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61.聖教騎士団戦開戦
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聖教騎士団は魔の森を進み、旧小鬼村まで半日以下の距離まで接近すると野営の準備を始める。そこへ、デイノニクスに騎乗したベリサリウスが現れる。
俺とエリス、ティン、エルラインは飛龍に乗り待機しているが、彼が現れたのを確認し飛龍をベリサリウスの近くでホバリングさせる。距離は上空二十メートルといったところか。
ここまでにじり寄って大丈夫かよ! 敵は千百人。こちらは四人。ベリサリウスは危なげなく逃げるだろうけど、俺達は大丈夫かよ?
そんな俺達の気も知らず、敵の野営地に堂々と姿を現したベリサリウスは厳かに宣言する。
一方聖教騎士団は突然出現したデイノニクスに騎乗するベリサリウスに度肝を抜かれているようで完全に固まっている。
「聖教騎士団の諸君。私はローマのベリサリウス。諸君らへ挨拶に伺った!」
驚きで未だ硬直している聖教騎士団を悠然と眺め、ベリサリウスはさらに続ける。
「私は正直なところ、諸君らと戦いたくないのだ。しかし! もし挑んで来るというならば容赦はせぬ! 心してかかって来るがいい!」
此処で一度言葉を切り、ベリサリウスは一歩前に出た聖教騎士団の隊長らしき者へ目を向ける。
「ローマのベリサリウス殿でしたかな。私は聖教騎士団第一団の団長ムンドと申す」
団長と名乗る男――ムンドはベリサリウスへ名乗りをあげる。
「ムンド殿。今ならまだ不問としようではないか。兵を引いてくれぬかな」
「それはならぬ。我々は魔族と手を組む者には亜人や人間であっても容赦はしない。特に貴殿は魔族と亜人を迎合させている。今なら命までは取らぬ。魔族を置いて魔の森を出るがいい」
「笑止! ムンド殿。後悔なさらぬよう。容赦はしませぬぞ」
「ベリサリウス殿。話すことはそれだけですかな。ここでは貴殿の勇気に免じ、手は出さぬ。行くがいい」
「心意義痛み入る。例の場所で貴殿らを待とう……」
ベリサリウスは踵を返し、俺達に目をやると旧小鬼村へ築いた陣地へと戻って行く。彼の後を追い、俺達も陣地へと戻ることにした。
この挑発劇の裏は何だろうか? 俺が想像するに二つの目的がある。単独で敵の陣地に突っ込むことの見返りとして元が取れてるかは分からないけど。目的の一つは敵を油断させることだろう。ベリサリウスは傲慢で挑発的な態度を取った。これは敵を少しでも油断させる目的を感じ取れた。
もう一つは、敵の動きを旧小鬼村陣地へ向かわせることだ。相手の様子を見るに素直に攻めて来そうに感じた。敵の陣地へわざわざ攻め込むのは一見すると悪手に見えるけど、こと魔の森の戦闘に関しては俺達にゲリラ戦をされるほうが彼らにとっては厄介だろう。
先日百名の聖教騎士団はゲリラ戦で殲滅させられているしな。彼らは俺達の位置を捉えることが非常に困難だ。何故なら、彼らはそもそも魔の森の地理に疎い。さらに俺達は空から彼らを補足できるうえに、風の精霊術で情報伝達できるからな。
正直、ゲリラ戦に徹したほうが勝率が高いと思うんだけど、ベリサリウスが取った手段は籠城戦だった。どんな作戦を思案しているのか……彼は敵の一度に攻めて来る数によって作戦を変えると言っていた。果たしてどうなるのか。
――翌朝
敵の進軍を確認するに、全軍でこちらに攻めかかってくることがハーピーの偵察で判明する。敵は戦力分散を避け、一息にこちらを潰そうって腹だ。
聖教騎士団の数は千百。対するこちらの戦力は百と少し……。戦力差は十一倍にも及ぶ。いくら籠城戦とは言えこちらが不利なことは明らかだろう。
状況を見たベリサリウスは全員を集め、指示を出す。
「諸君。今日まで良く訓練に勤しんでくれた。今日この時が成果を発揮する時だと思うかね?」
ベリサリウスは全員の顔をゆっくりと見渡す。多くの戦士たちは彼の言葉に頷きを返している。
「それは否だ。兵数など物の数ではない。君たちが折角習得した技術を半分しか使うことができないのだ。残念でならないが……」
「それはどういうことですか? ベリサリウス様」
俺が代表してベリサリウスの言葉へ疑問を呈する。
「ふむ。君たちの役目はただ盾で敵の炎弾を防ぐこと。これだけだ! ある程度防いだら、ここを放棄する」
放棄? せっかく作った陣地を刃を交えることなく捨て去るのか……なんという大胆な手を使うんだ。ベリサリウスの事だから、陣地を放棄しても勝つ目があるからこうした指示を出すんだろうけど。
一体何をするつもりだ? 敵は千百名。この陣地に詰め込むには少し狭いが、入らないことはない。外縁部の堀の内側へ兵を入れるだけなら問題無く入る。さすがに中央宿舎には二百名も入らないけど。
俺が疑問に思ったのと同じく、みんなも俺と同じような顔をしている。
「逃げ遅れぬよう。注意しろ!」
「はい!」
疑問に思いつつも、全員がベリサリウスの声に従う。彼に任せておけば安心だと絶対的な信頼を彼に抱いているからだ。
「諸君! 疑問に思うかもしれない! しかし安心して欲しい。この戦い、敵の無謀な侵攻であったと夜には皆が分かる!」
「了解しました。ベリサリウス様」
俺の声にベリサリウスは満足そうに頷く。
「こんなもの、ローマの危機ではない! ただローマの歴史が始まったことを祝う祭事に過ぎないのだ! ローマよ永遠なれ!」
「ローマ万歳!」
「ベリサリウス様万歳!」
集まった戦士たちは口々にローマとベリサリウスを称える。
演説が終わったベリサリウスへ俺は労いの言葉をかける。
「ベリサリウス様。さすがの演説でした。全員聞き入っておりましたよ。士気も抜群です」
「いやいや。お前の演説には敵わぬよ。勝利の指揮者たる名は伊達ではない」
「いえいえ。ベリサリウス様あってこそですよ。俺ではこうはいきません」
「ははは。言うようになったではないか。まあ良い。私は脱出する際の援護に回る。お前は空から敵情をエリスを通じて私に報告せよ」
「了解しました」
俺はベリサリウスへ敬礼し、飛龍の元へ向かう。これから空を飛び、敵の位置を逐一ベリサリウスへ報告する。
いよいよ戦争が始まる……果たして俺達は無事生き残れるのか……ベリサリウスが率いるとはいえ、戦争となるとやはり不安になるよ……
◇◇◇◇◇
エリス、ティンと俺のいつものメンバーは飛龍に乗り、後ろからエルラインが飛んでついて来るといういつもの体制で空から聖教騎士団を観察する。
彼らは特に走るわけでもなく、ゆっくりと先日来た偵察部隊の生き残りに先導され俺達の陣地へ向かっている。
俺達は順次ベリサリウスへ位置を伝えつつ、彼らを上空から追っていく。そしていよいよ、両軍が対峙する時がやって来たのだった……
こちらの陣地は、北側に居住棟があり、それを囲むように胸くらいの高さまであるコンクリートの壁。壁の外側には塹壕が掘ってあり、塹壕の外側は木をモルタルで固めた柵。
集落の外縁部には堀が築かれており、深さは一メートル半。幅も一メートル半になっている。
ただし北側には堀は無い。
幸い敵は最短ルートを堂々と進み、南側から俺達の砦と向き合っている。敵の位置としては理想的な位置だ。
一方俺達は、塹壕の中に全員が入り真上に盾を構えている。盾は飛龍やベリサリウスの倒したモンスターの革など耐熱性の高い革を木の盾に張り付けたものだから、そうそう炎で燃えることはないだろう。
俺やエリスが乗る飛龍は、ちょうど宿舎の上あたりで旋回している。
聖教騎士団第一団の団長ムンドが手を振り上げ、振り下ろすと前方に位置した兵士から炎弾の魔法が一斉に俺達の陣地へと飛翔していく。
掘を挟み、塹壕まではそれなりに距離があるので、彼らの炎は塹壕の前の柵に当たる。
いよいよ戦争が始まった……
【後書き】
作中で出ているムンド(ムンナ)はベリサリウス時代のローマ将軍とは全く関係ありません。
一応ここで補足しておきます。
俺とエリス、ティン、エルラインは飛龍に乗り待機しているが、彼が現れたのを確認し飛龍をベリサリウスの近くでホバリングさせる。距離は上空二十メートルといったところか。
ここまでにじり寄って大丈夫かよ! 敵は千百人。こちらは四人。ベリサリウスは危なげなく逃げるだろうけど、俺達は大丈夫かよ?
そんな俺達の気も知らず、敵の野営地に堂々と姿を現したベリサリウスは厳かに宣言する。
一方聖教騎士団は突然出現したデイノニクスに騎乗するベリサリウスに度肝を抜かれているようで完全に固まっている。
「聖教騎士団の諸君。私はローマのベリサリウス。諸君らへ挨拶に伺った!」
驚きで未だ硬直している聖教騎士団を悠然と眺め、ベリサリウスはさらに続ける。
「私は正直なところ、諸君らと戦いたくないのだ。しかし! もし挑んで来るというならば容赦はせぬ! 心してかかって来るがいい!」
此処で一度言葉を切り、ベリサリウスは一歩前に出た聖教騎士団の隊長らしき者へ目を向ける。
「ローマのベリサリウス殿でしたかな。私は聖教騎士団第一団の団長ムンドと申す」
団長と名乗る男――ムンドはベリサリウスへ名乗りをあげる。
「ムンド殿。今ならまだ不問としようではないか。兵を引いてくれぬかな」
「それはならぬ。我々は魔族と手を組む者には亜人や人間であっても容赦はしない。特に貴殿は魔族と亜人を迎合させている。今なら命までは取らぬ。魔族を置いて魔の森を出るがいい」
「笑止! ムンド殿。後悔なさらぬよう。容赦はしませぬぞ」
「ベリサリウス殿。話すことはそれだけですかな。ここでは貴殿の勇気に免じ、手は出さぬ。行くがいい」
「心意義痛み入る。例の場所で貴殿らを待とう……」
ベリサリウスは踵を返し、俺達に目をやると旧小鬼村へ築いた陣地へと戻って行く。彼の後を追い、俺達も陣地へと戻ることにした。
この挑発劇の裏は何だろうか? 俺が想像するに二つの目的がある。単独で敵の陣地に突っ込むことの見返りとして元が取れてるかは分からないけど。目的の一つは敵を油断させることだろう。ベリサリウスは傲慢で挑発的な態度を取った。これは敵を少しでも油断させる目的を感じ取れた。
もう一つは、敵の動きを旧小鬼村陣地へ向かわせることだ。相手の様子を見るに素直に攻めて来そうに感じた。敵の陣地へわざわざ攻め込むのは一見すると悪手に見えるけど、こと魔の森の戦闘に関しては俺達にゲリラ戦をされるほうが彼らにとっては厄介だろう。
先日百名の聖教騎士団はゲリラ戦で殲滅させられているしな。彼らは俺達の位置を捉えることが非常に困難だ。何故なら、彼らはそもそも魔の森の地理に疎い。さらに俺達は空から彼らを補足できるうえに、風の精霊術で情報伝達できるからな。
正直、ゲリラ戦に徹したほうが勝率が高いと思うんだけど、ベリサリウスが取った手段は籠城戦だった。どんな作戦を思案しているのか……彼は敵の一度に攻めて来る数によって作戦を変えると言っていた。果たしてどうなるのか。
――翌朝
敵の進軍を確認するに、全軍でこちらに攻めかかってくることがハーピーの偵察で判明する。敵は戦力分散を避け、一息にこちらを潰そうって腹だ。
聖教騎士団の数は千百。対するこちらの戦力は百と少し……。戦力差は十一倍にも及ぶ。いくら籠城戦とは言えこちらが不利なことは明らかだろう。
状況を見たベリサリウスは全員を集め、指示を出す。
「諸君。今日まで良く訓練に勤しんでくれた。今日この時が成果を発揮する時だと思うかね?」
ベリサリウスは全員の顔をゆっくりと見渡す。多くの戦士たちは彼の言葉に頷きを返している。
「それは否だ。兵数など物の数ではない。君たちが折角習得した技術を半分しか使うことができないのだ。残念でならないが……」
「それはどういうことですか? ベリサリウス様」
俺が代表してベリサリウスの言葉へ疑問を呈する。
「ふむ。君たちの役目はただ盾で敵の炎弾を防ぐこと。これだけだ! ある程度防いだら、ここを放棄する」
放棄? せっかく作った陣地を刃を交えることなく捨て去るのか……なんという大胆な手を使うんだ。ベリサリウスの事だから、陣地を放棄しても勝つ目があるからこうした指示を出すんだろうけど。
一体何をするつもりだ? 敵は千百名。この陣地に詰め込むには少し狭いが、入らないことはない。外縁部の堀の内側へ兵を入れるだけなら問題無く入る。さすがに中央宿舎には二百名も入らないけど。
俺が疑問に思ったのと同じく、みんなも俺と同じような顔をしている。
「逃げ遅れぬよう。注意しろ!」
「はい!」
疑問に思いつつも、全員がベリサリウスの声に従う。彼に任せておけば安心だと絶対的な信頼を彼に抱いているからだ。
「諸君! 疑問に思うかもしれない! しかし安心して欲しい。この戦い、敵の無謀な侵攻であったと夜には皆が分かる!」
「了解しました。ベリサリウス様」
俺の声にベリサリウスは満足そうに頷く。
「こんなもの、ローマの危機ではない! ただローマの歴史が始まったことを祝う祭事に過ぎないのだ! ローマよ永遠なれ!」
「ローマ万歳!」
「ベリサリウス様万歳!」
集まった戦士たちは口々にローマとベリサリウスを称える。
演説が終わったベリサリウスへ俺は労いの言葉をかける。
「ベリサリウス様。さすがの演説でした。全員聞き入っておりましたよ。士気も抜群です」
「いやいや。お前の演説には敵わぬよ。勝利の指揮者たる名は伊達ではない」
「いえいえ。ベリサリウス様あってこそですよ。俺ではこうはいきません」
「ははは。言うようになったではないか。まあ良い。私は脱出する際の援護に回る。お前は空から敵情をエリスを通じて私に報告せよ」
「了解しました」
俺はベリサリウスへ敬礼し、飛龍の元へ向かう。これから空を飛び、敵の位置を逐一ベリサリウスへ報告する。
いよいよ戦争が始まる……果たして俺達は無事生き残れるのか……ベリサリウスが率いるとはいえ、戦争となるとやはり不安になるよ……
◇◇◇◇◇
エリス、ティンと俺のいつものメンバーは飛龍に乗り、後ろからエルラインが飛んでついて来るといういつもの体制で空から聖教騎士団を観察する。
彼らは特に走るわけでもなく、ゆっくりと先日来た偵察部隊の生き残りに先導され俺達の陣地へ向かっている。
俺達は順次ベリサリウスへ位置を伝えつつ、彼らを上空から追っていく。そしていよいよ、両軍が対峙する時がやって来たのだった……
こちらの陣地は、北側に居住棟があり、それを囲むように胸くらいの高さまであるコンクリートの壁。壁の外側には塹壕が掘ってあり、塹壕の外側は木をモルタルで固めた柵。
集落の外縁部には堀が築かれており、深さは一メートル半。幅も一メートル半になっている。
ただし北側には堀は無い。
幸い敵は最短ルートを堂々と進み、南側から俺達の砦と向き合っている。敵の位置としては理想的な位置だ。
一方俺達は、塹壕の中に全員が入り真上に盾を構えている。盾は飛龍やベリサリウスの倒したモンスターの革など耐熱性の高い革を木の盾に張り付けたものだから、そうそう炎で燃えることはないだろう。
俺やエリスが乗る飛龍は、ちょうど宿舎の上あたりで旋回している。
聖教騎士団第一団の団長ムンドが手を振り上げ、振り下ろすと前方に位置した兵士から炎弾の魔法が一斉に俺達の陣地へと飛翔していく。
掘を挟み、塹壕まではそれなりに距離があるので、彼らの炎は塹壕の前の柵に当たる。
いよいよ戦争が始まった……
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作中で出ているムンド(ムンナ)はベリサリウス時代のローマ将軍とは全く関係ありません。
一応ここで補足しておきます。
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