聖女として召喚されたのは双子の兄妹でしたー聖女である妹のオマケとされた片割れは国王の小姓となって王都復興を目指しますー

高井繭来

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御使い様が誑しに進化しました

【御使い様は学びたい22】

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「温泉!」

 深海が歓喜の声を上げた。
 そうフィルドが連れて来たのは温泉である。
 本日はルナトーもご一緒だ。
 深海の風呂好きをしっているフィルドは何とかしてお風呂に入らせてあげたかった。
 全くもって健気な子羊ちゃんである。

「前にフカミちゃんが火山のとこには温泉がある、て言ってたから。町の人に聞いたら火山があるって言ってて、傍に動物が入りに来る温泉があるって情報を仕入れたんだ♫」

「でも獣道を通るので人が入りに来ることはないと?」

「ルナトーちゃん正解。でも動物が入れるなら温度は大丈夫でしょ?」

「フィルド様愛してる!」

 ギュム、チュッ♡

「あそ位詰碧@い歌p」オア」@オア」@pち!!」

「あ、フィルド様が壊れた?」

「フカミ君のハグとキスのせいでね」

「唇にはしてないですよ、流石に人目があるし昼何で」

「人目が無くて夜ならするの?」

「フィルド様って何から何まで美味しいんですよね、口の中もなんか甘い気するから貪っちゃいます」

「成程、何もかもが甘い、ね」

 ( ..)φメモメモ。
 ルナトーがメモを取る。
 自嘲をしない腐女子である。
 美少女なのに………。

「でも何で火山の近くに温泉があるの?」

「ソレはですね、
 1. 火山地帯では地中の浅い部分(地下数km~10数km)に、深部から上昇してきたマグマが1,000℃以上の高温になるマグマだまりを作っています。
 2. 雨や雪が地中にしみ込んで地下水になり、マグマだまりの熱で温められます。
 3. この地下水の部分が地表に近ければ、断層などで生じる割れ目などから自噴します。またポンプでくみ上げることで温泉として利用できます。
 と、言う訳です」

「成程ね~でも温泉良いわね♡フカミ君一緒に入りましょうね♡」

「はい、良いで―――」

「待った―――――っ!!」

 深海の言葉をフィルドの絶叫が遮った。

「ルナトーちゃん、フカミちゃん食べる気満々でしょ?」

「フィルド様だって同じじゃないですか?」

「俺は紳士何で女の子襲ったりしません~だ」

「最終的に気持ちイイと言わせたら和姦ですよ♡テクニックには自信あります♡」

「俺だっテクニックには自信がります!オオカミとフカミちゃんを裸の付き合いさせる訳にはいかないですよーだ」

「フィルド様はオオカミじゃないと?」

「自分はオオカミの自覚あるのねルナトーちゃん………」

「獲物が目の前で美味しそうに調理されて(裸体)いるのに手を出さない方が無粋ですよ♡」

「兎に角ルナトーちゃんはフカミちゃんと入ったらダメ!俺だって我慢するんだから!」

「え、と、じゃぁフィルド様とルナトーさんが一緒に入るんですか?」

「「絶対ヤダ!!」」

 見事なはもり具合である。
 同族嫌悪だろうか?

「じゃぁ1人ずつ入って、残り2人は見張りですね」

「異議なし」

「まぁお風呂入れるんならそれでも良いかな?」

「ではお風呂に入る順番を決めましょうか」

 ジャンケン、あみだくじ、何でも決め方はある。
 が、フィルドは深海が入った湯にルナトーを入れたくなかった。
 ルナトーはフィルドの後に入りたくなかった。
 所謂「お父さんの後のお風呂嫌だぁ」な感じだろうか?
 深海は何番目でも良かった。
 結果、長風呂の深海が最後で、ルナトー、フィルド、深海の順番で温泉に浸かる事になったのだった。
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