16 / 65
第16話 『バレー部の先輩と彼氏と彼女の定義』
しおりを挟む
1985年(昭和60年)4月27日(土)~5月6日(月) ゴールデンウィーク
……やり過ぎた。
……完全にやり過ぎた。人間、後々になって冷静になってみると、なぜそんな行動をとったのか理解不能な時が、まま、ある。オレの場合は先生だ。あれ以来、先生の視線が痛い。
「先生、ごめんなさい。……やり過ぎました。2度としません」
素直に謝った。
「わかったなら、それでいい」
先生は短くそう言って許してくれた(多分)。100対0でオレが悪いもんな。
ゴールデンウィークは、今でこそ親の休みに合わせて学校を休んでも休みにならなかったり、学校全体が休みの場合があるようだが、オレ達時代(現世の今)はそんなもんない。
カレンダー通りの休みだ。平日と土曜日は学校があり、日曜と祝日が休みだった。今年は4月30日(火)~5月2日(木)の3日間が平日で登校日だ。
「ん? あれは凪咲じゃないか?」
1年生は3階で、オレは音楽室に行く途中の廊下で、階下にいた凪咲を見つけた。ん? 誰と話している?
女子が男子と話していると、何を話しているのかが気になる年ごろだ。会話くらいは誰でもするだろうが、このくらいの年齢は気になって仕方がないのだ。
12脳もご多分に漏れず、考えるより先に体が動いた。51脳は様子見だ。(いやあ、若いっていいねえ……)
「よっ!」
「あ、悠真」
「何してんの? なんか男子としゃべってたみたいだけど……先輩?」
「あ、うん。先輩だよ」
「先輩って……誰?」
凪咲は軽く笑って答えたが、12脳のオレは気になって仕方がない様子だ。
「男バレ(男子バレー部)の2年の岡部先輩」
12脳は冷静を装っているが、情緒不安定になりつつあるのが51脳のオレにはわかる。
「へえ、岡部先輩か。どんな話してたの?」
オレはできるだけ自然に聞こえるよう心がけながら尋ねたが、凪咲は少し困ったような表情を浮かべ、言葉を選ぶように答えた。
「えっと……ちょっと、変な質問をされたんだ」
「変な質問?」
俺の声のトーンが少し上がってしまった。51脳が「落ち着け」と警告を発している。
「その……『彼氏いるの?』って聞かれたんだ」
凪咲は周りを少し見回してから、小声で言った。
ガガーン! という擬音が正しいかわからないが、オレは一瞬言葉を失った。12脳は動揺し、嫉妬に似た感情が湧き上がる。一方51脳は、まあまあ落ち着き給えと冷静に判断している。
「それで……凪咲はなんて答えたの?」
「『いません』って答えたよ。でも、本当に驚いちゃって……」
凪咲は少し赤くなりながら答えた。
「ん? ……いません、いません……って答えたのか?」
「え? うん……え? なに?」
凪咲は少しかがみ込んで、オレを見上げるようにして聞いてきた。
「そっか……ふうん、わかった。そっか……まあ、そうだな」
「え? なになに? ……悠真、もしかしてヤキモチ?」
「いや、確かにそうだ。確かにそうなんだよ……」
オレは51脳が冷静に状況を分析した。
凪咲は恥ずかしいからそう答えたのか? それとも本当にいないと思っているのか?
……凪咲や美咲や純美とオレは付き合っているのか?
だとするならばオレは3人の彼氏になるが、現在の状況はどうなんだ?
そうじゃなければ別に『彼氏いない』と言われても、例え小学校の修学旅行でキスをしていたとしても、『いない』と言われたら、男としてはどうにもできない。
凪咲的に、確かにああいう事はあったけど、ちゃんと告白された訳じゃないし、彼氏彼女宣言があった訳でもないし……と思っているかもしれない。
「凪咲はオレの事どう思ってるんだ?」
……。
変な沈黙が流れた。
「……まあいいや、うん、それで。じゃあ、練習頑張れよ」
「え? ちょっと待って、悠真……」
オレの言葉に、凪咲は驚いたような、そして少し困惑した表情を浮かべた。
慌てて腕を伸ばし、オレの袖を軽く掴む。
「私……ちゃんと答えてなかったよね。ごめんね。悠真のこと……大切だよ。すごく大切。でも……」
凪咲は言葉を探すように少し間を置いた。
「でも、私たちの関係って……何て言えばいいんだろう。私にもよくわからなくて……」
「うん、そうだね。なんか変な感じになったな。ごめんな」
「ううん、私の方こそ」
考えてみれば、彼氏と普通の人の違いはなんだ?
学生時代のそれは、告白してOKもらって、付き合ってからはじめて彼氏と彼女になった気がするが、社会人になってそれはなくなった。
なくなった、というのは語弊があるかもしれない。
が、オレも含めて、周りのみんなも『付き合って』→『うん』という過程を経る事がなくなったようだ。最初に気楽なダブルデートもしくはランチデートからはじまり、少しずつ時間が長くなって夜のデートになる。
その後何度かデートしてキスをするか……もしくは初エッチの時にキスするか。
個人差はあるかもしれないが、学生時代と比べて、明確に今日から付き合う(告白→OK)、という流れではなくなったような気がする。
51脳は冷静に過去の記憶と照らし合わせてそう分析するが、間違いなく今は昭和60年。1985年でオレは12歳の中1なのだ。
そんな男女の機微など理解できるはずがない。あまり深く考えるのは止めよう。
■5月23日
5月4日で、ちょうどギターを買って4か月になった。今のところは教則本はある程度クリアして、音源を聴いたりスコアブックを見ながら練習している。
ギターは抱えて持ち運びができたんだが、アンプは重い。
それから他のちょっとした機材も案外かさばるから、ねだって買って貰った。家にあるのになんでもう一台いるのか? って当然の質問がきたから、考えていた答えを言ったんだ。
学校は部活が校則では決まってないけど、暗に強制している。オレはギターの練習がしたいが、形として見せないといけないので、軽音楽同好会(もどき)というものを作った、と。
じいちゃんは首をかしげたが、結局納得してくれた。
『……ちゃんと帳面につけとるからな』
最初は正月に買ったスコーピオンズを弾こうと練習していたが、早くも挫折。諦めた訳じゃないが、3月に佐世保に行ったときに買ったハノイロックスのスコアと音源で練習している。
特にお気に入りは、『Tragedy』『Oriental Beat』『Malibu Beach Nightmare』『Up Around The Bend』だ。
Fに関しては相変わらず、まだ得意じゃない。
それでも少しずつ上達がわかるようになってきた。それで……練習を続けていて気づいた事なんだが、曲によってもまちまちだが、どうやら『パワーコード』なるものがあるみたいだ。
もともと習うより慣れろという感覚で始めた練習なので、なんぞや? と聞かれても上手く説明ができない。(12脳はもちろんだが、51脳でさえ音楽は無知)
つまりFは苦手だからといっても、弾けないという訳ではないようだ。……らしい(悟にい談)。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
"Well the …….I jump……. You are ……for me."
『音楽が……ていき、オレは……脱ぎ捨てる。……君は……ている』
中学校や高校の時に意味もわからず聴いていた曲だが、なんとまあ……。まさにアレをする時の情景を描いた歌詞だね。で、12脳のオレも意味なんて無視で音とリズムとメロディーで練習する。
歌えたらかっこいいけど、歌えたとしても意味は知らん! みたいな。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
がたんっ!
ちょうど音の鳴っていないタイミングだった。
その音に敏感に気づいたオレは演奏を止めて音楽室の隅に目をやる。そこには学生服の上着のポケットに両手を突っ込んで、壁により掛かった長髪の男がいた。
「誰だ!」
「誰って……人に聞くなら最初に自分から言うもんじゃねえの?」
なんだコイツ? ムカッときたが、51脳が冷静に、それもそうかと12脳を納得させ、答える。
「1年2組の風間悠真だ。お前は?」
「1組の仁木祐介だ」
……。
……。
オレが次の言葉を発しようとしたとき、祐介が先に言った。
「しっかし……くそ、下手だなあ」
次回 第17話 (仮)『仁木祐介という男』
……やり過ぎた。
……完全にやり過ぎた。人間、後々になって冷静になってみると、なぜそんな行動をとったのか理解不能な時が、まま、ある。オレの場合は先生だ。あれ以来、先生の視線が痛い。
「先生、ごめんなさい。……やり過ぎました。2度としません」
素直に謝った。
「わかったなら、それでいい」
先生は短くそう言って許してくれた(多分)。100対0でオレが悪いもんな。
ゴールデンウィークは、今でこそ親の休みに合わせて学校を休んでも休みにならなかったり、学校全体が休みの場合があるようだが、オレ達時代(現世の今)はそんなもんない。
カレンダー通りの休みだ。平日と土曜日は学校があり、日曜と祝日が休みだった。今年は4月30日(火)~5月2日(木)の3日間が平日で登校日だ。
「ん? あれは凪咲じゃないか?」
1年生は3階で、オレは音楽室に行く途中の廊下で、階下にいた凪咲を見つけた。ん? 誰と話している?
女子が男子と話していると、何を話しているのかが気になる年ごろだ。会話くらいは誰でもするだろうが、このくらいの年齢は気になって仕方がないのだ。
12脳もご多分に漏れず、考えるより先に体が動いた。51脳は様子見だ。(いやあ、若いっていいねえ……)
「よっ!」
「あ、悠真」
「何してんの? なんか男子としゃべってたみたいだけど……先輩?」
「あ、うん。先輩だよ」
「先輩って……誰?」
凪咲は軽く笑って答えたが、12脳のオレは気になって仕方がない様子だ。
「男バレ(男子バレー部)の2年の岡部先輩」
12脳は冷静を装っているが、情緒不安定になりつつあるのが51脳のオレにはわかる。
「へえ、岡部先輩か。どんな話してたの?」
オレはできるだけ自然に聞こえるよう心がけながら尋ねたが、凪咲は少し困ったような表情を浮かべ、言葉を選ぶように答えた。
「えっと……ちょっと、変な質問をされたんだ」
「変な質問?」
俺の声のトーンが少し上がってしまった。51脳が「落ち着け」と警告を発している。
「その……『彼氏いるの?』って聞かれたんだ」
凪咲は周りを少し見回してから、小声で言った。
ガガーン! という擬音が正しいかわからないが、オレは一瞬言葉を失った。12脳は動揺し、嫉妬に似た感情が湧き上がる。一方51脳は、まあまあ落ち着き給えと冷静に判断している。
「それで……凪咲はなんて答えたの?」
「『いません』って答えたよ。でも、本当に驚いちゃって……」
凪咲は少し赤くなりながら答えた。
「ん? ……いません、いません……って答えたのか?」
「え? うん……え? なに?」
凪咲は少しかがみ込んで、オレを見上げるようにして聞いてきた。
「そっか……ふうん、わかった。そっか……まあ、そうだな」
「え? なになに? ……悠真、もしかしてヤキモチ?」
「いや、確かにそうだ。確かにそうなんだよ……」
オレは51脳が冷静に状況を分析した。
凪咲は恥ずかしいからそう答えたのか? それとも本当にいないと思っているのか?
……凪咲や美咲や純美とオレは付き合っているのか?
だとするならばオレは3人の彼氏になるが、現在の状況はどうなんだ?
そうじゃなければ別に『彼氏いない』と言われても、例え小学校の修学旅行でキスをしていたとしても、『いない』と言われたら、男としてはどうにもできない。
凪咲的に、確かにああいう事はあったけど、ちゃんと告白された訳じゃないし、彼氏彼女宣言があった訳でもないし……と思っているかもしれない。
「凪咲はオレの事どう思ってるんだ?」
……。
変な沈黙が流れた。
「……まあいいや、うん、それで。じゃあ、練習頑張れよ」
「え? ちょっと待って、悠真……」
オレの言葉に、凪咲は驚いたような、そして少し困惑した表情を浮かべた。
慌てて腕を伸ばし、オレの袖を軽く掴む。
「私……ちゃんと答えてなかったよね。ごめんね。悠真のこと……大切だよ。すごく大切。でも……」
凪咲は言葉を探すように少し間を置いた。
「でも、私たちの関係って……何て言えばいいんだろう。私にもよくわからなくて……」
「うん、そうだね。なんか変な感じになったな。ごめんな」
「ううん、私の方こそ」
考えてみれば、彼氏と普通の人の違いはなんだ?
学生時代のそれは、告白してOKもらって、付き合ってからはじめて彼氏と彼女になった気がするが、社会人になってそれはなくなった。
なくなった、というのは語弊があるかもしれない。
が、オレも含めて、周りのみんなも『付き合って』→『うん』という過程を経る事がなくなったようだ。最初に気楽なダブルデートもしくはランチデートからはじまり、少しずつ時間が長くなって夜のデートになる。
その後何度かデートしてキスをするか……もしくは初エッチの時にキスするか。
個人差はあるかもしれないが、学生時代と比べて、明確に今日から付き合う(告白→OK)、という流れではなくなったような気がする。
51脳は冷静に過去の記憶と照らし合わせてそう分析するが、間違いなく今は昭和60年。1985年でオレは12歳の中1なのだ。
そんな男女の機微など理解できるはずがない。あまり深く考えるのは止めよう。
■5月23日
5月4日で、ちょうどギターを買って4か月になった。今のところは教則本はある程度クリアして、音源を聴いたりスコアブックを見ながら練習している。
ギターは抱えて持ち運びができたんだが、アンプは重い。
それから他のちょっとした機材も案外かさばるから、ねだって買って貰った。家にあるのになんでもう一台いるのか? って当然の質問がきたから、考えていた答えを言ったんだ。
学校は部活が校則では決まってないけど、暗に強制している。オレはギターの練習がしたいが、形として見せないといけないので、軽音楽同好会(もどき)というものを作った、と。
じいちゃんは首をかしげたが、結局納得してくれた。
『……ちゃんと帳面につけとるからな』
最初は正月に買ったスコーピオンズを弾こうと練習していたが、早くも挫折。諦めた訳じゃないが、3月に佐世保に行ったときに買ったハノイロックスのスコアと音源で練習している。
特にお気に入りは、『Tragedy』『Oriental Beat』『Malibu Beach Nightmare』『Up Around The Bend』だ。
Fに関しては相変わらず、まだ得意じゃない。
それでも少しずつ上達がわかるようになってきた。それで……練習を続けていて気づいた事なんだが、曲によってもまちまちだが、どうやら『パワーコード』なるものがあるみたいだ。
もともと習うより慣れろという感覚で始めた練習なので、なんぞや? と聞かれても上手く説明ができない。(12脳はもちろんだが、51脳でさえ音楽は無知)
つまりFは苦手だからといっても、弾けないという訳ではないようだ。……らしい(悟にい談)。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
"Well the …….I jump……. You are ……for me."
『音楽が……ていき、オレは……脱ぎ捨てる。……君は……ている』
中学校や高校の時に意味もわからず聴いていた曲だが、なんとまあ……。まさにアレをする時の情景を描いた歌詞だね。で、12脳のオレも意味なんて無視で音とリズムとメロディーで練習する。
歌えたらかっこいいけど、歌えたとしても意味は知らん! みたいな。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャジャジャッチャラージャッチャラー、ジャジャジャチャラージャッチャラー……。
がたんっ!
ちょうど音の鳴っていないタイミングだった。
その音に敏感に気づいたオレは演奏を止めて音楽室の隅に目をやる。そこには学生服の上着のポケットに両手を突っ込んで、壁により掛かった長髪の男がいた。
「誰だ!」
「誰って……人に聞くなら最初に自分から言うもんじゃねえの?」
なんだコイツ? ムカッときたが、51脳が冷静に、それもそうかと12脳を納得させ、答える。
「1年2組の風間悠真だ。お前は?」
「1組の仁木祐介だ」
……。
……。
オレが次の言葉を発しようとしたとき、祐介が先に言った。
「しっかし……くそ、下手だなあ」
次回 第17話 (仮)『仁木祐介という男』
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる