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本編
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どれくらい時間が経ったのだろうか。ベッドに並んで腰掛け、ひたすら口付けを繰り返される。最初は啄むような軽いものだったそれは、徐々に激しさを増していき、今では呼吸すら奪われそうなほどだ。
「……っん、……ふ、……ぅ゛、む……んん゛……っ」
口内の敏感な部分をなぞられ、舌を絡め取られ、強く吸われる度に身体の奥が甘く疼く。後頭部に添えられた手は、少しでも顔を離そうとすると逃がさないとばかりに押さえつけられる。もう片方の手はシャツの中に潜り込み、下腹部を円を描くように撫で回す。その手つきはまるで、これからここに挿れるのだと主張しているようだった。
「ん゛……っ!」
不意に脇腹をつつ、と爪先で辿られて、喉の奥から引き攣った悲鳴が上がった。さらに上へと向かう手は、胸元まで到達すると乳輪の縁を辿るように動き始める。
「吉野。ここ、咥えてて?」
「……う、ん」
「ふふ、良い子」
伊織の指先がたくし上げられたシャツの裾を摘んでいる。戸惑いながらも言われた通りに口に含むと、満足そうに微笑まれた。恥ずかしくて仕方がないのに、逆らう気にはどうしてもなれなかった。
「……っ、……ふ」
芯を持ち始めた先端に触れることはせず、ただ周囲を優しく撫でるだけの動きにもどかしさが募る。焦らされているのだと理解した途端、きゅう、と下半身に甘い痺れが走った。
「足も開ける?……そう、そのまま動かずに可愛いところ全部見せて」
すり、と太腿を撫でる手付きに促されるまま両足を左右に割り開く。服越しでも分かるほど勃ち上がった中心を見せつけるような体勢に、羞恥心でどうにかなりそうだ。
「……っ!?♡」
不意に左胸がぬるりとした感触に包まれ、びくりと腰が跳ね上がる。視線を下げれば、自分の胸に顔を埋める恋人の姿が目に入った。
「ッふ、……く♡ぅ゛♡ん、ぐ♡……ッ、んん……ッ♡」
乳輪の縁をなぞるように舌が這ったかと思えば、突起をゆっくりと押し潰すように舐められる。伊織の髪が肌に触れるくすぐったさすら快感となって身体中を駆け巡った。反対側の胸は指の腹でくにくにと捏ね回され、時折扱くように突起を擦り上げられる。左右同時に与えられる異なる刺激に、口からは飲み込めなかった唾液と共にくぐもった声が漏れ続けた。
「ん!?♡……ッ!♡ん゛♡ん♡……ッん♡ぅ゛♡……~~~~♡」
ぢゅ、と音を立てて吸い付かれ、尖らせた舌で乳頭を抉るようにして刺激される。もう片方の乳首は親指と人差し指できつく挟まれ、先端を爪でかりかりと引っ掻くように弄ばれた。身体中の神経が全てそこに集まったかのような感覚に視界がちかちかと明滅する。
「ん゛ぃ♡……~~~~♡♡……ぅ♡ッ♡……ひ♡~~~~ッ!♡♡」
止めようにも口に含んだシャツのせいで上手く喋れず、伊織の名前を呼ぶことさえできない。身を捩ろうとすると咎めるように歯を立てられ、一際大きく腰が跳ねた。身体の中心から何かが迫ってくるような予感に怯えて伊織の腕を掴んでも、攻め立てる動きは一向に止まる気配がなかった。
「……ッん゛♡く♡……ッ♡ぁ♡……──ッ♡♡」
やがて限界まで膨れ上がっていた快楽が弾け、目の前が真っ白に染まっていく。開かれたままの太腿が激しく痙攣し、下着の中がどろりと濡れていく。力の抜けた口元からシャツが滑り落ち、身体はくたりと伊織の方へ倒れ込んだ。背中から伝わる温もりが心地良い。
「乳首だけでイけちゃうなんて、本当にえっちだよね」
「……ぅ♡……あ♡」
ゆったりとした寝間着のズボンはいとも簡単にずり下ろされ、濡れた下着が貼りついた性器が外気に晒された。伊織の指先はつんと張り詰めた亀頭をつつき、そのままくるくると撫で回す。達したばかりのそこは些細な刺激ですら過剰に反応してしまい、再び熱が集まり出す。
「ぁ♡……ッ!?♡ふ、ぁ♡……んむ♡ぅ゛♡ん、う゛♡……ッ!♡」
反対側の手は唇の表面を撫でたかと思えば、ゆっくりと口内に侵入して上顎をくすぐる。口内の至る所を探られ、閉じられない口の端からはたらたらと唾液が流れ落ちた。
「ふ♡ぁ♡……ッ♡は♡ぁ゛♡ッあ♡や、ぇ♡……ッ!♡♡」
一度吐き出した精液や再び溢れ出した先走りで濡れた陰茎を下着越しに上下に擦られ、鈴口をかりかりと引っかかれる。強すぎる刺激に思わず腰を引くと、今度は陰嚢を揉み込まれ、会陰をなぞられた。休む間もなく与えられ続ける快感に思考が蕩けていく。
「……っん、……ふ、……ぅ゛、む……んん゛……っ」
口内の敏感な部分をなぞられ、舌を絡め取られ、強く吸われる度に身体の奥が甘く疼く。後頭部に添えられた手は、少しでも顔を離そうとすると逃がさないとばかりに押さえつけられる。もう片方の手はシャツの中に潜り込み、下腹部を円を描くように撫で回す。その手つきはまるで、これからここに挿れるのだと主張しているようだった。
「ん゛……っ!」
不意に脇腹をつつ、と爪先で辿られて、喉の奥から引き攣った悲鳴が上がった。さらに上へと向かう手は、胸元まで到達すると乳輪の縁を辿るように動き始める。
「吉野。ここ、咥えてて?」
「……う、ん」
「ふふ、良い子」
伊織の指先がたくし上げられたシャツの裾を摘んでいる。戸惑いながらも言われた通りに口に含むと、満足そうに微笑まれた。恥ずかしくて仕方がないのに、逆らう気にはどうしてもなれなかった。
「……っ、……ふ」
芯を持ち始めた先端に触れることはせず、ただ周囲を優しく撫でるだけの動きにもどかしさが募る。焦らされているのだと理解した途端、きゅう、と下半身に甘い痺れが走った。
「足も開ける?……そう、そのまま動かずに可愛いところ全部見せて」
すり、と太腿を撫でる手付きに促されるまま両足を左右に割り開く。服越しでも分かるほど勃ち上がった中心を見せつけるような体勢に、羞恥心でどうにかなりそうだ。
「……っ!?♡」
不意に左胸がぬるりとした感触に包まれ、びくりと腰が跳ね上がる。視線を下げれば、自分の胸に顔を埋める恋人の姿が目に入った。
「ッふ、……く♡ぅ゛♡ん、ぐ♡……ッ、んん……ッ♡」
乳輪の縁をなぞるように舌が這ったかと思えば、突起をゆっくりと押し潰すように舐められる。伊織の髪が肌に触れるくすぐったさすら快感となって身体中を駆け巡った。反対側の胸は指の腹でくにくにと捏ね回され、時折扱くように突起を擦り上げられる。左右同時に与えられる異なる刺激に、口からは飲み込めなかった唾液と共にくぐもった声が漏れ続けた。
「ん!?♡……ッ!♡ん゛♡ん♡……ッん♡ぅ゛♡……~~~~♡」
ぢゅ、と音を立てて吸い付かれ、尖らせた舌で乳頭を抉るようにして刺激される。もう片方の乳首は親指と人差し指できつく挟まれ、先端を爪でかりかりと引っ掻くように弄ばれた。身体中の神経が全てそこに集まったかのような感覚に視界がちかちかと明滅する。
「ん゛ぃ♡……~~~~♡♡……ぅ♡ッ♡……ひ♡~~~~ッ!♡♡」
止めようにも口に含んだシャツのせいで上手く喋れず、伊織の名前を呼ぶことさえできない。身を捩ろうとすると咎めるように歯を立てられ、一際大きく腰が跳ねた。身体の中心から何かが迫ってくるような予感に怯えて伊織の腕を掴んでも、攻め立てる動きは一向に止まる気配がなかった。
「……ッん゛♡く♡……ッ♡ぁ♡……──ッ♡♡」
やがて限界まで膨れ上がっていた快楽が弾け、目の前が真っ白に染まっていく。開かれたままの太腿が激しく痙攣し、下着の中がどろりと濡れていく。力の抜けた口元からシャツが滑り落ち、身体はくたりと伊織の方へ倒れ込んだ。背中から伝わる温もりが心地良い。
「乳首だけでイけちゃうなんて、本当にえっちだよね」
「……ぅ♡……あ♡」
ゆったりとした寝間着のズボンはいとも簡単にずり下ろされ、濡れた下着が貼りついた性器が外気に晒された。伊織の指先はつんと張り詰めた亀頭をつつき、そのままくるくると撫で回す。達したばかりのそこは些細な刺激ですら過剰に反応してしまい、再び熱が集まり出す。
「ぁ♡……ッ!?♡ふ、ぁ♡……んむ♡ぅ゛♡ん、う゛♡……ッ!♡」
反対側の手は唇の表面を撫でたかと思えば、ゆっくりと口内に侵入して上顎をくすぐる。口内の至る所を探られ、閉じられない口の端からはたらたらと唾液が流れ落ちた。
「ふ♡ぁ♡……ッ♡は♡ぁ゛♡ッあ♡や、ぇ♡……ッ!♡♡」
一度吐き出した精液や再び溢れ出した先走りで濡れた陰茎を下着越しに上下に擦られ、鈴口をかりかりと引っかかれる。強すぎる刺激に思わず腰を引くと、今度は陰嚢を揉み込まれ、会陰をなぞられた。休む間もなく与えられ続ける快感に思考が蕩けていく。
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