37 / 53
第37話 戦う匂い、乾いた風
しおりを挟む
翌日。
雲ひとつない澄み渡る空が広がり、陽光は白銀の矢のように降り注いでいた。
石畳はまばゆく輝き、街の輪郭をきりりと際立たせている。
フェイとエヴァは、北部の丘陵地にある円形闘技場の観客席に並んで腰を下ろしていた。
街の喧騒から少し離れた高台に、その巨大な建造物はまるで古代の神殿のように静かに鎮座していた。
**《グラディウス・サークル》――“武の円環”と称されるこの場所は、**カルディナの戦士たちにとってただの競技場ではない。
それは誇りの場であり、試練の場であり、名を刻む者たちが血と技をもって“本物”を証明する聖地だった。
灰色がかった重厚な石材で築かれた外壁は、風雨に晒されながらも崩れることなく、幾多の試合の記憶を沈黙の中に蓄えている。
無骨でありながら、どこか荘厳な気配を纏うその佇まいには、ただの闘技場とは異なる“重み”があった。
傷つき、風化した壁面――それは数百年に及ぶ激闘の証。
戦士たちの命の軌跡が、この場所を「ただの闘い」から「歴史」に変えていた。
半月状の石階段を登りきると、真っ白な大理石の柱が並ぶエントランスが姿を現す。
その上部には、多言語で刻まれた標語が、訪れる者を迎えていた。
“いかなる種も、武の前には等しき者なり”
ドラゴニュートの直線的な言語、獣人族の奔放な筆致、古代人類語の崩し字、エルフの繊細な文様……
多様な言語が美しく並び、この場所がただの競技の場ではなく、**民族の誇りと平等の理念が根ざした“精神の円環”**でもあることを静かに語っていた。
観客席はすり鉢状に地面を囲み、その中央には直径約四十メートルの広大な闘技場が広がっている。
踏み固められた赤土と白砂が、戦いの舞台をくっきりと二分し、至るところに刃の痕や焼け焦げが残されていた。
それらの“傷跡”が生々しく語りかけてくる――ここは、ただの見世物ではない。命の火花が飛び交う、真実の闘技場なのだと。
試合中でなくとも、場内には絶え間ないざわめきがあった。
露店からは肉を焼く香りが漂い、子どもたちが歓声を上げ、騎士見習いたちが目を輝かせて戦技を見つめている。
それぞれの階層、それぞれの種族。それぞれの夢が、この場所に交差していた。
「……これが、カルディナの名物の一つということかしら」
エヴァの視線は遠く、けれど確かに“憧れ”の色を帯びていた。
「武を尊び、誇りにする者たちが集う場所……だね~」
フェイが細めた目は、過去の記憶を掘り返すようにも、未来を予感しているようにも見えた。
この場所に満ちる“空気”は、普段飄々とした彼ですら、口を選ばせるだけの威厳を持っていた。
そして――
この円環の中心に、やがて“無敗の蒼槍”が立つ時。
この場はただの闘技場ではなく、神に捧げる祈りの場のような神聖さを帯びる。
⸻
石造りの大アーチを抜けると、観客席はすでに熱気に包まれていた。
千を超える人々が今か今かと息を潜め、その視線をただひとつの名前に注いでいる。
「国の法には触れない範囲で、力を誇る者たちが名を上げる場所。傭兵も騎士崩れも、名を売るにはここを通るってわけか」
「なるほどね……それで、その“青の槍”は?」
「今日の三戦目。たぶん、見られるみたいだよ」
その言葉と同時に、観客席の一部がざわめき始める。
音が波紋のように広がっていく。
「来たぞ……!」
「あれが“青の槍”か?」
観客たちの視線が、闘技場中央の陽光差す大地へと注がれる。
そこに、ひとりの男が現れた。
黒灰色のローブを纏い、深くフードをかぶっている。
その姿は、まるで影から生まれたような気配を纏い、顔どころか肌すら見えない。
