七分で読める官能小説

若葉おのえ

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チカちゃんに叱られる 3

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「もっと高級なお寿司屋さんでもよかったのに」
 タクシーの車内で、チカちゃんはそう言った。
 後部席の隣に座っていたリョウは「あれぐらいの店で充分だよ」と答えた。
 日曜日の夜だった。五歳上の姉ちゃん、チカちゃんは、旦那さんの照之さんと居酒屋を経営しているのだが、日曜日は定休日である。
 リョウはシステムエンジニアとしてシステム開発会社で働いているのだけれど、アラサー独身で、彼女もいないため、チカちゃんはときどきリョウを外食に連れて行ってくれたり、自宅に招いてごちそうしたりしてくれる。
 もっとも、それはチカちゃんとエッチなことをするための前振りに過ぎないのだけれど。

 チカちゃんとリョウとが最初にそういう関係になったのは、もう一年ぐらい前のことだった。
 その頃、リョウはようやく職場で知り合った女の子とデートをすることになったのだが、リョウががいまだに童貞だと知ったチカちゃんが心配して、女性を喜ばせる方法をレクチャーしてくれせることになった。もちろんそのときは、口頭で説明を聞いて、エッチなことをするふりをするつもりだった。
 ところが、いざシミュレーションが始まると、チカちゃんもリョウも妙に興奮してきて、気がついたら姉弟でセックスをしてしまっていたのだった。
 その後、リョウは、デートをしたものの女の子とは話が弾まず、エッチなことどころかキスもしないままに終わってしまった。
 その代わり、今でもときどきチカちゃんから声がかかって、相手になってもらっている。
 チカちゃんは、リョウが幼い頃はいじめっ子から守ってくれたり、勉強を見てくれたりした存在だった。少し年が離れた、世話焼きのお姉ちゃんである。なので性的なことについても、奥手なリョウのためにいろいろ世話を焼いてくれているわけでいる。
 でも、実はチカちゃんの方にも結構な事情がある。ご主人の照之さんとはもうここ何年もセックスレスが続いていて、チカちゃんもいろいろと溜め込んでいるのだ。
 照之さんの方は、常連客や取引先の人たちとしばしば夜の町で発散しているので、チカちゃんとしては旦那さんに対する当てつけという意味もあるようだった。

 チカちゃんとリョウは自宅近くのコンビニ前でタクシーを降り、コンビニで缶ビールやつまみ類、スイーツなどを買った。
「チカちゃん、今夜、照之さんは?」
「明日は早朝からおっさん仲間とゴルフだから、近くにあるホテルに泊まるって」
 だから声がかかったわけか。
「電話では、頼みたいことがあるって言ってたけど、何?」
「パターゴルフの練習につき合ってほしいのよね」
「パターゴルフ?」
「うちの旦那、ゴルフ好きなもんで、年に二回やってる従業員を慰労するための飲み会でパターゴルフ大会やるのよ。上位三人には結構な賞金が出るんだけど、私は下手で、いつもブービー賞争いなのよ。悔しいからもうすぐある今度の飲み会で好成績を出して、みんなをびっくりさせてやろうと思って」
「チカちゃん、パターゴルフの練習って、一人でできるんじゃないの?」
「それが、そうじゃないのよ。みんなお酒が入ってる状態でやるし、賞金がかかってるから、プレイヤーが集中できないように、エッチなヤジを飛ばしたり、笑わせようとしたり、邪魔してくるのよ。男のコたちの中にはお尻を出して見せたり、自分のものをしごく動作をしたりと、ほんと下品な邪魔ばっかして」
「じゃあ、ボクはその下品な邪魔の役ってこと?」
「まあ詳しいことは後で言うから」
 チカちゃんはそう言って、ふふんと変な笑い方をした。

 チカちゃんはコンビニで買った高級アイスを食べ、リョウはレモンサワーを一缶飲んだ。
 その後いよいよパター練習をすることになった。チカちゃんは二階の照之さんの部屋からパターゴルフの道具を出して来て一階の、廊下にセットした。グリーンのパターマットは三メートルぐらいあり、パターを使ってボールを奥のホールに入れるという単純な器具だけれど、見たところこれはなかなか高価なもののようだった。
 チカちゃんは、ちょっと着替えてくると言って、自身の部屋にいったん入った。
 数分後に現れたチカちゃんは、ブルーのスポーツタイプのパンティ一しかはいていなかった。
 大きなおっぱいが歩くたびに揺れている。ムチムチした太腿も、おなかにちょっとついている脂肪も、いつ見てもエロい。
 チカちゃんのトップレス姿を見て、リョウのものは早くも硬くなった。
「チカちゃん、どうしてそんな格好でパターの練習をするの?」
「私の身体をいろいろ触りながら、耳元で何かに集中できないようなことを言ってほしいのよ」
「でも、パター大会では、さすがに身体を触られたりはしないでしょ」
「だーかーらっ」とチカちゃんは腰に両手を当てた。「より集中力をそぐような練習をしておくことで、やじとかエッチな言葉ぐらいでは動じないようにしておくの。本番で百のことをやるためには、練習で百のことをやってもダメなのよ。練習では百五十以上のことをやって、始めて本番で百のことができるようになるんだから」
 何か、判るような、判らないような。
 でも断る理由はなかった。チカちゃんも要するに、こういうエロい遊びを思いついたからやりたいってことなのだろう。

 チカちゃんが「私がパターを打つときに、後ろから身体を触ったり何かをささやいたりして妨害するのよ」とあらためて指示した。ボールを置くのもリョウの役目になった。
 一打目。リョウは背後から両手を回してチカちゃんのおっぱいをまさぐった。チカちゃんのおっぱいは相変わらず、ゆっさゆっさしてボリュームがある。
 リョウの指先が乳首をなで回すと、チカちゃんは「あん」と軽く身をよじらせたけれど、姿勢を立て直して、パターを構えた。
 ボールを打つ直前、リョウは「旦那さんとは今もセックスレスなの?」とささやくと、チカちゃんは強く打ちすぎたようで、ボールはカップの横を通りすぎて、パターセットのフェンスに当たって跳ね返った。
 チカちゃんが「旦那とセックスレスで悪かったわね」とちょっと怒った声で言った。
「チカちゃん、ダメだよ。これぐらいの言葉に反応してちゃ。無視する練習なんだから」
「あ、そうか」チカちゃんは一度天井を向いてから大きく息を吐き、「意外といいアドバイスしてくれるじゃないの」と言った。
 二打目は、ほどよい打ち方だったけれど、カップに蹴られてぎりぎり入らなかった。リョウの「奥さん、ちょっとおなかにお肉、つきすぎてませんか?」という言葉に少し心を乱されたせいかもしれない。でもチカちゃんは無視して言い返さないことにしたようだった。
 三打目。リョウは両乳首を指先でいじくり回すと、チカちゃんはびくんと身体をよじらせたけれど、深呼吸をして精神統一する時間を作った。
 リョウの「奥さん、せっかくのグラマラスな身体なのに持て余して、かわいそうに」というささやきも聞き流して、ボールはまっすぐに転がって、カコンといういい音をさせてホールに入った。
 チカちゃんは「よし、この調子」と片手でガッツポーズを作った。

 それからの何打かは、入ったり入らなかったりというのが続いたけれど、おっぱい攻撃もささやき攻撃もある程度は克服できてきたようで、入る回数が増え始めた。入らなかったときも惜しい感じで、精度は確実に高まっていた。
 リョウは、背後からチカちゃんに密着して、硬くなっているリョウのものをお尻に押しつけながら、右手をチカちゃんのパンティに差し入れた。
 チカちゃんは「そろそろくると思ってたよ。平気だからね、私は」と言った。
 でも、指先を茂みの奥に這わせて、ひだひだをなで回したり、クリトリスをこりこり愛撫させ始めると、チカちゃんは「はあっ……あっ」と、あからさまな反応を見せた。
 リョウが「奥さん、気持ちいいでしょう。ご主人とご無沙汰で、この感覚、忘れてたんじゃない?」とささやくと、チカちゃんは「ダメっ、集中、集中」と頭を振り、パターを構えた。
 でも、指先が再びクリトリスをなで回すと、チカちゃんは「ああっ」と腰くだけになり、パターで身体を支えながら「くそっ」と言った。
 チカちゃんはそれでもパターを打ったけれど、カップから離れたところを通過した。

 その後、チカちゃんのパターの精度は急に落ちて、何度も失敗を繰り返した。ささやきなんてもはや不要で、右手の指先で陰部を愛撫し続けるだけで、チカちゃんの集中力を奪うことができた。
 チカちゃんからは愛液があふれ出ていて、リョウの指先はぐちょぐちょになっていた。かすかに、くちゅくちゅと音が聞こえるほどだった。
「チカちゃん、これはさすがに無理なんじゃない?」
 リョウはそう声をかけたけれど、チカちゃんは「何よ、これぐらいのこと」と怒ったような口調で言い、パターを打ち続けた。
 でも、既にチカちゃんは感じまくっていて、リョウの愛撫を無視することなんてとてもできる状態ではなくなっていた。チカちゃんはパターを構えては「ああっ、いやっ」と身体をよじらせ、パターを打つたびに「んーっ、ダメぇっ」と上体を折った。
 リョウの指先はがさらに、ひだひだの奥にまで進んだ。パターを構えているときにすばやく指を出し入れさせると、チカちゃんはもう打つどころではなくなって、「ひいいっ、やめてええっ」とパターを杖代わりにして身体を支えるしかなくなった。
 リョウがさらに、右手で陰部を攻め、左手で乳首をつまんで引っ張ると、チカちゃんはとうとうパターをグリーンの上に放り出して、「もう嫌っ。今度は攻守交代よっ」とリョウの手首をつかんだ。

 連れて行かれたのは、チカちゃんの寝室だった。旦那の照之さんの寝室は別にある。
 リョウはチカちゃんから服を脱がされて全裸にされ、「今度は私の攻撃に耐えて、無反応でいるのよ」と言われた。
「そんな。ボクはそんな練習をする必要ないじゃん」
「いいや、あんたは早漏気味だから、今からそれを治す練習をするのよっ、判った?」
 判らなかったけれど、リョウはベッドの横に立って両手を後ろで組むように言われ、チカちゃんはリョウの前にひざ立ち姿勢になって、リョウのものを片手でこねくり始めた。
 チカちゃんの手コキは、手を動かすたびにおっぱいが揺れるので興奮する。リョウが「ああっ」と声を出すと、チカちゃんから「反応しない練習っ」とリョウのおなかをつねった。
 続いてチカちゃんはフェラチオを始めた。じゅぼじゅぼとリョウのものを吸い、さらに出し入れさせたかと思うと、今度は舌先でリョウのものの先端をチロチロとなめ、さらにそこに手コキが加わった。
 ああ、やばい……。リョウは全身を硬くして「くううっ」とうめいた。
「出したらダメだよ。出したら負けだからねっ。出そうになったら、片手でタップよ。そしたら攻撃をいったん緩めてあげるから」
「そんな。緩めたりしなくていいってば。ボク、もう出したい……」
「ダメよ、ルールなんだから。先攻の次は後攻なのよ。それに、早漏のままだと、いつまで経っても彼女できないよっ」
 リョウは、そんなにひどい早漏ではないと思ってる。チカちゃんがいろんなことをしてくるので、刺激が強すぎて、そのせいで早く限界に達してしまうのだ。普通の女性だったら、こんなに器用にフェラチオと手コキの組み合わせ攻撃をしたりしない。
 リョウはいよいよ出そうになったので、「やばい、やばい……」と片手でチカちゃんの肩を叩いた。チカちゃんは「何よ。気をそらす方法ぐらい考えなさいよ」と言った。
 そんなに怒った言い方をしなくても……。チカちゃんは何だか、変なスイッチが入ってしまっているようだった。

 続いてリョウはベッドの上に仰向けに寝かされた。
 チカちゃんは再びフェラチオをしてから、騎乗位でリョウのものを身体に入れた。そして、リョウのものをほどよく締めつけながら、腰を前後左右に動かし始めた。
 目の前でチカちゃんのおっぱいがぷるんぷるんと揺れている。
 チカちゃんが「ああん、気持ちいいーっ」と身をよじらせた。
「チカちゃん、反応しちゃダメなんじゃないの?」
「今は後攻の攻撃だから、私が相手を興奮させるようなことはしていいの」
 リョウは早くも限界に達して、片手でチカちゃんのお尻を叩いた。
 するとチカちゃんはいったん抜いて「まだ出しちゃダメだよーっ」とリョウをガン見した。
 これは天国なのか、地獄なのか。
 それからさらにリョウのタップとチカちゃんの中断は三回も続いたけれど、四回目はとうとうリョウはわざとタップをしないで、チカちゃんの中に放出した。我慢を続けていた反動なのか、最後は確かに天に昇るような快感だった。
 チカちゃんは、身体を浮かせてリョウから離れ、陰部からとろりと漏れ出てくる白濁した液体とリョウの顔を交互に見ながら、「私の勝ちだからね」と言った。
 リョウは放心したまま、負けでいいよ全然、と心の中で返事をした。

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