213 / 264
《184話》
しおりを挟む
「どうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょう!!
私、セブンさん、の事、好き…です――――――っ!!!」
「ほうほう漸く自覚したか」
「何で、気付かなかった、んでしょう!?あんなに格好良い、セブンさん、好きなにならない訳、無いで、す!」
「まぁセブン氏は良い男だな」
「これから、毎日どうやって、過ごせばいい、ですか!?」
「普段通りで良いではないか」
「恥ずかしくて、心臓爆発、する、です!」
「青い春だな。良い事だ」
「サイヒ様は他人事だと、思って…サイヒ様!?」
「久しいなサラ」
「サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様お久、ぶり、です!
今日も、素敵、ですっ!!!!」
「まぁ茶でも飲んで落ち着け」
サイヒがそう言うとサラの部屋のテーブルにいつの間にかお茶の準備がされていた。
【全知全能】の能力である。
無から有を作り出す。
サイヒは余りこの能力を好んで使わないが、こういう時には役に立つ。
テーブルの上ではカップからハーブティーの良い匂いがする。
寝る前なのでノンカフェインのハーブティーである。
良い睡眠を考慮してカモミールティーである。
ハーブティーの種類は、ドライハーブティーとフレッシュハーブティーの2種類がある。
ハーブティーが持つ独特の苦みが苦手な場合は、はちみつをプラスするのがおすすめ。
カモミールの持つリンゴのような甘さがより際立ち、飲みやすくなる。
冷え性の人は、新陳代謝を促進し、体を芯から温めてくれるショウガをすりおろして、カモミールティーにプラスしてみると良いだろう。
冷え性や冷えからくる頭痛、下痢、月経異常などの改善が期待できる。
正に今のサラにうってつけのハーブティーである。
この興奮状態ではろくに寝つけないであろうから。
「さて、お話をしようかサラ」
「あうあうあうあうあうあうあうあう………」
「顔がリンゴのように真っ赤だな。ふふ、可愛らしい。そんなところがセブン氏のお気に入りかな?」
「セブンさん、のお気に、あうあうあうあうあう…」
「何だ、セブン氏の気持ちには気付いていないのか?」
「え、え、セブンさん、の、気持ち?」
「あれ程分かりやすい男はおらんと思うのだがなぁ」
「セブンさん、が………?」
「男は好意が無い女に優しくはせんよ」
「はうはうはうはう…セブンさん、が、私、を………?」
「まぁ茶でも飲むが良い」
「頂く、です」
サラが真っ赤な顔のままカモミールティーに口を付ける。
甘党のサラが用意された蜂蜜を入れていない。
それほど混乱状態なのだろう。
(随分と可愛く育ったものだ。セブン氏も育てがいがあっただろうて)
「はぁ~サイヒ様、私、セブンさん、好きみたい、です」
「そうか、恋は良いものだ。恋する女は綺麗だと言うが、お前を見ていると本当だと思うよ。最初にあった時より愛らしく美しく育った。良い恋をしているのだな」
「はうぅぅぅっぅぅぅぅぅぅう……」
「ふふ、落ち着け落ち着け。ゆっくり、話をしようじゃないか」
「はい、です」
ふぅ、吐息をついてサラがぽつりぽつりと心の内をサイヒに語りだすのだった。
私、セブンさん、の事、好き…です――――――っ!!!」
「ほうほう漸く自覚したか」
「何で、気付かなかった、んでしょう!?あんなに格好良い、セブンさん、好きなにならない訳、無いで、す!」
「まぁセブン氏は良い男だな」
「これから、毎日どうやって、過ごせばいい、ですか!?」
「普段通りで良いではないか」
「恥ずかしくて、心臓爆発、する、です!」
「青い春だな。良い事だ」
「サイヒ様は他人事だと、思って…サイヒ様!?」
「久しいなサラ」
「サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様お久、ぶり、です!
今日も、素敵、ですっ!!!!」
「まぁ茶でも飲んで落ち着け」
サイヒがそう言うとサラの部屋のテーブルにいつの間にかお茶の準備がされていた。
【全知全能】の能力である。
無から有を作り出す。
サイヒは余りこの能力を好んで使わないが、こういう時には役に立つ。
テーブルの上ではカップからハーブティーの良い匂いがする。
寝る前なのでノンカフェインのハーブティーである。
良い睡眠を考慮してカモミールティーである。
ハーブティーの種類は、ドライハーブティーとフレッシュハーブティーの2種類がある。
ハーブティーが持つ独特の苦みが苦手な場合は、はちみつをプラスするのがおすすめ。
カモミールの持つリンゴのような甘さがより際立ち、飲みやすくなる。
冷え性の人は、新陳代謝を促進し、体を芯から温めてくれるショウガをすりおろして、カモミールティーにプラスしてみると良いだろう。
冷え性や冷えからくる頭痛、下痢、月経異常などの改善が期待できる。
正に今のサラにうってつけのハーブティーである。
この興奮状態ではろくに寝つけないであろうから。
「さて、お話をしようかサラ」
「あうあうあうあうあうあうあうあう………」
「顔がリンゴのように真っ赤だな。ふふ、可愛らしい。そんなところがセブン氏のお気に入りかな?」
「セブンさん、のお気に、あうあうあうあうあう…」
「何だ、セブン氏の気持ちには気付いていないのか?」
「え、え、セブンさん、の、気持ち?」
「あれ程分かりやすい男はおらんと思うのだがなぁ」
「セブンさん、が………?」
「男は好意が無い女に優しくはせんよ」
