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出会いました
お薬は大抵苦いものです
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「そうでした!この薬を飲んでください」
「はあ?」
私は渡したのはさっき作った化膿止めの薬です。
飲むタイプもお薬で、傷の治りも早くなります。
しかし、色も匂いも味も強烈なのです。
案の定というべきか彼は明らか警戒をしている様子です。
「なんだそれは。毒か?」
「いえ、傷薬兼化膿止めです」
「…それは飲めるものなのか?」
「…正直あまり飲みたくないものです」
私も一度飲んだ事があります。
木の実を採っていて木から滑り落ちた時足をざっくりと切り、飲まされたけど…地獄を通り越していっそ昇天しかけました。
「一口でいいからお前飲んでみろ。お前が飲まないなら俺も飲まない」
「え…ううっ」
自分は飲みたくないが傷が化膿して苦しむ様子も見たくありません。
それに命を狙われているなら警戒する気持ちもわかります。
私は覚悟を決めてコクリと一口飲みました。
途端に広がるのは薬草特有の青臭さとこれでもかと凝縮された苦味。
ひたすら苦く自分で作っておきながら毒ではないかと思ってしまうくらいです。
母曰くこの苦さが成功の証らしいのですが…
「飲みましたよ」
「ものすごい顔していた上涙目だが?」
「苦いんですよ!」
「そんなにか…」
彼に薬を差し出すとおそるおそる口をつけ、思いっきり顔をしかめ薬を飲み込んだ。
「なんだこれは!」
「薬です」
「いや、毒だろ!!この味だけで人を殺せるぞ」
「薬は苦いものなんです」
「ある程度はわかるがこれは行きすぎだろ」
「私もそう思います」
「おいっ!」
でも化膿止めはそれしか習っていなかったのだからしょうがないじゃないか。
ちょっとだけふてくされながら夕飯の支度をした。
干し肉とキノコと薬草のスープ、堅焼きのパン、狩りはできないので簡素なご飯だ。
体に優しいものの方がいいかもしれないがスープが限度だ。
それでも美味しそうな匂いはするもので彼はちょっとそわそわしている。
笑いつつ2人分よそって1つ渡した。
「ありがとう」
「どういたしまして。そんなに上等なものではないですけどね」
「いや、旅で食料は貴重だ」
「それでも1人より2人で食べたかったんです」
「そう…か」
彼はスープを一口飲んだ。
「うまいな」
「それはよかったです」
温かいスープと固いパン。
豪華な食卓でゃないのになんだか心まで温まりそうだった。
視界の端に何か雫が映った気がしたけど、私はみなかったふりをした。
「はあ?」
私は渡したのはさっき作った化膿止めの薬です。
飲むタイプもお薬で、傷の治りも早くなります。
しかし、色も匂いも味も強烈なのです。
案の定というべきか彼は明らか警戒をしている様子です。
「なんだそれは。毒か?」
「いえ、傷薬兼化膿止めです」
「…それは飲めるものなのか?」
「…正直あまり飲みたくないものです」
私も一度飲んだ事があります。
木の実を採っていて木から滑り落ちた時足をざっくりと切り、飲まされたけど…地獄を通り越していっそ昇天しかけました。
「一口でいいからお前飲んでみろ。お前が飲まないなら俺も飲まない」
「え…ううっ」
自分は飲みたくないが傷が化膿して苦しむ様子も見たくありません。
それに命を狙われているなら警戒する気持ちもわかります。
私は覚悟を決めてコクリと一口飲みました。
途端に広がるのは薬草特有の青臭さとこれでもかと凝縮された苦味。
ひたすら苦く自分で作っておきながら毒ではないかと思ってしまうくらいです。
母曰くこの苦さが成功の証らしいのですが…
「飲みましたよ」
「ものすごい顔していた上涙目だが?」
「苦いんですよ!」
「そんなにか…」
彼に薬を差し出すとおそるおそる口をつけ、思いっきり顔をしかめ薬を飲み込んだ。
「なんだこれは!」
「薬です」
「いや、毒だろ!!この味だけで人を殺せるぞ」
「薬は苦いものなんです」
「ある程度はわかるがこれは行きすぎだろ」
「私もそう思います」
「おいっ!」
でも化膿止めはそれしか習っていなかったのだからしょうがないじゃないか。
ちょっとだけふてくされながら夕飯の支度をした。
干し肉とキノコと薬草のスープ、堅焼きのパン、狩りはできないので簡素なご飯だ。
体に優しいものの方がいいかもしれないがスープが限度だ。
それでも美味しそうな匂いはするもので彼はちょっとそわそわしている。
笑いつつ2人分よそって1つ渡した。
「ありがとう」
「どういたしまして。そんなに上等なものではないですけどね」
「いや、旅で食料は貴重だ」
「それでも1人より2人で食べたかったんです」
「そう…か」
彼はスープを一口飲んだ。
「うまいな」
「それはよかったです」
温かいスープと固いパン。
豪華な食卓でゃないのになんだか心まで温まりそうだった。
視界の端に何か雫が映った気がしたけど、私はみなかったふりをした。
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