40 / 53
第40話 濁りの渦、深淵の眼
しおりを挟む
湿った空気が、まだ肌にまとわりつく時間帯。草葉には露が残り、足元でひっそりときらめいている。あたりには鳥のさえずりもなく、ただ遠く馬の蹄がぬかるみに落ちる音だけが響いていた。
エヴァは、手綱を軽く緩め、馬をゆるやかに進めながら並ぶフェイをちらりと一瞥した。
昨夜のやり取り――あのグライヴの軽率で、だが不思議と誠実さも感じられた言葉が、いまだ脳裏に残っている。彼の笑み。彼のまっすぐすぎる目。あれが演技だったとも思えない。それが、余計に面倒だった。
「……なんで私が“嫁”候補なのよ」
不意に漏れた言葉は、曇った空のように鈍く。
その隣で、フェイが肩をすくめながらニヤリと笑った。
「まぁまぁ。ああいう直情的なタイプは、強い女性に弱いんだよ」
「そういう問題じゃないの。……面倒な男よ、ほんとに」
「でも、惚れられてたよね?」
「……もうしゃべらないで」
むすっとそっぽを向くが、その頬にわずかに浮かんだ朱が、すべてを語っていた。
「そういえばヴァーグは?」
「ああ、次のお願いをしてるから、また調査に出てるよ」
「そう、こんな人使いの荒い人に仕えるのは大変よね」
「そんなことはないよ」
「どうかしら」
そんな、ささやかな会話の余韻が空気に溶けかけたその時──
――空気が、変わった。
それは唐突で、不可解な感覚だった。
フェイの足が、ぴたりと止まる。
「……?」
「……立ち止まって」
抑えた声だった。だが、その声には異様な張りつめた緊張が漂っていた。空気の粒子そのものが静かに揺れ始める。耳の奥で、微かな耳鳴りのような“異音”がこだまする。
リィもまた、敏感に反応していた。小さな影がピタリと停止し、顔を上げ、まるで見えぬ何かと対峙するように周囲を見渡している。
エヴァが顔を上げた瞬間、世界の輪郭がわずかに揺らいだ。
まるで視界全体を覆う無色の霧。目には見えぬ“膜”のようなものが、周囲の空間を包み込み始めていた。足元の風が澱み、地面すらも浮遊感をもって軋む。
「フェイ……これ、まさか……」
「“来た”な」
フェイが目を細め、前方を見据える。その視線の先。わずかな振動と共に、大地の底から鐘が鳴ったような深い音が響く。身体の芯を叩くような、重い共鳴。
エヴァは反射的に剣へ手をかけた。
「敵……?」
「ああ。間違いない」
そう答えた彼の表情は、常の軽口をすべて消し去った真剣そのものだった。
そして。
──黒、が現れた。
それは“出現”ではなかった。“顕現”とも違う。ただ、最初からそこに存在していたものが、ようやく視界に許可された――そんな、不気味な現れ方だった。
黒い法衣。仮面のように白く無機質な顔。そしてその中央に、禍々しく輝く“目”。
エヴァは思わず、息を呑んだ。
「……久しぶりだな」
複数の声が折り重なるような、異様な響きが耳の奥に広がった。その声だけで、喉が焼けつくような錯覚を覚える。
フェイの目がわずかに鋭くなる。
「……お前は……」
男とも女ともつかない声を持つ存在。その口元を覆う白布の奥に、ただ一つだけの瞳。紫黒に染まったその目が、視線ではなく意識そのものでこちらを射抜く。
「我はイーゼル。深淵の眼を持つ者」
その名が口から放たれた瞬間、空気が震える。木々がざわめき、草が身を縮めるように揺れた。
「……八魔将の一人、随分な大物が出てきたな」
フェイの声が低く呟く。
エヴァはその横顔を見つめ、無意識に剣を握る指先に力を込める。敵の強さを、彼の表情から読み取った。
その瞬間、もやが裂けた。
イーゼルが一歩を踏み出すだけで、周囲の空間が圧を帯びて軋んだ。存在そのものが、現実を歪ませる。
「──青き瞳の裁定者、か」
その言葉に、エヴァの背筋がぞくりと震えた。
(……知り合い?)
思考がそのまま口に出そうになる寸前、フェイが先に声を上げた。
「……なるほど。ここで出てくるってことは──」
目が真っ直ぐイーゼルを捉えたまま、低く刺すように告げる。
「レオの件は、お前だったか」
イーゼルの白布の下から、微かに笑うような気配。
「記憶の破片を、まだ拾えていたか……。ならば──より深く、沈めるだけだ」
音が消える。
空気がねじれ、光が歪み、現実そのものが不確かなものに変わる。
エヴァが剣を抜いたその瞬間。
──戦闘が始まった。
「くる──!」
幻覚か現実か、判別のつかない影が幾重にも重なって襲いかかってくる。エヴァはそれを一閃、鋭く斬り払う。だが、斬ったはずの影は音もなく掻き消え、次の瞬間には、まるで“実在”するかのように背後へと立っていた。
「っく──!」
感覚が狂う。斬った影が実体となって迫る──その理不尽な構造に、エヴァは心中で警鐘を鳴らした。だが、身体が思考に追いつかない。
(マズい──!)
