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亀は甲羅の中で愛を囁く〜浦島太郎奇譚〜
浦島太郎奇譚(その5)
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side・少女
初めて誘いを断られた。
他の友達との約束があるからって。
彼と遊ぶのは私だけでいいのに…彼の眼に映るのも私だけでいいのに…。
週末…
彼が誰と遊ぶのが気になって、彼のあとをつけた。
どうやって?彼のケータイにGPS機能をつけたに決まってる。
ケータイにマークも出ないから分かるはずがない。
公園に集まっている集団の中に彼がいた。
他にいるのは男子たち。
女子はいないようだ。
彼のカバンに仕込んだ盗聴器で彼らの会話を聞く。
(ふーん。お父様たちダメダメね。噂になってるじゃない)
今は情報化社会の時代。
うまく立ち回らなければ、どこから情報が漏れるのかわかったもんじゃない。
彼らは噂だと言っているがほぼ正解と言っていい。
間違っているのは警察について。
権力で握りつぶすでも、抹殺しているのでもない。
あれはもう私の家に仕える犬も同然だ。
おばあさまが元々狂った科学者だった。
それで生み出された薬で人を意のままに操るものがある。この街の警官になると1人も例外なくその薬を飲む。
あるものは飲み会で、あるものは出されたお茶で、あるものは無理やり…。
だから私たちが捕まるなんてありえない。
だけどそれはこの街の人に限る。
外部に伝わればその限りではない。派遣されてくる可能性だって否めないのに、それに気づいていない。
(みんなはもう潮時ね)
とりあえず、その場にいる彼以外の男子を目に焼き付けて私はその場を離れた。
準備を早める必要が出たからだ。
(大切なのは私とあなた。ふふふ…)
初めて誘いを断られた。
他の友達との約束があるからって。
彼と遊ぶのは私だけでいいのに…彼の眼に映るのも私だけでいいのに…。
週末…
彼が誰と遊ぶのが気になって、彼のあとをつけた。
どうやって?彼のケータイにGPS機能をつけたに決まってる。
ケータイにマークも出ないから分かるはずがない。
公園に集まっている集団の中に彼がいた。
他にいるのは男子たち。
女子はいないようだ。
彼のカバンに仕込んだ盗聴器で彼らの会話を聞く。
(ふーん。お父様たちダメダメね。噂になってるじゃない)
今は情報化社会の時代。
うまく立ち回らなければ、どこから情報が漏れるのかわかったもんじゃない。
彼らは噂だと言っているがほぼ正解と言っていい。
間違っているのは警察について。
権力で握りつぶすでも、抹殺しているのでもない。
あれはもう私の家に仕える犬も同然だ。
おばあさまが元々狂った科学者だった。
それで生み出された薬で人を意のままに操るものがある。この街の警官になると1人も例外なくその薬を飲む。
あるものは飲み会で、あるものは出されたお茶で、あるものは無理やり…。
だから私たちが捕まるなんてありえない。
だけどそれはこの街の人に限る。
外部に伝わればその限りではない。派遣されてくる可能性だって否めないのに、それに気づいていない。
(みんなはもう潮時ね)
とりあえず、その場にいる彼以外の男子を目に焼き付けて私はその場を離れた。
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