28 / 38
第2章:飛び立て!てつお
第14.5話「甘かった」
しおりを挟むうーん、久し振りの首都タイオーだなぁ。
村でおばあちゃんが倒れて学校をやめてからだから……
一年ぶりぐらいなのかなぁ?
かなり変わったよなぁ、この街も。
前は木でできてたお店とかお家も、どんどんレンガとかツルツルした石で建て直されてる。
前にお姉ちゃんと一緒に来た時は、どんどん戦争の前の姿に戻ってきてるって言ってたっけ。
「タキオ!なーにそんなとこでボーっとしてんの!早く早く!置いてっちゃうわヨ!」
「あ、ごめーん!待って待って!」
でも僕が一番変わった気がする。
何てったって、エマエの……女神様のお守りだもんね!
「何して遊ぶ!?ねーあたしショッピングしたいな!ねーいーでしょ!つきあって!荷物持って!」
「ショッピング……?」
「お買い物よ!お・買・い・物!楽しいでしょ!」
「えぇ?何が?要るものとか欲しいものがあってお店に行くでしょ?それで買えるなら買うだけじゃん」
「ウッソー!あんたそっち系!?モテない系男子!?ガールフレンド出来ないでしょそんなんじゃ!」
そっち“ケイ”?モテない?
たまにエマエの使う言葉は分かんないや。
「か、彼女なんて……僕にはまだ早いよ……」
「まだ早い?甘い甘い!少年!確かに君はまだ十歳だ!でもネ!あっという間に二十歳で三十歳になるの!あんたの“まだ早い”はそのうち“そろそろヤバい”になって“もう遅い”になっちゃうのヨ!」
「そうかなぁ……」
「そうなの!つまりお買い物ぐらいつきあいなさい!」
何だかんだ言いまくってるけど、結局それが言いたいんだ。
ガールフレンドなんて要らないよなぁ……
そのうち結婚もするんだろうけど、ピンと来ないなぁ。
でも確かに、ここのお店の屋台が並んでる“レアガンカ通り”は見てるだけで楽しくなっちゃう所だ。
よーし、いっちょエマエの言う通りにしよう!きっと楽しいよ!
……僕が甘かった。もう二時間ぐらい経った気がする。
僕が三つのお店の物を見て回り終わる頃に、エマエはひとつのお店の端っこぐらいしか見終わってない。
僕はあっちの地図を売ってるお店が見たいのに、エマエが僕を捕まえてこんな風に聞くんだ。
「ねーねーえ、こっちの靴とこっちの靴、どっちが似合うと思う?」
そんなの分かんないよ!
僕には二つの靴が、“赤とピンクのサンダル”ぐらいしか違いが分かんないから似合うかどうかなんて分かんない!
あと正直どっちも似合ってないと思う!
でも頑張って気を遣って、
「うーん、どっちも似合ってるよ」
って言ったのにエマエにとってはその答えはダメだったみたい。
「そんなの分かってんのヨ~!でもあたしだけじゃ選べないから聞いてるんじゃ~ん!」
もう面倒くさくなって、
「うーん、僕の好みだと、赤い方かなぁ」
なんて言うとまた今度は今度でダメなんだ。
「そーよねー!こっちの方がワンポイントとしてアクセントになってんのよネ~!でもでもぉ、こっちに決めちゃうとぉ、パンツから合わせたくなるしぃ、足の爪も合わせて塗りたくなるじゃない?あーもーどういうコーデにしよーかしら!」
コーデ?も、もう僕にはダメだ……!
パンツ?下着のこと?
あ、違うの?サルエルパンツっていうの?
あ、それは向こうの世界の呼び方なの?
何が何だかさっぱり分かんないや……
え?足の爪塗るのに30分もかかるの……?
エマエが黒のパンツと赤のサンダル、水色の足の爪を装備する頃には、僕はもう干からびかけてた。
上着は気に入ったのがなかったからまた今度だって。
え?買わないの?
ならそれを楽しそうに試着して見てた時間は何だったの?
また今度?もう二度とごめんだなぁ。
僕にガールフレンドはまだ早いよ。
だいたいが妖精サイズの服だから、品物の数が全然ないんじゃん。
足の爪塗る人も大変そうだったし。
僕だったら申し訳なくて欲しくても我慢しちゃうのにな。
ある意味すごいや。
「ん~、そろそろ宿に戻ろっかなぁ。お腹減ってきちゃった。あ、でもあの宿屋のゴハンまっずいからどこかで何か買いましょ」
「ど、どこか……?何か……?また、選ぶの……?」
「そーねー!よくつきあってくれたから、特別に選ばせたげるワ!何がいーい?あ、でも脂っこいのはイヤ!あとあんまり歯を立てて噛まなきゃいけないのもイヤだしスープが跳ねるような……」
「あ、あそこ!あの店に行こう!?」
「え?おおっ!センスいいじゃん!サンドイッチの気分だったかも!」
もう何でもよかったからろくに見もせずに指差した屋台に行った。
でも何だかんだ大丈夫だったみたい。
「いらっしゃい……ってアレ!タキオかァ!?」
「あ……!エルブル!」
「ン?なになに?知り合い?」
エルブル……僕を虐めてたグループのひとり。
中心にいたのはクルマフとマモヤっていうゲラーカ家の兄妹なんだけど、その周りにいたうちのひとりだ。
「えと、その……」
「そ、そうさ!知り合いなんだ!なぁタキオ?オマケしとくよ!何がいい!?」
「え……?」
「やるじゃんタキオーッ!ヒューッ!じゃあねぇ……メニューもらえる?」
「あの……」
「タキオ、ちょっと向こうで話さねぇか?お連れさん、選ぶの時間かかりそうだし」
ブツブツ言いながら色んな動きをするエマエを放っておいて、僕とエルブルは屋台の裏に行った。
道沿いに並ぶ屋台の裏は、ちょっとした陰になっていて誰にも見えないようになってる。
ぼ、僕は変われたと思ったのに……
結局またイジメられるんだ……
なんてビクビクしてると、エルブルはいきなり手を合わせて頭を下げた。
「……あのさ、今までゴメンな本当に。俺、悪かったと思ってたんだぜ」
びっくりした。僕、謝られたの?
てっきりガールフレンドなんか連れて!みたいに殴られるのかと思ったのに。
「ゲラーカ達に逆らうとさ、俺までイジメられちゃうんだ……それで俺も取り巻きになってたんだ。情けないよな。でももう決めたんだ。俺、あいつらとつるむのやめるよ」
確かにそうだった。
ゲラーカ家の子は先生からも贔屓されてたし、誰も逆らえなかった。
「で、でも何で急に……?」
「それは簡単さ!強くなったお前にビビったから!俺、臆病者だからさ!でも俺だってそろそろ変わらなきゃな!お前みたいに!」
「そんな……」
僕は確かに能力値は上がったけど、てつおさんがいないとエルブルに会っただけでこうして震えてるんだ。
強くなったなんて……
「いいやお前は変わったぜ!正直憧れちゃうよ!」
エルブルは僕の肩をつかんだ。
イジメられてた時のクセで、思いっきりビクッと体が跳ねたけど、エルブルは顔を近づけてヒソヒソ声で続けた。
「タキオ、お前何であいつらに目をつけられたか知ってるか?」
「……わ、分かんないや……」
「実はな、お前の【マナイバ】があんまり凄かったんで、クルマフの奴が恥かいたのさ。お前が来るまではあいつが一番だったからな」
し、知らなかった。そんな理由だったのか……
「……でも僕、他のが全然ダメだったでしょ?」
「ああ、それは俺も思ったさ。正直バカにもしてた!本当すまん!でもな、あれには理由があるんだぜ」
エルブルは僕に“マナイバ”をかけた。
「……ホラ、お前MPが多いだろ?先生がこっそり言ってたんだ。MPが余り過ぎてると呪文で押さえつけられなくなるからダメに見えるって」
「そ、それも知らなかった……!」
「俺、ゴマするのが上手いからさ!先生も俺には喋っちゃうんだよ!ハハハ!他にも色々知ってるぜ!先生の奥さんにはな……」
それからしばらくエルブルに色んな秘密を教えてもらった。
もう少しもビクビクしなかった。
笑い合って、普通に明るく喋れるようになってた。
僕、この街に戻ってきてよかった……!
前までの僕だったら、何か用事でこの街に来るたびにコソコソ隠れてビクビク怯えて過ごさなきゃいけなかった。
でも僕は変わった。
てつおさんに会って、あの村を旅立って何もかもが変わったんだ。
僕は変われた。前までならできなかったことも、きっとできる!
きっとエルブルとも友達になれる。
前までなら考えられなかった。
「ちょっとー!まだかかるワケ~!?」
「あぁ、ゴメンゴメン今行きまーす!じゃあタキオ、戻ろうぜ!今まで悪かったな!」
「ううん!ありがとう、色々聞かせてくれて…!」
エマエのとこに戻ってみると、エマエはまだ悩んでた。
「あのさー!決まったから呼んだんじゃないのォ?俺早く店番終わらせたいんだけどなー!夜の仕込みもあるし!」
エルブルはウンザリしてエマエを急かしてた。
よかった~、待ちきれないのは僕だけじゃなかったんだ。
「何よ!悩むのが楽しいんじゃないのヨ!うーん、選べなーい!タキオ選んでぇ!みたいな!」
「タキオ~お前のカノジョだろ?何か言ってやってくれよォ~」
「あ……その……ハハハ……これにしようよ」
「それネ~!あたしの第三志望ってとこなの。でもこっちも辛くて美味しそうじゃん?あとね、この隣の……」
エマエの指差した“ズンプンサンド”と書かれた絵を見た。
だけどおかしかった。
気がついたらそれを差す指はなくなってて、白い鳥の羽根があった。
「え!えっ!?エマエ!?エマエーッ!」
一瞬、何が起きたか分からなかった。
あんなにやかましかった声が、ピタッと止んだ。
僕もエルブルも、エマエが消えるところをチラッとも見てない!
「な、何だよ今の!?」
エルブルもビックリしてた。
慌てて周りを見渡すと、大きな白い鳥が、エマエを脚で捕まえて王宮の方に飛んで行っていた。
「ちょっと離しなさいよ!このっ!グエッ!締まる……!た、助けて……ッ!」
「エマエ!」
た、大変だ!もう僕の魔法じゃ届かないとこにいる!
急いで追いかけなきゃ!
「オイ!追いかけるのかよ!無茶だって!」
とか言いながら、エルブルも僕と並んで走ってた。
「エマエが危ないんだ!追いかけなきゃ!」
「すぐ見失っちゃうぞ!」
「大丈夫!“マナイバ”!」
僕は白い鳥に向かって“マナイバ”をかけた。
でも、僕はすぐに後悔した。僕が甘かった。
“マナイバ”で表示された画面。
名前の欄にはハッキリとこう書かれてた。
“チトセ・シノノメ”
するとすぐに、この通りの向こうで起きた爆発で、僕とエルブルは吹き飛ばされた。
あ、あの鳥が、魔女チトセ……!?五年前の……!
それからこのステータス……!
てつおさんと同じ、大文字の数字だ!
てつおさんより高いステータスもある……!
「オ……オイ……!ウソだろ!?アレが、チトセ!?何だよ、意外と大したステータスじゃ……」
傷だらけになりながら、僕の“マナイバ”を覗き込むエルブル。
数字の大きさの違いが分からないんだ。
「ダメだ!僕じゃ絶対勝てない……!」
僕は宿屋に向かって全速力で走り出した。
「オ、オイ!逃げちゃうのか!?カノジョは!?」
違う!逃げちゃう訳じゃない!
前までの僕なら逃げてた!
「てつおさんを呼びに行くんだ!エルブル!街の人を避難させて!」
「わ、分かった!」
そ、そうだよ!僕は変われた……!
僕は、僕は……!
てつおさんを、呼びに行ける……
僕は爆発が何回も起きる中を、できるだけ速く走った。
街中みんなが、悲鳴をあげて逃げ惑ってる。
だから誰にも、僕の涙を見られずにすんだ。
僕が甘かった。
僕は変われたと思ったのに。
いじめっ子を魔法で黙らせたり、腕相撲で勝ったりしていい気になってただけだった。
てつおさんがいなくちゃ、僕は何もできないままなんだ……!
身体中に火がついて苦しむ人を、崩れていく建物を、エマエを連れ去るチトセを……!
止めることなんて、僕ひとりじゃできないままなんだ……!
僕は、みんなを助ける力の無い自分を心から呪った。
もっと、もっと強くなりたかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる