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三十九話
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わー、楽しー。って感じで走り回っていたら探すこと自体を忘れていた。反省。
全体を走り回って気づいたことはドーム型の空間で、中央から草原が広がっており、壁に沿うように低木や茂みがあり、ぱっと見壁の根元が見えないようになっている。まぁだからと言って壁際に何かがあるわけでもなく、見に行ってみたがただの木の幹のような壁だった。
試しに壁に向かって攻撃を行ってみるも街中の建物などのようにキィンと高い金属音がするだけで別に素材が取れるというわけでもなかった。そういえば木の地下というか、根っこの部分なのかな。だとしたらもし壊せたら木が折れるかもしれないわけだし、そりゃ切れないわ。
しかしこういうのって何しても切れないのかな……ゲームなら切れないだろうけどこれはVRMMOだしなぁ。
【 Action Skill : 《クロスカット》】
一応今現在で一番ダメージがでる攻撃をしてみた。と言っても僕自身のSTRが低いしそんな威力があるものでもないけど、と思っていると先ほどとは変化がある、木の皮がめくれて、下から樹液のようなものがにじみ出ている。おおー、まさか壁に攻撃するのが正解だとは……正解なのかな?
雫になるほどにたまってきた樹液に触れると結晶化し、インベントリにしまわれる。えーっと、【世界樹の涙】?何泣いてるんだ、相談乗るよ。
効果説明はっと、『ダンジョンアイテム:星の力を吸い上げる世界樹の樹液』か。ダンジョンアイテムってことはここでしか使わないアイテムなんだよね?それならこの階層の攻略に使うものだろうけど。
よし、収穫があったことだしボタンさんたちの元に帰るか。と顔をあげると先ほどまでより上の日差しが遮られ、陰になっていることに気づく。ダンジョン内なのに雲まであるのかな、と上を見る。
【カラミツタ】【メガプラント】【イーヴィルアイヴィ】【ブルプラント】
わーお。
◇
「ドリちゃん、そろそろコマ君帰ってくるよ」
「うう……絶好の昼寝ポイントですよー、寝ないほうがおかしいですよこんなのー」
「まぁいい天気だし、モンスターも襲ってこないし、ピクニックとかしたくなる気分なのはわかるけど、一応ダンジョンの中だから、ね?」
「わかりましたよー」
和やかな会話しているところ失礼しまーす。
「うわー、コマ君相変わらず足はっや」
「そんなに慌ててどうしたんですかー?何か見つけましたー?」
「見つけたには見つけたんですけどー、ちなみにモンスタートレインってご存知ですか?」
「まぁ知ってますけどー……まさか」
モンスターから逃げようとしているときに別のモンスターからヘイトを買ってしまい、後ろに塊となってしまうのがトレイン。
モンスターのヘイトを買う行動を行い、自分にターゲットが向かってくる状態にし、攻撃が当たらないように回避しながら別のモンスターに同じ行動をする。
それを繰り返すことにより自分を狙うモンスターの集団を作り上げ、狙っている相手にそのヘイトを擦り付ければMPK,モンスタープレイヤーキルとなる。
とまぁ、今現在僕のヘイトは距離では切れないようになっているらしく。
「ドリちゃん、迎撃用意ー!」
「これでコマイヌ君が攻略に必要ない情報だったら怒るですよー!」
おそらく十匹は超えるモンスターたちを引き連れ中央まで戻ってきてしまったのだ。頑張るんで!頑張るんで許してください!
【 Action Skill : 《羊が一匹》】
【 Action Skill : 《泥沼《マッドプール》》】
「眠らせてる敵は攻撃しなければ効果時間いっぱいまで動かないのでー、なるべく一体ずつ撃破でー、モンスター同士の攻撃でも起きちゃうので距離に気を付けてくださいー」
「私もちょっと準備に時間かかるけど火力出る攻撃するから!コマ君その間回復できないから気を付けてね!」
「全部僕の責任なんで任せてください!」
ただなんとかできるなら任せますけど。とにかく今は目の前にいるモンスターの処理だ。眠っている敵はなるべく触れないように放置、起きていて暴れそうな奴をこちらへおびき寄せるんだよね。
と先ほどから明らかに僕にヘイトが来るので意識しないでも呼び寄せるのは簡単だ。ちょっと目の前に出てひらひら動いて見せるだけで勝手にこちらへ襲い掛かってくる。
「コマイヌ君何しちゃったんですかー?」
「僕自身は何もしてないはずなんですけどね、【世界樹の涙】ってアイテム取ってからアクティブになるようになっちゃって」
「泣いてるんですかねー」
「泣いちゃったんでしょうね」
僕とワンダードリームさんだといまいち会話に危機感とか焦燥感みたいなものが出ないけど、結構ピンチなはずなんだよね。
ただ僕と話しながらワンダードリームさんは次々とスキルを駆使しモンスターたちを分断、眠りにつかせている。僕は分断された端っこ、まだ寝ていなくて元気な個体を切り刻んでいる。
特に一階でも二階でも見なかった【イーヴィルアイビー】、こいつは蔦巨人のように蔦を駆使する植物モンスター。胴体にあたる茎は細く葉も茂っていないのだが、花びらがとても大きく、本来おしべやめしべがあるであろう場所に舌のような部位が、中央に向かって細かく牙が生えている。見た目だけで言うと食虫植物だろうか。攻撃方法は花を使った噛みつき、ひょこひょこと足に見立てた茎で歩いてきてまっすぐ噛みついてくる。
これは別に問題ない。ただ厄介なのがもう一つの蔦を伸ばして拘束して、一息に飲み込もうとしてくる攻撃だ。僕は別に伸びてきた蔦を全部叩き切ればいいけどワンダードリームさんやボタンさんに飛んで行ったらまずいので積極的にヘイトを取り、眠らせられる奴は眠りにつかせてもらう。
ただこのダンジョン虫すら見ていないけど何を食べているんだろうか。同じ植物?
明らかに茎が弱点なのだが近づくと噛みつかれるし、意外と胴体部分は硬い。何回も≪スラッシュ≫や≪クロスカット≫を一点にぶつけることでやっと切り離すことができる。切り離してしまえばクリティカルではなく【致命】攻撃となり、勝手に枯れ果てて倒れていく。まぁ普通に撃破だ。
すると集団での突撃が横から飛んでくる。これは【ブルプラント】
二階にいた【メガプラント】が豚にならこっちはもっと巨大な闘牛に寄生した植物とでも言うべきモンスターだろうか。メガプラントが蔦を使った小型のモンスターとするならこちらは蔦に加えて突進力や機動力も備えた戦車だ。
突進に加えて横に避けても蔦ではたかれる、正直言って苦手なタイプなのでひとまとめにして逃げ回っている。幸い僕に追いつけるほどの速さはないし、横に避けるさいもオーバーに飛び退けば躱すことができる。
しかしスタミナを回復する時間がないのが厳しい。いくらAGIに振ってスタミナが増えているとはいえずっと動きっぱなしのようなものだし、少しでもワンダードリームさんにヘイトが向かえば今の戦線すら崩壊してしまうかもしれない。
そういえば先ほどからボタンさんは何をしているのだろうか。
【 Action Skill : 《猪突猛進》】
ボタンさんの方を向くとスキルを使用したのだろう、スキルログが流れてくる。おおー、猪スキル。
【 Action Skill : 《猪突猛進》】【 Action Skill : 《猪突猛進》】【 Action Skill : 《猪突猛進》】……
と思っているととんでもない勢いでスキルログが流れていく。僕のスラッシュ連打より流れたけど、何十回発動したのだろうか。
【 Action Skill-chain : 《火球《ファイアーボール》》】
最後に魔法の詠唱を終え、ぽつん、と火の玉が現れる。あれ?火力があると言っていた気がするのだけれど、それに攻撃魔法はあまり使えないって言っていなかっただろうか。失礼ながら拍子抜けしていると火の玉がぶぶぶ…と輪郭をぶれさせる。そちらに視線を向けると火が炎へ、炎は火炎となっていく。終いには太陽を思わせるほど巨大な火球が天へ浮かび、地表を焦がし始めた。
ボタンさんがすっと指を上から下へ振ると火球はひとまとめになった植物モンスターへ落ちていき、そこら一帯を焦がしつくした。炎が広がり、熱に巻かれた風が吹きすさんだ。炎が消えた時には全てのモンスターが炎上し、体力を残していたモンスターたちも炎に巻かれ燃え尽きていった。
ボタンさんは何かしら代償があるのか、単純に気が抜けたのか肩で息をするように揺らしていた。
ええ……何ですかそのスキル。
全体を走り回って気づいたことはドーム型の空間で、中央から草原が広がっており、壁に沿うように低木や茂みがあり、ぱっと見壁の根元が見えないようになっている。まぁだからと言って壁際に何かがあるわけでもなく、見に行ってみたがただの木の幹のような壁だった。
試しに壁に向かって攻撃を行ってみるも街中の建物などのようにキィンと高い金属音がするだけで別に素材が取れるというわけでもなかった。そういえば木の地下というか、根っこの部分なのかな。だとしたらもし壊せたら木が折れるかもしれないわけだし、そりゃ切れないわ。
しかしこういうのって何しても切れないのかな……ゲームなら切れないだろうけどこれはVRMMOだしなぁ。
【 Action Skill : 《クロスカット》】
一応今現在で一番ダメージがでる攻撃をしてみた。と言っても僕自身のSTRが低いしそんな威力があるものでもないけど、と思っていると先ほどとは変化がある、木の皮がめくれて、下から樹液のようなものがにじみ出ている。おおー、まさか壁に攻撃するのが正解だとは……正解なのかな?
雫になるほどにたまってきた樹液に触れると結晶化し、インベントリにしまわれる。えーっと、【世界樹の涙】?何泣いてるんだ、相談乗るよ。
効果説明はっと、『ダンジョンアイテム:星の力を吸い上げる世界樹の樹液』か。ダンジョンアイテムってことはここでしか使わないアイテムなんだよね?それならこの階層の攻略に使うものだろうけど。
よし、収穫があったことだしボタンさんたちの元に帰るか。と顔をあげると先ほどまでより上の日差しが遮られ、陰になっていることに気づく。ダンジョン内なのに雲まであるのかな、と上を見る。
【カラミツタ】【メガプラント】【イーヴィルアイヴィ】【ブルプラント】
わーお。
◇
「ドリちゃん、そろそろコマ君帰ってくるよ」
「うう……絶好の昼寝ポイントですよー、寝ないほうがおかしいですよこんなのー」
「まぁいい天気だし、モンスターも襲ってこないし、ピクニックとかしたくなる気分なのはわかるけど、一応ダンジョンの中だから、ね?」
「わかりましたよー」
和やかな会話しているところ失礼しまーす。
「うわー、コマ君相変わらず足はっや」
「そんなに慌ててどうしたんですかー?何か見つけましたー?」
「見つけたには見つけたんですけどー、ちなみにモンスタートレインってご存知ですか?」
「まぁ知ってますけどー……まさか」
モンスターから逃げようとしているときに別のモンスターからヘイトを買ってしまい、後ろに塊となってしまうのがトレイン。
モンスターのヘイトを買う行動を行い、自分にターゲットが向かってくる状態にし、攻撃が当たらないように回避しながら別のモンスターに同じ行動をする。
それを繰り返すことにより自分を狙うモンスターの集団を作り上げ、狙っている相手にそのヘイトを擦り付ければMPK,モンスタープレイヤーキルとなる。
とまぁ、今現在僕のヘイトは距離では切れないようになっているらしく。
「ドリちゃん、迎撃用意ー!」
「これでコマイヌ君が攻略に必要ない情報だったら怒るですよー!」
おそらく十匹は超えるモンスターたちを引き連れ中央まで戻ってきてしまったのだ。頑張るんで!頑張るんで許してください!
