皇太子から婚約破棄を言い渡されたので国の果ての塔で隠居生活を楽しもうと思っていたのですが…どうして私は魔王に口説かれているのでしょうか?

高井繭来

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その後

ヤンデルとグレテル3 ※BL風味 童話パロ

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 結論から言うと『彼岸花最高宅配サービス』のお弁当は大変美味でした。
 あらゆるナビサイトで1位を独占しているのも分かる美味しさです。
 思わずヘンゼルとグレーテルも唸りました。
 ヘンゼルは純粋に弁当の美味しさを堪能したのですが、グレーテルは男の癖にいかんなく発揮されるシェフの料理の腕に嫉妬をしたのです。
 流石は厨房チュドーンマシンの言う事は違いますね。
 あ、ダークマター製造機でも良いですよ?
 どちらで呼ばれたいですかグレーテルさん?

「どっちもノーセンキューよ!」

 グレーテルは機嫌が悪いですね。
 それ程に両親に置いて行かれたのがショックだったのでしょうか?
 えぇ、きっとそうに違いません。
 ダークマターしか作れなくてもグレーテルにも良い所はありますよ。

 オタクですし?
 原稿を脱稿したこと無いですし?
 画力が高いですし?
 ストーリーを考えるのだって得意ですし?
 自分の恋より推しを大事にするなんて、なんて素敵な女性なのでしょうかグレーテル☆

「ディスられている気しかしないんだけど?」

 額に青筋浮かべてどうしましたか?
 血管きれますよ?
 血管がビキビキでドクドクしているのは攻めのペ〇スだけで十分ですよ。
 それに天の声は心から言っていますよ?
 天の声だって画力と構成力あったら漫画を描きたいものです。
 ちんたら小説打つのも面相臭いものなんですよ。
 文章書くしか出来ないから天の声は書き手をしているのです。

 漫画が描けたら天の声だってコ〇ケにサークル側で参戦したいですよ。
 でも小説で本出すのって不利じゃ無いですか?
 壁サークルは殆ど薄い漫画の本です。
 分厚い小説の本を売っている壁サークルさんには脱帽ですよ。
 あー文章には出来るのに、何で絵とかコマ割りとかアングルとか駄目駄目なんでしょう?
 落書きは好きなんですけどね。

 おっと閑話休題。

 そんな訳でそんなにグレないで下さいよグレーテル。
 これからきっといい事がいっぱいありますって!
 主に腐海の住人として( ̄ー ̄)ニヤリ

「グレーテル様ー目印の石がないんよー!!」

「まぁミヤハルちゃんがそんな子供の浅知恵を見逃す訳が無いわよね…仕方ないわ、ココで居ても仕方ないし元気があるうちに森を何とか抜けましょう」

「うん、分かったんよ」

 涙目だったヘンゼルはコクリと頷きました。
 なんでしょう、あざと可愛いですね。

「あ~どっかにBL本とか落ちてないかしら?」

「こんな森の奥に捨てる人はいないと思うんね………」

「でも私の腐女子の嗅覚がこの森にBLの気配を感じているのよね」

「そんな気配を感じれる腐女子が怖いんね…あ、BLの匂いじゃないけど良い匂いして来たんね!」

 そう美味しそうな匂いが森に漂っています。
 お菓子の甘い匂いではありません。
 空腹を刺激する、がっつり食べたいメニューのような匂いです。

「うわぁ、グレーテル様!点心で出来た家なんよ!!」

「おっしゃぁぁぁぁっぁぁあぁぁぁぁあっ!!!」

 暗い森の中、グレーテルは拳を天に突き上げて歓喜の雄たけびを上げたのでした。
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