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4章
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魔王様はナンタラードのところへ走り寄ると、膝をついて直ぐに治療を施した。ナンタラードは既に意識を失っており、その傷は深く、血も大量に失っていた。
「レイリン、彼を助けるの?」
「当たり前です」
魔王様は元天帝を見もせずに答える。自分の胸に手を当てると赤い光がぽうっと浮かび、その光をナンタラードの中に沈ませた。
「またそうやって……簡単にその術を使わないで」
「ランシュエが止めるからこうなったのでしょう?」
魔王様は自身の魂を使って、ナンタラードを治療しようとした。そしてその術の甲斐あって、ナンタラードの呼吸が落ち着き始めた。
「彼はこのまま寝かせておきましょう」
魔王様はすっと立ち上がると、神官2人の方を見た。
「彼らはランシュエが治療してください」
「私が?」
「他にランシュエという方はいましたか?」
「いないね」と元天帝は笑顔になると、金色の光がジークサイスとジオレライの身体を包んだ。
「主!それに魔王……様、これはどういうことですか?」
ジークサイスが元天帝に訊くが、元天帝は倒れている魔王様の死体へ近づいた。手を翳すと、死体はふわっと光の粉になって消えた。
元天帝はジークサイスの方に一瞬だけ視線を向けたが、その視線は冷ややかで、ジークサイスの背筋はその一瞬で凍りついた。
「話は後にしましょう。このままだと天界は地上へ落ちてしまいます。そちらを先に何とかしなければなりません」
魔王様はそれでもコツコツと靴を鳴らして悠然と歩き、扉のところで一度立ち止まって振り返った。
「貴方達はまだ力も大してないでしょう?適当に神官達を宥めて待っていてください」
そう言うと扉を開けて出てゆき、元天帝もそれに続いた。
「一体どう言うことだ?」
ジークサイスは眉間に皺を寄せていたが、ジオレライは俯いて黙ったままだった。
「レイリン、どうするの?」
「なんとかして止めないと。天界が落ちてきたら、反天界軍も怒り心頭に発します」
「その時には皆亡くなっていますが」と魔王様は付け加えた。
2人は飛び上がり、天界の地盤の下へ回り、その大地の亀裂を確認していた。
「ランシュエ、直せますか?」
「出来るけれど、時間がかかるね」
「どれほどかかりますか?」
「宝珠の力が全て揃っていないから、20分かな」
高さから見るに、地上に墜落するまで10分程といったところだった。
魔王様は元天帝に近づき首を差し出した。
元天帝は何を示しているか分かったが、あえて的外れなことを言った。
「何?舐めてほしいの?」
「余裕がありそうですね。10分で何とかしてください」
元天帝は魔王様のチョーカーに触れると、チョーカーが金色に光った。
「後で返すからね」と元天帝は魔王様にキスをした。
「では、私が支えているので、ランシュエは修復に専念してください」
「どうするつもり?」
そう元天帝が訊いた時には、魔王様は両手に赤い魔力を溜め始め、勢いをつけて天界の大地に手を付けた。
地上へ近づきつつあった天界の大地は、魔王様に支えられてその速さを緩め、動かなくなった。
「重いですね……」
「重いとかそういう問題じゃないよ」
「宝珠の力に頼っているから軟弱になるんですよ」
元天帝は、笑顔で話す魔王様に顔を引き攣らせてさすがだなと呆れてしまったが、かっこいいと思い直すことにした。
「良いから早くしてください」
「20分ぐらいかかってもいい?」
「5分」
魔王様が元天帝を睨み、元天帝は肩をすくめて、修復に取り掛かった。
結局、修復は7、8分で終わり、緩やかに上昇を始めた為、2人は天界へ戻った。
天帝の宮殿には神官が集合して騒ぎになっていた。
ここで姿を現すのは面倒だったが、話をつける必要がある。
2人が降りていくと、当然神官達は元天帝を複雑な表情で見つめ、どういうことかと騒ぎがより一層大きくなった。
「静かなところで話しましょうか」
魔王様が提案すると、ジークサイスとジオレライが声をかけた。
「今回の事件について、シュエイシカ様と話がある。神官達は各自の持ち場へ戻るように」
そう現在の天界のトップと言ってもいいジークサイスが声をかければ、神官達はみな何か言いたそうに戻っていった。
4人は天帝の宮殿へ戻った。だが、元天帝は端から話す気などなく、ジークサイスは魔王様と元天帝に対して気まずそうにし、ジオレライは項垂れている。
彼ら3人を見て、魔王様は何故自分が天界という場所で先陣切って話さなければならないのかとため息をついたが、左手で髪を耳にかけてから話し出した。
「まず、最初に整理させてください」
そう前置きをして魔王様は話し始めた。
「魔族を扇動したのはジークサイスですね?貴方の目的は私を殺すことで良かったですか?」
直接的な言葉を使われて、ジークサイスは息を呑んで静かに首を垂れた。
彼は元天帝の信奉者で、自分が現れる前の元天帝に戻って欲しかったのだろうと魔王様は考えた。
わざわざ魔王城に来た時に、その姿を元天帝狂信集団やサイに見せ、標的を魔王様に向けた。
サイと魔王様がやり合うと思ったが天界へ行き、サイも行方不明になったため、今度は魔王様を憎んでいるナンタラードを使おうと思った。
魔王様とナンタラードをやり合わせる為に、魔族を扇動したのだろう。
「それで、ジオレライの目的は何ですか?」
ジオレライは何も言わずに、俯いているだけだった。
「それなら私が知っているよ」
元天帝は片方の口角を上げてジオレライを見つめた。
ジオレライはやっと顔を上げて声を出した。
「主、お止めください」
「何故?言えばいいのに」
「言った所で……何になるのですか?」
チラリとジオレライがジークサイスの方を見遣ったことで、魔王様も理由を推察した。
だが、元天帝は容赦がなかった。
「スウジオは献身的な自分を演じて、ロージの気をひきたかったんだ。だからロージがやっている事を止めもしなかったし、サイに手を出してわざと返り討ちにあったんだよ」
元天帝の説明に、ジークサイスは目を見開いてジオレライを見つめた。ジオレライの碧玉と、ジークサイスの藍玉が重なった。
「またなんでそんなに回りくどいんですか?」
「四神官同士は禁忌だからね。天界が滅べば良いとすら思っているんじゃないの?」
「それは、成り行き上サイが起こしただけです」
ジオレライは首を左右に振ったが、滅べば良いと思っていることは否定しなかったようだ。
「それに、主がここにいると……思っておりました」
それはそうだろう。魔王様が殺されているにも関わらず、何もしてこない元天帝ではない事を知っているはずだ。
「だから、天界が落ちようとも大丈夫だって?私はレイリンほど優しくはないよ」
元天帝は鼻で笑った。
だが魔王様は、自分が死んでいないこともジオレライには分かっていたのだろうと思った。
「ところで、四神官同士の禁忌というのは彼らにも適応されるのですか?」
「しないね」
魔王様が疑問に思った事を元天帝に訊けば、元天帝は呆気なく答えた。
当時の四神官の均衡を保つ為の禁忌であり、宝珠の力を持たない現在の四神官には関係のない話だった。
だが、元天帝の言葉を聞いたジオレライは、目を大きくさせた。
「私の事を知っていて、何故伝えてくださらない!」
「訊かれなかった。後は2人でやってくれ」
元天帝は既に興味が無くなっていた。
2人はというと、お互いを見つめて気まずそうだった。
魔王様は一応確認をした。
「ジークサイスは、まだ私を殺したいのですか?」
ジークサイスは目を伏せて、首を横に振った。
彼は、自分にとって大事な人が隣にいるという事に、気づいたようだった。
「レイリン、彼を助けるの?」
「当たり前です」
魔王様は元天帝を見もせずに答える。自分の胸に手を当てると赤い光がぽうっと浮かび、その光をナンタラードの中に沈ませた。
「またそうやって……簡単にその術を使わないで」
「ランシュエが止めるからこうなったのでしょう?」
魔王様は自身の魂を使って、ナンタラードを治療しようとした。そしてその術の甲斐あって、ナンタラードの呼吸が落ち着き始めた。
「彼はこのまま寝かせておきましょう」
魔王様はすっと立ち上がると、神官2人の方を見た。
「彼らはランシュエが治療してください」
「私が?」
「他にランシュエという方はいましたか?」
「いないね」と元天帝は笑顔になると、金色の光がジークサイスとジオレライの身体を包んだ。
「主!それに魔王……様、これはどういうことですか?」
ジークサイスが元天帝に訊くが、元天帝は倒れている魔王様の死体へ近づいた。手を翳すと、死体はふわっと光の粉になって消えた。
元天帝はジークサイスの方に一瞬だけ視線を向けたが、その視線は冷ややかで、ジークサイスの背筋はその一瞬で凍りついた。
「話は後にしましょう。このままだと天界は地上へ落ちてしまいます。そちらを先に何とかしなければなりません」
魔王様はそれでもコツコツと靴を鳴らして悠然と歩き、扉のところで一度立ち止まって振り返った。
「貴方達はまだ力も大してないでしょう?適当に神官達を宥めて待っていてください」
そう言うと扉を開けて出てゆき、元天帝もそれに続いた。
「一体どう言うことだ?」
ジークサイスは眉間に皺を寄せていたが、ジオレライは俯いて黙ったままだった。
「レイリン、どうするの?」
「なんとかして止めないと。天界が落ちてきたら、反天界軍も怒り心頭に発します」
「その時には皆亡くなっていますが」と魔王様は付け加えた。
2人は飛び上がり、天界の地盤の下へ回り、その大地の亀裂を確認していた。
「ランシュエ、直せますか?」
「出来るけれど、時間がかかるね」
「どれほどかかりますか?」
「宝珠の力が全て揃っていないから、20分かな」
高さから見るに、地上に墜落するまで10分程といったところだった。
魔王様は元天帝に近づき首を差し出した。
元天帝は何を示しているか分かったが、あえて的外れなことを言った。
「何?舐めてほしいの?」
「余裕がありそうですね。10分で何とかしてください」
元天帝は魔王様のチョーカーに触れると、チョーカーが金色に光った。
「後で返すからね」と元天帝は魔王様にキスをした。
「では、私が支えているので、ランシュエは修復に専念してください」
「どうするつもり?」
そう元天帝が訊いた時には、魔王様は両手に赤い魔力を溜め始め、勢いをつけて天界の大地に手を付けた。
地上へ近づきつつあった天界の大地は、魔王様に支えられてその速さを緩め、動かなくなった。
「重いですね……」
「重いとかそういう問題じゃないよ」
「宝珠の力に頼っているから軟弱になるんですよ」
元天帝は、笑顔で話す魔王様に顔を引き攣らせてさすがだなと呆れてしまったが、かっこいいと思い直すことにした。
「良いから早くしてください」
「20分ぐらいかかってもいい?」
「5分」
魔王様が元天帝を睨み、元天帝は肩をすくめて、修復に取り掛かった。
結局、修復は7、8分で終わり、緩やかに上昇を始めた為、2人は天界へ戻った。
天帝の宮殿には神官が集合して騒ぎになっていた。
ここで姿を現すのは面倒だったが、話をつける必要がある。
2人が降りていくと、当然神官達は元天帝を複雑な表情で見つめ、どういうことかと騒ぎがより一層大きくなった。
「静かなところで話しましょうか」
魔王様が提案すると、ジークサイスとジオレライが声をかけた。
「今回の事件について、シュエイシカ様と話がある。神官達は各自の持ち場へ戻るように」
そう現在の天界のトップと言ってもいいジークサイスが声をかければ、神官達はみな何か言いたそうに戻っていった。
4人は天帝の宮殿へ戻った。だが、元天帝は端から話す気などなく、ジークサイスは魔王様と元天帝に対して気まずそうにし、ジオレライは項垂れている。
彼ら3人を見て、魔王様は何故自分が天界という場所で先陣切って話さなければならないのかとため息をついたが、左手で髪を耳にかけてから話し出した。
「まず、最初に整理させてください」
そう前置きをして魔王様は話し始めた。
「魔族を扇動したのはジークサイスですね?貴方の目的は私を殺すことで良かったですか?」
直接的な言葉を使われて、ジークサイスは息を呑んで静かに首を垂れた。
彼は元天帝の信奉者で、自分が現れる前の元天帝に戻って欲しかったのだろうと魔王様は考えた。
わざわざ魔王城に来た時に、その姿を元天帝狂信集団やサイに見せ、標的を魔王様に向けた。
サイと魔王様がやり合うと思ったが天界へ行き、サイも行方不明になったため、今度は魔王様を憎んでいるナンタラードを使おうと思った。
魔王様とナンタラードをやり合わせる為に、魔族を扇動したのだろう。
「それで、ジオレライの目的は何ですか?」
ジオレライは何も言わずに、俯いているだけだった。
「それなら私が知っているよ」
元天帝は片方の口角を上げてジオレライを見つめた。
ジオレライはやっと顔を上げて声を出した。
「主、お止めください」
「何故?言えばいいのに」
「言った所で……何になるのですか?」
チラリとジオレライがジークサイスの方を見遣ったことで、魔王様も理由を推察した。
だが、元天帝は容赦がなかった。
「スウジオは献身的な自分を演じて、ロージの気をひきたかったんだ。だからロージがやっている事を止めもしなかったし、サイに手を出してわざと返り討ちにあったんだよ」
元天帝の説明に、ジークサイスは目を見開いてジオレライを見つめた。ジオレライの碧玉と、ジークサイスの藍玉が重なった。
「またなんでそんなに回りくどいんですか?」
「四神官同士は禁忌だからね。天界が滅べば良いとすら思っているんじゃないの?」
「それは、成り行き上サイが起こしただけです」
ジオレライは首を左右に振ったが、滅べば良いと思っていることは否定しなかったようだ。
「それに、主がここにいると……思っておりました」
それはそうだろう。魔王様が殺されているにも関わらず、何もしてこない元天帝ではない事を知っているはずだ。
「だから、天界が落ちようとも大丈夫だって?私はレイリンほど優しくはないよ」
元天帝は鼻で笑った。
だが魔王様は、自分が死んでいないこともジオレライには分かっていたのだろうと思った。
「ところで、四神官同士の禁忌というのは彼らにも適応されるのですか?」
「しないね」
魔王様が疑問に思った事を元天帝に訊けば、元天帝は呆気なく答えた。
当時の四神官の均衡を保つ為の禁忌であり、宝珠の力を持たない現在の四神官には関係のない話だった。
だが、元天帝の言葉を聞いたジオレライは、目を大きくさせた。
「私の事を知っていて、何故伝えてくださらない!」
「訊かれなかった。後は2人でやってくれ」
元天帝は既に興味が無くなっていた。
2人はというと、お互いを見つめて気まずそうだった。
魔王様は一応確認をした。
「ジークサイスは、まだ私を殺したいのですか?」
ジークサイスは目を伏せて、首を横に振った。
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