【 Action Skill : 《羊が一匹》】
【 Action Skill : 《泥沼《マッドプール》》】
「眠らせてる敵は攻撃しなければ効果時間いっぱいまで動かないのでー、なるべく一体ずつ撃破でー、モンスター同士の攻撃でも起きちゃうので距離に気を付けてくださいー」
「私もちょっと準備に時間かかるけど火力出る攻撃するから!コマ君その間回復できないから気を付けてね!」
「全部僕の責任なんで任せてください!」
ただなんとかできるなら任せますけど。とにかく今は目の前にいるモンスターの処理だ。眠っている敵はなるべく触れないように放置、起きていて暴れそうな奴をこちらへおびき寄せるんだよね。
と先ほどから明らかに僕にヘイトが来るので意識しないでも呼び寄せるのは簡単だ。ちょっと目の前に出てひらひら動いて見せるだけで勝手にこちらへ襲い掛かってくる。
「コマイヌ君何しちゃったんですかー?」
「僕自身は何もしてないはずなんですけどね、【世界樹の涙】ってアイテム取ってからアクティブになるようになっちゃって」
「泣いてるんですかねー」
「泣いちゃったんでしょうね」
僕とワンダードリームさんだといまいち会話に危機感とか焦燥感みたいなものが出ないけど、結構ピンチなはずなんだよね。
ただ僕と話しながらワンダードリームさんは次々とスキルを駆使しモンスターたちを分断、眠りにつかせている。僕は分断された端っこ、まだ寝ていなくて元気な個体を切り刻んでいる。
特に一階でも二階でも見なかった【イーヴィルアイビー】、こいつは蔦巨人のように蔦を駆使する植物モンスター。胴体にあたる茎は細く葉も茂っていないのだが、花びらがとても大きく、本来おしべやめしべがあるであろう場所に舌のような部位が、中央に向かって細かく牙が生えている。見た目だけで言うと食虫植物だろうか。攻撃方法は花を使った噛みつき、ひょこひょこと足に見立てた茎で歩いてきてまっすぐ噛みついてくる。
これは別に問題ない。ただ厄介なのがもう一つの蔦を伸ばして拘束して、一息に飲み込もうとしてくる攻撃だ。僕は別に伸びてきた蔦を全部叩き切ればいいけどワンダードリームさんやボタンさんに飛んで行ったらまずいので積極的にヘイトを取り、眠らせられる奴は眠りにつかせてもらう。
ただこのダンジョン虫すら見ていないけど何を食べているんだろうか。同じ植物?
明らかに茎が弱点なのだが近づくと噛みつかれるし、意外と胴体部分は硬い。何回も≪スラッシュ≫や≪クロスカット≫を一点にぶつけることでやっと切り離すことができる。切り離してしまえばクリティカルではなく【致命】攻撃となり、勝手に枯れ果てて倒れていく。まぁ普通に撃破だ。
すると集団での突撃が横から飛んでくる。これは【ブルプラント】
二階にいた【メガプラント】が豚にならこっちはもっと巨大な闘牛に寄生した植物とでも言うべきモンスターだろうか。メガプラントが蔦を使った小型のモンスターとするならこちらは蔦に加えて突進力や機動力も備えた戦車だ。
突進に加えて横に避けても蔦ではたかれる、正直言って苦手なタイプなのでひとまとめにして逃げ回っている。幸い僕に追いつけるほどの速さはないし、横に避けるさいもオーバーに飛び退けば躱すことができる。
しかしスタミナを回復する時間がないのが厳しい。いくらAGIに振ってスタミナが増えているとはいえずっと動きっぱなしのようなものだし、少しでもワンダードリームさんにヘイトが向かえば今の戦線すら崩壊してしまうかもしれない。
そういえば先ほどからボタンさんは何をしているのだろうか。
【 Action Skill : 《猪突猛進》】
ボタンさんの方を向くとスキルを使用したのだろう、スキルログが流れてくる。おおー、猪スキル。
【 Action Skill : 《猪突猛進》】【 Action Skill : 《猪突猛進》】【 Action Skill : 《猪突猛進》】……
と思っているととんでもない勢いでスキルログが流れていく。僕のスラッシュ連打より流れたけど、何十回発動したのだろうか。
【 Action Skill-chain : 《火球《ファイアーボール》》】
最後に魔法の詠唱を終え、ぽつん、と火の玉が現れる。あれ?火力があると言っていた気がするのだけれど、それに攻撃魔法はあまり使えないって言っていなかっただろうか。失礼ながら拍子抜けしていると火の玉がぶぶぶ…と輪郭をぶれさせる。そちらに視線を向けると火が炎へ、炎は火炎となっていく。終いには太陽を思わせるほど巨大な火球が天へ浮かび、地表を焦がし始めた。
ボタンさんがすっと指を上から下へ振ると火球はひとまとめになった植物モンスターへ落ちていき、そこら一帯を焦がしつくした。炎が広がり、熱に巻かれた風が吹きすさんだ。炎が消えた時には全てのモンスターが炎上し、体力を残していたモンスターたちも炎に巻かれ燃え尽きていった。
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