ちょっとした小話

ラズ

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真夜中に起きてると…

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我が家の夜におきたお話  1(ついてくる)

ある日、私は真夜中に起きてしまいました。
何かあったわけではなく、
なんとなく起きて
なんとなく眠れなくなった…
そんな日でした。

(お水でも飲みに行こうかな…?)

電気をつけるのが面倒だった私は、暗い廊下を壁づたいに歩きました。
その時の、後ろから

ミシッ……ミシッ…

誰かがついてくる足音がするのです。

(誰か起きてきて水でも飲もうとしているのか…)

気にとめることなく台所に向かい、着くとそこでは明かりをつけました。
誰が来たのか気になった私は後ろを振り向きました。しかし、そこには誰もいません。

(トイレにでも行ったのか)

とりあえず水をいっぱい飲んでから電気を消し、部屋へ戻ります。
戻る時も…

ミシッ……ミシッ…

と足音が付いてきます。

(いつの間に出たんだろう…?)

多少の疑問は残るけど、半分寝ぼけていた私は深くは考えず部屋に入りました。
部屋の中に入っても

ミシッ……ミシッ…

と足音はついてきます。
当時、他の兄弟と部屋を共有していたのであまり疑問に思わず、自分のベットで横になり、しばらくすると眠ってしまいました。
その時の私は、誰かが横になるような衣擦れの音がしていないことに気がついていませんでした。

次の日の朝、ご飯を食べている時に

「昨日の夜中、誰か起きてきた?」

と聞いてみました。
しかし、誰も首を縦に振りません。
その時に気付いたのです。
トイレに行ったにしてはドアの開閉音も水の流れる音も一切していなかったことに…。

その日から、私は暗闇が苦手になりました。
見えない何かが私の後ろにいるようで、怖くなってしまったのです。

                            ∞   ∞   ∞
もう一話書きます
                            ∞   ∞   ∞
我が家の夜に起きたお話   2   (憑依…?)

その日、どうしても眠れなかった私はゲームをしていました。
そろそろ飽きてきたなぁと思い始めた頃、誤って電源を消してしまいました。
豆電球でも明かりをつけていた室内…暗くなった画面には自分の顔が写ってます。
私は画面に映った自分の顔を見て固まってしまいました。
なぜなら、その顔には包帯が巻かれていたからです。

左目を覆い、頭にも数周くらい巻かれた顔。

もちろん、現実の私はそんなことになっておらず、健康体でした。
左目を触ってみても当然包帯はありませんし、視界は良好です。
画面に映った私も左目に触っているので、顔だけがおかしいようです。

目をこすったり、瞬きしても包帯はとれません。
なんとなく不気味に思った私は画面を閉じて眠りました。

それから…
今の私は左目の視力が右目と比べて極端に悪いのですが…まさか…ですよね。

友達に言ったら

「失明しなくてよかったね!」

と言われたのですが…未来はわからない。
左目に包帯が巻かれないよう…祈るばかりです。
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