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16.村の見学
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俺は小鬼村へ帰還すると、ベリサリウスへ報告に来ていた。
「......というわけです」
「了解した。オーガの配置は理解した。これ以上の調査は必要ない。ご苦労だった」
オーガの生息地域の報告をすると、ベリサリウスは俺を労ってくれた。彼にはこれ以上の情報は必要ないようだ。
「オーク村のことですが、既に復興が始まっている様子です。ベリサリウス様へ感謝の意を伝えたいと申してました」
「ふむ。オーク村は放置で問題無しだな。オーク村へはオーガの件が終わってから訪れよう」
オーク村のことは「感謝の意」だけ伝えることにした。たぶん、ベリサリウスはブッケルブが雄ということさえ知らないだろうから、真実を知った時どうなるか予想がつかない......できればこの件には触れずにそっとしておきたい。
まあ、バレたらバレたでどんな反応するか楽しみではあるけど。
「ベリサリウス様、準備はいかがでしょうか?」
「小鬼の村民が腕によりをかけて、盾と矢を作成中だ。明日には準備できるだろう。明後日オーガを殲滅するぞ」
「はっ! 承知いたしました」
「それまで、村民の技術を見てやるがよい。お前が行くと助けになるだろう」
「はっ! 承知いたしました」
俺が行って何か役に立つのか甚だ疑問だけど、村の様子を見れるのは悪くないぞ。しかし、盾と矢か。
俺の浅い考えだけど、オーガは知性が高くはないから、遊撃をする人を何人か準備し、オーガどもを誘い込み、盾で防衛しつつ、後ろから弓を射かけるとか有効そうだ。
問題はオーガの膂力だろうなあ。比較的力の強いリザードマンでもオーガのこん棒を防ぎきれるとは思えない。もし盾が機能しなければグダグダになるは必至。
まあ俺が考えるようなことはとっくにベリサリウスは想定しているだろう。俺が心配することは、俺自身が生き延びることだよな。当日どんな役目が与えられるのか、今から胃が。
◇◇◇◇◇
――翌日
思わぬところでフリータイムになった俺。ここに来て初めての自由時間! しかし、酷い目に会い続けたものだ。猛獣が目の前に来て、ベリサリウスに村へ連れて来てもらったと思ったら、変なダークエルフだろ。
そして飛龍が来て、ヒュドラでバンジージャンプだよ。
そんな俺の唯一の癒しだったのが、飛龍での遊覧飛行だ。付き添ってくれたメンバー二人も好感が持てたのも大きかった。
今日一日は村の職人たちや施設を把握しておこうと思う。ベリサリウスは様子を見て来いと言っただけだ。だからただの見学であっても問題はないのだ。
「ピウス様!」
ちょうど待ち合わせしていたティンが村の広場へやって来た。右も左も分からない俺のガイド役を買って出てくれたのだ。顔も知らない村人を独りで訪ねるのは気が引けたんで、ティンが来てくれてありがたい。
「ありがとう。ティン」
「いえ! ピウス様のお役に立てて嬉しいです!」
快活な声、笑顔。ティンはいつも元気いっぱいで俺も笑顔になれる。こういった何気ないやり取りが無いと、心を保つことはできないだろうからとても助かってるんだ。
ありがとう。ティン。あとロロロも。
「小鬼族は手先が器用と聞いてるんだけど、他の種族はどうなんだ?」
