「神造生体兵器 ハーネイト」

トッキー

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「神造生体兵器 ハーネイト」 世界観について

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 地球とは違う次元、フォーミッドという次元領域が存在する世界。その中に存在する惑星「アクシミデロ星」この星は、別世界の物や人、概念や思いが最終的に辿り着く場所である。そしてここは2次元の3次元の境界が曖昧なところである。

  この星と、その宙域周辺においては、一定の周期で発生する「次元ルフループ」というものが発生する。別名は時歪門。それは、ブラックホールのように他の世界にある物体を定期的に吸い込み、もう片方の世界に排出する現象である。この現象に巻き込まれ、別の次元から流れてきた人は少なくない。多くの別世界、並行世界において、突然行方不明になった人の半数以上が、この現象に不幸にも巻き込まれたというデータも存在する。特に地球での影響が大きく、ルフループベルト帯というものにより特定のエリアにそれが多発していた。

 次元の裂け目やブラックホールに飲み込まれ、そうして運よくフォーミッド界に流れ着き新天地でもあるこの星に降り立つことのできた人たちは、そこで長らく暮らし、命を育みながら、独特な文明や超技術、文化を作り、数千年もその星の歴史を紡いできたのである。

  このアクシミデロ星自体は、星の直径が地球の3倍の大きさを誇り、陸地、大陸が星全体を構成する要素の7割を占めている。また、基本的な気体の構成や鉱物の物質などは別世界の地球と酷似していたため、人間が別の世界から流れてきても、元にいた世界と何ら変わらず生存、生活することができる環境が整っていた。
 大きく違うとすれば、全体の約4割を占める海水が真水だったり、山脈の数と高さが地球と比べ尋常ではなく、他国との交流がしづらい点などがあげられる。8000m級の山脈や地下19kmに達する地溝など、人や物の行き来を地形が阻んできた。

  その環境において、アクシミデロ星では4つある大陸、その中に存在する国ごとに文明レベルが異なっていた。そして、次元ルフループがもたらす負の面でもある、魔物や怪物、他次元からの侵略者の脅威にも晒されていた。それと、この星には秘密が幾つもあるといい、特に大昔に栄えた古代人の超技術の幾つもが大地に眠っていると言う。また伝承では、この地に12体の神という存在が降りたという話もあるという。 

  そしてこの世界には、各地で戦争を引き起こし、利益をあげる集団が存在した。
 最初は戦争で使われる兵器の製造会社がいつしか連合を立ち上げ、それは多くの星を傷つけ、搾取し滅ぼしてきた。
 それらは複数の宇宙人たちが組織し運営している「ドグマ・ジェネレーション(通称DG)」という。数十年前にはアクシミデロに来襲したことがある。しかしその星の戦士たちや他の世界からきた人に味方する侵略魔などの活躍で侵攻を防ぎ撃退したという。

  しかし今、ルフループ現象の活発化により、魔界や異世界から魔獣や魔人、そして強大な侵略魔インヴォーカーなどが現れるようになると、それに目をつけこのアクシミデロン星に再度、侵略を開始しようとしていた。

 前回の襲撃後に天界人(天神界)からの干渉と介入により、徐々に組織や勢力図をずたずたにされていたDGの残党が、復興を図るため魔獣や魔人を操り従え兵器にすることで、他の戦争をしている国や星に対し開発した兵器や兵隊などを提供し、目先の利益を稼ぐことが目的である。もし奴らの蛮行を止められなければ、星は荒廃し、人が住めなくなることになる。

  また、天神界と呼ばれる存在も人間に干渉し人類の文明レベルを調整するため活動や研究をしていると言う。かつて起こした実験の失敗により、別世界に飛ばされた天界人は、ヴィダール・ティクス神話と呼ばれる神話の最高神にして、気まぐれな創造神「ソラ・ヴィシャナティクス」と出会う。

 彼女は人間の世界を完全消去するつもりだといい、管理が煩雑になり他の世界への影響を防ぐためそうしようとしていた。しかし次元研究に詳しかった古代人らは彼女の計画に大きな問題があることを理解し、対策をたてることにした。

現在彼女は長い眠りについているものの、再び目覚めたとき、人理を守る戦いが始まるのであった。

 その一方で、とある人物がアクシミデロにおいて有名であり、大英雄とも呼ばれていた。
  
 その者の名は、ハーネイト・ルシルクルフ・レ―ヴァテイン。彼こそが先代の戦士の遺志を継ぎ、星に迫る邪悪な脅威と人類、人理の危機に対し戦い続ける運命を自覚し、秘められた力を存分に振るう定めのある青年である。

  彼は解決屋と呼ばれる何でも屋の仕事を17の時に正式に始めて、今年で8年目となる魔法剣士である。アクシミデロン星にある、4つの大陸のうち南大陸を除き踏破し、開拓してきた彼は、溜まっていた大きな依頼をすべて片付け、束の間の平和を満喫していた。

 しかしそれもとある来客の訪れにより突然終わりを告げることになる。そして、それが長く険しい戦いになること、更に、自身が探し求めていた、出生や力の秘密についての正体を知る長くて険しく、多くの仲間に恵まれる旅になることは、この当時に彼には知る由もなかった。

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