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そして全能神は愉快犯となった
【172話】
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「「「「「「お帰りなさいませ全能神様、伴侶様!!」」」」」」
「あぁただいま」
「1週間も仕事を休ませて貰って有難う。これは土産だ。皆で食べてくれ」
ルークが野菜を大量に差し出した。
使用人たちが恭しく貰う。
今日の昼食は野菜がたっぷり使われる事だろう。
「全能神の仕事の代役はどうだった、ドラジュ?」
「頭がパンクするかと思いましたよ…でも1週間、ユラさんと夜を共に出来たのは良い期間でした」
「ド、ドドドドドドドラジュ君何言って―――――っ!!!」
「本当ユラさんが可愛くて、このご褒美があれば何とかやってはいけますね」
「そうか、それでは時折代打を頼むとしよう」
「はい、父様と存分に楽しい時を過ごしてくださいな」
「ふふ、それは有難い」
ニコニコ笑いながら喋る親子にユラの声など届かない。
都合が悪いことは聞かないようにしている辺り、この親子よく似ている。
「ルーク様、休暇は楽しめましたか?」
「クオン、仕事ご苦労様だ。やはり気の合うものと旅をすると言うのは楽しいものだ」
「気の合うもの………?」
「サイヒと過ごすのは楽しいぞ。でも今度はもっと大勢で遊びに行くのも良いな」
「大勢?2人きりでなくて?」
「クオンとマロンにも楽しんで欲しい。幸い全能神の仕事は少しの間ならドラジュが変われるようだからな」
「………それは、嬉しいお言葉です」
「すぐに仕事に入る。クオン、手配してくれ」
「承知しました」
眉間にしわを寄せて、クオンは頷いた。
腹に手を置いている。
きっと胃が痛いのだろう。
「私も仕事に戻る。ドラジュ、引継ぎを」
「承知しました母様」
サイヒもドラジュと執務室に向かう。
おそらく席に就けばすぐにテーブルに美味しいお茶と簡単に摘まめる菓子が用意されるだろう。
お兄様命のマロンはサイヒが心地よい空間を作る事を己の使命にしている。
外食も飽きた事だし、やはりマロンの作るものが1番舌に合う。
それを楽しみにサイヒはドラジュの話を聞きながら己の席に向かった。
ドラジュの話が引継ぎ2:惚気8だったのは1週間楽しませて貰えたので許すことにした。
こう見えて割と心の広い母親なのであるサイヒも。
そして席に着くとすぐに良い香りがする。
花のような匂いとまろやかな甘い匂い。
ハーブティーとビスコッティだ。
「お帰りなさいませお兄様」
「ただいまマロン、今日の菓子も美味しそうだ」
ニコリとサイヒが微笑む。
その微笑みにメイドたちも事務員たちも腰が砕けた。
相変わらず笑み1つで女の腰を砕かせるサイヒの色気は半端ない。
この様子ではルークも使い物にならないかもしれない。
何よりサイヒの色気に弱いのはルークだから。
「ルーク様、大丈夫ですか?」
「何がだ?」
「いえ、全能神様が笑っておいでなので……」
「サイヒが機嫌が良いのは良いことだ。私も嬉しい」
「それだけですか?」
「それ以外に何かあるのか?」
怪訝な顔をするルークを見て、クオンは本気で胃が痛くなってきた。
「今度は何をしたんだあの愉快犯………」
眉間の皺を指で揉み解しながらクオンは小さな声で呟いた。
「あぁただいま」
「1週間も仕事を休ませて貰って有難う。これは土産だ。皆で食べてくれ」
ルークが野菜を大量に差し出した。
使用人たちが恭しく貰う。
今日の昼食は野菜がたっぷり使われる事だろう。
「全能神の仕事の代役はどうだった、ドラジュ?」
「頭がパンクするかと思いましたよ…でも1週間、ユラさんと夜を共に出来たのは良い期間でした」
「ド、ドドドドドドドラジュ君何言って―――――っ!!!」
「本当ユラさんが可愛くて、このご褒美があれば何とかやってはいけますね」
「そうか、それでは時折代打を頼むとしよう」
「はい、父様と存分に楽しい時を過ごしてくださいな」
「ふふ、それは有難い」
ニコニコ笑いながら喋る親子にユラの声など届かない。
都合が悪いことは聞かないようにしている辺り、この親子よく似ている。
「ルーク様、休暇は楽しめましたか?」
「クオン、仕事ご苦労様だ。やはり気の合うものと旅をすると言うのは楽しいものだ」
「気の合うもの………?」
「サイヒと過ごすのは楽しいぞ。でも今度はもっと大勢で遊びに行くのも良いな」
「大勢?2人きりでなくて?」
「クオンとマロンにも楽しんで欲しい。幸い全能神の仕事は少しの間ならドラジュが変われるようだからな」
「………それは、嬉しいお言葉です」
「すぐに仕事に入る。クオン、手配してくれ」
「承知しました」
眉間にしわを寄せて、クオンは頷いた。
腹に手を置いている。
きっと胃が痛いのだろう。
「私も仕事に戻る。ドラジュ、引継ぎを」
「承知しました母様」
サイヒもドラジュと執務室に向かう。
おそらく席に就けばすぐにテーブルに美味しいお茶と簡単に摘まめる菓子が用意されるだろう。
お兄様命のマロンはサイヒが心地よい空間を作る事を己の使命にしている。
外食も飽きた事だし、やはりマロンの作るものが1番舌に合う。
それを楽しみにサイヒはドラジュの話を聞きながら己の席に向かった。
ドラジュの話が引継ぎ2:惚気8だったのは1週間楽しませて貰えたので許すことにした。
こう見えて割と心の広い母親なのであるサイヒも。
そして席に着くとすぐに良い香りがする。
花のような匂いとまろやかな甘い匂い。
ハーブティーとビスコッティだ。
「お帰りなさいませお兄様」
「ただいまマロン、今日の菓子も美味しそうだ」
ニコリとサイヒが微笑む。
その微笑みにメイドたちも事務員たちも腰が砕けた。
相変わらず笑み1つで女の腰を砕かせるサイヒの色気は半端ない。
この様子ではルークも使い物にならないかもしれない。
何よりサイヒの色気に弱いのはルークだから。
「ルーク様、大丈夫ですか?」
「何がだ?」
「いえ、全能神様が笑っておいでなので……」
「サイヒが機嫌が良いのは良いことだ。私も嬉しい」
「それだけですか?」
「それ以外に何かあるのか?」
怪訝な顔をするルークを見て、クオンは本気で胃が痛くなってきた。
「今度は何をしたんだあの愉快犯………」
眉間の皺を指で揉み解しながらクオンは小さな声で呟いた。
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