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41.本日はお日柄も良く
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ティモタにはその場で待っていてもらって、俺はエリスを捜しにローマを暫くうろつくと、すぐに彼女を発見した。街にはまだ簡易住宅くらいしかないから簡単に見つかるというわけだ。
エリスは切り株に腰かけ、腕を胸の下で組んでいる。いつもの胸を持ち上げる仕草だけど、やはりこれは癖のようだな。
「エリスさん、少しご相談が」
「プロなんとかさん、何かしら?」
「エルフって大丈夫ですか?」
「ちょっと言い方が分かりずらいんだけど。確かプロなんとかさんがエルフを連れて来たんだったわね。ベリサリウス様が許可したなら私から言うことはないわ」
さすが! 予想通り! 何があってもベリサリウス大好きな恋愛脳。愛はどんな困難でも超える! こういう時は頼もしいな。
「いや、俺、エルフとダークエルフの関係性を知らなくてですね。ダークエルフから見たエルフってどうなんですか?」
「鼻持ちならないやつらね。気に食わない連中ってのが正直なところよ」
「それはそれで面白い反応ですよね。ダークエルフって基本他の種族には無関心なわけじゃないですか」
「そうね。人間にもあまりいい感情は持ってないけど、エルフはもっと嫌ってるわね」
「いきなり攻撃したりするくらいですか?」
「ううん。そんなことするくらいなら、奴らが見えないところにまで移動するか完全無視ね。もし出会ったらだけど」
「よかった。ダークエルフが温和でよかった」
「何それ?」
エリスは呆れた顔で俺を見つめる。だって! だってだよ。ティモタは見敵必殺って感じだったんだよ。エリスはベリサリウスがいるから、自分から滅ぼしに行かないとは思っていたけど、今日来たダークエルフは違うだろ。
だからエリスにダークエルフの事情を聞きたかったんだけど、意外にダークエルフ側は大人で良かった。
「さっきまで、エルフのティモタと話してたんですが、ダークエルフとエルフも仲良くして欲しいなと思ったわけなんですよ」
「うーん、難しいんじゃない? でもまあ。ローマではお互い最低限協力するくらいなら可能かもしれないわよ」
「それで十分ですよ! ローマでドンパチやらなければ......もうそれで」
「で、プロなんとかさんは私に何をして欲しいの?」
「えっとですね。今日ダークエルフが二人来たの知ってますか?」
「話だけは聞いてるわよ。名前まではちょっと」
エリスはつくづくベリサリウス以外には興味無いんだな。ダークエルフの二人も彼女に挨拶もしてないのかよ。本当にこの種族は、社交性が無さすぎる。
「名前は確か、パオラとカチュアです。知ってます?」
エリスはその名を聞くと、持っていた木のコップを落としてしまう。目は見開き驚愕の表情をしている。何かまずいのか......この二人。
「その二人、族長――グランデルの双子の娘よ」
「......何でそんな大物を......」
「以前から外に出たいって言ってたみたいだけど、族長が許さなかったとかなんとか」
「いきなり攻撃したりしないですか? エルフを......」
「さすがに、プロなんとかさんの部下にって名目で来てるから無いと思うわよ」
「グランデルさんから直接言われてるなら......ま、まあ大丈夫なんでしょうかね。族長の娘って立場もありますし......エリスさんに橋渡し頼もうと思いましたが」
「どうしようも無くなったら言いに来なさい。報酬はそうね、ベリサリウス様と私のデートをセッティングしなさいよ」
「わ、分かりました。気合で一人で何とかしてみます」
「出来なくてもいいのよ。私、今......とってもプロなんとかさんに協力したい気分」
俺はエリスの脳内がお花畑になったことを確認したため、悦に浸りトリップしている彼女をほっておいて、俺は一度ティモタにもう少し待って欲しいことを伝え、ダークエルフの二人の元へ向かう。
何かもう胃が痛くなる......仲の悪い生徒をなんとかして仲直りさせる先生の役みたいだよ。 今はトリップしてるエリスもダークエルフのパオラとカチュアがベリサリウスと会話してたりすると、ハッスルするんだろうなあ。
◇◇◇◇◇
えー、夕食時になりまして、俺はキャッサバで作った餅のようなフフと塩を振って焼いた肉、山菜のスープとなかなか豪勢な料理を食べております。が、空気は最悪です。
ま、まあ現実逃避はここまでにして、俺を囲むのはティモタとダークエルフの二人だ。いつも俺をさがして一緒に夕食をとるティンと先ほど目があったんだけど、いい笑顔の後うんうんと頷いた後、無言でどっか行ってしまった。
彼女は重要な会議か何かと勘違いして気を利かしたんだろうな。逆だよ! いつもの快活な声と笑顔でこの場を和ませてくれよ!
ダークエルフのパオラとカチュアに事情を話しティモタと引き合わせた後、雰囲気は険悪だったがお互い殴りかかる事態にまではならなかった。
パオラとカチュアはダークエルフ族長から言い聞かせられてるし、ティモタは俺の顔をたてる為という事情があるにしろ三人とも何とか自重してくれたのは及第点だ......
が、しかし! このままでは会話することもままならない。そこで俺は思いついた。知らない者同士が仲良くする手段......お食事でも一緒に! だ。
おいしい食べ物を食べながら、お腹も膨れると人はおおらかな気持ちになるものだ。そう期待して、彼らと夕食を共にしたんだけど......
――針のむしろだよ!
ど、どうしたものか。ここは......
「よ、よいお日柄ですね」
何言ってんだ俺は!
「ええ。天気は悪くないですね。見たところ簡易的な宿舎はありますが、街民全員が入れる数はあるのですか?」
ティモタがようやくうつむいた顔をあげ、俺のほうを見て応じてくれた。
「ああ。ようやく今晩から全員が雨風を防ぐことができるようになる。まあ寝るくらいしかできないけどな」
「たった数日で完成させるとは侮れない。精霊術も無しに彼らは凄いな」
次は長い緑の髪をかきあげながらパオラはローマ街民の健闘を称える。彼女は一瞬ティモタと目があうが、お互い特に表情が変わらなかった。彼らもお互いに何とか歩み寄ろうとしているんだろう。きっと!
「そういえば、カチュアとパオラの赤いマントは綿か?」
「うん。そうだよ」
今度は青い肩ぐらいまでの髪をしたカチュアが、赤いマントを持ち上げてヒラヒラさせる。
「私の貫頭衣も綿ですね」
ティモタも俺達に似た服を着ていた。頭から太ももの辺りまである白の貫頭衣に革紐を腰で結んでいる。靴は革のブーツで、上から胸を守る革鎧を装着している。
彼の貫頭衣も綿ってことか。
「ここでは麻が多いんだけど、綿はこの辺りで採れるのかな?」
「そうだな。綿は我々ダークエルフの集落に近い湖付近で自生している」
これにはパオラが応じる。
「ああ、あのあたりは草原になっていたな」
綿は地球でも多く使われいる素材で、洗濯するにも麻より綿のほうが向いているんだよな。畑で育てれるかわからないけど、麻より綿のほうが用途を考えると望ましいかもしれない。
いずれにしろ、衣類は不足しているんだ。場所は分かったがここから西方にある湖は徒歩だと三日ほどかかってしまう。採りに行くには少し遠い。
「綿が珍しいの?」
青い肩ぐらいまでの髪をしたカチュアが立ち上がり、胡坐をかいている俺の前まで来ると、膝同士がくっつきそうな距離で両膝をつき、俺に自分のつけていた赤いマントを手渡してくれた。
受け取ったマントは確かに手触りが綿だった。赤く染めるために何らかの顔料を使っているのだろう。
マントを返そうと彼女に手を差し出した時、俺は彼女の着ている白い服に違和感を覚える。この妙な光沢は......綿じゃない。
思わず彼女の服の裾に手を伸ばしてしまう俺......
「ピウスさん、どうしたの?」
カチュアは少し驚き、俺に声をかけてくるが、俺の目は彼女の白い光沢を放つ服に釘付けだ。
これは、この繊維はきっと......
エリスは切り株に腰かけ、腕を胸の下で組んでいる。いつもの胸を持ち上げる仕草だけど、やはりこれは癖のようだな。
「エリスさん、少しご相談が」
「プロなんとかさん、何かしら?」
「エルフって大丈夫ですか?」
「ちょっと言い方が分かりずらいんだけど。確かプロなんとかさんがエルフを連れて来たんだったわね。ベリサリウス様が許可したなら私から言うことはないわ」
さすが! 予想通り! 何があってもベリサリウス大好きな恋愛脳。愛はどんな困難でも超える! こういう時は頼もしいな。
「いや、俺、エルフとダークエルフの関係性を知らなくてですね。ダークエルフから見たエルフってどうなんですか?」
「鼻持ちならないやつらね。気に食わない連中ってのが正直なところよ」
「それはそれで面白い反応ですよね。ダークエルフって基本他の種族には無関心なわけじゃないですか」
「そうね。人間にもあまりいい感情は持ってないけど、エルフはもっと嫌ってるわね」
「いきなり攻撃したりするくらいですか?」
「ううん。そんなことするくらいなら、奴らが見えないところにまで移動するか完全無視ね。もし出会ったらだけど」
「よかった。ダークエルフが温和でよかった」
「何それ?」
エリスは呆れた顔で俺を見つめる。だって! だってだよ。ティモタは見敵必殺って感じだったんだよ。エリスはベリサリウスがいるから、自分から滅ぼしに行かないとは思っていたけど、今日来たダークエルフは違うだろ。
だからエリスにダークエルフの事情を聞きたかったんだけど、意外にダークエルフ側は大人で良かった。
「さっきまで、エルフのティモタと話してたんですが、ダークエルフとエルフも仲良くして欲しいなと思ったわけなんですよ」
「うーん、難しいんじゃない? でもまあ。ローマではお互い最低限協力するくらいなら可能かもしれないわよ」
「それで十分ですよ! ローマでドンパチやらなければ......もうそれで」
「で、プロなんとかさんは私に何をして欲しいの?」
「えっとですね。今日ダークエルフが二人来たの知ってますか?」
「話だけは聞いてるわよ。名前まではちょっと」
エリスはつくづくベリサリウス以外には興味無いんだな。ダークエルフの二人も彼女に挨拶もしてないのかよ。本当にこの種族は、社交性が無さすぎる。
「名前は確か、パオラとカチュアです。知ってます?」
エリスはその名を聞くと、持っていた木のコップを落としてしまう。目は見開き驚愕の表情をしている。何かまずいのか......この二人。
「その二人、族長――グランデルの双子の娘よ」
「......何でそんな大物を......」
「以前から外に出たいって言ってたみたいだけど、族長が許さなかったとかなんとか」
「いきなり攻撃したりしないですか? エルフを......」
「さすがに、プロなんとかさんの部下にって名目で来てるから無いと思うわよ」
「グランデルさんから直接言われてるなら......ま、まあ大丈夫なんでしょうかね。族長の娘って立場もありますし......エリスさんに橋渡し頼もうと思いましたが」
「どうしようも無くなったら言いに来なさい。報酬はそうね、ベリサリウス様と私のデートをセッティングしなさいよ」
「わ、分かりました。気合で一人で何とかしてみます」
「出来なくてもいいのよ。私、今......とってもプロなんとかさんに協力したい気分」
俺はエリスの脳内がお花畑になったことを確認したため、悦に浸りトリップしている彼女をほっておいて、俺は一度ティモタにもう少し待って欲しいことを伝え、ダークエルフの二人の元へ向かう。
何かもう胃が痛くなる......仲の悪い生徒をなんとかして仲直りさせる先生の役みたいだよ。 今はトリップしてるエリスもダークエルフのパオラとカチュアがベリサリウスと会話してたりすると、ハッスルするんだろうなあ。
◇◇◇◇◇
えー、夕食時になりまして、俺はキャッサバで作った餅のようなフフと塩を振って焼いた肉、山菜のスープとなかなか豪勢な料理を食べております。が、空気は最悪です。
ま、まあ現実逃避はここまでにして、俺を囲むのはティモタとダークエルフの二人だ。いつも俺をさがして一緒に夕食をとるティンと先ほど目があったんだけど、いい笑顔の後うんうんと頷いた後、無言でどっか行ってしまった。
彼女は重要な会議か何かと勘違いして気を利かしたんだろうな。逆だよ! いつもの快活な声と笑顔でこの場を和ませてくれよ!
ダークエルフのパオラとカチュアに事情を話しティモタと引き合わせた後、雰囲気は険悪だったがお互い殴りかかる事態にまではならなかった。
パオラとカチュアはダークエルフ族長から言い聞かせられてるし、ティモタは俺の顔をたてる為という事情があるにしろ三人とも何とか自重してくれたのは及第点だ......
が、しかし! このままでは会話することもままならない。そこで俺は思いついた。知らない者同士が仲良くする手段......お食事でも一緒に! だ。
おいしい食べ物を食べながら、お腹も膨れると人はおおらかな気持ちになるものだ。そう期待して、彼らと夕食を共にしたんだけど......
――針のむしろだよ!
ど、どうしたものか。ここは......
「よ、よいお日柄ですね」
何言ってんだ俺は!
「ええ。天気は悪くないですね。見たところ簡易的な宿舎はありますが、街民全員が入れる数はあるのですか?」
ティモタがようやくうつむいた顔をあげ、俺のほうを見て応じてくれた。
「ああ。ようやく今晩から全員が雨風を防ぐことができるようになる。まあ寝るくらいしかできないけどな」
「たった数日で完成させるとは侮れない。精霊術も無しに彼らは凄いな」
次は長い緑の髪をかきあげながらパオラはローマ街民の健闘を称える。彼女は一瞬ティモタと目があうが、お互い特に表情が変わらなかった。彼らもお互いに何とか歩み寄ろうとしているんだろう。きっと!
「そういえば、カチュアとパオラの赤いマントは綿か?」
「うん。そうだよ」
今度は青い肩ぐらいまでの髪をしたカチュアが、赤いマントを持ち上げてヒラヒラさせる。
「私の貫頭衣も綿ですね」
ティモタも俺達に似た服を着ていた。頭から太ももの辺りまである白の貫頭衣に革紐を腰で結んでいる。靴は革のブーツで、上から胸を守る革鎧を装着している。
彼の貫頭衣も綿ってことか。
「ここでは麻が多いんだけど、綿はこの辺りで採れるのかな?」
「そうだな。綿は我々ダークエルフの集落に近い湖付近で自生している」
これにはパオラが応じる。
「ああ、あのあたりは草原になっていたな」
綿は地球でも多く使われいる素材で、洗濯するにも麻より綿のほうが向いているんだよな。畑で育てれるかわからないけど、麻より綿のほうが用途を考えると望ましいかもしれない。
いずれにしろ、衣類は不足しているんだ。場所は分かったがここから西方にある湖は徒歩だと三日ほどかかってしまう。採りに行くには少し遠い。
「綿が珍しいの?」
青い肩ぐらいまでの髪をしたカチュアが立ち上がり、胡坐をかいている俺の前まで来ると、膝同士がくっつきそうな距離で両膝をつき、俺に自分のつけていた赤いマントを手渡してくれた。
受け取ったマントは確かに手触りが綿だった。赤く染めるために何らかの顔料を使っているのだろう。
マントを返そうと彼女に手を差し出した時、俺は彼女の着ている白い服に違和感を覚える。この妙な光沢は......綿じゃない。
思わず彼女の服の裾に手を伸ばしてしまう俺......
「ピウスさん、どうしたの?」
カチュアは少し驚き、俺に声をかけてくるが、俺の目は彼女の白い光沢を放つ服に釘付けだ。
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