あんたは俺のだから。

そらいろ

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融和-yuwa-4

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「んんっぁ…っつあ!」

乳首を撫でられ、強く摘まれる。
痛みが背筋に走り身体がビクッと跳ねた。

「気持ちいいの?ここ…。」

腰や股の際を優しく撫でていく。ゾクゾクとした快感が押し寄せ、触ってほしい所には触れてくれずもどかしくも感じる。

「んん…。ぁん…。」

触って…。
早く、早く…。みぃくん、早く触って…。

無意識に足をもぞもぞしてしまう。
触れて欲しい。早くこのもどかしさから開け放して欲しい。

樹矢の頭を優しく触り、サラサラの髪の毛を指で絡めとる。すると樹矢は俺の方を向いて顔を見た途端に目を見開いた。

「しゆちゃん…。顔めっちゃくちゃ厭らしい…。そんな顔されるともっと苛めたくなる。」

そう言って樹矢は俺の下着を取り払って、ぐっしょり濡れた俺の中に指をすんなりと3本も挿れると激しく動かして掻き乱してきた。

「んあああ!…っうぁん。んんぅ…。」

ぐちょぐちょと寝室に音が響いて耳まで犯されてる気分だ。

「気持ちいいの?しゆちゃんの中、すんごいトロトロ。」

「あぁっ…んっ…ぁっ…。」

出し入れを繰り返す指の動きが俺を快感に導いていく。けれど、樹矢に前を触って欲しいもどかしさは消えなかった。

「みぃくん…みぃくっ…んぅあ…。」

とてつもなく触って欲しい。感じる快感が止まらない。感じている以上の刺激を俺は求めていて、樹矢になかなか言い出せない素直になれない自分が情けなく、俺は気づいたら目に涙を浮かべていた。
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