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七十一話
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拝啓、僕に釣りの楽しさを教えてくれたお爺様。ご壮健でいらっしゃいますでしょうか。あなたは釣りは技術、魚との駆け引き、それらを楽しむスポーツでもあると教えてくださいましたね。
お爺様……
目の前で響く爆発音、背後で微かに聞こえる寝息。借りていたものとはいえすでに耐久値が切れかかっている釣り竿。
僕はどうすればよかったのでしょうか。
「コマイヌも手伝って。たぶんそろそろHP減らしたから陸上に上がってくる」
「陸に上がれるタイプの魚類なんですね」
そんな全生物の祖先みたいな魚がこの湖にいるんですか。いや、確か現実でも陸上を好む魚が存在するんだっけ……確か水陸両用の肺を持っていて、陸上でも生活できるとか。
そんなことを考えているとミヅキ先輩の機雷戦法が功を奏したのか、先ほどと同様に巨大な魚影が湖面まで迫ってくる。そして岸に近い機雷に引っかかったのか、今までよりも轟音が響いたかと思うと、爆発の勢いのまま魚が飛び出して……魚?
確かに魚の特徴と一致する背びれや尾びれは存在する。しかし本来胸びれや腹びれが生えているであろう位置にあるのは、どう見ても動物の足だ。しかも陸上で二足歩行が可能なほどの頑強な二本の足で、しっかりと地面を踏みしめている。
一度魚のようにぴちぴちと跳ねる動作をしたかと思うと、二本脚でのそのそと湖の中へ戻っていった。歩いて。随分しっかりした足取りで。
「後輩が殴らないからヘイト取り切れないで帰っちゃった」
「いや魚だって聞いてきたんですけど」
よく見ても両生類だった。いや確かにモンスターだし、この世界はファンタジーだとはわかっているけれど、あれ本当に釣り竿で釣ることが想定されている魚類なんですか。ていうか最初よく釣り竿にかかったな、餌何使ってるんだ。
「餌はPKしたときに一定確率で手に入る、食用じゃない謎の肉……」
「ああもう大丈夫です。聞かなかったことにしておきます」
しかもあれ肉食なんだぁ……
「とりあえず機雷でHPは削ったから、またHPを削れば上がってくる」
「もう機雷はないんですか」
「近場にはない。結構奥の方に流しちゃったから、暴れさせてひっかけるか、回収するしかない」
どうあがいてもそれは水の中に潜るしかないので……あれ?もう釣りじゃなくないこれ。
◇
「とりあえずこれで潜水はできると思うのですよー、スキルないのであんまり効果は大きくないと思うですけどー」
「ドリさん意外と器用ですね」
ミヅキ先輩は泳げないらしいので今回僕が湖の中に侵入することになった。僕もリアルで泳いだことなんてあるわけないので、泳げないと思うのだけれど、ミヅキ先輩は顔を水につけるのも苦手らしく、ドリさんは泳げないし体力もないし。
そんなドリさんが起きて協力してくれてできたのがこの潜水装備だ。と言っても付与《エンチャント》の類らしく素材アイテムを元に特殊効果を現在の装備につけられるらしい。
今回つけてもらったのがそのまんま潜水時間延長とか水中行動へのプラス補正だ。
実際僕は現実で潜水なんてものも、素潜りなんてものもしたことがないし、ゲーム内でまだ水の中に入ったことすらないので効果のほどが実感できるかはわからないけれど、ドリさんが言うには息の続く時間が倍程度までは増えるらしい。
ちなみにどうやってその効果を実感したんですか。ああ、ボタンさんにつけて飛びこませた。なるほど。
必要なのかはわからないけれど入念なストレッチの後に湖の中に飛び込む。この洞窟内に入ってきたときも思ったけれど、不自然なほどに水の透明度が高い。
ゲームだから、と言ってしまえばそれまでだけれども、よくよく観察してみると湖に住んでいる小魚たちもどこか細く感じる。かといって不自然にやせ細っているというわけでもない。
ていうか僕泳げたな。水中でも別に呼吸ができるので泳ぐというのに必要な息継ぎの動作がないとはいえ、走るより早く慣れた気がする。というかこの体を動かすのに慣れてきているのかな。僕の想像でしかない泳ぐという動作でしっかりと水中を進んでいるのは不思議なものだ。
透明度の高い湖らしく湖底にも水草などが生えていることもなく、虫や貝のような小生物も住んでいない。あの巨大魚は小魚を食べて生きていることは想像に難くないがその小魚たちは何を食べて生きているんだろうか。
ふと気になって水中でインベントリを開き、中に入っている魚たちの説明文を読む。マジックフィッシュ、食べるとMPを少し回復……え、もしかしてこいつら魔力で生きてるの。
息が苦しくなる……わけではないが少し圧迫されたような感覚と共に視界の端にある酸素を示すメーターが赤く点滅する。一度上昇し酸素ゲージを回復させる。辺りを見回すとちょうど湖の中央辺りまで進んでいたらしい。少し遠くの方にまだ釣り竿を構えるミヅキ先輩と何度目かわからない睡眠を決め込もうとするドリさんがいる。いちいち起きるならもう起きていたほうがいいのでは。
酸素ゲージが最大まで回復したのを確認し、再び湖に潜る。これほど透明度の高い湖ならあれだけ大きな魚、簡単に見つけられると思っていたのだけれど、いまだに影すらない。影くらいはすぐに見つかると思ってたんだけどな。
注意深く周辺を見回すと底の方から奥側、上から見た場合岩に隠れていた辺りに少し深めの穴があるのが見えた。魚以外住んでいないこの場所で自然発生したとは思えない岩……あそこかな。
目印となる岩のあたりにマップ上でマーキングをしてから地上へ戻る。湖から上がると肌寒いような感覚と、体力バーの下の方、デバフを示す欄に『状態異常:水浸し』となっている。なるほど、こんなデバフが。
効果としてはこの肌寒い感覚と、数値にして五のAGIデバフ、そして雷属性耐性の低下か。
僕からしたら気のせいみたいなデバフだな。五って。
「水浸しは何個かの水属性魔法でつけられるデバフ、あんまり見ない」
「なんか組み合わせ前提って感じですね。水属性使う人見ないのでわからないですけど」
「私も見ない。火属性魔法とか回復魔法で解除できるけど今使える人いないから時間経過待つしかない」
どっちもボタンさん担当の魔法ですもんね。あの人本当にこのクランでの希少性が高い人だな……性格とか含めて。
「まぁ別に問題ないんですけど、それよりもたぶん巣穴っぽいの見つけました」
「どこ?」
「目測で言うとあの辺……岩のあたりですね。マップだとこのあたりです」
と言って可視化したマップを出して、ミヅキ先輩のマップと合わせて位置を確認する。確かによく考えたら機雷が爆発音をよく響かせていた辺りがあそこら辺な気がする。
「たぶん体力回復されてる……後輩、ミッションが」
なんでだろう、なぜか内容を聞いていないのに不安しかわかないのは。
不安を可視化させるかのようにインベントリを操作したミヅキ先輩がアイテムを手のひらに結晶化させ、トレードを通さずに直接渡してくる。見た目は……完全に手りゅう弾だ。
「水中でも使えるやつ。威力が高いから注意」
突貫して来いってことですか。いや僕しかできないのはわかってるんですけど、なんかこう、他に方法とかは。
「がんばってほしい」
いえすぼす、とっかんしてくるであります。
◇
「これ使い方どうすれば……」
とりあえずまた泳いで目的の場所、巣穴の元まできた。ここまで来て少し怖気づいてしまったというか……いや、だってねぇ。
いやいや、威力が高いとは言っても別に湖一帯を吹き飛ばすような威力の物ではないだろうし、投げてすぐ避難すれば大丈夫だろう。
覚悟を決めて手りゅう弾の上部にあるピン、恐らくこれを抜いて数秒すれば爆発するんだろうなというピンを見て、生唾を飲み込んで一思いに引き抜き、急いで巣穴の中に投げ込む。水中での投擲は初めてのことだったけれど、無事に巣穴の中に入ったことを確認し、急いで上まで上がる……上がろうとしていた、その時のことである。
巣穴の外部にいたやつを確認したのか、それとも単なる偶然かはわからないけれど、ちょうど巣穴から巨大魚が大口を開けて飛び出してくる。
え、あ、ちょっと待って。いくらAGI補正が乗って泳ぎまで早くなるとは言え、その速度では。大口にちょうど入った手りゅう弾と共に、魚は僕の方へ泳ぎよってくる。またそれは見た目は手りゅう弾だったが、ファンタジー世界に相応しい謎の爆弾だったようで、魚の口の中で、鮮やか かつ七色に光り輝く姿がくっきりと見えた。
わぁ、きれい。はなびかな。
お爺様……
目の前で響く爆発音、背後で微かに聞こえる寝息。借りていたものとはいえすでに耐久値が切れかかっている釣り竿。
僕はどうすればよかったのでしょうか。
「コマイヌも手伝って。たぶんそろそろHP減らしたから陸上に上がってくる」
「陸に上がれるタイプの魚類なんですね」
そんな全生物の祖先みたいな魚がこの湖にいるんですか。いや、確か現実でも陸上を好む魚が存在するんだっけ……確か水陸両用の肺を持っていて、陸上でも生活できるとか。
そんなことを考えているとミヅキ先輩の機雷戦法が功を奏したのか、先ほどと同様に巨大な魚影が湖面まで迫ってくる。そして岸に近い機雷に引っかかったのか、今までよりも轟音が響いたかと思うと、爆発の勢いのまま魚が飛び出して……魚?
確かに魚の特徴と一致する背びれや尾びれは存在する。しかし本来胸びれや腹びれが生えているであろう位置にあるのは、どう見ても動物の足だ。しかも陸上で二足歩行が可能なほどの頑強な二本の足で、しっかりと地面を踏みしめている。
一度魚のようにぴちぴちと跳ねる動作をしたかと思うと、二本脚でのそのそと湖の中へ戻っていった。歩いて。随分しっかりした足取りで。
「後輩が殴らないからヘイト取り切れないで帰っちゃった」
「いや魚だって聞いてきたんですけど」
よく見ても両生類だった。いや確かにモンスターだし、この世界はファンタジーだとはわかっているけれど、あれ本当に釣り竿で釣ることが想定されている魚類なんですか。ていうか最初よく釣り竿にかかったな、餌何使ってるんだ。
「餌はPKしたときに一定確率で手に入る、食用じゃない謎の肉……」
「ああもう大丈夫です。聞かなかったことにしておきます」
しかもあれ肉食なんだぁ……
「とりあえず機雷でHPは削ったから、またHPを削れば上がってくる」
「もう機雷はないんですか」
「近場にはない。結構奥の方に流しちゃったから、暴れさせてひっかけるか、回収するしかない」
どうあがいてもそれは水の中に潜るしかないので……あれ?もう釣りじゃなくないこれ。
◇
「とりあえずこれで潜水はできると思うのですよー、スキルないのであんまり効果は大きくないと思うですけどー」
「ドリさん意外と器用ですね」
ミヅキ先輩は泳げないらしいので今回僕が湖の中に侵入することになった。僕もリアルで泳いだことなんてあるわけないので、泳げないと思うのだけれど、ミヅキ先輩は顔を水につけるのも苦手らしく、ドリさんは泳げないし体力もないし。
そんなドリさんが起きて協力してくれてできたのがこの潜水装備だ。と言っても付与《エンチャント》の類らしく素材アイテムを元に特殊効果を現在の装備につけられるらしい。
今回つけてもらったのがそのまんま潜水時間延長とか水中行動へのプラス補正だ。
実際僕は現実で潜水なんてものも、素潜りなんてものもしたことがないし、ゲーム内でまだ水の中に入ったことすらないので効果のほどが実感できるかはわからないけれど、ドリさんが言うには息の続く時間が倍程度までは増えるらしい。
ちなみにどうやってその効果を実感したんですか。ああ、ボタンさんにつけて飛びこませた。なるほど。
必要なのかはわからないけれど入念なストレッチの後に湖の中に飛び込む。この洞窟内に入ってきたときも思ったけれど、不自然なほどに水の透明度が高い。
ゲームだから、と言ってしまえばそれまでだけれども、よくよく観察してみると湖に住んでいる小魚たちもどこか細く感じる。かといって不自然にやせ細っているというわけでもない。
ていうか僕泳げたな。水中でも別に呼吸ができるので泳ぐというのに必要な息継ぎの動作がないとはいえ、走るより早く慣れた気がする。というかこの体を動かすのに慣れてきているのかな。僕の想像でしかない泳ぐという動作でしっかりと水中を進んでいるのは不思議なものだ。
透明度の高い湖らしく湖底にも水草などが生えていることもなく、虫や貝のような小生物も住んでいない。あの巨大魚は小魚を食べて生きていることは想像に難くないがその小魚たちは何を食べて生きているんだろうか。
ふと気になって水中でインベントリを開き、中に入っている魚たちの説明文を読む。マジックフィッシュ、食べるとMPを少し回復……え、もしかしてこいつら魔力で生きてるの。
息が苦しくなる……わけではないが少し圧迫されたような感覚と共に視界の端にある酸素を示すメーターが赤く点滅する。一度上昇し酸素ゲージを回復させる。辺りを見回すとちょうど湖の中央辺りまで進んでいたらしい。少し遠くの方にまだ釣り竿を構えるミヅキ先輩と何度目かわからない睡眠を決め込もうとするドリさんがいる。いちいち起きるならもう起きていたほうがいいのでは。
酸素ゲージが最大まで回復したのを確認し、再び湖に潜る。これほど透明度の高い湖ならあれだけ大きな魚、簡単に見つけられると思っていたのだけれど、いまだに影すらない。影くらいはすぐに見つかると思ってたんだけどな。
注意深く周辺を見回すと底の方から奥側、上から見た場合岩に隠れていた辺りに少し深めの穴があるのが見えた。魚以外住んでいないこの場所で自然発生したとは思えない岩……あそこかな。
目印となる岩のあたりにマップ上でマーキングをしてから地上へ戻る。湖から上がると肌寒いような感覚と、体力バーの下の方、デバフを示す欄に『状態異常:水浸し』となっている。なるほど、こんなデバフが。
効果としてはこの肌寒い感覚と、数値にして五のAGIデバフ、そして雷属性耐性の低下か。
僕からしたら気のせいみたいなデバフだな。五って。
「水浸しは何個かの水属性魔法でつけられるデバフ、あんまり見ない」
「なんか組み合わせ前提って感じですね。水属性使う人見ないのでわからないですけど」
「私も見ない。火属性魔法とか回復魔法で解除できるけど今使える人いないから時間経過待つしかない」
どっちもボタンさん担当の魔法ですもんね。あの人本当にこのクランでの希少性が高い人だな……性格とか含めて。
「まぁ別に問題ないんですけど、それよりもたぶん巣穴っぽいの見つけました」
「どこ?」
「目測で言うとあの辺……岩のあたりですね。マップだとこのあたりです」
と言って可視化したマップを出して、ミヅキ先輩のマップと合わせて位置を確認する。確かによく考えたら機雷が爆発音をよく響かせていた辺りがあそこら辺な気がする。
「たぶん体力回復されてる……後輩、ミッションが」
なんでだろう、なぜか内容を聞いていないのに不安しかわかないのは。
不安を可視化させるかのようにインベントリを操作したミヅキ先輩がアイテムを手のひらに結晶化させ、トレードを通さずに直接渡してくる。見た目は……完全に手りゅう弾だ。
「水中でも使えるやつ。威力が高いから注意」
突貫して来いってことですか。いや僕しかできないのはわかってるんですけど、なんかこう、他に方法とかは。
「がんばってほしい」
いえすぼす、とっかんしてくるであります。
◇
「これ使い方どうすれば……」
とりあえずまた泳いで目的の場所、巣穴の元まできた。ここまで来て少し怖気づいてしまったというか……いや、だってねぇ。
いやいや、威力が高いとは言っても別に湖一帯を吹き飛ばすような威力の物ではないだろうし、投げてすぐ避難すれば大丈夫だろう。
覚悟を決めて手りゅう弾の上部にあるピン、恐らくこれを抜いて数秒すれば爆発するんだろうなというピンを見て、生唾を飲み込んで一思いに引き抜き、急いで巣穴の中に投げ込む。水中での投擲は初めてのことだったけれど、無事に巣穴の中に入ったことを確認し、急いで上まで上がる……上がろうとしていた、その時のことである。
巣穴の外部にいたやつを確認したのか、それとも単なる偶然かはわからないけれど、ちょうど巣穴から巨大魚が大口を開けて飛び出してくる。
え、あ、ちょっと待って。いくらAGI補正が乗って泳ぎまで早くなるとは言え、その速度では。大口にちょうど入った手りゅう弾と共に、魚は僕の方へ泳ぎよってくる。またそれは見た目は手りゅう弾だったが、ファンタジー世界に相応しい謎の爆弾だったようで、魚の口の中で、鮮やか かつ七色に光り輝く姿がくっきりと見えた。
わぁ、きれい。はなびかな。
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