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第44話 服を買おうぞ
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快適な空の旅は終わりを告げ、ルンドルフの街に到着した。ルンドルフは山間部の谷間に位置する街であるものの、人口規模がなかなか大きく20万を超えるのだそうだ。街を空から眺めた感じ、縦に長い屋根の家が多かった。降りてから分かったが、多くは煉瓦造りの二階建てになっている模様。
この辺りは冬になると雪深くなるようで、屋根の長さは雪対策なんだってさ。
これらの情報は全て飛行船のスタッフが教えてくれたことである。
お話好きのスタッフの言葉によると、街は元々要塞だったのだ、とか街の歴史のことについても語ってくれた。山間部の谷間は天然の防御壁となり、基地とて適していたようで、要塞が築かれ、後に基地としての役目が薄れていき、交通の要所となって、街になったのだと言う。街の成り立ちの話はとても興味深く聞かせてもらったよ。現実世界となると、設定じゃなく実際に人々が歩んできた足跡となれば重みが違う。
飛行船の発着場から出たところで、周りを見渡しつつ隣を歩くアーニーに声をかける。
「まずは商店街に行って、それからゲートの拠点登録ができそうな場所を探そうか」
「はいー」
規模の大きな街なので、商店街が数ヶ所ある。もちろん、商店街に店を構えていない店もあるので、全ての店を回るなんてことは不可能だ。
ま、俺たちの目的は第一に食べ物なので、どこの商店街でも売ってないってことはまず無いのさ。
「お、果物がある」
路面店の軒先にはずらっと果物が並んでいる。リンゴ、オレンジ、洋梨、暖かい地域で育つデーツまで。野菜も地元産であろう葉物野菜からそら豆、トマトなどなど一通り揃う。物価はアーモンドアイと変わらない感じだな。
リンゴを購入し、さっそく齧りながら商店街の散策を続ける俺とアーニー。
「防寒具の品揃えが良い以外にはあまり変わったところはなさそうだ」
「王国の街って感じですね!」
「アーモンドアイとそんなに変わらないよな」
「はいー」
この辺りでも防寒具が必要だったとは盲点だよ。ゲームでは四季がないため、極寒地域は極寒の季節で固定されていた。この辺りは極寒地域にはなっていなかった記憶だ。現実世界になり、四季の変化があると、一年中氷の世界は稀で、逆に一年中寒くならない地域も少なくなる。
ゲームでも極寒地域を進む場合は寒さ対策が必要なのだ。プレイヤーが寒さを感じることはないけど、対策をしないとキャラクターの体力がガンガン奪われて行く。なら忘れないように常に防寒具を身につけておけばよいのかというと、そうでもない。地域ごとに適切な服装が設定されているので、地域に合わせて着替え必須である。そんなゲーム仕様だったため、防寒具は一通りホームのインベントリーに眠っているのだ。わざわざ買う必要はない。
しかしながら、防寒具の品揃えが豊富なルンドルフでも時期的にまだ雪対策までは必要なさそうだ。
「せっかくだし、コートか毛皮の一つでも買っちゃう?」
「いいですね!」
アーニーはお腹が冷えそうなファッションなので、腹巻も買った方がいいんじゃないかと思ったが黙っておくことにした。
お腹も肩も出ているもの。何かしら彼女なりの拘りがありそうだから、下手なことは言うものじゃないってね。
さっそく一番近くに見えた服飾店へ入店し、物色を始める。
俺は余り服に興味のある方じゃないから、機能を満たせば何でもいいんだよな。色にさえ拘りがない。
しかし、拘るポイントはあるんだぞ。機能を満たせば、ってところが拘りポイントなんだ。
見た目は全く拘らないが、動きやすいかどうか、防寒としての性能があるかどうか、をちゃんと確認したい。
真剣に物色していたら、アーニーが派手派手なオレンジ色の毛皮を掲げ見せてきた。
「どうですかー? 可愛いです」
「ノースリーブの毛皮だと、寒くない?」
「うーん、雪が入っちゃいますかねー」
「そ、そうだな」
雪が入るとかそんなレベルじゃなく、腕全体に直接雪が降り積もるがな。
なんて感想を抱いていたら、舌の根の乾かぬ内にアーニーがネクストをもってくる。
「あ、てんちょおにこれはどうですか?」
「え、あ、うん」
「着てみてくださいよー。試着しまーす」
「えええ……俺かよ」
選んだオレンジの毛皮と入れ替えで彼女が掴んだのは、熊の毛皮をベースにした漆黒のコートだった。背中側には白で威嚇するドラゴンの顔が描かれている。 コートの裾に鋲が打たれていていかつさがマシマシだ。
デザインを気にしない俺であるが、裾にある鋲と袖の長さが気になる。
言われるがままに着てみたけど、やはり袖が少し長い。寒さ対策なので、できれば袖の先を絞れるようになっていて欲しいな。
「カッコいいです!」
「こういうのはもっとがたいがいい人のがいいんじゃ」
「着丈が短い方が好みなのですか。じゃあ、これは?」
「え、ええ……」
今度は白狐の毛皮らしい。狐をあしらったフード付きで、前は暇に木製の牙を引っ掛けて留める。こっちはハーフジャケットサイズで裾が腰上になっていた。 袖も長くはなく、手首を少し超えるほどでちょうどいい。
背面にはよくよく見てみると銀色で不死鳥が描かれていた。背面にいかつい模様が好きなのね、アーニーさん。
「お、俺のはいいから、アーニー、こういう白狐みたいなのが好きなの?」
「てんちょおとお揃いですか! やったー」
買うとは言ってないのだが、彼女のはしゃぎようを見ていると否定し辛い。
白狐のジャケットなら上半身の寒さ対策にはなるか。今のお腹を出した彼女のファッションに彼女が選んだオレンジノースリーブよりは断然良いと思う。
「あ、アーニー、せっかくなら膝くらいまであるコートも見てみないか」
「ありますよ! 同じデザインです!」
ほおほお、悪くないけど、足元の動きを阻害しそうだ。腰より下は留めずに開いておけば大丈夫かな?
試しに着てみて動いてみる。うん、これならいける。
アーニーにも同じように着てもらって、感想を聞く。
「動きやすいです! どうですか?」
「うん、可愛い」
「えへへ。てんちょおのと後ろの柄が少し違うんですよね」
「似たようなものだからいいじゃないか」
彼女の白狐のジャケットは背中側にペンギンの全身が描かれている。
不死鳥よりペンギンの方が良いじゃないか。
この辺りは冬になると雪深くなるようで、屋根の長さは雪対策なんだってさ。
これらの情報は全て飛行船のスタッフが教えてくれたことである。
お話好きのスタッフの言葉によると、街は元々要塞だったのだ、とか街の歴史のことについても語ってくれた。山間部の谷間は天然の防御壁となり、基地とて適していたようで、要塞が築かれ、後に基地としての役目が薄れていき、交通の要所となって、街になったのだと言う。街の成り立ちの話はとても興味深く聞かせてもらったよ。現実世界となると、設定じゃなく実際に人々が歩んできた足跡となれば重みが違う。
飛行船の発着場から出たところで、周りを見渡しつつ隣を歩くアーニーに声をかける。
「まずは商店街に行って、それからゲートの拠点登録ができそうな場所を探そうか」
「はいー」
規模の大きな街なので、商店街が数ヶ所ある。もちろん、商店街に店を構えていない店もあるので、全ての店を回るなんてことは不可能だ。
ま、俺たちの目的は第一に食べ物なので、どこの商店街でも売ってないってことはまず無いのさ。
「お、果物がある」
路面店の軒先にはずらっと果物が並んでいる。リンゴ、オレンジ、洋梨、暖かい地域で育つデーツまで。野菜も地元産であろう葉物野菜からそら豆、トマトなどなど一通り揃う。物価はアーモンドアイと変わらない感じだな。
リンゴを購入し、さっそく齧りながら商店街の散策を続ける俺とアーニー。
「防寒具の品揃えが良い以外にはあまり変わったところはなさそうだ」
「王国の街って感じですね!」
「アーモンドアイとそんなに変わらないよな」
「はいー」
この辺りでも防寒具が必要だったとは盲点だよ。ゲームでは四季がないため、極寒地域は極寒の季節で固定されていた。この辺りは極寒地域にはなっていなかった記憶だ。現実世界になり、四季の変化があると、一年中氷の世界は稀で、逆に一年中寒くならない地域も少なくなる。
ゲームでも極寒地域を進む場合は寒さ対策が必要なのだ。プレイヤーが寒さを感じることはないけど、対策をしないとキャラクターの体力がガンガン奪われて行く。なら忘れないように常に防寒具を身につけておけばよいのかというと、そうでもない。地域ごとに適切な服装が設定されているので、地域に合わせて着替え必須である。そんなゲーム仕様だったため、防寒具は一通りホームのインベントリーに眠っているのだ。わざわざ買う必要はない。
しかしながら、防寒具の品揃えが豊富なルンドルフでも時期的にまだ雪対策までは必要なさそうだ。
「せっかくだし、コートか毛皮の一つでも買っちゃう?」
「いいですね!」
アーニーはお腹が冷えそうなファッションなので、腹巻も買った方がいいんじゃないかと思ったが黙っておくことにした。
お腹も肩も出ているもの。何かしら彼女なりの拘りがありそうだから、下手なことは言うものじゃないってね。
さっそく一番近くに見えた服飾店へ入店し、物色を始める。
俺は余り服に興味のある方じゃないから、機能を満たせば何でもいいんだよな。色にさえ拘りがない。
しかし、拘るポイントはあるんだぞ。機能を満たせば、ってところが拘りポイントなんだ。
見た目は全く拘らないが、動きやすいかどうか、防寒としての性能があるかどうか、をちゃんと確認したい。
真剣に物色していたら、アーニーが派手派手なオレンジ色の毛皮を掲げ見せてきた。
「どうですかー? 可愛いです」
「ノースリーブの毛皮だと、寒くない?」
「うーん、雪が入っちゃいますかねー」
「そ、そうだな」
雪が入るとかそんなレベルじゃなく、腕全体に直接雪が降り積もるがな。
なんて感想を抱いていたら、舌の根の乾かぬ内にアーニーがネクストをもってくる。
「あ、てんちょおにこれはどうですか?」
「え、あ、うん」
「着てみてくださいよー。試着しまーす」
「えええ……俺かよ」
選んだオレンジの毛皮と入れ替えで彼女が掴んだのは、熊の毛皮をベースにした漆黒のコートだった。背中側には白で威嚇するドラゴンの顔が描かれている。 コートの裾に鋲が打たれていていかつさがマシマシだ。
デザインを気にしない俺であるが、裾にある鋲と袖の長さが気になる。
言われるがままに着てみたけど、やはり袖が少し長い。寒さ対策なので、できれば袖の先を絞れるようになっていて欲しいな。
「カッコいいです!」
「こういうのはもっとがたいがいい人のがいいんじゃ」
「着丈が短い方が好みなのですか。じゃあ、これは?」
「え、ええ……」
今度は白狐の毛皮らしい。狐をあしらったフード付きで、前は暇に木製の牙を引っ掛けて留める。こっちはハーフジャケットサイズで裾が腰上になっていた。 袖も長くはなく、手首を少し超えるほどでちょうどいい。
背面にはよくよく見てみると銀色で不死鳥が描かれていた。背面にいかつい模様が好きなのね、アーニーさん。
「お、俺のはいいから、アーニー、こういう白狐みたいなのが好きなの?」
「てんちょおとお揃いですか! やったー」
買うとは言ってないのだが、彼女のはしゃぎようを見ていると否定し辛い。
白狐のジャケットなら上半身の寒さ対策にはなるか。今のお腹を出した彼女のファッションに彼女が選んだオレンジノースリーブよりは断然良いと思う。
「あ、アーニー、せっかくなら膝くらいまであるコートも見てみないか」
「ありますよ! 同じデザインです!」
ほおほお、悪くないけど、足元の動きを阻害しそうだ。腰より下は留めずに開いておけば大丈夫かな?
試しに着てみて動いてみる。うん、これならいける。
アーニーにも同じように着てもらって、感想を聞く。
「動きやすいです! どうですか?」
「うん、可愛い」
「えへへ。てんちょおのと後ろの柄が少し違うんですよね」
「似たようなものだからいいじゃないか」
彼女の白狐のジャケットは背中側にペンギンの全身が描かれている。
不死鳥よりペンギンの方が良いじゃないか。
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