だが、その歩みは静かで、しかし確実に“何か”を孕んでいた。
獣のような勘、研ぎ澄まされた殺気、沈黙の威圧感。
対するは、全身を筋肉で固めた大男。
両手に握るのは、片手で扱うには無理があるほどの二本の重剣。
観客席からは大声の応援が飛び交う――だが、その熱狂が、妙に空回りしているように見えた。
開始の鐘が鳴り響いた、その瞬間――
男は静かに、布の奥から“それ”を抜き放った。
青く、細身の鋼槍。
その刃は、陽光を受けて淡い光を放ち、まるで薄氷に封じられた青炎のように、静かに震えていた。
その光景に、観客のひとりがごくりと唾を飲む音が聞こえた。
「きれい……」
エヴァが思わず呟いた声は、ほんの一滴の水のように場に響いた。
次の瞬間。
男――グライヴが、一歩、前へ踏み出した。
――ズン。
その一歩に、観客席の石がわずかに軋む。
まるで雷が地を打ったかのような衝撃が、足元から這い上がる。
そして彼は、滑るように宙を移動した。
空気を切る音すら追いつかないほどの動きで、大男の間合いに“瞬時”に入り込む。
「速っ……!」
重剣が動くよりも先に、蒼槍が動いた。
一閃――否、半歩の間合いから斜めに払う、精密かつ鋭利な薙ぎ。
その一撃で、大男の剣が弾き飛ばされ、肩口が浅く裂ける。
鮮血が砂に落ちるよりも早く、観客席から歓声が爆発した。
だが、グライヴは動じない。
その表情も、声も見えない。
フードの奥にあるのは――沈黙そのものが具現化したような冷静さ。
戦いは、わずか二分で終わった。
大男は地に膝をついたまま動けず、観客たちは一瞬の静寂ののち、爆発的な拍手と歓声に包まれる。
「……あれが、グライヴかな」
フェイがぽつりと呟く。
「もし、そうだとして……どうやって話しかければいいかしら」
「ま、あたって砕けろかな」
いつもの調子で返すフェイの言葉に、エヴァは思わず小さく笑った。
まるで、この不穏な予感すら、自然な流れだと言わんばかりに。
---
闘技場を包んでいた熱気が、名残惜しげに夜風へと溶けていく。
残響のように響くざわめきだけが、遠くの石壁に淡く反響し、やがて静寂に吸い込まれていった。
観客たちは三々五々、満足げな表情で帰路につき、それぞれの夜へと歩みを進めていく。
そんな中――フェイとエヴァは、人通りの絶えた裏通りへと足を運んでいた。
石畳には夜の露が滲み、歩を進めるたび、靴底がかすかな水音を立てる。
遠くのどこかで誰かが笑う声が、濡れた風に乗って流れてくる。
それは現実とも夢ともつかない、曖昧な音だった。
裏口の前には、ひとりの若い男が立っていた。
腕を組み、警戒心を隠さぬ眼差しでこちらを睨んでいる。
肩に軽装の革鎧、腰には細身の剣。経験不足は隠せぬものの、その立ち方からは責務に対する自負が滲んでいた。
「ここは関係者以外、立ち入り禁止だ。見学なら表からどうぞ」
慣れた口調。だが、その言葉には明らかに“防御の色”が混ざっていた。
エヴァが小さく溜め息をつく。
けれどフェイは立ち止まらず、相手を威圧もせず、ただ穏やかに言葉を投げかけた。
「“かつての青目が会いたい”って、グライヴに伝えてくれる?」
――一瞬、空気が変わった。
湿った夜気が、わずかに凍る。
若い見張りの男の表情が、微かに揺れた。
何かを思い出しかけたような、けれど掴みきれず指先からこぼれるような戸惑いが、その瞳を曇らせる。
「……は?」
「そのまま伝えてくれればいい。きっと通じるよ」
フェイの声は淡々としていて、どこか確信に満ちていた。
まるで、自分の存在そのものが“鍵”であるかのように。
男は困惑を顔に浮かべながらも、しばしの沈黙の後――
なぜか逆らう気になれなかったのか、渋々と頷き、扉の奥へと姿を消した。
