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御使い様は学生になりました
【お弁当は昨日の残り物が定番】
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「サザナミ様、学食案内しますよぉ」
そう深海に声をかけて来たのは女子グループであった。
令和なら女子大生に当たるだろう女子グループが高校2年に当たる男子生徒に声をかけるのはまず無いだろう。
何か裏がある。
深海の男の勘がそう告げている。
いや、実際には女の勘だが。
ここでも男と言う事になっているので男の勘でもまぁ良いだろう。
「サザナミ様のお話聞かせて下さぁい」
「カカンてどんな国なんですかぁ?」
「昨日のお迎えの人はどう言う関係なんですかぁ?」
ダウト!
最後の質問が本命であると深海は悟った。
フィルドはモテる。
前髪が長い事を含めてもイケメンだ。
背も高い。
体も筋肉がシッカリ付いていて逞しい。
宮廷魔術師長だけあって金があるので着ている服も上物だ。
だからと言ってすぐに深海に貢ぎたがる癖は直して欲しいのだが。
「昨日のお迎えは一緒に旅してきたカカンの宮廷魔術師長様です。カグウ王の小姓の俺の護衛で旅に同伴してくれています」
深海は素直に答えた。
「え~魔術師長!?」
「あのイケメンのお兄さんが!?」
「外見良い上に位も高いなんて最高ぅっ!」
ムカッ、とした深海を責めてはいけない。
深海はフィルドの外見や地位や名誉や経済力が気に入っている訳では無い。
まぁ少しばかり綺麗なお目目に執着はしてるが。
「もっとお話聞きたぁい♡」
「食事しながらお喋りしましょうよぉ」
イラッ、と来る。
その間延びした話し方辞めろと唇を抓ってやりたくなる。
間違ってはいけないが、深海は血の気が多い方ではない。
戦闘能力が高い上にバトルジャンキーな気質があるが、どちらかと言うと気は長い方であるし懐も広い。
だが、大切な者が関わるとソレは変わる。
深海にとってフィルドは大切な存在で、まだその感情に名前は付いてないけど、一生を隣で過ごす相手だと認識している。
そのフィルドを外見やら地位やらの上っ面しか見ない女たちに腹が立ったのだ。
「食事ならお弁当があるから大丈夫です」
「え~個々の学食美味しいわよぉ、一緒に行きましょうよぉ~」
「結構です」
「男同士だと食べ物の用意も大変でしょう?何なら私、今度食事作りに行ってあげようか?」
「間に合ってます」
そう言って深海はランチボックスを出す。
お弁当の中身は昨日のオカズの残りと朝に簡単に調理したもの。
☆本日のお弁当☆
①ゴーヤーチャンプル
②干ししいたけとひじきのペペロンチーノ
③豆板醤でこんにゃくピリピリ
④卵焼きミニトマト
⑤玉子焼き
⑥梅干し、おかか、十五穀米
女子たちが引いている。
当然だ、クロイツの料理文化はそれはそれは酷い物なのだから。
こんな美味しそうなお弁当など見たことも無いだろう。
「え~と何処で買ったのそのお弁当?」
「俺の手作りですけど?」
「サザナミ様が作ったの!?」
「えぇ、料理を作るのは嫌いじゃないので。因みに朝昼晩と昨日の彼の食事も俺が作っています」
「あ~~~~私たちちょっと用事思い出しちゃった!」
「ご飯はまた今度行きましょうね!!」
そうは言いつつもう彼女たちが深海を誘う事は無いだろう。
「フィルド様の胃袋を掴もうなんて1000年早いですよ」
今頃フィルドも同じ弁当を食べているだろうかと思いながら、深海は昼休みのお弁当を堪能するのであった。
そう深海に声をかけて来たのは女子グループであった。
令和なら女子大生に当たるだろう女子グループが高校2年に当たる男子生徒に声をかけるのはまず無いだろう。
何か裏がある。
深海の男の勘がそう告げている。
いや、実際には女の勘だが。
ここでも男と言う事になっているので男の勘でもまぁ良いだろう。
「サザナミ様のお話聞かせて下さぁい」
「カカンてどんな国なんですかぁ?」
「昨日のお迎えの人はどう言う関係なんですかぁ?」
ダウト!
最後の質問が本命であると深海は悟った。
フィルドはモテる。
前髪が長い事を含めてもイケメンだ。
背も高い。
体も筋肉がシッカリ付いていて逞しい。
宮廷魔術師長だけあって金があるので着ている服も上物だ。
だからと言ってすぐに深海に貢ぎたがる癖は直して欲しいのだが。
「昨日のお迎えは一緒に旅してきたカカンの宮廷魔術師長様です。カグウ王の小姓の俺の護衛で旅に同伴してくれています」
深海は素直に答えた。
「え~魔術師長!?」
「あのイケメンのお兄さんが!?」
「外見良い上に位も高いなんて最高ぅっ!」
ムカッ、とした深海を責めてはいけない。
深海はフィルドの外見や地位や名誉や経済力が気に入っている訳では無い。
まぁ少しばかり綺麗なお目目に執着はしてるが。
「もっとお話聞きたぁい♡」
「食事しながらお喋りしましょうよぉ」
イラッ、と来る。
その間延びした話し方辞めろと唇を抓ってやりたくなる。
間違ってはいけないが、深海は血の気が多い方ではない。
戦闘能力が高い上にバトルジャンキーな気質があるが、どちらかと言うと気は長い方であるし懐も広い。
だが、大切な者が関わるとソレは変わる。
深海にとってフィルドは大切な存在で、まだその感情に名前は付いてないけど、一生を隣で過ごす相手だと認識している。
そのフィルドを外見やら地位やらの上っ面しか見ない女たちに腹が立ったのだ。
「食事ならお弁当があるから大丈夫です」
「え~個々の学食美味しいわよぉ、一緒に行きましょうよぉ~」
「結構です」
「男同士だと食べ物の用意も大変でしょう?何なら私、今度食事作りに行ってあげようか?」
「間に合ってます」
そう言って深海はランチボックスを出す。
お弁当の中身は昨日のオカズの残りと朝に簡単に調理したもの。
☆本日のお弁当☆
①ゴーヤーチャンプル
②干ししいたけとひじきのペペロンチーノ
③豆板醤でこんにゃくピリピリ
④卵焼きミニトマト
⑤玉子焼き
⑥梅干し、おかか、十五穀米
女子たちが引いている。
当然だ、クロイツの料理文化はそれはそれは酷い物なのだから。
こんな美味しそうなお弁当など見たことも無いだろう。
「え~と何処で買ったのそのお弁当?」
「俺の手作りですけど?」
「サザナミ様が作ったの!?」
「えぇ、料理を作るのは嫌いじゃないので。因みに朝昼晩と昨日の彼の食事も俺が作っています」
「あ~~~~私たちちょっと用事思い出しちゃった!」
「ご飯はまた今度行きましょうね!!」
そうは言いつつもう彼女たちが深海を誘う事は無いだろう。
「フィルド様の胃袋を掴もうなんて1000年早いですよ」
今頃フィルドも同じ弁当を食べているだろうかと思いながら、深海は昼休みのお弁当を堪能するのであった。
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