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98.一年後
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ジャムカの事をベリサリウスへ報告してからもう一年近く月日が過ぎようとしていた。
この一年でローマと周辺都市は大きな発展を遂げた。
ラヴェンナでの聖王国商人との交易は順調に進み、ラヴェンナの街には聖王国から移り住んだ人間達が二百人を超える。彼らの中には農業従事者や畜産経験者が含まれ、ラヴェンナ周囲の木が切り倒され、畑と牧場に変わっていた。
街には酒場や商店を始め、宿屋も整備され街の面積が当初の二倍以上に拡大している。
冒険者の宿も無事開店し、ラヴェンナを拠点にした冒険者も出てきた。ラヴェンナで育てられた農産物や乳製品などはローマ周辺の街へと販売されている。
ラヴェンナから南へアスファルトの道が伸び、魔の森の入り口までつながっている。
魔の森の入り口では、宿泊用の屋根がある小屋が数件軒を連ねていて、野営の助けになっているようだ。
ラヴェンナ北側から伸びた街道はローマへ繋がっている。聖王国の人間は亜人に忌避感がある者がいるから、ラヴェンナからローマへは人間の立ち入りを制限している。
カエサルとの交易を行う為に建築した水の街ヴァルナは、コンクリートと木の桟橋が特徴的な街になっている。
共和国の街ジルコンからヴァルナへ多くの人間達が移住しており、ラヴェンナと同じように店の経営や農業を行なっている。漁業を始めるものも出てきてラヴェンナの街を超える賑わいを見せ始めているといったところか。
港街は船で輸送が出来るから、ラヴェンナより物資のやり取りが多くなるのと、ジルコンの規模がフランケルと比べるのも馬鹿らしいほど差があるのが原因だろう。
ヴァルナからリザードマンの村、ローマまでは街道で結ばれていて、最近はリザードマンの村も拡大してきている。
リザードマンの村は牧場の規模がこの一年で数倍になり、草食竜とデイノニクスの飼育頭数が格段に増えた。
亜人の国の首都たるローマの発展もすごいぞ。
ローマからはラヴェンナ、ヴァルナへ続く街道に加え、各地鉱山やアスファルトの湖へ至る街道も整備されている。
エルラインやハーピーが住む魔の山では、火山灰や銀が発見されたのでこちらにも街道が結ばれた。
街道の施設工事は現在も行われていて、ローマから西にある湖に向けてアスファルトの道が伸びていっている最中なんだ。
ローマ市街は当初敷かれた太い十字の道路を中心に、さらに十六本の道が追加されている。下水は全て郊外のため池に流れ、オパールによって浄化されている。
ため池の水は一定量を超えると外部の農場へ流れるように作られていて、有効利用されているってわけだ。
街に住む住人も増えたから、公共風呂を拡大した。ローマの名物と言えば風呂。俺の趣味でもある。
ローマ中央広場には、共和国の職人が噴水を作ってくれた。
装飾や美術品はローマに必要だとは思うけど、これまで担い手がいなかったんだ。共和国の職人が来てくれたことで、小鬼や他の亜人にもこういった技術が伝わって行くだろう。
噴水はその鏑矢(かぶらや)となる作品で、次は装飾を施した門を作るとかなんとか。
そうそう、英雄の中で一番目に見えた動きが大きかったのはジャムカだ。
彼は平原の騎馬民族の統合に成功し、いよいよ聖王国の占領地を侵食し始めている。今のところ小競り合いが続いているが、巨大な相手戦力相手に上手く対応しているように思える。
ジャムカとの定期連絡は約束通り行われていて、湖の西部に街を作るまでになってしまった。
最初は雨風を凌げる小屋をいくつかだったんだけど、馬の厩舎や飼い葉を準備するようになり、いつしか草原の商人が往来し始めて……自然と拡大していった。
ならばオークと犬耳の出番だ! とはっちゃけた結果、木造住宅が立つ街になってしまった!
湖のほとりで、水源が豊富なので農業や漁業も行われるまでになっている。
街の名前はサマルカンド。遊牧民で俺がイメージしたのがその名前だったから……
ジャムカもサマルカンドという名前を気に入ってくれてガハガハ笑っていたのが印象的だった。
新しく街ができていくが、放棄された村も出てくる。猫耳・オーク・ハーピーの村は放棄され、住人は全てローマへ移り住んだ。
犬耳の村はヴァルナになり、リザードマンの村は牧畜の街として生まれ変わろうとしている。リザードマンの族長からは、そろそろ名前を考えて欲しいと言われている。
ベリサリウスに聞いたところ、任すと言われたからどんな名前にするか考えねば。
んー、何が良いだろう。ナポリ……少し捻ってネアポリスとかどうだ。ベリサリウスとリザードマン族長に聞いてみよう。
「ピウス様! 準備は出来ましたか?」
そうだった。今日は結婚式があるんだよ!
自室で考え事にふけっていたがもうそんな時間か。
俺を呼ぶティンの声で俺は慌てて準備を行い、彼女と一緒にローマの広場へ向かう。
「ピウス様! 結婚式ってどんな事するんですか?」
「これから夫婦になる二人がみんなの前で挨拶するんだよ」
結婚式の習慣が無かった亜人達に、結婚式を提案したのは俺自身……それを考え事をしていた為に急ぐことになるとは!
結婚式といってもそんな壮大なことはしない。噴水前で夫婦になる二人をみんなで祝福して、ワイワイやるだけだ。
神父さんもいないし、誓いの言葉もない。その代わり、ベリサリウスにありがたい演説をしてもらうことになっている。
「ピウス様。ピウス様もいずれ結婚式をするんですか?」
吹いた! 俺は今のところ結婚をする予定は無い。
「ティン……ま、まあいずれはそうなるかもな……」
「ピウス様はどなたと……」
だー! やっぱりそっち方向になるんじよないか。さらに俺へ問いかけようとするティンに俺は急ぐよう促し、口を閉じさせる。
広場に着くとすでに人が集まってきていた。
新郎は最初あれほどウザかったんだが、今ではすっかり友人になったオークのマッスルブ。新婦は彼と一緒に仕事をしていた犬耳族の少女だ。
犬耳族の風貌は男と女で大きく異なる。男は犬の頭に人間の体。女は人間にかなり近いが、犬耳と尻尾が生えた人間といった見た目になる。
いつの間に仲良くなっていたんだあの二人は!
豚の顔のマッスルブと可憐な犬耳少女の組み合わせはかなり異質だ。本人達は幸せそうなんだけど、俺の美観で見るとシュール過ぎる。
俺に気がついたマッスルブが俺に手を振ってくる。
「ピウスさんー」
マッスルブの呼びかけに俺は人をかき分け彼の元へたどり着く。
「おめでとう!」
俺の言葉に二人は照れ臭そうにしているが、顔には笑みが浮かんでいる。
「ありがとブー。ブー達にこんな素敵な催しをしてくれて嬉しいブー」
「喜んでくれて嬉しいよ。これからも結婚はみんなで祝うようにしたいな」
「ピウスさんはいつ結婚するのかブー?」
「お、俺の事はほっといてくれ……」
「ピウスさん、いろんな種族の女の子がピウスさんと結婚したいと言ってるブー」
も、もういいから。俺の事はほっといてくれ!