静寂が戻る。
その一瞬の隙間に、フェイは壁にもたれかかり、夜の冷気を胸いっぱいに吸い込んだ。
目を閉じたその横顔には、懐かしさとも憂いともつかぬ感情が宿っている。
数分後。
古びた鉄の蝶番がきしむ音と共に、扉がゆっくりと開かれた。
戻ってきた男の顔からは、先ほどの警戒の色がすっかり消えていた。
「……通っていいそうだ。グライヴさんが、“すぐ来い”って」
その変化に、エヴァが驚いたようにフェイを見やる。
だが彼は、涼しい顔で肩をすくめただけだった。
「言った通り、通じたみたいだね。……やっぱり、覚えてたか」
夜風がふわりと吹き抜け、フェイの髪を揺らす。
その髪の一房が、淡く青い光を帯びる――まるで、過去の残響が触れてきたかのように。
静まり返った裏口の奥。
その先に待つのは、かつての記憶の影か。
それとも、新たな因縁の始まりか。
フェイとエヴァは、躊躇なく歩を進めた。
静かな闇の中へ、運命の扉を押し開くようにして――。
雲ひとつない澄み渡る空が広がり、陽光は白銀の矢のように降り注いでいた。
石畳はまばゆく輝き、街の輪郭をきりりと際立たせている。
フェイとエヴァは、北部の丘陵地にある円形闘技場の観客席に並んで腰を下ろしていた。
街の喧騒から少し離れた高台に、その巨大な建造物はまるで古代の神殿のように静かに鎮座していた。
**《グラディウス・サークル》――“武の円環”と称されるこの場所は、**カルディナの戦士たちにとってただの競技場ではない。
それは誇りの場であり、試練の場であり、名を刻む者たちが血と技をもって“本物”を証明する聖地だった。
灰色がかった重厚な石材で築かれた外壁は、風雨に晒されながらも崩れることなく、幾多の試合の記憶を沈黙の中に蓄えている。
無骨でありながら、どこか荘厳な気配を纏うその佇まいには、ただの闘技場とは異なる“重み”があった。
傷つき、風化した壁面――それは数百年に及ぶ激闘の証。
戦士たちの命の軌跡が、この場所を「ただの闘い」から「歴史」に変えていた。
半月状の石階段を登りきると、真っ白な大理石の柱が並ぶエントランスが姿を現す。
その上部には、多言語で刻まれた標語が、訪れる者を迎えていた。
“いかなる種も、武の前には等しき者なり”
ドラゴニュートの直線的な言語、獣人族の奔放な筆致、古代人類語の崩し字、エルフの繊細な文様……
多様な言語が美しく並び、この場所がただの競技の場ではなく、**民族の誇りと平等の理念が根ざした“精神の円環”**でもあることを静かに語っていた。
観客席はすり鉢状に地面を囲み、その中央には直径約四十メートルの広大な闘技場が広がっている。
踏み固められた赤土と白砂が、戦いの舞台をくっきりと二分し、至るところに刃の痕や焼け焦げが残されていた。
それらの“傷跡”が生々しく語りかけてくる――ここは、ただの見世物ではない。命の火花が飛び交う、真実の闘技場なのだと。
試合中でなくとも、場内には絶え間ないざわめきがあった。
露店からは肉を焼く香りが漂い、子どもたちが歓声を上げ、騎士見習いたちが目を輝かせて戦技を見つめている。
それぞれの階層、それぞれの種族。それぞれの夢が、この場所に交差していた。
「……これが、カルディナの名物の一つということかしら」
エヴァの視線は遠く、けれど確かに“憧れ”の色を帯びていた。
「武を尊び、誇りにする者たちが集う場所……だね~」
フェイが細めた目は、過去の記憶を掘り返すようにも、未来を予感しているようにも見えた。
この場所に満ちる“空気”は、普段飄々とした彼ですら、口を選ばせるだけの威厳を持っていた。
そして――
この円環の中心に、やがて“無敗の蒼槍”が立つ時。
