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40.エルフの事情
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俺とティモタは丸太に腰かけて一息つく。ようやく彼と話をすることが出来るな。
「ティモタ。最初に君に聞いておきたいんだけど、目標とか目的みたいなものってあるのか?」
「はい。しかし当初の目的と今は少し変わってしまいました」
「よければ順を追って教えてくれないか?」
「はい。その前にローマの街民から聞いたんですが、あなたは異界からの迷い人とか」
「ああ。ベリサリウス様と俺は別の世界からここへ来た」
俺とベリサリウスが地球から来たことは、ローマの街民から聞けばすぐ分かることだし、隠す必要もないだろう。
「異界からの迷い人はこの世界で生まれたわけではないのですよね。でしたらエルフの事から話をしようと思います」
「それはありがたい。俺はエルフという種族とダークエルフの区別もつかないからな」
「ダークエルフですって! ピウスさん、ダークエルフにはいくらあなたでも気を付けてください! 彼らは邪悪の僕。あなたの身が心配でなりません」
「あ、ああ」
「この魔の森にはダークエルフが住んでいます。決して彼らに見つからないように。あなたは目立ちますから」
うああああ。どうしよう。これ。「僕ちん、ダークエルフちゃんとお友達なのーうぴー」とか冗談が通じそうにないな。さっき来たダークエルフの二人とティモタが出会ったら......とんでもないことになりそうだよ。
先にエリスと相談してみるか。俺が目立つってのは分かる。太陽と月の加護を持っているからだろう。
「ま、まあ。ダークエルフのことは今はいい。エルフの事から教えてくれないか」
「はい。エルフは長寿故に非常に保守的な種族です。自分の意志で自らの里の外に出ることはめったにありません」
ティモタが言うには、エルフは森林の奥深くに村を構え、外に出て来ることはめったにないそうだ。ティモタのような極稀にいる変わり者で好奇心の強いエルフが、外に出ることがあるらしい。
じゃあめったに会えないんじゃないかと思うが、かつて村を出たエルフの子孫が人間の街で生活しているから、数は少ないものの全く見かけないってわけではないらしい。大きな街には数十人以上のエルフは住んでいるとのこと。
ティモタはエルフの村出身で、自分から村を出た変わり者らしく、非常に好奇心旺盛だそうだ。だから、いろんなところを冒険するに都合がいい冒険者をやっていたというわけだ。
「なるほど。ティモタ。君の最初の目的は純粋な好奇心だな」
「おっしゃる通りです。私は好奇心が抑えれないたちでして。だから村を出たのですよ」
「俺が太陽と月の加護を受けているから、好奇心が刺激されたと」
「その通りです。ベリサリウスさんにも興味を持っていますよ。彼も太陽の精霊の加護を受けてますから」
「私はこれまで人間の街の多くを旅してきましたが、太陽や月の加護を持った人間には会ってません」
ティモタは太陽か月の加護持ちの人間に会ったことが無いという。ダークエルフの族長――グランデルも俺とベリサリウス以外、見たことが無いと言った。ティモタはこれまで多数の人間を見て来たはずだ。
ひょっとして、普通の人間では太陽か月の加護を持っていることがないのか?
「それは、普通の人間には成しえないことなのか?」
「ピウスさんの様子をここに来てから見てましたが、やはりあなたは非常に聡い。私の見解ではそうです。どのような王族でもトリプルクラウンの冒険者でも太陽や月の加護を受けた人間はいません」
「ティモタの推測がだいたい分かったよ。鍵は異界からの迷い人か」
「私はそう推測しています。何故異界からの迷い人が出現するのかを調べれば何か分かるかもしれませんね」
「そこは俺も興味あるところだよ」
俺が何故この世界に来たのか、人為的な何かなのかそれとも、超自然的な何かか調べることで戻る手段を発見できるかもしれない。また原因を調べれることで、今後この世界へ連れて来られる犠牲者を出さずに済むかもしれない。
いや、中には「この世界へ来たかった!」という人間がいるかもしれないけど、事前に同意したならともかく、何も告げずにいきなり転移はどう考えても被害者だろう。
「なるほど。ピウスさんも興味を持ってるのでしたら、私の当初の目的も分かる日が来るかもしれませんね。是非原因が分かれば教えてください」
「今の目的はそれだけじゃないってことだよな?」
「はい。ピウスさんとベリサリウスさんが居る限りにおいて、私はこの奇跡の街ローマの行く末を見たいのです」
「ベリサリウス様と俺が居る限り、当初の目的も分かるかもしれないしな。ローマがどうなるかも見たいのか」
「そうです。異界から来たあなた方は、魔族と呼ばれていた種族も含め、一緒に汗水を流す奇跡の街を造ろうとしてます。これに興味が沸かないわけはありません!」
「言いたいことは分かるよ。人間たちの出方次第では君をここから解放してもいいと思ってたんだけど、ローマに留まってくれそうだな」
「私は自分の好奇心に従います」
「分かった。出来れば街の発展に協力してくれれば嬉しい」
「私のできることでしたら、お手伝いします」
「ティモタは魔法を使えるのか?」
「残念ですが、使えません。私が使えるのは精霊術。火と土です」
「なるほど。人間の文字が読めたりするのか?」
「はい。読めます」
人間が使っている文字を読めるのは助かるな。現時点でエルフで余り詳しくないと本人は言っているが、ローマで人間の街について一番詳しいのは間違いなくティモタだ。
今後冒険者を通じて商人と渡りをつける流れもありうる。平和的に人間と交流を持てるのなら、人間の持つ家畜や農作物を手に入れる機会も出て来るだろう。その時にティモタがいれば心強い。
それを差し引いて考えても使いどころは必ずあると思う。何故なら技術を全く知らなくても、精霊術が使えるからだ。精霊術で何が出来るか分からないけど、火と土で想像できることを、現場の作業に合わせて実際に実行可能か聞いてみることにするか。
「ありがとう。ティモタ。尋問するような形になってしまってごめんな。精霊術や文字、人間の街についていろいろ手伝ってもらうと思う」
「おまかせください」
「精霊術についてはよく分からないから、街民の工事やらを見ながら出来るか出来ないか都度聞いていくと思う」
「私からも精霊術で実行可能なことがあれば、お伝えしますね」
「ありがたい。頼むよ。ティモタ、この後ある人に会って欲しいんだけど」
「分かりました」
ティモタが非常に協力的なのはいいが、どうなることやら......よく今までダークエルフと出会わなかったものだよ。
そう、俺はこの後ティモタとエリスを会わせるつもりなんだ。お互いいきなり攻撃を仕掛けるって展開もありうるから注意しないと。
エリスはさすがにベリサリウスの許可があってティモタが居ることは知っているだろうから、彼女のほうから抑えるだろう。
しかし今日訪れたダークエルフの二人とティモタがバッタリ出会ってしまうとドンパチするかもしれない......その前に何とかしなければならないんだよ!
うう、胃が痛い。
「ティモタ。怒らずに冷静に聞いてくれ。これから会うのはダークエルフだ」
「何ですって! 滅ぼしに行くのですか?」
グッと拳を握りしめ、ティモタは決意の表情を見せる。
待て! 待ってくれ。何でそんな攻撃的なんだよ。
「いや、穏やかなダークエルフでね。君と同じ変わり者でさ。村を出て来たんだよ」
「なるほど。私と同じ村を出た身ですか......しかしダークエルフは!」
「待て! 待ってくれ! 大丈夫だ。君の想像とは違う。小鬼は? ハーピーは? 違っただろう? ダークエルフだって認識をさ」
「ピウスさんがそう言うなら、様子を見ますよ......ただし、いつでもやれるように......」
怖え! 怖いよ! ティモタって穏やかなところしか見たことが無いけど、ダークエルフって言葉を出すと途端に危ない人になるんだよな。
それほどの不倶戴天の敵同士なのか? 実際に彼らが会うことは無いと思うんだけど。お互い村から出ないんだろ?
「ティモタ。最初に君に聞いておきたいんだけど、目標とか目的みたいなものってあるのか?」
「はい。しかし当初の目的と今は少し変わってしまいました」
「よければ順を追って教えてくれないか?」
「はい。その前にローマの街民から聞いたんですが、あなたは異界からの迷い人とか」
「ああ。ベリサリウス様と俺は別の世界からここへ来た」
俺とベリサリウスが地球から来たことは、ローマの街民から聞けばすぐ分かることだし、隠す必要もないだろう。
「異界からの迷い人はこの世界で生まれたわけではないのですよね。でしたらエルフの事から話をしようと思います」
「それはありがたい。俺はエルフという種族とダークエルフの区別もつかないからな」
「ダークエルフですって! ピウスさん、ダークエルフにはいくらあなたでも気を付けてください! 彼らは邪悪の僕。あなたの身が心配でなりません」
「あ、ああ」
「この魔の森にはダークエルフが住んでいます。決して彼らに見つからないように。あなたは目立ちますから」
うああああ。どうしよう。これ。「僕ちん、ダークエルフちゃんとお友達なのーうぴー」とか冗談が通じそうにないな。さっき来たダークエルフの二人とティモタが出会ったら......とんでもないことになりそうだよ。
先にエリスと相談してみるか。俺が目立つってのは分かる。太陽と月の加護を持っているからだろう。
「ま、まあ。ダークエルフのことは今はいい。エルフの事から教えてくれないか」
「はい。エルフは長寿故に非常に保守的な種族です。自分の意志で自らの里の外に出ることはめったにありません」
ティモタが言うには、エルフは森林の奥深くに村を構え、外に出て来ることはめったにないそうだ。ティモタのような極稀にいる変わり者で好奇心の強いエルフが、外に出ることがあるらしい。
じゃあめったに会えないんじゃないかと思うが、かつて村を出たエルフの子孫が人間の街で生活しているから、数は少ないものの全く見かけないってわけではないらしい。大きな街には数十人以上のエルフは住んでいるとのこと。
ティモタはエルフの村出身で、自分から村を出た変わり者らしく、非常に好奇心旺盛だそうだ。だから、いろんなところを冒険するに都合がいい冒険者をやっていたというわけだ。
「なるほど。ティモタ。君の最初の目的は純粋な好奇心だな」
「おっしゃる通りです。私は好奇心が抑えれないたちでして。だから村を出たのですよ」
「俺が太陽と月の加護を受けているから、好奇心が刺激されたと」
「その通りです。ベリサリウスさんにも興味を持っていますよ。彼も太陽の精霊の加護を受けてますから」
「私はこれまで人間の街の多くを旅してきましたが、太陽や月の加護を持った人間には会ってません」
ティモタは太陽か月の加護持ちの人間に会ったことが無いという。ダークエルフの族長――グランデルも俺とベリサリウス以外、見たことが無いと言った。ティモタはこれまで多数の人間を見て来たはずだ。
ひょっとして、普通の人間では太陽か月の加護を持っていることがないのか?
「それは、普通の人間には成しえないことなのか?」
「ピウスさんの様子をここに来てから見てましたが、やはりあなたは非常に聡い。私の見解ではそうです。どのような王族でもトリプルクラウンの冒険者でも太陽や月の加護を受けた人間はいません」
「ティモタの推測がだいたい分かったよ。鍵は異界からの迷い人か」
「私はそう推測しています。何故異界からの迷い人が出現するのかを調べれば何か分かるかもしれませんね」
「そこは俺も興味あるところだよ」
俺が何故この世界に来たのか、人為的な何かなのかそれとも、超自然的な何かか調べることで戻る手段を発見できるかもしれない。また原因を調べれることで、今後この世界へ連れて来られる犠牲者を出さずに済むかもしれない。
いや、中には「この世界へ来たかった!」という人間がいるかもしれないけど、事前に同意したならともかく、何も告げずにいきなり転移はどう考えても被害者だろう。
「なるほど。ピウスさんも興味を持ってるのでしたら、私の当初の目的も分かる日が来るかもしれませんね。是非原因が分かれば教えてください」
「今の目的はそれだけじゃないってことだよな?」
「はい。ピウスさんとベリサリウスさんが居る限りにおいて、私はこの奇跡の街ローマの行く末を見たいのです」
「ベリサリウス様と俺が居る限り、当初の目的も分かるかもしれないしな。ローマがどうなるかも見たいのか」
「そうです。異界から来たあなた方は、魔族と呼ばれていた種族も含め、一緒に汗水を流す奇跡の街を造ろうとしてます。これに興味が沸かないわけはありません!」
「言いたいことは分かるよ。人間たちの出方次第では君をここから解放してもいいと思ってたんだけど、ローマに留まってくれそうだな」
「私は自分の好奇心に従います」
「分かった。出来れば街の発展に協力してくれれば嬉しい」
「私のできることでしたら、お手伝いします」
「ティモタは魔法を使えるのか?」
「残念ですが、使えません。私が使えるのは精霊術。火と土です」
「なるほど。人間の文字が読めたりするのか?」
「はい。読めます」
人間が使っている文字を読めるのは助かるな。現時点でエルフで余り詳しくないと本人は言っているが、ローマで人間の街について一番詳しいのは間違いなくティモタだ。
今後冒険者を通じて商人と渡りをつける流れもありうる。平和的に人間と交流を持てるのなら、人間の持つ家畜や農作物を手に入れる機会も出て来るだろう。その時にティモタがいれば心強い。
それを差し引いて考えても使いどころは必ずあると思う。何故なら技術を全く知らなくても、精霊術が使えるからだ。精霊術で何が出来るか分からないけど、火と土で想像できることを、現場の作業に合わせて実際に実行可能か聞いてみることにするか。
「ありがとう。ティモタ。尋問するような形になってしまってごめんな。精霊術や文字、人間の街についていろいろ手伝ってもらうと思う」
「おまかせください」
「精霊術についてはよく分からないから、街民の工事やらを見ながら出来るか出来ないか都度聞いていくと思う」
「私からも精霊術で実行可能なことがあれば、お伝えしますね」
「ありがたい。頼むよ。ティモタ、この後ある人に会って欲しいんだけど」
「分かりました」
ティモタが非常に協力的なのはいいが、どうなることやら......よく今までダークエルフと出会わなかったものだよ。
そう、俺はこの後ティモタとエリスを会わせるつもりなんだ。お互いいきなり攻撃を仕掛けるって展開もありうるから注意しないと。
エリスはさすがにベリサリウスの許可があってティモタが居ることは知っているだろうから、彼女のほうから抑えるだろう。
しかし今日訪れたダークエルフの二人とティモタがバッタリ出会ってしまうとドンパチするかもしれない......その前に何とかしなければならないんだよ!
うう、胃が痛い。
「ティモタ。怒らずに冷静に聞いてくれ。これから会うのはダークエルフだ」
「何ですって! 滅ぼしに行くのですか?」
グッと拳を握りしめ、ティモタは決意の表情を見せる。
待て! 待ってくれ。何でそんな攻撃的なんだよ。
「いや、穏やかなダークエルフでね。君と同じ変わり者でさ。村を出て来たんだよ」
「なるほど。私と同じ村を出た身ですか......しかしダークエルフは!」
「待て! 待ってくれ! 大丈夫だ。君の想像とは違う。小鬼は? ハーピーは? 違っただろう? ダークエルフだって認識をさ」
「ピウスさんがそう言うなら、様子を見ますよ......ただし、いつでもやれるように......」
怖え! 怖いよ! ティモタって穏やかなところしか見たことが無いけど、ダークエルフって言葉を出すと途端に危ない人になるんだよな。
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