そう思った時には、すでに“それ”が目の前にいた。
──深淵の魔女、イーゼル。
覆面の奥に揺れるあの“眼”が、静かに、だが確実にエヴァの意識を絡め取ろうとしていた。
そこへ、鋼の閃光が割って入る。
その一撃を──フェイが、迷いなく受け止めていた。
「幻術と物理の同時干渉か……面倒な能力だな」
メイセンが、ぎり、とイーゼルの一撃を抑え込みながら低く唸る。相対するフェイの眼が、わずかに色濃く光を帯びていた。
イーゼルはその様を一瞥し、白布の奥で微笑したような気配を見せた。
「それはこちらとて同じこと。……想も、変わらず面倒な刀だ」
囁くような声音の中に、どこか懐旧にも似た響きがある。
フェイは、静かに問いを投げた。
「いいのかい? ここで本格的にやり合うことになっても」
イーゼルの眼が、ゆっくりと細められる。エヴァとフェイ、ふたりの戦士を見下ろすようにして、彼女はふっと吐息を洩らす。
「ふん。貴様らごときに遅れは取らぬわ」
その言葉と同時に──空気が沈んだ。
ただの圧ではない。まるで空間そのものが重く、濃く、異質な“何か”に支配されていくようだった。
視界が微かに滲む。音が遠ざかり、地面の揺れさえ体内に響いてくる。
イーゼルの“気”が、周囲を圧倒していた。
エヴァは、手綱を軽く緩め、馬をゆるやかに進めながら並ぶフェイをちらりと一瞥した。
昨夜のやり取り――あのグライヴの軽率で、だが不思議と誠実さも感じられた言葉が、いまだ脳裏に残っている。彼の笑み。彼のまっすぐすぎる目。あれが演技だったとも思えない。それが、余計に面倒だった。
「……なんで私が“嫁”候補なのよ」
不意に漏れた言葉は、曇った空のように鈍く。
その隣で、フェイが肩をすくめながらニヤリと笑った。
「まぁまぁ。ああいう直情的なタイプは、強い女性に弱いんだよ」
「そういう問題じゃないの。……面倒な男よ、ほんとに」
「でも、惚れられてたよね?」
「……もうしゃべらないで」
むすっとそっぽを向くが、その頬にわずかに浮かんだ朱が、すべてを語っていた。
「そういえばヴァーグは?」
「ああ、次のお願いをしてるから、また調査に出てるよ」
「そう、こんな人使いの荒い人に仕えるのは大変よね」
「そんなことはないよ」
「どうかしら」
そんな、ささやかな会話の余韻が空気に溶けかけたその時──
――空気が、変わった。
それは唐突で、不可解な感覚だった。
フェイの足が、ぴたりと止まる。
「……?」
「……立ち止まって」
抑えた声だった。だが、その声には異様な張りつめた緊張が漂っていた。空気の粒子そのものが静かに揺れ始める。耳の奥で、微かな耳鳴りのような“異音”がこだまする。
リィもまた、敏感に反応していた。小さな影がピタリと停止し、顔を上げ、まるで見えぬ何かと対峙するように周囲を見渡している。
エヴァが顔を上げた瞬間、世界の輪郭がわずかに揺らいだ。
まるで視界全体を覆う無色の霧。目には見えぬ“膜”のようなものが、周囲の空間を包み込み始めていた。足元の風が澱み、地面すらも浮遊感をもって軋む。
「フェイ……これ、まさか……」
「“来た”な」
フェイが目を細め、前方を見据える。その視線の先。わずかな振動と共に、大地の底から鐘が鳴ったような深い音が響く。身体の芯を叩くような、重い共鳴。
エヴァは反射的に剣へ手をかけた。
「敵……?」
「ああ。間違いない」
そう答えた彼の表情は、常の軽口をすべて消し去った真剣そのものだった。
そして。
──黒、が現れた。
それは“出現”ではなかった。“顕現”とも違う。ただ、最初からそこに存在していたものが、ようやく視界に許可された――そんな、不気味な現れ方だった。
黒い法衣。仮面のように白く無機質な顔。そしてその中央に、禍々しく輝く“目”。
エヴァは思わず、息を呑んだ。
「……久しぶりだな」
複数の声が折り重なるような、異様な響きが耳の奥に広がった。その声だけで、喉が焼けつくような錯覚を覚える。
フェイの目がわずかに鋭くなる。
「……お前は……」
男とも女ともつかない声を持つ存在。その口元を覆う白布の奥に、ただ一つだけの瞳。紫黒に染まったその目が、視線ではなく意識そのものでこちらを射抜く。
「我はイーゼル。深淵の眼を持つ者」
その名が口から放たれた瞬間、空気が震える。木々がざわめき、草が身を縮めるように揺れた。
「……八魔将の一人、随分な大物が出てきたな」
フェイの声が低く呟く。
エヴァはその横顔を見つめ、無意識に剣を握る指先に力を込める。敵の強さを、彼の表情から読み取った。
その瞬間、もやが裂けた。
イーゼルが一歩を踏み出すだけで、周囲の空間が圧を帯びて軋んだ。存在そのものが、現実を歪ませる。
「──青き瞳の裁定者、か」
その言葉に、エヴァの背筋がぞくりと震えた。
(……知り合い?)
思考がそのまま口に出そうになる寸前、フェイが先に声を上げた。
「……なるほど。ここで出てくるってことは──」
目が真っ直ぐイーゼルを捉えたまま、低く刺すように告げる。
「レオの件は、お前だったか」
イーゼルの白布の下から、微かに笑うような気配。
「記憶の破片を、まだ拾えていたか……。ならば──より深く、沈めるだけだ」
音が消える。
空気がねじれ、光が歪み、現実そのものが不確かなものに変わる。
エヴァが剣を抜いたその瞬間。
──戦闘が始まった。
「くる──!」
幻覚か現実か、判別のつかない影が幾重にも重なって襲いかかってくる。エヴァはそれを一閃、鋭く斬り払う。だが、斬ったはずの影は音もなく掻き消え、次の瞬間には、まるで“実在”するかのように背後へと立っていた。
「っく──!」
感覚が狂う。斬った影が実体となって迫る──その理不尽な構造に、エヴァは心中で警鐘を鳴らした。だが、身体が思考に追いつかない。
(マズい──!)
そう思った時には、すでに“それ”が目の前にいた。
──深淵の魔女、イーゼル。
覆面の奥に揺れるあの“眼”が、静かに、だが確実にエヴァの意識を絡め取ろうとしていた。
そこへ、鋼の閃光が割って入る。
その一撃を──フェイが、迷いなく受け止めていた。
「幻術と物理の同時干渉か……面倒な能力だな」
メイセンが、ぎり、とイーゼルの一撃を抑え込みながら低く唸る。相対するフェイの眼が、わずかに色濃く光を帯びていた。
イーゼルはその様を一瞥し、白布の奥で微笑したような気配を見せた。
「それはこちらとて同じこと。……想も、変わらず面倒な刀だ」
囁くような声音の中に、どこか懐旧にも似た響きがある。
フェイは、静かに問いを投げた。
「いいのかい? ここで本格的にやり合うことになっても」
イーゼルの眼が、ゆっくりと細められる。エヴァとフェイ、ふたりの戦士を見下ろすようにして、彼女はふっと吐息を洩らす。
「ふん。貴様らごときに遅れは取らぬわ」
その言葉と同時に──空気が沈んだ。
ただの圧ではない。まるで空間そのものが重く、濃く、異質な“何か”に支配されていくようだった。
視界が微かに滲む。音が遠ざかり、地面の揺れさえ体内に響いてくる。
イーゼルの“気”が、周囲を圧倒していた。
0
あなたにおすすめの小説
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
碧天のノアズアーク
世良シンア
ファンタジー
両親の顔を知らない双子の兄弟。
あらゆる害悪から双子を守る二人の従者。
かけがえのない仲間を失った若き女冒険者。
病に苦しむ母を救うために懸命に生きる少女。
幼い頃から血にまみれた世界で生きる幼い暗殺者。
両親に売られ生きる意味を失くした女盗賊。
一族を殺され激しい復讐心に囚われた隻眼の女剣士。
Sランク冒険者の一人として活躍する亜人国家の第二王子。
自分という存在を心底嫌悪する龍人の男。
俗世とは隔絶して生きる最強の一族族長の息子。
強い自責の念に蝕まれ自分を見失った青年。
性別も年齢も性格も違う十三人。決して交わることのなかった者たちが、ノア=オーガストの不思議な引力により一つの方舟へと乗り込んでいく。そして方舟はいくつもの荒波を越えて、飽くなき探究心を原動力に世界中を冒険する。この方舟の終着点は果たして……
※『side〇〇』という風に、それぞれのキャラ視点を通して物語が進んでいきます。そのため主人公だけでなく様々なキャラの視点が入り混じります。視点がコロコロと変わりますがご容赦いただけると幸いです。
※一話ごとの字数がまちまちとなっています。ご了承ください。
※物語が進んでいく中で、投稿済みの話を修正する場合があります。ご了承ください。
※初執筆の作品です。誤字脱字など至らぬ点が多々あると思いますが、温かい目で見守ってくださると大変ありがたいです。
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる