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第1章 : 慣れろ!てつお
第2話「やっぱ一番近くの村」
しおりを挟む俺は佐藤てつお。異世界から転生してきた勇者だ。レベルは1。ステータスは最強。だけどレベルが上がるとステータスはどんどん下がる。早いとこ魔王を倒して元の世界に帰ってやる!
指先をくるくるしながら、ざっとこんな感じで頭の中を整理していると、女神様が満を持してナビゲートを開始した。
「あーもう……!もういいでしょ!じゃ、じゃあまずは!もう一回“マナイバ”を唱えてみて」
なかなかだったぜ、女神様。さて、やるか!
ステータスオープン魔法、“マナイバ”。とにかく俺の冒険はこの呪文から始まる。
「オッケー。“マナイバ”!」
さっきも見た全角の9の羅列と数えきれないスキルが空間に浮かぶ。
「よーしよし。“マナイバ”は基本的にステータスオープン魔法なんだけど、あんたはもうこの“マナイバ”自体のレベルも最大状態なワケ。だから追加効果が発生してるはずよ」
そういえばあちこちに魔力とか素早さとかが動いてるのが分かる気がする。何となくどこら辺にそのステータスがあるのかが分かる。
「そう!レベルの高い“マナイバ”は簡単な探知魔法にもなってるのよ。全角数字の50を超えたステータスの持ち主の位置がボンヤリ分かるようになってるはずよ。今のあたしには分かんないけど」
「あーホントだ。特にデカいのが……七つ?」
それぞれの明確なステータス数値は分からないけど、各々がバラバラに遠くにいることは分かった。
「その中のどれかが魔王のはずよ……どう?近くに手がかりはありそう?」
「そ、う、ねぇ……」
目を凝らして辺りを眺め回してみた。
高い攻撃力、防御力、魔力の持ち主はそれぞれ海の向こうぐらい遠くに感じた。器用さの持ち主はピクリとも動かない。素早さの持ち主はそれらしく絶えずシャカシャカ動き回っている。全体的にデカいステータスが遠くの大陸で佇んでいる。これが魔王だろう。
しかし、それらのどれよりも気になるステータスがあった。
「なぁ、どのステータスも全然高くないのに“マナイバ”にひっかかるのはどんなパターン?」
俺は不思議に思って尋ねたが、女神様はもっと不思議そうにしていた。
「えぇ?あり得ないわよそんなの。システムエラー?そんな訳ないか、これ一応現実世界だし…….これも魔王の影響かしら」
相変わらずメタっぽい考え方をする女神様だ。
「……いや間違いない。多分、ここから山ひとつぐらい向こうの位置にそいつがいるよ。結構近いじゃん」
女神様は何やらブツブツ唱えて魔法スクリーンに地図を映し出した。ありがたや女神様。
「それだと……ここはタイオー王国領地だから、えー……そこはタータケ村になるわね。行ってみる?」
「うん。やっぱり気になる。俺たちは低レベル縛りでクリアしなきゃいけないんだから、こういうイレギュラーっぽい奴から攻めていくべきだ」
仮にそんな縛りが無くても一番気になるタイプだけどね。
「オッケー!……最初の目的地ってやっぱ一番近くの村なのね。そういう風に出来てんのかしらね」
自分で作っておきながらテキトーなこと言うなぁ。俺もテキトーさ加減じゃ人のこと言えないけど。
さて、こうしてタータケという村に向かうことになった俺たち。
いよいよ俺はこの世界で初めて歩いた。一歩一歩が何かをしたくてウズウズしているような、漲ってくる力を感じた。これが最強のステータスか!
周りには小高い丘がいくつも連なり、小さな地平線が総出で俺を歓迎しているかのようだった。まずはあの輝く山を目指す!ワクワクするね。
すると草むらが揺れ、ウサギが飛び出してきた。
「あらあら!可愛い奴が出てきたぞ~」
のどかな風景にやられて間抜けな声で腑抜けたことを言ってしまった。それが命取りだった。
「あっバカ!危ない!!」
チビ女神様が叫ぶのも間に合わず、ウサギはみるみる内に筋肉を膨れ上がらせ、背中の毛皮に針をビッシリ生やし、俺たち目掛けて射出してきた。マジかよ!
「ええぇっ!?あいつ魔物なの!?」
「基本的に野生の生き物はみんな魔物よ!どうすんの戦うの!?」
い、いかん!こいつをひねり殺すぐらい簡単だけど、戦ったら経験値が入ってしまう!レベル1の俺がレベル2になるのなんて、ザコ敵ひとつ分の経験値で充分だろう。
「ギャーッ!針怖い!痛そう!もう無理!」
そう叫ぶと、女神様はポンッと煙になり、俺の持っている銀の懐中時計の中へ逃げ込んだ。俺、こんなの持ってたんだ。てか女神様頼りねぇ~。
針が俺の全身に刺さる。半袖長ズボンみたいな布の服しか着ていないので、みるみる皮膚に刺さっていった。
「うわぁーっ!!……ってアレ?」
おお、全然痛くない。血も出てない。むしろ刺さってない。皮膚で弾かれた針が周りの地面に落ちていく。これが最強の防御力か。せっかく痛そうに叫んだのに、とんだ間抜けだ。
ともかく、これならいける!じっくりやろうか。
「……よし!聞こえるか女神様。こいつにやられることは絶対ない。だからこいつで色々試しておきたい」
俺の胸元の懐中時計のフタが少し開き、女神様が顔をのぞかせた。
「そういえば最強ステータスだったわネ!オッケー!経験値を入れずに戦闘を終わらせましょう!」
飲み込みが早くて助かる。低レベルクリアの最大の難関はザコ敵だ。基本的には逃げ続け、隙を見てアイテムやお金を得る必要がある。
「盗む系のスキルはないの?あれば使いたいんだけど」
「もちろんマスターしてるわ!やってみて!」
「だからどうすんの?万引きとかしたことも見たこともないんだけど」
「あーそっか!でもみんなフツーにやってるし。慣れないうちは“スキル使用!”とか言っとけば?」
色々と話し合ってる間にも、この針ウサギは頑張って背中の針を飛ばし続けている。辺り一面に針の山ができていた。
「おーし!いくぜ!スキル使用!【盗む】!」
騙されたと思って言ってみると、ウサギのお腹側に何かが光っているのが見えた。
「オッケー!アレだな!」
俺がダッシュで針ウサギに近こうとした瞬間、針ウサギも俺に針を飛ばそうとしていた。しかし次の瞬間には、俺はウサギを抱きかかえていた。さっき俺を狙っていた背中の針が、俺がいた方向へ虚しく発射された。少し遅れて、その方向から俺の移動による突風が吹いてきた。
「うおっ!?これが最強のスピードか!」
自分でもビックリしたが、お陰でウサギのお腹の光にタッチすることができた。するとその光は黒い丸薬になった。
「くっさ!何これ!ま、まさか、うん○……!?」
「ソレハ“薬針球”ヨ!解毒剤トシテ使ワレテルワ!」
顔を歪めて鼻をつまんだ女神様が解説してくれた。でも結局どう見てもう○こだよこれ。
「アッ!アト飲ミ過ギトカ二日酔イトカニモ効クワネ!」
「とにかく盗み方は分かった!もう逃げよう!どうすれば逃げきったことになる!?」
「プハッ!そんなこと言われても!向こうが追ってこなくなったらいいんじゃない!?」
うーん、言われてみれば、元の世界で何かから逃げきったことはほとんどなかった。鬼ごっこは体力が尽きても追われる限り逃げきれてないわけだし。
な~んて事を考えながら少し走ったかと思うと、もうさっきの針ウサギは見えなかった。すっげー素早さだなぁ。多分逃げきっちゃったなコレ。やったぜ。
相変わらず立ち止まって一呼吸置いてから突風が吹き荒れる。うざい。
「よーし!初バトルにしちゃ上出来っしょ!この調子でドンドン行くぞ!」
「やるじゃんてつお~!ふいー疲れたァ」
ようやく安心して女神様が懐中時計から出てきた。もしかして、女神様がこの中にいる間が戦闘状態判定なんじゃないだろうか。
「あ!アイテムはこの時計に入れてくれればあたしが整理整頓しとくワ!この中、軽い概念世界みたいなもんだから!」
「マジで?すげぇ便利!青いタヌキみたい!」
「あのお方はネコでしょ」
こんな感じで、道中の色んな敵に色んなことを試した。経験値が入らない切り抜け方は三つあった。
ひとつ、逃げ切ること。ふたつ、向こうが逃げること。そして興味深かったのは、他の奴に倒させることだった。どうやらこの世界の経験値ってものは、与えたダメージ量で決まる。誰かがトドメを刺した瞬間に相応の量が各々に入ってくるようだ。
さっきこんなことがあった。イバラヘビに襲われた俺が、近くにいた栗ガエルの群れところまで逃げると、お互いが戦い始めた。そして勝利を収めた栗ガエル達はレベルが上がっていた。俺は栗ガエル達を祝福して拍手を贈って、その音が終わらない内に逃げた。
この事実が意味すること、それは長期的な仲間の必要性だ。タータケ村に着いたら探してみようかな。
ちなみに魔物の名前は俺が見た目から勝手に呼んでるだけだ。いつか“マナイバ”で見てみる時が来るかもしれない。
「うーん、色々分かったしもういいかな。そろそろ村に行こっか。日も暮れ始めてるし」
女神様はこの言葉を待っていたらしかった。甲高いダミ声が辺りに響く。
「遅いのよいくらなんでも!もう喉がカラカラだしお腹もすいた!てかここどこよぉ!あちこち行き過ぎぃ!」
「大丈夫だいじょぶ。“マナイバ”!あ、時計に入ってて」
俺の見飽きたステータスと、ふくれっ面のまま煙になった女神様には目もくれず、例の不思議なイレギュラーの方向を確かめた。
それさえ分かれば充分。俺の素早さで走れば……ホレ着いた。多分ここじゃね?
俺が止まると、遅れて後ろから突風が吹いて来た。次からはもう少し加減して走んないと、クッソウザいわこの現象。
水飴のような雪が輝く山から大きな川が一本、くねくねと伸びている。それを下っていけば、やがて大きなカーブに差し掛かる。この視力検査の左のマークみたいなカーブの内側に森が生い茂っていて、そこを川の進行方向へ抜ければタータケの村だ。村の先へは平野が広がっている。
川は村の中央を貫いていて、大きな石橋が一本掛かっている。この川と橋の交差点を中心にして様々な家や建物、石像が並んでいる。
俺たちは川の上流側、つまり森のある方向からこの村にやって来た。
「へー、ここがタータケの村かぁ。のどかで良い村じゃん」
なんて、のんきなことを言ってると胸の懐中時計から何やら聞こえてきた。女神様が何やら怒鳴っている。少しフタを開けてみた。
「何て速さで走ってんのよマジで!もう吐くかと思った!アンタちょっとはあたしのこと気遣いなさいよ!女神様よあたしは!だいたいあんな速さで動いたら目立っちゃって色々と……」
俺はそっとフタを閉じた。後でゆっくり怒られよう。今はこの夕陽と星空のグラデーション、そして向こうから来る九歳ぐらいの少年との出会いを楽しもうよ。悪いとは思ってるからさ。
「おーい!そこのボク!」
「あ、あぁ……!ヒッ……!」
すぐに俺は反省することになった。俺が超スピードで森を抜けたせいで、魔物が殺気立ってこの村に近づいていたのだ。少年の怯えた顔で分かったよ。俺の背後にデカイのがいるってさ。振り返るとそこには、タカとクマを混ぜたようなエグい奴がいた。
さて、経験値を入れずに戦闘を切り抜ける方法を俺は思い出していた。
ひとつ。逃げきること。簡単だ。ふたつ。このモンスターを逃げさせること。どうやら殺気立っていて無理なようだ。みっつ。他の誰かが倒すこと。この子には荷が重そうだ。
うーん、全部……この少年が死ぬことになっちゃうよなぁ。
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