お、ベリサリウスがやって来たぞ。ベリサリウスは集まった群衆に手を挙げ挨拶をすると、彼らから歓声があがる。
やはりベリサリウスは大人気なんだなあ。ローマでは不遇だったから、この人気は俺も嬉しいよ。
「さ、行ってこい!」
俺はマッスルブ夫婦をベリサリウスの方へ行くよう促し、ベリサリウスとマッスルブ夫婦は噴水前に移動する。
ベリサリウスから祝福の言葉が二人に告げられ、集まった群衆から大歓声があがる。
「二人とも幸せそうですね。ピウス様!」
いつの間にか俺の隣に来ていたティンが、俺を見上げ満面の笑顔でそう言った。
「そうだなあ。結婚する人達を祝福できるような平穏が続けばいいなー」
俺の言葉にティンは大きく頷き、俺を見つめてくる。
「ベリサリウス様とピウス様がいらっしゃれば何も心配する事はありません!」
俺はともかくベリサリウスがいればきっと大丈夫。
しかし、この後ローマは騒乱に巻き込まれて行く。
この一年でローマと周辺都市は大きな発展を遂げた。
ラヴェンナでの聖王国商人との交易は順調に進み、ラヴェンナの街には聖王国から移り住んだ人間達が二百人を超える。彼らの中には農業従事者や畜産経験者が含まれ、ラヴェンナ周囲の木が切り倒され、畑と牧場に変わっていた。
街には酒場や商店を始め、宿屋も整備され街の面積が当初の二倍以上に拡大している。
冒険者の宿も無事開店し、ラヴェンナを拠点にした冒険者も出てきた。ラヴェンナで育てられた農産物や乳製品などはローマ周辺の街へと販売されている。
ラヴェンナから南へアスファルトの道が伸び、魔の森の入り口までつながっている。
魔の森の入り口では、宿泊用の屋根がある小屋が数件軒を連ねていて、野営の助けになっているようだ。
ラヴェンナ北側から伸びた街道はローマへ繋がっている。聖王国の人間は亜人に忌避感がある者がいるから、ラヴェンナからローマへは人間の立ち入りを制限している。
カエサルとの交易を行う為に建築した水の街ヴァルナは、コンクリートと木の桟橋が特徴的な街になっている。
共和国の街ジルコンからヴァルナへ多くの人間達が移住しており、ラヴェンナと同じように店の経営や農業を行なっている。漁業を始めるものも出てきてラヴェンナの街を超える賑わいを見せ始めているといったところか。
港街は船で輸送が出来るから、ラヴェンナより物資のやり取りが多くなるのと、ジルコンの規模がフランケルと比べるのも馬鹿らしいほど差があるのが原因だろう。
ヴァルナからリザードマンの村、ローマまでは街道で結ばれていて、最近はリザードマンの村も拡大してきている。
リザードマンの村は牧場の規模がこの一年で数倍になり、草食竜とデイノニクスの飼育頭数が格段に増えた。
亜人の国の首都たるローマの発展もすごいぞ。
ローマからはラヴェンナ、ヴァルナへ続く街道に加え、各地鉱山やアスファルトの湖へ至る街道も整備されている。
エルラインやハーピーが住む魔の山では、火山灰や銀が発見されたのでこちらにも街道が結ばれた。
街道の施設工事は現在も行われていて、ローマから西にある湖に向けてアスファルトの道が伸びていっている最中なんだ。
ローマ市街は当初敷かれた太い十字の道路を中心に、さらに十六本の道が追加されている。下水は全て郊外のため池に流れ、オパールによって浄化されている。
ため池の水は一定量を超えると外部の農場へ流れるように作られていて、有効利用されているってわけだ。
街に住む住人も増えたから、公共風呂を拡大した。ローマの名物と言えば風呂。俺の趣味でもある。
ローマ中央広場には、共和国の職人が噴水を作ってくれた。
装飾や美術品はローマに必要だとは思うけど、これまで担い手がいなかったんだ。共和国の職人が来てくれたことで、小鬼や他の亜人にもこういった技術が伝わって行くだろう。
噴水はその鏑矢(かぶらや)となる作品で、次は装飾を施した門を作るとかなんとか。
そうそう、英雄の中で一番目に見えた動きが大きかったのはジャムカだ。
彼は平原の騎馬民族の統合に成功し、いよいよ聖王国の占領地を侵食し始めている。今のところ小競り合いが続いているが、巨大な相手戦力相手に上手く対応しているように思える。
ジャムカとの定期連絡は約束通り行われていて、湖の西部に街を作るまでになってしまった。
最初は雨風を凌げる小屋をいくつかだったんだけど、馬の厩舎や飼い葉を準備するようになり、いつしか草原の商人が往来し始めて……自然と拡大していった。
ならばオークと犬耳の出番だ! とはっちゃけた結果、木造住宅が立つ街になってしまった!
湖のほとりで、水源が豊富なので農業や漁業も行われるまでになっている。
街の名前はサマルカンド。遊牧民で俺がイメージしたのがその名前だったから……
ジャムカもサマルカンドという名前を気に入ってくれてガハガハ笑っていたのが印象的だった。
新しく街ができていくが、放棄された村も出てくる。猫耳・オーク・ハーピーの村は放棄され、住人は全てローマへ移り住んだ。
犬耳の村はヴァルナになり、リザードマンの村は牧畜の街として生まれ変わろうとしている。リザードマンの族長からは、そろそろ名前を考えて欲しいと言われている。
ベリサリウスに聞いたところ、任すと言われたからどんな名前にするか考えねば。
んー、何が良いだろう。ナポリ……少し捻ってネアポリスとかどうだ。ベリサリウスとリザードマン族長に聞いてみよう。
「ピウス様! 準備は出来ましたか?」
そうだった。今日は結婚式があるんだよ!
自室で考え事にふけっていたがもうそんな時間か。
俺を呼ぶティンの声で俺は慌てて準備を行い、彼女と一緒にローマの広場へ向かう。
「ピウス様! 結婚式ってどんな事するんですか?」
「これから夫婦になる二人がみんなの前で挨拶するんだよ」
結婚式の習慣が無かった亜人達に、結婚式を提案したのは俺自身……それを考え事をしていた為に急ぐことになるとは!
結婚式といってもそんな壮大なことはしない。噴水前で夫婦になる二人をみんなで祝福して、ワイワイやるだけだ。
神父さんもいないし、誓いの言葉もない。その代わり、ベリサリウスにありがたい演説をしてもらうことになっている。
「ピウス様。ピウス様もいずれ結婚式をするんですか?」
吹いた! 俺は今のところ結婚をする予定は無い。
「ティン……ま、まあいずれはそうなるかもな……」
「ピウス様はどなたと……」
だー! やっぱりそっち方向になるんじよないか。さらに俺へ問いかけようとするティンに俺は急ぐよう促し、口を閉じさせる。
広場に着くとすでに人が集まってきていた。
新郎は最初あれほどウザかったんだが、今ではすっかり友人になったオークのマッスルブ。新婦は彼と一緒に仕事をしていた犬耳族の少女だ。
犬耳族の風貌は男と女で大きく異なる。男は犬の頭に人間の体。女は人間にかなり近いが、犬耳と尻尾が生えた人間といった見た目になる。
いつの間に仲良くなっていたんだあの二人は!
豚の顔のマッスルブと可憐な犬耳少女の組み合わせはかなり異質だ。本人達は幸せそうなんだけど、俺の美観で見るとシュール過ぎる。
俺に気がついたマッスルブが俺に手を振ってくる。
「ピウスさんー」
マッスルブの呼びかけに俺は人をかき分け彼の元へたどり着く。
「おめでとう!」
俺の言葉に二人は照れ臭そうにしているが、顔には笑みが浮かんでいる。
「ありがとブー。ブー達にこんな素敵な催しをしてくれて嬉しいブー」
「喜んでくれて嬉しいよ。これからも結婚はみんなで祝うようにしたいな」
「ピウスさんはいつ結婚するのかブー?」
「お、俺の事はほっといてくれ……」
「ピウスさん、いろんな種族の女の子がピウスさんと結婚したいと言ってるブー」
も、もういいから。俺の事はほっといてくれ!
お、ベリサリウスがやって来たぞ。ベリサリウスは集まった群衆に手を挙げ挨拶をすると、彼らから歓声があがる。
やはりベリサリウスは大人気なんだなあ。ローマでは不遇だったから、この人気は俺も嬉しいよ。
「さ、行ってこい!」
俺はマッスルブ夫婦をベリサリウスの方へ行くよう促し、ベリサリウスとマッスルブ夫婦は噴水前に移動する。
ベリサリウスから祝福の言葉が二人に告げられ、集まった群衆から大歓声があがる。
「二人とも幸せそうですね。ピウス様!」
いつの間にか俺の隣に来ていたティンが、俺を見上げ満面の笑顔でそう言った。
「そうだなあ。結婚する人達を祝福できるような平穏が続けばいいなー」
俺の言葉にティンは大きく頷き、俺を見つめてくる。
「ベリサリウス様とピウス様がいらっしゃれば何も心配する事はありません!」
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