「ダークエルフはともかく、多くの種族は小鬼族が作る武器や道具を使っていますよ」
なるほど。一つ疑問が解けた。小鬼族の村は小鬼と名前が付いているが他種族の亜人が普通に生活をしている。
力が弱いと聞く小鬼だけど、多くの亜人達の生活を支えているのか。
飛竜三匹が襲撃してきた時、他の亜人達も防衛に加わっていたのは、亜人の村を他の種族も護っているからだろう。
となると、リザードマン族長が言っていた「飛竜の暴走」も嘘ではない気がしてきた。
「じゃあ、職人達のところを順に訪ねよう」
「はい!」
まず訪れたのは革職人のところだった。すでに先日討伐された、虎のようなモンスターと飛竜の皮をなめして革にして武器職人へ手渡したそうだ。
続いて武器職人のところに行って見ると、盾と弓、矢を作成しているところだった。盾は既に完成しているようで、ちょうど牙を削った矢じりをシャフトに取り付けているところだった。
「こんにちは。俺はプロコピウスと言います」
「プロコピウス様。ご活躍のほどベリサリウス様から聞いておりますよ」
人の良さそうな小鬼族の武器職人が気さくに応じてくれる。
俺は完成した盾を手に取ろうとしたが、この盾大きい。リザードマンが隠れる程のサイズがあるぞ。盾は木製で、表面に飛竜の鱗を貼り付けているようだった。
「随分大きな盾ですね。リザードマンが持つのですか?」
「ええ、ベリサリウス様の指示でその盾を作成しました。どなたが使うのか聞いてませんが」
「なるほど。それにしても見事な腕前ですね」
「プロコピウス様にそう言って貰えると感無量です。私たちは戦闘が苦手でして」
「それぞれ得意分野があるでしょう。出来ることをやって行きましょう」
俺の言葉に武器職人は手がブルブル震え、俺の手を握って来た。
俺に得意分野? 無いよそんなの!
この後大工達も見学して、広場に戻って来た。
「ピウス様の言葉に職人さん達は感激してましたね!さすがです!」
「いや、見学しただけだよ。俺は」
え? 無難な事を言っただけだけど。
何か凄い事をしたのか? 俺。
「何をおっしゃいますか! 戦闘なんてしなくていい。得意分野で頑張りましょうなんて、素敵過ぎます!」
「そ、そうか」
「小鬼の村のように魔の森にある村は、危険なモンスターがたくさんいるんですよ。時には村総出で戦闘に向かいます」
「なるほど。そういうことか。戦闘にはできれば職人を出したくないよ。彼らが居なければ武器も修理できないし、鍋が無くなれば食事も出来なくなる」
「ピウス様!」
ティンの頬が紅潮し、ワナワナと震えだす。目には薄っすらと涙を浮かべていた。
「ピウス様! あなたの言葉胸に染みました!」
「ティンもそうだ。空を飛んで調査するという得意分野があるだろう。これは得難いものだ。君はこの村の目なんだよ」
「ピウス様!」
ティンは思わず、俺の胸に飛び込みそうになって思いとどまったようだ。彼女はきっと戦いが苦手なんだろう。だから俺が適材適所と言ったことに肩を震わせ、涙まで浮かべたんだ。
君は役立たずなんかじゃない。俺なんかよりずっと。俺は戦いも出来ないし、空も飛べない、武器もつくれない。ああ、気持ちが落ちてきた......俺何も出来ねえじゃないか! あ、今更だよな。そんなこと。
それでも、俺は生き残ってやるんだ。
「ティン、大丈夫だ。君は役立たずなんかじゃない」
俺はティンの頭を撫で慰めるが、自分の言葉が自分に突き刺さり、やるせない気持ちになってしまったのだった......
かなり鬱屈した気持ちでベリサリウスの家に帰宅すると、ベリサリウスはまだ帰ってきてないようだった。明日のオーガ戦に向けて最終調整でもしているんだろう。
俺は俺でベリサリウスへ報告することも特に無いから、まあ問題ない。
「ベリサリウス様のところに行かなくていいの?」
エリスはジトーッと俺を睨んでくるが、俺が行ってもなあ。
「俺は職人を見て来るように言われただけですんで......」
「職務怠慢よ! ベリサリウス様のそばにいなさいよ! 明日はオーガでしょ」
「そうですけど。もうなんか、疲れたんですよ」
そうそう、ティンとの一件で、俺何も出来ることが無いと改めて認識してしまったんだ。元々ただの社会人たる俺に出来ることなんて無いに等しかったわけだけど、突きつけられるとさすがにねえ。
俺はここで気が付くべきだった。エリスの地雷を踏んでしまったことに。
「......というわけです」
「了解した。オーガの配置は理解した。これ以上の調査は必要ない。ご苦労だった」
オーガの生息地域の報告をすると、ベリサリウスは俺を労ってくれた。彼にはこれ以上の情報は必要ないようだ。
「オーク村のことですが、既に復興が始まっている様子です。ベリサリウス様へ感謝の意を伝えたいと申してました」
「ふむ。オーク村は放置で問題無しだな。オーク村へはオーガの件が終わってから訪れよう」
オーク村のことは「感謝の意」だけ伝えることにした。たぶん、ベリサリウスはブッケルブが雄ということさえ知らないだろうから、真実を知った時どうなるか予想がつかない......できればこの件には触れずにそっとしておきたい。
まあ、バレたらバレたでどんな反応するか楽しみではあるけど。
「ベリサリウス様、準備はいかがでしょうか?」
「小鬼の村民が腕によりをかけて、盾と矢を作成中だ。明日には準備できるだろう。明後日オーガを殲滅するぞ」
「はっ! 承知いたしました」
「それまで、村民の技術を見てやるがよい。お前が行くと助けになるだろう」
「はっ! 承知いたしました」
俺が行って何か役に立つのか甚だ疑問だけど、村の様子を見れるのは悪くないぞ。しかし、盾と矢か。
俺の浅い考えだけど、オーガは知性が高くはないから、遊撃をする人を何人か準備し、オーガどもを誘い込み、盾で防衛しつつ、後ろから弓を射かけるとか有効そうだ。
問題はオーガの膂力だろうなあ。比較的力の強いリザードマンでもオーガのこん棒を防ぎきれるとは思えない。もし盾が機能しなければグダグダになるは必至。
まあ俺が考えるようなことはとっくにベリサリウスは想定しているだろう。俺が心配することは、俺自身が生き延びることだよな。当日どんな役目が与えられるのか、今から胃が。
◇◇◇◇◇
――翌日
思わぬところでフリータイムになった俺。ここに来て初めての自由時間! しかし、酷い目に会い続けたものだ。猛獣が目の前に来て、ベリサリウスに村へ連れて来てもらったと思ったら、変なダークエルフだろ。
そして飛龍が来て、ヒュドラでバンジージャンプだよ。
そんな俺の唯一の癒しだったのが、飛龍での遊覧飛行だ。付き添ってくれたメンバー二人も好感が持てたのも大きかった。
今日一日は村の職人たちや施設を把握しておこうと思う。ベリサリウスは様子を見て来いと言っただけだ。だからただの見学であっても問題はないのだ。
「ピウス様!」
ちょうど待ち合わせしていたティンが村の広場へやって来た。右も左も分からない俺のガイド役を買って出てくれたのだ。顔も知らない村人を独りで訪ねるのは気が引けたんで、ティンが来てくれてありがたい。
「ありがとう。ティン」
「いえ! ピウス様のお役に立てて嬉しいです!」
快活な声、笑顔。ティンはいつも元気いっぱいで俺も笑顔になれる。こういった何気ないやり取りが無いと、心を保つことはできないだろうからとても助かってるんだ。
ありがとう。ティン。あとロロロも。
「小鬼族は手先が器用と聞いてるんだけど、他の種族はどうなんだ?」
「ダークエルフはともかく、多くの種族は小鬼族が作る武器や道具を使っていますよ」
なるほど。一つ疑問が解けた。小鬼族の村は小鬼と名前が付いているが他種族の亜人が普通に生活をしている。