「はうはうはうはう…セブンさん、が、私、を………?」
「まぁ茶でも飲むが良い」
「頂く、です」
サラが真っ赤な顔のままカモミールティーに口を付ける。
甘党のサラが用意された蜂蜜を入れていない。
それほど混乱状態なのだろう。
(随分と可愛く育ったものだ。セブン氏も育てがいがあっただろうて)
「はぁ~サイヒ様、私、セブンさん、好きみたい、です」
「そうか、恋は良いものだ。恋する女は綺麗だと言うが、お前を見ていると本当だと思うよ。最初にあった時より愛らしく美しく育った。良い恋をしているのだな」
「はうぅぅぅっぅぅぅぅぅぅう……」
「ふふ、落ち着け落ち着け。ゆっくり、話をしようじゃないか」
「はい、です」
ふぅ、吐息をついてサラがぽつりぽつりと心の内をサイヒに語りだすのだった。
11
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
王子よ、貴方が責任取りなさい
天冨 七緒
恋愛
「聖女の補佐をしてくれないか?」
王子自ら辺境まで訪れ、頭を下げる。
それほど国は、切羽詰まった状況なのだろう。
だけど、私の答えは……
皆さんに知ってほしい。
今代の聖女がどんな人物なのか。
それを知った上で、私の決断は間違いだったのか判断してほしい。
【完結】何でも奪っていく妹が、どこまで奪っていくのか実験してみた
東堂大稀(旧:To-do)
恋愛
「リシェンヌとの婚約は破棄だ!」
その言葉が響いた瞬間、公爵令嬢リシェンヌと第三王子ヴィクトルとの十年続いた婚約が終わりを告げた。
「新たな婚約者は貴様の妹のロレッタだ!良いな!」
リシェンヌがめまいを覚える中、第三王子はさらに宣言する。
宣言する彼の横には、リシェンヌの二歳下の妹であるロレッタの嬉しそうな姿があった。
「お姉さま。私、ヴィクトル様のことが好きになってしまったの。ごめんなさいね」
まったく悪びれもしないロレッタの声がリシェンヌには呪いのように聞こえた。実の姉の婚約者を奪ったにもかかわらず、歪んだ喜びの表情を隠そうとしない。
その醜い笑みを、リシェンヌは呆然と見つめていた。
まただ……。
リシェンヌは絶望の中で思う。
彼女は妹が生まれた瞬間から、妹に奪われ続けてきたのだった……。
※全八話 一週間ほどで完結します。
お父様、お母様、わたくしが妖精姫だとお忘れですか?
サイコちゃん
恋愛
リジューレ伯爵家のリリウムは養女を理由に家を追い出されることになった。姉リリウムの婚約者は妹ロサへ譲り、家督もロサが継ぐらしい。
「お父様も、お母様も、わたくしが妖精姫だとすっかりお忘れなのですね? 今まで莫大な幸運を与えてきたことに気づいていなかったのですね? それなら、もういいです。わたくしはわたくしで自由に生きますから」
リリウムは家を出て、新たな人生を歩む。一方、リジューレ伯爵家は幸運を失い、急速に傾いていった。
【完結】残酷な現実はお伽噺ではないのよ
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「アンジェリーナ・ナイトレイ。貴様との婚約を破棄し、我が国の聖女ミサキを害した罪で流刑に処す」
物語でよくある婚約破棄は、王族の信頼を揺るがした。婚約は王家と公爵家の契約であり、一方的な破棄はありえない。王子に腰を抱かれた聖女は、物語ではない現実の残酷さを突きつけられるのであった。
★公爵令嬢目線 ★聖女目線、両方を掲載します。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
2023/01/11……カクヨム、恋愛週間 21位
2023/01/10……小説家になろう、日間恋愛異世界転生/転移 1位
2023/01/09……アルファポリス、HOT女性向け 28位
2023/01/09……エブリスタ、恋愛トレンド 28位
2023/01/08……完結
【完結】大聖女は無能と蔑まれて追放される〜殿下、1%まで力を封じよと命令したことをお忘れですか?隣国の王子と婚約しましたので、もう戻りません
冬月光輝
恋愛
「稀代の大聖女が聞いて呆れる。フィアナ・イースフィル、君はこの国の聖女に相応しくない。職務怠慢の罪は重い。無能者には国を出ていってもらう。当然、君との婚約は破棄する」
アウゼルム王国の第二王子ユリアンは聖女フィアナに婚約破棄と国家追放の刑を言い渡す。
フィアナは侯爵家の令嬢だったが、両親を亡くしてからは教会に預けられて類稀なる魔法の才能を開花させて、その力は大聖女級だと教皇からお墨付きを貰うほどだった。
そんな彼女は無能者だと追放されるのは不満だった。
なぜなら――
「君が力を振るうと他国に狙われるし、それから守るための予算を割くのも勿体ない。明日からは能力を1%に抑えて出来るだけ働くな」
何を隠そう。フィアナに力を封印しろと命じたのはユリアンだったのだ。
彼はジェーンという国一番の美貌を持つ魔女に夢中になり、婚約者であるフィアナが邪魔になった。そして、自らが命じたことも忘れて彼女を糾弾したのである。
国家追放されてもフィアナは全く不自由しなかった。
「君の父親は命の恩人なんだ。私と婚約してその力を我が国の繁栄のために存分に振るってほしい」
隣国の王子、ローレンスは追放されたフィアナをすぐさま迎え入れ、彼女と婚約する。
一方、大聖女級の力を持つといわれる彼女を手放したことがバレてユリアンは国王陛下から大叱責を食らうことになっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる