聖女として召喚されたのは双子の兄妹でしたー聖女である妹のオマケとされた片割れは国王の小姓となって王都復興を目指しますー

高井繭来

文字の大きさ
73 / 167
オマケは御使い様になりました

【御使い様のカフェ作り3】

しおりを挟む
「本日はスコーンを作りたいと思います」

 パチパチパチ

 厨房に拍手が鳴る。

「では!」

☆バター牛乳不使用!ヘルシー節約スコーン☆
 材料
  薄力粉200g
  砂糖40g
  サラダ油50g
  脱脂粉乳スプーン1弱
  水50ml
☆作り方☆
 ①ボウルに薄力粉、砂糖を入れ混ぜる。
    甘めが好きな方は分量の1.5 倍ほど多めにいれる。
 ②そのボウルにサラダ油、水で溶いた脱脂粉乳を入れ混ぜる。
 ③ひとまとまりになったら厚さ2センチほどの円盤状に広げ6等分にカット。
 ④200℃、15~30分くらい焼く。(フィルドの魔術で時短)
☆完成☆

「ん~美味しいけど甘みが少ない」

 スコーンを食べてフィルドが少し不満げに呟いた。

「大丈夫です。コレを付けてみて下さい」

「甘!んでリンゴ味ウマっ!」

「何だこれは?」

「ジャムですラキザ様」

「ジャム?」

「お砂糖と果物を煮たものです。砂糖が値を張るからこの国ではジャム作る文化ないかと思って」

「むしろ飢えないだけで必死だったからな」

 感慨深くラキザが呟く。

「これは水飴も足して容量増やしてますけどね。砂糖はやはり経費が掛かります」

「どうやって作るんだ?是非カグウの朝食に出したい!」

「ではレシピの説明を」

☆簡単に作れるりんごジャム☆
 材料
  りんご
  砂糖(リンゴの30%量)
  レモン汁
☆作り方☆
 ①りんごは皮を剥き芯を取ったら、いちょう切りにする
 ②お鍋に水気を切ったりんご・砂糖・レモン汁を入れ中火にかける
 ③沸騰してきたら、アクを取り弱火にして30分煮たら完成
 ④水飴を味が崩れない程度に足して増量
☆完成☆

「お~意外と簡単に作れるんだな」

「ジャムのほかに生クリームとかも合いますよ。今回は材料費をケチってジャムにしましたが」

「いや、このジャムってやつうめーわ」

 ラキザは大変ジャムがお気に召したようだ。

「リンゴ以外の果実で作っても美味しいですよ。俺はイチゴジャムが好きです。この国イチゴが高いから手が出せませんが」

「作っておこう。カグウに美味なるものを選定して食べて貰うのが俺の役目だ」

「あ、じゃぁ国持ちでコキョウ様が作ってくれるんですか?」

「あくまでカグウのご相伴に預かっている身だと言う事を分かっているなら進呈しなくもない」

「では、最初に作るのはイチゴジャムでお願いします!俺本当にイチゴ好きなんですよ!」

(フカミちゃんはイチゴが好き、と)

 フィルドが嬉しそうな深海の言葉を心のメモ帳に記入するのだった。
しおりを挟む
感想 213

あなたにおすすめの小説

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜

AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。 そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。 さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。 しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。 それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。 だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。 そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。 ※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。 2025/9/29 追記開始しました。毎日更新は難しいですが気長にお待ちください。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。

SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない? その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。 ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。 せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。 こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。

本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?

今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。 バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。 追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。 シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。

処理中です...