32 / 167
32.キャッサバ
しおりを挟む
その晩、マッスルブ達が集めてくれたキャッサバを加工することにした。キャッサバの生育に必要なのは茎だけだから、食べれる根は毒抜きしてしまおうってわけだ。
小鬼の村民に大鍋をいくつか出してもらい、みんなでキャッサバの皮を剥く。皮を剥いたキャッサバを半分はすり潰し布を巻いて置いておく。もう一つは刻んで大鍋に入れグツグツ煮込む。
煮込んだら井戸水に晒し徐毒する。いつの間にか井戸を一つ掘っていたことに驚いたが、生きていく為には水が必要なので当然と言えば当然か。ここは石灰岩質だから、井戸水は簡単に出るだろうし。
水に晒したキャッサバに少しお湯を混ぜ、捏ねるとフフと呼ばれるマッシュポテトのような食べ物が完成する。
味をつける調味料が何もないからどうしたものかと思ったけど、小鬼の村民が岩塩を細かく砕いたものを出してくれた。
「では、みなさん。先に問題ないか俺が食べますので、その後に食べてください」
俺がローマの街民全員の前で宣言すると、先に「俺たちが食べる」と俺が食べるのを遮ってきた。
「ピウス様が先に食べなくていいです! 私が先に!」
全員が気が付くより早くティンがフフを口に運んでしまう。
固唾を飲み見守るローマの街民......
「甘くておいしいです!」
笑顔でティンが俺を見やると、街民から歓声があがる。中毒症状ってすぐに出るものだっけ? よくわからなかったけどすでにみんな食べ始めている。
マ、マジかよ。ま、まあ大丈夫だろ......
キャッサバで出来たフフを口に運んでみると、サツマイモより甘味が少ないジャガイモといった風味だった。食感は柔らかい餅のような感じだ。うん。食べれる。塩を少し振って食べてみると、吹かしイモを食べてるような気分になる。
今後キャッサバを主食に、キノコや山菜、狩猟か牧畜した草食竜辺りを食べていけば当座は凌げるだろう。
できれば、牛や鶏が育てればさらに食料事情は改善されるけど。こいつらがこの世界に居るのかも不明だからなあ。
山菜類からも育てれそうなものがあれば、畑をつくりたいな。とにかく今はキャッサバ畑だな。ノウハウが全くないところからの育成だから上手くいくか未知数だ。
しかし、キャッサバは最も育てやすい食物のうちの一つと言われてるから、何とかなると俺は楽観視してるんだけど。
「さすがプロコピウス。一夜にして食料を発見するとは。お前は万の兵士にも勝るな」
ベリサリウスが上機嫌で俺をべた褒めしてきたが、俺は照れで面と向かって彼と目を合わせれなくなってしまった。
「いえ。たまたま発見できただけです」
「ははは。謙遜せずともよい。お前がいなければローマ建築など私は言わなかったぞ」
「滅相もございません」
照れる。そんな褒めないでくれ! 俺がタジタジになっていると、横に座っていたティンも目を輝かせているではないか。
「ピウス様! おいしいし、一杯育てたら皆飢えずに暮らせますね! 夢みたいです!」
「飢えで苦しむことは割にあるのか?」
「ええ。狩猟は危険なモンスターが居座ったりすると難しくなりますし。今はベリサリウス様がいらっしゃるので、豊富に食料が集まりますけど」
「そうか。キャッサバがたくさん育つといいな。いや育てよう!」
「はい!」
ティンは笑顔で俺に力強く答えると、フフをほうばる。慌てて食べたみたいで喉に詰まらせているが......頑張り屋で少しおっちょこちょいな彼女は好感が持てる。
俺は微笑ましくなって、思わず彼女の頭を撫でながら、水の入ったコップを差し出した。
「あ、ありがとうございます」
水を飲み干して、真っ赤になりながらティンは俺に礼を言った。
小鬼の村が焼けてローマを建設することになり、落ち着く暇の無かった俺たちだけど、ようやくみんな笑顔を取り戻そうとしている。
今はまだ仮説住宅でさえままならないけど、確かにそこには生活が芽吹いていた。笑い声があった。俺たちは明日も生きていける、そう確信した夜だったんだ。
◇◇◇◇◇
――翌朝
ハーピー達が昼前に到着するとさっそく、彼女たちに冒険者への警戒へ当たってもらうことにした。ティンから聞いた話だが、ハーピー族は女性のみで構成されている種族らしく、子供は他の亜人と結婚して生まれるらしい。
ハーピーの子供は女だとハーピーに。男だと結婚相手の種族になるそうだ。
俺はティンを伴いハーピー達と仕事内容について話をするため、彼女らを一同に集めていた。
「集まってもらってありがとうございます。君たちの任務について話をする」
集まったハーピーは全部で十名。数としては充分だ。これだけいれば迅速に情報伝達ができるだろう。
「先ほど少し触れたが、ローマの周辺を空から巡回し人間や危険なモンスターを発見したら報告して欲しい。俺が居なければベリサリウス様。二人とも居なければ小鬼の村長へ報告してくれ」
「分かりました」
代表して、先日俺たちに助けを求めに来たハーピーが俺に応対する。しかし、彼女は何か言いたそうな顔をしている。
「どうした? 何か意見があるなら聞こう」
「私たちの仕事はそれだけでいいんでしょうか?」
おずおずとハーピーの代表は俺に聞いて来るが、自分たちの重要性が分かっていないんだろうか? 空からの警戒はある意味ローマの生命線だぞ。非常に重要な任務だ。
いくら街を完成させたとしても、敵襲に気が付かず襲われては全てが水泡に帰す。索敵は周囲の安全性が確保されていない現状必須の事項なんだけど......
「ああ。この任務こそローマの明日がかかっていると言っても過言ではない。頑張ってほしい」
「プロコピウス様。あなた様は何て慈悲深い。空を飛ぶことしかできないハーピーにそう言っていただけるとは」
何故か涙を流され感謝されてしまった。ま、まあこの様子なら頑張ってくれるだろう......
「僭越ながらプロコピウス様。もし夜伽の命がございましたら申し付けください。ベリサリウス様とあなた様ならば喜んでここの者はお相手させていただきます」
ぎょっとして彼女らを見回すと、全員少し頬を赤らめふさいでいる様子......いやいやじゃなくまんざらでもなさそうだ。何が彼女達をそうさせるのか分からないけど、ベリサリウスは興味ないだろう。
だって彼女たちはみんなナイスバディなんだもの。豚みたいな女が好きなベリサリウスだと見向きもしない。俺もベリサリウスが夜伽をしないのに俺だけが呼ぶなんてことができるわけがないから、我慢となる。まあ俺も大きい胸は好みではないけどね!
でも仮にだな、豚のような女性種族が居たとする。ベリサリウスが嬉々として夜に呼んだとしよう。
ならプロコピウスにもってならないか? そうなると悪夢だよ! まだお預けのほうが百倍ましだ。
そう考えたら、お預けなんて大したことないと思えるようになった。
「いや、君たちの任務を全うしてくれるだけでよい。何も体を差し出すことは求めていない」
「プロコピウス様......」
ものすごく熱っぽい目でハーピーが見つめてくる。うああ。逆に火をつけちゃったみたいだよ。
こういう時こそ同じハーピーのティンに何とかしてもらおうと、彼女に目線を移すと、キラキラした目で俺を見つめていた。これはダメだ。口を開かすと斜め上に行きそうな雰囲気がプンプンする。
「では、これにて解散とする。困ったことがあれば、私かティンに言うがいい」
「分かりました」
俺はハーピー達の熱い視線を背中に感じながら、ティンを連れて持ち場に戻るのだった。少しハーピー族についてティンに詳しく聞いたほうが良さそうだな。俺の常識と彼女らの常識はかなりズレてる気がする......
小鬼の村民に大鍋をいくつか出してもらい、みんなでキャッサバの皮を剥く。皮を剥いたキャッサバを半分はすり潰し布を巻いて置いておく。もう一つは刻んで大鍋に入れグツグツ煮込む。
煮込んだら井戸水に晒し徐毒する。いつの間にか井戸を一つ掘っていたことに驚いたが、生きていく為には水が必要なので当然と言えば当然か。ここは石灰岩質だから、井戸水は簡単に出るだろうし。
水に晒したキャッサバに少しお湯を混ぜ、捏ねるとフフと呼ばれるマッシュポテトのような食べ物が完成する。
味をつける調味料が何もないからどうしたものかと思ったけど、小鬼の村民が岩塩を細かく砕いたものを出してくれた。
「では、みなさん。先に問題ないか俺が食べますので、その後に食べてください」
俺がローマの街民全員の前で宣言すると、先に「俺たちが食べる」と俺が食べるのを遮ってきた。
「ピウス様が先に食べなくていいです! 私が先に!」
全員が気が付くより早くティンがフフを口に運んでしまう。
固唾を飲み見守るローマの街民......
「甘くておいしいです!」
笑顔でティンが俺を見やると、街民から歓声があがる。中毒症状ってすぐに出るものだっけ? よくわからなかったけどすでにみんな食べ始めている。
マ、マジかよ。ま、まあ大丈夫だろ......
キャッサバで出来たフフを口に運んでみると、サツマイモより甘味が少ないジャガイモといった風味だった。食感は柔らかい餅のような感じだ。うん。食べれる。塩を少し振って食べてみると、吹かしイモを食べてるような気分になる。
今後キャッサバを主食に、キノコや山菜、狩猟か牧畜した草食竜辺りを食べていけば当座は凌げるだろう。
できれば、牛や鶏が育てればさらに食料事情は改善されるけど。こいつらがこの世界に居るのかも不明だからなあ。
山菜類からも育てれそうなものがあれば、畑をつくりたいな。とにかく今はキャッサバ畑だな。ノウハウが全くないところからの育成だから上手くいくか未知数だ。
しかし、キャッサバは最も育てやすい食物のうちの一つと言われてるから、何とかなると俺は楽観視してるんだけど。
「さすがプロコピウス。一夜にして食料を発見するとは。お前は万の兵士にも勝るな」
ベリサリウスが上機嫌で俺をべた褒めしてきたが、俺は照れで面と向かって彼と目を合わせれなくなってしまった。
「いえ。たまたま発見できただけです」
「ははは。謙遜せずともよい。お前がいなければローマ建築など私は言わなかったぞ」
「滅相もございません」
照れる。そんな褒めないでくれ! 俺がタジタジになっていると、横に座っていたティンも目を輝かせているではないか。
「ピウス様! おいしいし、一杯育てたら皆飢えずに暮らせますね! 夢みたいです!」
「飢えで苦しむことは割にあるのか?」
「ええ。狩猟は危険なモンスターが居座ったりすると難しくなりますし。今はベリサリウス様がいらっしゃるので、豊富に食料が集まりますけど」
「そうか。キャッサバがたくさん育つといいな。いや育てよう!」
「はい!」
ティンは笑顔で俺に力強く答えると、フフをほうばる。慌てて食べたみたいで喉に詰まらせているが......頑張り屋で少しおっちょこちょいな彼女は好感が持てる。
俺は微笑ましくなって、思わず彼女の頭を撫でながら、水の入ったコップを差し出した。
「あ、ありがとうございます」
水を飲み干して、真っ赤になりながらティンは俺に礼を言った。
小鬼の村が焼けてローマを建設することになり、落ち着く暇の無かった俺たちだけど、ようやくみんな笑顔を取り戻そうとしている。
今はまだ仮説住宅でさえままならないけど、確かにそこには生活が芽吹いていた。笑い声があった。俺たちは明日も生きていける、そう確信した夜だったんだ。
◇◇◇◇◇
――翌朝
ハーピー達が昼前に到着するとさっそく、彼女たちに冒険者への警戒へ当たってもらうことにした。ティンから聞いた話だが、ハーピー族は女性のみで構成されている種族らしく、子供は他の亜人と結婚して生まれるらしい。
ハーピーの子供は女だとハーピーに。男だと結婚相手の種族になるそうだ。
俺はティンを伴いハーピー達と仕事内容について話をするため、彼女らを一同に集めていた。
「集まってもらってありがとうございます。君たちの任務について話をする」
集まったハーピーは全部で十名。数としては充分だ。これだけいれば迅速に情報伝達ができるだろう。
「先ほど少し触れたが、ローマの周辺を空から巡回し人間や危険なモンスターを発見したら報告して欲しい。俺が居なければベリサリウス様。二人とも居なければ小鬼の村長へ報告してくれ」
「分かりました」
代表して、先日俺たちに助けを求めに来たハーピーが俺に応対する。しかし、彼女は何か言いたそうな顔をしている。
「どうした? 何か意見があるなら聞こう」
「私たちの仕事はそれだけでいいんでしょうか?」
おずおずとハーピーの代表は俺に聞いて来るが、自分たちの重要性が分かっていないんだろうか? 空からの警戒はある意味ローマの生命線だぞ。非常に重要な任務だ。
いくら街を完成させたとしても、敵襲に気が付かず襲われては全てが水泡に帰す。索敵は周囲の安全性が確保されていない現状必須の事項なんだけど......
「ああ。この任務こそローマの明日がかかっていると言っても過言ではない。頑張ってほしい」
「プロコピウス様。あなた様は何て慈悲深い。空を飛ぶことしかできないハーピーにそう言っていただけるとは」
何故か涙を流され感謝されてしまった。ま、まあこの様子なら頑張ってくれるだろう......
「僭越ながらプロコピウス様。もし夜伽の命がございましたら申し付けください。ベリサリウス様とあなた様ならば喜んでここの者はお相手させていただきます」
ぎょっとして彼女らを見回すと、全員少し頬を赤らめふさいでいる様子......いやいやじゃなくまんざらでもなさそうだ。何が彼女達をそうさせるのか分からないけど、ベリサリウスは興味ないだろう。
だって彼女たちはみんなナイスバディなんだもの。豚みたいな女が好きなベリサリウスだと見向きもしない。俺もベリサリウスが夜伽をしないのに俺だけが呼ぶなんてことができるわけがないから、我慢となる。まあ俺も大きい胸は好みではないけどね!
でも仮にだな、豚のような女性種族が居たとする。ベリサリウスが嬉々として夜に呼んだとしよう。
ならプロコピウスにもってならないか? そうなると悪夢だよ! まだお預けのほうが百倍ましだ。
そう考えたら、お預けなんて大したことないと思えるようになった。
「いや、君たちの任務を全うしてくれるだけでよい。何も体を差し出すことは求めていない」
「プロコピウス様......」
ものすごく熱っぽい目でハーピーが見つめてくる。うああ。逆に火をつけちゃったみたいだよ。
こういう時こそ同じハーピーのティンに何とかしてもらおうと、彼女に目線を移すと、キラキラした目で俺を見つめていた。これはダメだ。口を開かすと斜め上に行きそうな雰囲気がプンプンする。
「では、これにて解散とする。困ったことがあれば、私かティンに言うがいい」
「分かりました」
俺はハーピー達の熱い視線を背中に感じながら、ティンを連れて持ち場に戻るのだった。少しハーピー族についてティンに詳しく聞いたほうが良さそうだな。俺の常識と彼女らの常識はかなりズレてる気がする......
2
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる