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オマケは御使い様になりました
【御使い様VS宮廷魔術師副隊長】
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「それで私と模擬戦になった訳?普通魔術の勉強からとか基礎から始めるものじゃ無いかいしらフィルド様?」
「あ~フカミちゃん魔術適正殆ど無いから勉強しても無理♪実戦で学ぶ派だね、だからネオレ、模擬戦の相手ヨロシク~♬」
「何で私なのかしら?」
「フカミちゃん魔術適正は低いけど戦闘センスは高いから。ある程度実力がある相手じゃないと特訓にならない。その中でちゃんと手加減が出来るのがネオレしかいなかった訳。分かるでしょ♪」
「他のメンバーにはやらせられないわね…私以外の副隊長はフカミちゃんの綺麗な顔に傷つけるのも厭わなそうな脳筋馬鹿ばっかりだし…知識を蓄える事が好きな魔術師なのに脳筋……溜息出そうだわ………」
「と、言う訳でヨロシク。俺がちゃんと審判するから大事には至らないでしょ♩」
「承知いたしましたわ総隊長様」
:::
「と言う訳で模擬戦開始~♬」
「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」」」
「何でこんなにギャラリー多いんですかフィルド様?」
「ん~何でかな?ライジュにネオレとフカミちゃんが模擬戦するって言ったら話が広がったみたい、テヘッ♪」
「畜生、テヘッ、が可愛くて許してしまう!」
「可愛くてごめんねフカミちゃん♬」
「ぐぅ、許しましょう、タルト1ホールで」
「いいよ~んじゃ、明日王都に出来たケーキ屋さん行こうか~♪」
「エスコートは任せて下さい」
「優しくエスコートしてねダーリン♬」
「勿論ですよハニー」
「茶番そのくらいで良いかしら?」
「あ、ネオレさん模擬戦しましょう模擬戦!」
「俺が可愛い過ぎるせいで話脱線してゴメンゴメン、んじゃ開始♪」
ネオレが杖の先端に火を灯す。
ちなみに杖は練習生のための量産品だ。
ネオレの杖など使ったら威力が上がり過ぎてしまう。
ソレくらいには良い杖を使っているのだ。
宮廷魔術師副隊長は名前負けしていないのだ。
【火球】
人の頭ほどの火の玉が深海に放たれる。
スピードで言うならプロのバレーボーラーのサーブくらいか。
つまり十分過ぎるほどに速い。
その火球を深海は手の平をかざし、体に当たる前にオドの盾を造り出し相殺した。
「へぇ、オドの盾か~俺のあげた【結界】の術を宿してるピアスの術式を使って部分結界張ったってことだね!よく考えている、流石に戦闘センスをラキザが褒めるだけあるね♬」
ブンッ!!
そのシールドをそのままフリスビーの要領でネオレに投げつける。
が、ネオレにソレが当たることはない。
杖の先端から放たれた術式が、ネオレの前に土の壁を造り出す。
シールドはその壁にぶち当たり霧散した。
「でも中々の作戦よ、とぉっ!」
深海が土の壁が出来るのと同時にネオレの背後に走り込んでいた。
ピアスに宿った【身体強化】を使っているので野生の獣の様な素早く力強い動きだ。
蹴り上げて来た深海の足をネオレが避ける。
魔術師副隊長ともなると、ある程度体術も齧っている。
勿論【身体強化】は使ってあるし、棒術を得意とするネオレは杖での物理攻撃も可能である。
「はっ!」
ヒュン
ネオレの杖の突きを深海は宙返りで躱す。
同時に右手で何かを引っ張る動作をした。
グン
「なっ!?」
ネオレの杖が手から離れ宙を舞い、引き寄せられるように深海の右手に収まった。
「ははは、凄い凄いフカミちゃん!結界を糸状にするなんてこの世界の住人じゃ考えつかない方法だ!!」
「結界を糸状!?無茶苦茶過ぎるわ!!」
「で、杖奪ったんですが、今回は俺の勝利で良いのでしょうか?」
「このターンはフカミちゃんの勝ちよ。杖を取られた魔術師なんて戦力外もいいい所だわ」
と言ってもネオレなら増幅効果のある杖など使わなくても、一般の魔術師の1個隊を壊滅させるくらいの能力はあるのだが。
そして深海もソレくらいは分かっている。
明らかに手を抜かれている。
「次は手抜きしないで下さいよ」
「ええ、フカミちゃんがそれ程出来るなら、手加減は無用ね♡」
深海が投げた杖をネオレが受け取る。
その目に侮りの色は無い。
「さぁ、始めましょうか♡」
「胸貸して貰うつもりで行くんで、精々本気を出して下さいよ!」
「あら、胸なら夜も貸すけど?」
「夜は片割れの胸で満足してるので今は結構ですよ!」
「始め!」
フィルドの合図で深海が駆け、ネオレが杖へ魔力を込めた。
:::
結果:惨敗でした……。
まだまだ足手まといにならないまでには修業が必要そうである。
「あ~フカミちゃん魔術適正殆ど無いから勉強しても無理♪実戦で学ぶ派だね、だからネオレ、模擬戦の相手ヨロシク~♬」
「何で私なのかしら?」
「フカミちゃん魔術適正は低いけど戦闘センスは高いから。ある程度実力がある相手じゃないと特訓にならない。その中でちゃんと手加減が出来るのがネオレしかいなかった訳。分かるでしょ♪」
「他のメンバーにはやらせられないわね…私以外の副隊長はフカミちゃんの綺麗な顔に傷つけるのも厭わなそうな脳筋馬鹿ばっかりだし…知識を蓄える事が好きな魔術師なのに脳筋……溜息出そうだわ………」
「と、言う訳でヨロシク。俺がちゃんと審判するから大事には至らないでしょ♩」
「承知いたしましたわ総隊長様」
:::
「と言う訳で模擬戦開始~♬」
「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」」」
「何でこんなにギャラリー多いんですかフィルド様?」
「ん~何でかな?ライジュにネオレとフカミちゃんが模擬戦するって言ったら話が広がったみたい、テヘッ♪」
「畜生、テヘッ、が可愛くて許してしまう!」
「可愛くてごめんねフカミちゃん♬」
「ぐぅ、許しましょう、タルト1ホールで」
「いいよ~んじゃ、明日王都に出来たケーキ屋さん行こうか~♪」
「エスコートは任せて下さい」
「優しくエスコートしてねダーリン♬」
「勿論ですよハニー」
「茶番そのくらいで良いかしら?」
「あ、ネオレさん模擬戦しましょう模擬戦!」
「俺が可愛い過ぎるせいで話脱線してゴメンゴメン、んじゃ開始♪」
ネオレが杖の先端に火を灯す。
ちなみに杖は練習生のための量産品だ。
ネオレの杖など使ったら威力が上がり過ぎてしまう。
ソレくらいには良い杖を使っているのだ。
宮廷魔術師副隊長は名前負けしていないのだ。
【火球】
人の頭ほどの火の玉が深海に放たれる。
スピードで言うならプロのバレーボーラーのサーブくらいか。
つまり十分過ぎるほどに速い。
その火球を深海は手の平をかざし、体に当たる前にオドの盾を造り出し相殺した。
「へぇ、オドの盾か~俺のあげた【結界】の術を宿してるピアスの術式を使って部分結界張ったってことだね!よく考えている、流石に戦闘センスをラキザが褒めるだけあるね♬」
ブンッ!!
そのシールドをそのままフリスビーの要領でネオレに投げつける。
が、ネオレにソレが当たることはない。
杖の先端から放たれた術式が、ネオレの前に土の壁を造り出す。
シールドはその壁にぶち当たり霧散した。
「でも中々の作戦よ、とぉっ!」
深海が土の壁が出来るのと同時にネオレの背後に走り込んでいた。
ピアスに宿った【身体強化】を使っているので野生の獣の様な素早く力強い動きだ。
蹴り上げて来た深海の足をネオレが避ける。
魔術師副隊長ともなると、ある程度体術も齧っている。
勿論【身体強化】は使ってあるし、棒術を得意とするネオレは杖での物理攻撃も可能である。
「はっ!」
ヒュン
ネオレの杖の突きを深海は宙返りで躱す。
同時に右手で何かを引っ張る動作をした。
グン
「なっ!?」
ネオレの杖が手から離れ宙を舞い、引き寄せられるように深海の右手に収まった。
「ははは、凄い凄いフカミちゃん!結界を糸状にするなんてこの世界の住人じゃ考えつかない方法だ!!」
「結界を糸状!?無茶苦茶過ぎるわ!!」
「で、杖奪ったんですが、今回は俺の勝利で良いのでしょうか?」
「このターンはフカミちゃんの勝ちよ。杖を取られた魔術師なんて戦力外もいいい所だわ」
と言ってもネオレなら増幅効果のある杖など使わなくても、一般の魔術師の1個隊を壊滅させるくらいの能力はあるのだが。
そして深海もソレくらいは分かっている。
明らかに手を抜かれている。
「次は手抜きしないで下さいよ」
「ええ、フカミちゃんがそれ程出来るなら、手加減は無用ね♡」
深海が投げた杖をネオレが受け取る。
その目に侮りの色は無い。
「さぁ、始めましょうか♡」
「胸貸して貰うつもりで行くんで、精々本気を出して下さいよ!」
「あら、胸なら夜も貸すけど?」
「夜は片割れの胸で満足してるので今は結構ですよ!」
「始め!」
フィルドの合図で深海が駆け、ネオレが杖へ魔力を込めた。
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