ちなみに、何処に行ったかは伝えていない。エリスもこれに関しては口を出さなかったのが幸いした。まあ、彼女がベリサリウスの機嫌を損ねそうなことは言わないだろうけど。
そんなわけで、今日から再びオーガの調査だ。ついでにオーク村の様子も見て来いと追加指令が下った。
俺が広場につくと、ロロロもティンもすでに待っていてくれた。服装は先日の調査のときと変わっていない。俺もそうだけど。
「ロロロ、ティン。今日も頼むぞ!」
「はい!」「ああ」
いつもの調子で返事をしてくれる二人。危険性の低い空からの調査は俺にとって一番の癒し時間だと思う。二人の性格や態度も気疲れしないし、快適だ。
先日は開けた土地、リザードマンの村、小鬼の村の位置関係と距離を調査した。また、オーガがどの程度いるのか上空からざっと観測を行った。
今日はオーガがどれくらいの範囲で散らばっているのかをおおよそ調査する予定だ。オーガは巨体で、木に登ることもないそうだから上空からでも確認は可能だろう。
飛龍に乗り込み、ティンを肩車すると今日は恥ずかしがらず、むしろ自分からフワリと飛び上がったかと思うと、俺の肩へ飛び乗って来た。
あれだけ恥ずかしがってたのに、何か心境の変化があったのかもしれない。俺の予想は毎回肩車するから、真面目なティンのことだ恥ずかしいことは吹っ切ったというものだ。
調査は極めて順調に進む。
開けた土地はだいたい二キロ四方に広がっていて、オーガはそこを中心におよそ五キロくらいの距離に散らばっていた。事前に得た情報のとおり数は多い。見つけた分だけでおよそ五十。詳細に調査すれば倍程度はいそうな気がする......
「ティン、ロロロ。オーガの普段に比べてどうだ?」
「そうですね。例年の倍ほどは居ると思います。ここまで増えると食料を求めて村を襲うかもしれないです!」
「同意だ」
「分かった。ありがとう!」
◇◇◇◇◇
かなり気が進まなかったが、この後オークの村へ着陸し村の様子を見ることにした。
あれから一日たつがマッスルブは到着しているのだろうか。村にはすでに何人かのオークが戻っているみたいで、復興作業が進んでいた。
ヒュドラは巨体なので、遠くからでも頭の先は確認することができるのだろう。ヒュドラが倒れたことが分かった近くにいた住人から、戻って来てるというわけだ。
この分だと放っておいても復興していくと思われる。
数人ではあったが戻って来ていたオークから、討伐した人にお礼を言いたいと言われたので、少し困ったことになった。
いや、お礼を言うのはいいことだ。感謝されるのもいいことだ。ヒュドラを倒した英雄として、称えてくれるのも構わない。
問題はベリサリウスの嗜好にあるんだよ。オークのメスとベリサリウスが出会ったら、彼はオークの美しさで骨抜きにならないか?
まあ、いくら骨抜きになったとしても戦闘の気配がすれば一変するのがベリサリウスだが。
こういった災害の場合、子供や女性は遠くの安全地帯まで避難していることが多い。ならば、彼女たちが帰ってくる前に、ベリサリウスにとっととお礼なりなんなり受け取ってもらおうじゃないか。
「オークの女子供は無事だったんですか?」
「いえ、ブーたちは男しかいません。子供はいますが」
え? 都合のいい回答だけど。男しかいなくてどうやって子孫を残すんだ?
「あ、あのピウス様。オーク族は男の人しか生まれないんです。ですから、他の種族の女性と結婚するんですよ!」
ティンが補足説明をしてくれた。そういうことなら最初から教えてくれよ! 何でエリスは知らなかったんだ。聞いてたよな? あの豚にオスかメスかって。
「ティンは物知りだな。助かるよ」
「えへへ」
俺の言葉に照れるティン。ダークエルフが特別他の種族に興味がないのか、ハーピーが情報通なのかどちらか知りたいところだ。
「なるほど。そういうわけでしたら、復興が落ちついた時にでも改めまして」
俺はオークに向き直り、姿勢を正すと彼にそう提案した。
「分かりました。ぜひ来てくださいね!」
ベリサリウスが魅了される危機は去ったが、この情報を彼に報告するか迷うな......エリスに相談してみる? いや相談しても無駄だ。彼女はベリサリウスの真実を知らない。
というか「ベリサリウスは豚のような女性が好き」と伝えたら俺の首が文字通り締まるよ!
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