この場はただの闘技場ではなく、神に捧げる祈りの場のような神聖さを帯びる。
⸻
石造りの大アーチを抜けると、観客席はすでに熱気に包まれていた。
千を超える人々が今か今かと息を潜め、その視線をただひとつの名前に注いでいる。
「国の法には触れない範囲で、力を誇る者たちが名を上げる場所。傭兵も騎士崩れも、名を売るにはここを通るってわけか」
「なるほどね……それで、その“青の槍”は?」
「今日の三戦目。たぶん、見られるみたいだよ」
その言葉と同時に、観客席の一部がざわめき始める。
音が波紋のように広がっていく。
「来たぞ……!」
「あれが“青の槍”か?」
観客たちの視線が、闘技場中央の陽光差す大地へと注がれる。
そこに、ひとりの男が現れた。
黒灰色のローブを纏い、深くフードをかぶっている。
その姿は、まるで影から生まれたような気配を纏い、顔どころか肌すら見えない。
だが、その歩みは静かで、しかし確実に“何か”を孕んでいた。
獣のような勘、研ぎ澄まされた殺気、沈黙の威圧感。
対するは、全身を筋肉で固めた大男。
両手に握るのは、片手で扱うには無理があるほどの二本の重剣。
観客席からは大声の応援が飛び交う――だが、その熱狂が、妙に空回りしているように見えた。
開始の鐘が鳴り響いた、その瞬間――
男は静かに、布の奥から“それ”を抜き放った。
青く、細身の鋼槍。
その刃は、陽光を受けて淡い光を放ち、まるで薄氷に封じられた青炎のように、静かに震えていた。
その光景に、観客のひとりがごくりと唾を飲む音が聞こえた。
「きれい……」
エヴァが思わず呟いた声は、ほんの一滴の水のように場に響いた。
次の瞬間。
男――グライヴが、一歩、前へ踏み出した。
――ズン。
その一歩に、観客席の石がわずかに軋む。
まるで雷が地を打ったかのような衝撃が、足元から這い上がる。
そして彼は、滑るように宙を移動した。
空気を切る音すら追いつかないほどの動きで、大男の間合いに“瞬時”に入り込む。
「速っ……!」
重剣が動くよりも先に、蒼槍が動いた。
一閃――否、半歩の間合いから斜めに払う、精密かつ鋭利な薙ぎ。
その一撃で、大男の剣が弾き飛ばされ、肩口が浅く裂ける。
鮮血が砂に落ちるよりも早く、観客席から歓声が爆発した。
だが、グライヴは動じない。
その表情も、声も見えない。
フードの奥にあるのは――沈黙そのものが具現化したような冷静さ。
戦いは、わずか二分で終わった。
大男は地に膝をついたまま動けず、観客たちは一瞬の静寂ののち、爆発的な拍手と歓声に包まれる。
「……あれが、グライヴかな」
フェイがぽつりと呟く。
「もし、そうだとして……どうやって話しかければいいかしら」
「ま、あたって砕けろかな」
いつもの調子で返すフェイの言葉に、エヴァは思わず小さく笑った。
まるで、この不穏な予感すら、自然な流れだと言わんばかりに。
---
闘技場を包んでいた熱気が、名残惜しげに夜風へと溶けていく。
残響のように響くざわめきだけが、遠くの石壁に淡く反響し、やがて静寂に吸い込まれていった。
観客たちは三々五々、満足げな表情で帰路につき、それぞれの夜へと歩みを進めていく。
そんな中――フェイとエヴァは、人通りの絶えた裏通りへと足を運んでいた。
石畳には夜の露が滲み、歩を進めるたび、靴底がかすかな水音を立てる。
遠くのどこかで誰かが笑う声が、濡れた風に乗って流れてくる。
それは現実とも夢ともつかない、曖昧な音だった。
裏口の前には、ひとりの若い男が立っていた。
腕を組み、警戒心を隠さぬ眼差しでこちらを睨んでいる。
肩に軽装の革鎧、腰には細身の剣。経験不足は隠せぬものの、その立ち方からは責務に対する自負が滲んでいた。
「ここは関係者以外、立ち入り禁止だ。見学なら表からどうぞ」
慣れた口調。だが、その言葉には明らかに“防御の色”が混ざっていた。
エヴァが小さく溜め息をつく。
けれどフェイは立ち止まらず、相手を威圧もせず、ただ穏やかに言葉を投げかけた。
「“かつての青目が会いたい”って、グライヴに伝えてくれる?」
――一瞬、空気が変わった。
湿った夜気が、わずかに凍る。
若い見張りの男の表情が、微かに揺れた。
何かを思い出しかけたような、けれど掴みきれず指先からこぼれるような戸惑いが、その瞳を曇らせる。
「……は?」
「そのまま伝えてくれればいい。きっと通じるよ」
フェイの声は淡々としていて、どこか確信に満ちていた。
まるで、自分の存在そのものが“鍵”であるかのように。
男は困惑を顔に浮かべながらも、しばしの沈黙の後――
なぜか逆らう気になれなかったのか、渋々と頷き、扉の奥へと姿を消した。
静寂が戻る。
その一瞬の隙間に、フェイは壁にもたれかかり、夜の冷気を胸いっぱいに吸い込んだ。
目を閉じたその横顔には、懐かしさとも憂いともつかぬ感情が宿っている。
数分後。
古びた鉄の蝶番がきしむ音と共に、扉がゆっくりと開かれた。
戻ってきた男の顔からは、先ほどの警戒の色がすっかり消えていた。
「……通っていいそうだ。グライヴさんが、“すぐ来い”って」
その変化に、エヴァが驚いたようにフェイを見やる。
だが彼は、涼しい顔で肩をすくめただけだった。
「言った通り、通じたみたいだね。……やっぱり、覚えてたか」
夜風がふわりと吹き抜け、フェイの髪を揺らす。
その髪の一房が、淡く青い光を帯びる――まるで、過去の残響が触れてきたかのように。
静まり返った裏口の奥。
その先に待つのは、かつての記憶の影か。
それとも、新たな因縁の始まりか。
フェイとエヴァは、躊躇なく歩を進めた。
静かな闇の中へ、運命の扉を押し開くようにして――。
0
あなたにおすすめの小説
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
碧天のノアズアーク
世良シンア
ファンタジー
両親の顔を知らない双子の兄弟。
あらゆる害悪から双子を守る二人の従者。
かけがえのない仲間を失った若き女冒険者。
病に苦しむ母を救うために懸命に生きる少女。
幼い頃から血にまみれた世界で生きる幼い暗殺者。
両親に売られ生きる意味を失くした女盗賊。
一族を殺され激しい復讐心に囚われた隻眼の女剣士。
Sランク冒険者の一人として活躍する亜人国家の第二王子。
自分という存在を心底嫌悪する龍人の男。
俗世とは隔絶して生きる最強の一族族長の息子。
強い自責の念に蝕まれ自分を見失った青年。
性別も年齢も性格も違う十三人。決して交わることのなかった者たちが、ノア=オーガストの不思議な引力により一つの方舟へと乗り込んでいく。そして方舟はいくつもの荒波を越えて、飽くなき探究心を原動力に世界中を冒険する。この方舟の終着点は果たして……
※『side〇〇』という風に、それぞれのキャラ視点を通して物語が進んでいきます。そのため主人公だけでなく様々なキャラの視点が入り混じります。視点がコロコロと変わりますがご容赦いただけると幸いです。
※一話ごとの字数がまちまちとなっています。ご了承ください。
※物語が進んでいく中で、投稿済みの話を修正する場合があります。ご了承ください。
※初執筆の作品です。誤字脱字など至らぬ点が多々あると思いますが、温かい目で見守ってくださると大変ありがたいです。
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる