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フローラのピアノレッスン with カイ
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柔軟な指の動きから紡ぎ出される柔らかな音色に耳を傾けながら、フローラはカイの横顔を見つめた。
赤みの強い茶髪、赤茶色の瞳にはっきりとした顔立ち――ヴォルフによく似た息子は、外見とは対照的な秘めやかな情熱を乗せた音を奏でる。
音楽には個性が出るものだ。長い間同じ音楽家に師事しているとその音に近くなることも多いが、やはり本人の持っている才能は大きい。
フローラはまだ生まれたばかりの末っ子を除き、四人の子どもたち全員のレッスンをしている。彼らを一番よく見てきたし、それぞれの音楽の違いも楽しみにしていた。
その中でもカイの演奏は、フローラの音楽に近く、耳に心地いい。
だが……
最後の和音が消えていくのと同時に、フローラはゆっくりと瞼を上げた。
「すごく素敵な演奏だったわ、カイ。たくさん練習したのね」
「ありがとうございます」
母に褒められてホッとした表情のカイには年相応の幼さがあって、フローラは自然と頬を緩める。
十三歳になったカイは、一般的には難しい年ごろに入る頃だろうに、反抗期とは無縁だ――親としては助かるが、フローラは心配でもある。
なにせ、彼の姉であるユリアは昔からお転婆が過ぎるくらいで手を焼いている。弟のエリアスも然り……自己主張の激しい姉弟に挟まれているせいか、カイは我慢していることが多いのではないかと心配なのだ。
もちろん、子どもそれぞれの個性があるし、カイがこのまま落ち着いた男性に成長することは素晴らしいと思うが……今日はフローラの“憂い”が的中していると確信がある。
なぜなら、普段は穏やかで乱れのないカイの演奏に、ほんの少し……迷いのような音が聞こえたから。
「ねぇ、カイ。何か……悩んでいることがあるのではない?」
「え……?」
カイは一瞬驚いて顔を上げたが、すぐに目を伏せてしまった。鍵盤を見つめて、何か思案しているようだ。
「無理に言わなくてもいいの。でも、自分だけでは解決しないことなら誰かに頼るのも一つの方法よ。私には言いにくいことなら、ヴォルフ様やエルマー様、クラウス様に相談してみたらどうかしら?」
男の子ならば、母親に言いにくいこともあるだろう。
父であるヴォルフは、国王でもある。悩みごとを相談する相手としては敷居が高いかもしれないと思い、伯父である二人も候補に出した。特に、気さくなエルマーは普段から子どもたちとよく遊んでくれるので、言いやすいのではないか。
そう思ったのだが、カイは首を横に振る。
「いえ……これは、お母様に、言わなくてはいけないことで……」
「私に? もしかして、レッスンのこと……?」
フローラに言うべきことならば、やはりピアノレッスンに関係することだろうか。
とはいえ、やりたい曲があるときは自らそう言ってくれるし、練習を嫌がっている様子もない。フローラはできるだけ彼らの自主性を尊重するよう指導に努めている。
何か意見を言って、理由もなく否定しないことは、彼らもわかってくれていると思ってたのだが……
他に思い当たる節がなく、フローラは首を傾げた。
「はい……その……」
膝の上で指を揉みつつ、カイは口を開きかけては閉じることを繰り返す。
なんだか照れているような仕草――彼の頬はほんのりと赤く染まっている。
フローラはその表情にどこか寂しさのような感情を覚えた。同時に、彼の新しい表情に成長を感じ、嬉しくも思う。
フローラは複雑な気持ちでカイが話し出すのを待っていると、しばらくの沈黙の後、意を決したらしい息子は顔を上げて口を開いた。
「バ、バイオリン、を……やりたくて……」
「バイオリンを?」
「ピアノのレッスンも続けます! でも、他の楽器も、やってみたいと……思ったので」
フローラが聞き返すと、カイは慌てて「ピアノも続ける」と言う。それが嘘ではないことはわかったが、彼の気持ちはバイオリンのほうへ傾いているのだと感じられた。
フローラはカイが曖昧に「他の楽器も」と濁したことが可笑しくてふふっと笑う。
こういうところは、フローラの消極性を受け継いでしまったようだ。ヴォルフがよく「あいつはお前に似て、なかなか本心を言わない」とため息をつくのも理解できる。
「他の楽器ではなく、バイオリンをやりたいのでしょう? あ……」
クスクスと笑いながら確認し、フローラはようやく思い当たる。
「もしかして、炎の祭典で聴いた演奏を気に入ったの?」
「えっ! は、はい……そう、です……とても、綺麗な音……だったので」
フローラが問うと、カイは驚いて母を見たが、すぐにその視線を逸らした。「綺麗な音」と言いながら、頬の赤みが増し、耳まで色づいていく。
(あら……?)
フローラはその反応に、自分までくすぐったい気持ちになるのを感じた。
炎の祭典とは、フラメ王国の年に一度の祝祭で、今年の祭典は数日前に開催されたばかり。
芸術の国らしく、屋外での美術展やアートのライブパフォーマンス、舞台上演や演奏会などが行われる。先日、フローラたちはそこで行われた子ども演奏会に出席したのだ。
主に貴族の子どもたちが演奏するいわゆる発表会だが、今年はなかなかにレベルが高く、フローラも感心した。中でもバイオリンを弾いていた女の子――確か、アリアという名前だった――のことは、よく覚えている。
年は十歳くらいだったろうか。同年代の子どもの中でも一際目立っていた。
技術はもちろん、感情の乗せ方や音の響かせ方、何よりバイオリンを楽しんでいる様子が伝わってきて感動したのだ。
そういえば、カイは彼女の演奏に聴き入っていた。
そのときの息子の輝く瞳を思い出し、フローラは頬を緩める。
「そうね。バイオリンが弾けたら素敵だわ」
彼の将来が淡い初恋の炎に導かれたら――そんなことを思わずにはいられない。
「では……」
「もちろん構わないわ。私はピアノ専門だから、講師の手配を頼みましょう。それと楽器も調達しなければね」
フローラが快諾すると、不安そうだったカイは弾けんばかりの笑みを浮かべて両手を胸の前で握った。
「ありがとうございます!」
ああ、彼の恋心はどのような音色だろう。彼の演奏はどこまで響いていくだろう。
もしもこの先、あの幼いバイオリニストのメロディと交わることがあったなら……
その可能性がどれくらいあるのかはわからない。
それでも、カイが彼女を目指してバイオリンの習得に励むのなら、二人がきちんと出会うときがくるだろう。そんな予感がしてならない。
少々気が早いことを理解しつつも、フローラは期待に胸を弾ませるのだった。
赤みの強い茶髪、赤茶色の瞳にはっきりとした顔立ち――ヴォルフによく似た息子は、外見とは対照的な秘めやかな情熱を乗せた音を奏でる。
音楽には個性が出るものだ。長い間同じ音楽家に師事しているとその音に近くなることも多いが、やはり本人の持っている才能は大きい。
フローラはまだ生まれたばかりの末っ子を除き、四人の子どもたち全員のレッスンをしている。彼らを一番よく見てきたし、それぞれの音楽の違いも楽しみにしていた。
その中でもカイの演奏は、フローラの音楽に近く、耳に心地いい。
だが……
最後の和音が消えていくのと同時に、フローラはゆっくりと瞼を上げた。
「すごく素敵な演奏だったわ、カイ。たくさん練習したのね」
「ありがとうございます」
母に褒められてホッとした表情のカイには年相応の幼さがあって、フローラは自然と頬を緩める。
十三歳になったカイは、一般的には難しい年ごろに入る頃だろうに、反抗期とは無縁だ――親としては助かるが、フローラは心配でもある。
なにせ、彼の姉であるユリアは昔からお転婆が過ぎるくらいで手を焼いている。弟のエリアスも然り……自己主張の激しい姉弟に挟まれているせいか、カイは我慢していることが多いのではないかと心配なのだ。
もちろん、子どもそれぞれの個性があるし、カイがこのまま落ち着いた男性に成長することは素晴らしいと思うが……今日はフローラの“憂い”が的中していると確信がある。
なぜなら、普段は穏やかで乱れのないカイの演奏に、ほんの少し……迷いのような音が聞こえたから。
「ねぇ、カイ。何か……悩んでいることがあるのではない?」
「え……?」
カイは一瞬驚いて顔を上げたが、すぐに目を伏せてしまった。鍵盤を見つめて、何か思案しているようだ。
「無理に言わなくてもいいの。でも、自分だけでは解決しないことなら誰かに頼るのも一つの方法よ。私には言いにくいことなら、ヴォルフ様やエルマー様、クラウス様に相談してみたらどうかしら?」
男の子ならば、母親に言いにくいこともあるだろう。
父であるヴォルフは、国王でもある。悩みごとを相談する相手としては敷居が高いかもしれないと思い、伯父である二人も候補に出した。特に、気さくなエルマーは普段から子どもたちとよく遊んでくれるので、言いやすいのではないか。
そう思ったのだが、カイは首を横に振る。
「いえ……これは、お母様に、言わなくてはいけないことで……」
「私に? もしかして、レッスンのこと……?」
フローラに言うべきことならば、やはりピアノレッスンに関係することだろうか。
とはいえ、やりたい曲があるときは自らそう言ってくれるし、練習を嫌がっている様子もない。フローラはできるだけ彼らの自主性を尊重するよう指導に努めている。
何か意見を言って、理由もなく否定しないことは、彼らもわかってくれていると思ってたのだが……
他に思い当たる節がなく、フローラは首を傾げた。
「はい……その……」
膝の上で指を揉みつつ、カイは口を開きかけては閉じることを繰り返す。
なんだか照れているような仕草――彼の頬はほんのりと赤く染まっている。
フローラはその表情にどこか寂しさのような感情を覚えた。同時に、彼の新しい表情に成長を感じ、嬉しくも思う。
フローラは複雑な気持ちでカイが話し出すのを待っていると、しばらくの沈黙の後、意を決したらしい息子は顔を上げて口を開いた。
「バ、バイオリン、を……やりたくて……」
「バイオリンを?」
「ピアノのレッスンも続けます! でも、他の楽器も、やってみたいと……思ったので」
フローラが聞き返すと、カイは慌てて「ピアノも続ける」と言う。それが嘘ではないことはわかったが、彼の気持ちはバイオリンのほうへ傾いているのだと感じられた。
フローラはカイが曖昧に「他の楽器も」と濁したことが可笑しくてふふっと笑う。
こういうところは、フローラの消極性を受け継いでしまったようだ。ヴォルフがよく「あいつはお前に似て、なかなか本心を言わない」とため息をつくのも理解できる。
「他の楽器ではなく、バイオリンをやりたいのでしょう? あ……」
クスクスと笑いながら確認し、フローラはようやく思い当たる。
「もしかして、炎の祭典で聴いた演奏を気に入ったの?」
「えっ! は、はい……そう、です……とても、綺麗な音……だったので」
フローラが問うと、カイは驚いて母を見たが、すぐにその視線を逸らした。「綺麗な音」と言いながら、頬の赤みが増し、耳まで色づいていく。
(あら……?)
フローラはその反応に、自分までくすぐったい気持ちになるのを感じた。
炎の祭典とは、フラメ王国の年に一度の祝祭で、今年の祭典は数日前に開催されたばかり。
芸術の国らしく、屋外での美術展やアートのライブパフォーマンス、舞台上演や演奏会などが行われる。先日、フローラたちはそこで行われた子ども演奏会に出席したのだ。
主に貴族の子どもたちが演奏するいわゆる発表会だが、今年はなかなかにレベルが高く、フローラも感心した。中でもバイオリンを弾いていた女の子――確か、アリアという名前だった――のことは、よく覚えている。
年は十歳くらいだったろうか。同年代の子どもの中でも一際目立っていた。
技術はもちろん、感情の乗せ方や音の響かせ方、何よりバイオリンを楽しんでいる様子が伝わってきて感動したのだ。
そういえば、カイは彼女の演奏に聴き入っていた。
そのときの息子の輝く瞳を思い出し、フローラは頬を緩める。
「そうね。バイオリンが弾けたら素敵だわ」
彼の将来が淡い初恋の炎に導かれたら――そんなことを思わずにはいられない。
「では……」
「もちろん構わないわ。私はピアノ専門だから、講師の手配を頼みましょう。それと楽器も調達しなければね」
フローラが快諾すると、不安そうだったカイは弾けんばかりの笑みを浮かべて両手を胸の前で握った。
「ありがとうございます!」
ああ、彼の恋心はどのような音色だろう。彼の演奏はどこまで響いていくだろう。
もしもこの先、あの幼いバイオリニストのメロディと交わることがあったなら……
その可能性がどれくらいあるのかはわからない。
それでも、カイが彼女を目指してバイオリンの習得に励むのなら、二人がきちんと出会うときがくるだろう。そんな予感がしてならない。
少々気が早いことを理解しつつも、フローラは期待に胸を弾ませるのだった。
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