力が弱いと聞く小鬼だけど、多くの亜人達の生活を支えているのか。
飛竜三匹が襲撃してきた時、他の亜人達も防衛に加わっていたのは、亜人の村を他の種族も護っているからだろう。
となると、リザードマン族長が言っていた「飛竜の暴走」も嘘ではない気がしてきた。
「じゃあ、職人達のところを順に訪ねよう」
「はい!」
まず訪れたのは革職人のところだった。すでに先日討伐された、虎のようなモンスターと飛竜の皮をなめして革にして武器職人へ手渡したそうだ。
続いて武器職人のところに行って見ると、盾と弓、矢を作成しているところだった。盾は既に完成しているようで、ちょうど牙を削った矢じりをシャフトに取り付けているところだった。
「こんにちは。俺はプロコピウスと言います」
「プロコピウス様。ご活躍のほどベリサリウス様から聞いておりますよ」
人の良さそうな小鬼族の武器職人が気さくに応じてくれる。
俺は完成した盾を手に取ろうとしたが、この盾大きい。リザードマンが隠れる程のサイズがあるぞ。盾は木製で、表面に飛竜の鱗を貼り付けているようだった。
「随分大きな盾ですね。リザードマンが持つのですか?」
「ええ、ベリサリウス様の指示でその盾を作成しました。どなたが使うのか聞いてませんが」
「なるほど。それにしても見事な腕前ですね」
「プロコピウス様にそう言って貰えると感無量です。私たちは戦闘が苦手でして」
「それぞれ得意分野があるでしょう。出来ることをやって行きましょう」
俺の言葉に武器職人は手がブルブル震え、俺の手を握って来た。
俺に得意分野? 無いよそんなの!
この後大工達も見学して、広場に戻って来た。
「ピウス様の言葉に職人さん達は感激してましたね!さすがです!」
「いや、見学しただけだよ。俺は」
え? 無難な事を言っただけだけど。
何か凄い事をしたのか? 俺。
「何をおっしゃいますか! 戦闘なんてしなくていい。得意分野で頑張りましょうなんて、素敵過ぎます!」
「そ、そうか」
「小鬼の村のように魔の森にある村は、危険なモンスターがたくさんいるんですよ。時には村総出で戦闘に向かいます」
「なるほど。そういうことか。戦闘にはできれば職人を出したくないよ。彼らが居なければ武器も修理できないし、鍋が無くなれば食事も出来なくなる」
「ピウス様!」
ティンの頬が紅潮し、ワナワナと震えだす。目には薄っすらと涙を浮かべていた。
「ピウス様! あなたの言葉胸に染みました!」
「ティンもそうだ。空を飛んで調査するという得意分野があるだろう。これは得難いものだ。君はこの村の目なんだよ」
「ピウス様!」
ティンは思わず、俺の胸に飛び込みそうになって思いとどまったようだ。彼女はきっと戦いが苦手なんだろう。だから俺が適材適所と言ったことに肩を震わせ、涙まで浮かべたんだ。
君は役立たずなんかじゃない。俺なんかよりずっと。俺は戦いも出来ないし、空も飛べない、武器もつくれない。ああ、気持ちが落ちてきた......俺何も出来ねえじゃないか! あ、今更だよな。そんなこと。
それでも、俺は生き残ってやるんだ。
「ティン、大丈夫だ。君は役立たずなんかじゃない」
俺はティンの頭を撫で慰めるが、自分の言葉が自分に突き刺さり、やるせない気持ちになってしまったのだった......
かなり鬱屈した気持ちでベリサリウスの家に帰宅すると、ベリサリウスはまだ帰ってきてないようだった。明日のオーガ戦に向けて最終調整でもしているんだろう。
俺は俺でベリサリウスへ報告することも特に無いから、まあ問題ない。
「ベリサリウス様のところに行かなくていいの?」
エリスはジトーッと俺を睨んでくるが、俺が行ってもなあ。
「俺は職人を見て来るように言われただけですんで......」
「職務怠慢よ! ベリサリウス様のそばにいなさいよ! 明日はオーガでしょ」
「そうですけど。もうなんか、疲れたんですよ」
そうそう、ティンとの一件で、俺何も出来ることが無いと改めて認識してしまったんだ。元々ただの社会人たる俺に出来ることなんて無いに等しかったわけだけど、突きつけられるとさすがにねえ。
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