49 / 53
第49話 衝突の前哨、交わらぬ矜持
しおりを挟む
朝露がまだ草葉に残る、清らかな朝だった。
帝都の外れ――郊外の演習区域。その一角にある野外訓練場は、石畳を中心に小高い丘や岩場、茂みなどが散在し、まるで“戦場”の一縮図のような設計が施されている。高度な魔力遮断結界により破壊や損傷を防ぎ、帝国でも限られた部隊しか使用を許されない実戦用の演習施設だった。
そんな場に、エヴァ・ムーン・カルザはひとり立っていた。
風が梢を揺らし、朝の光が静かに差し込む中、彼女はじっと動かず空を見上げていた。口はきかない。だがその胸の内には、ある強烈な情景が焼きついていた。
――あの戦い。
フェイとライアス。ふたりの交差は、模擬戦の域を超えていた。
その刃のひと振りに、意志が宿っていた。空間が、緊張のうねりで満たされていた。あれは、ただ技を競うだけの戦いではない。“魂”が呼応していた。
静かな熱が、今なお彼女の内でくすぶっている。
(……遠い。あの領域には…。でも――)
その距離に、諦めはなかった。
むしろ、届かぬ高みを見せられたからこそ、彼女の中に燃えるような焦燥と渇望が芽生えていた。
――そしてもう一つ、胸に引っかかっていることがあった。
あの戦いのあと、アル王がふと言った言葉。
『私の師でもあるよ。フェイ・オーディンは、かつて私に剣と……それ以上のものを教えてくれた』
そのときの驚きが、まだ完全には抜けきっていない。
(……陛下が、フェイの弟子? なら、私は……兄弟弟子?)
信じられないような感覚だった。尊敬する王が、あのフェイを「師」と呼ぶ姿。あれほどの人物が、自分と“同じ立場”だということ。
けれど。
(――フェイ本人には、まだ聞けていない)
話す機会は何度かあった。けれど、口を開くたびに、どうしても言葉がつかえてしまう。問いただすような真似はしたくなかった。けれど、気にならないわけがなかった。
心のどこかで、ほんの少しだけ、怯えている自分もいた。
(もし、あの人にとって私は……ただの“ついで”だったら)
考えすぎだと自分を嗤いながらも、その思いは、確かに彼女の中にあった。
「おい、エヴァ。まだか?」
声をかけてきたのはグライヴだ。
すでに訓練着に身を包み、愛槍を背に軽く構えている。どこか気だるげながらも、瞳の奥には揺るぎない炎があった。
「……ええ、すぐに」
エヴァは小さく頷いて目を閉じ、一度、深く息を吸い込む。
そして、気配を整えるように足を一歩踏み出した。
今日は、団内演習の日だった。
第十三騎士団――“異端の寄せ集め”とも評されるこの団には、一般的な意味での「団員」は存在しない。今ここにいるのは、団の中核を成すたった四名の戦士たちだ。
フェイ・オーディン。
グライヴ。
リィ。
そして、エヴァ自身。
全員が戦場において個として成立する、まさしく実力者揃い。その意味で、彼らの“演習”は単なる訓練ではない。それぞれの現在地を確認し、互いの高みを測り合う、実戦に極めて近い場でもある。
「ま、たまには派手にやっとくのも悪くねぇよな」
グライヴが言う。いつもの軽口に似せた調子だったが、その奥に含まれる熱量が違っていた。
「ここ、帝国でも上級団くらいしか使えねぇらしいぜ。……いい刺激になる」
周囲の風景を見渡しながら、彼の表情はどこか戸惑っていた。だがそれは不安ではない。変化に対する、驚きと楽しさ。強さに対する渇望。
(……あんなの見せられた後じゃ、ただの“強くなる”が物足りねぇ…)
そんな思いを抱えたまま、彼もまたここに立っていた。
彼らが使用しているのは、事前に正式な申請を通して王都から認可された演習場だ。
公文書には、確かに第十三騎士団の名が記されており、訓練の予定時間、内容、人数、すべてが記録されていた。
……にも関わらず。
その静けさを、風が乱す。
草がわずかにざわめき、地を踏みしめる複数の足音が近づいてきた。
――異物が、入ってくる。
現れたのは、鮮やかな翠緑の外套をまとった一団だった。整列の仕方、進み方、そして視線の向け方に、騎士団としての風格が漂っている。
だがその中心にいた者――その気配は、どこか“柔らかく”、そして“鋭い”。
風に乗るような足取りで姿を見せたのは、一人の青年だった。
「やれやれ……これは奇遇ですね」
優しく微笑むその男の名は、ティス・レイヴン。
第四騎士団――翠刃騎士団の団長にして、《翡翠の風刃》の異名を持つ剣士である。
翠緑の装束がそよ風にたなびく中、彼はまるで舞台に上がる役者のように自然に演習場へと歩み寄ってきた。
「……この場は、本日、我々第四騎士団が使用する予定だったかと記憶しておりますが?」
声は柔らかく、言葉遣いも丁寧。だが、その一語一語が皮肉の刃のように鋭く刺さってくる。
「は?」
グライヴが眉をひそめる。
「冗談だろ。こっちはちゃんと申請してるぜ? 書類も通ってるはずだ」
エヴァも、ポーチから公文書の控えを取り出そうとしたが、その時――
「弱小の集まりが、時間をかけて場を使ったところで、何が得られる? それより、我が団が早くから鍛錬するほうが、帝国の益となるのでは?」
言葉を挟んできたのは、ティスの隣に立っていた男だった。
副団長、カイル・シェルダン。
赤銅色の装甲外套を羽織り、顔に刻まれた古傷と眼光の鋭さが、戦場の修羅を彷彿とさせる。口調も、見た目通りに荒っぽい。
「どう見ても、あんたらは“場違い”だ。新設団ごときが、帝国の精鋭の施設を使う資格があるとでも?」
鼻で笑うようにして吐き捨てられたその言葉に、エヴァはゆっくりと目を細めた。
静かに、怒りが湧き上がる。だが、それを表には出さない。
(――挑発ね)
リィは、相変わらず佇んでいる。その横で、フェイ・オーディンもまた、口を閉ざしたままティスたちを見つめていた。
だが、その眼差しの奥には、確かに“愉しみ”の色が宿っていた。
(さて――どう出る?)
風が、再び吹いた。
芝が波打ち、葉がささやく。
すでに、火種は撒かれていた。
帝都の外れ――郊外の演習区域。その一角にある野外訓練場は、石畳を中心に小高い丘や岩場、茂みなどが散在し、まるで“戦場”の一縮図のような設計が施されている。高度な魔力遮断結界により破壊や損傷を防ぎ、帝国でも限られた部隊しか使用を許されない実戦用の演習施設だった。
そんな場に、エヴァ・ムーン・カルザはひとり立っていた。
風が梢を揺らし、朝の光が静かに差し込む中、彼女はじっと動かず空を見上げていた。口はきかない。だがその胸の内には、ある強烈な情景が焼きついていた。
――あの戦い。
フェイとライアス。ふたりの交差は、模擬戦の域を超えていた。
その刃のひと振りに、意志が宿っていた。空間が、緊張のうねりで満たされていた。あれは、ただ技を競うだけの戦いではない。“魂”が呼応していた。
静かな熱が、今なお彼女の内でくすぶっている。
(……遠い。あの領域には…。でも――)
その距離に、諦めはなかった。
むしろ、届かぬ高みを見せられたからこそ、彼女の中に燃えるような焦燥と渇望が芽生えていた。
――そしてもう一つ、胸に引っかかっていることがあった。
あの戦いのあと、アル王がふと言った言葉。
『私の師でもあるよ。フェイ・オーディンは、かつて私に剣と……それ以上のものを教えてくれた』
そのときの驚きが、まだ完全には抜けきっていない。
(……陛下が、フェイの弟子? なら、私は……兄弟弟子?)
信じられないような感覚だった。尊敬する王が、あのフェイを「師」と呼ぶ姿。あれほどの人物が、自分と“同じ立場”だということ。
けれど。
(――フェイ本人には、まだ聞けていない)
話す機会は何度かあった。けれど、口を開くたびに、どうしても言葉がつかえてしまう。問いただすような真似はしたくなかった。けれど、気にならないわけがなかった。
心のどこかで、ほんの少しだけ、怯えている自分もいた。
(もし、あの人にとって私は……ただの“ついで”だったら)
考えすぎだと自分を嗤いながらも、その思いは、確かに彼女の中にあった。
「おい、エヴァ。まだか?」
声をかけてきたのはグライヴだ。
すでに訓練着に身を包み、愛槍を背に軽く構えている。どこか気だるげながらも、瞳の奥には揺るぎない炎があった。
「……ええ、すぐに」
エヴァは小さく頷いて目を閉じ、一度、深く息を吸い込む。
そして、気配を整えるように足を一歩踏み出した。
今日は、団内演習の日だった。
第十三騎士団――“異端の寄せ集め”とも評されるこの団には、一般的な意味での「団員」は存在しない。今ここにいるのは、団の中核を成すたった四名の戦士たちだ。
フェイ・オーディン。
グライヴ。
リィ。
そして、エヴァ自身。
全員が戦場において個として成立する、まさしく実力者揃い。その意味で、彼らの“演習”は単なる訓練ではない。それぞれの現在地を確認し、互いの高みを測り合う、実戦に極めて近い場でもある。
「ま、たまには派手にやっとくのも悪くねぇよな」
グライヴが言う。いつもの軽口に似せた調子だったが、その奥に含まれる熱量が違っていた。
「ここ、帝国でも上級団くらいしか使えねぇらしいぜ。……いい刺激になる」
周囲の風景を見渡しながら、彼の表情はどこか戸惑っていた。だがそれは不安ではない。変化に対する、驚きと楽しさ。強さに対する渇望。
(……あんなの見せられた後じゃ、ただの“強くなる”が物足りねぇ…)
そんな思いを抱えたまま、彼もまたここに立っていた。
彼らが使用しているのは、事前に正式な申請を通して王都から認可された演習場だ。
公文書には、確かに第十三騎士団の名が記されており、訓練の予定時間、内容、人数、すべてが記録されていた。
……にも関わらず。
その静けさを、風が乱す。
草がわずかにざわめき、地を踏みしめる複数の足音が近づいてきた。
――異物が、入ってくる。
現れたのは、鮮やかな翠緑の外套をまとった一団だった。整列の仕方、進み方、そして視線の向け方に、騎士団としての風格が漂っている。
だがその中心にいた者――その気配は、どこか“柔らかく”、そして“鋭い”。
風に乗るような足取りで姿を見せたのは、一人の青年だった。
「やれやれ……これは奇遇ですね」
優しく微笑むその男の名は、ティス・レイヴン。
第四騎士団――翠刃騎士団の団長にして、《翡翠の風刃》の異名を持つ剣士である。
翠緑の装束がそよ風にたなびく中、彼はまるで舞台に上がる役者のように自然に演習場へと歩み寄ってきた。
「……この場は、本日、我々第四騎士団が使用する予定だったかと記憶しておりますが?」
声は柔らかく、言葉遣いも丁寧。だが、その一語一語が皮肉の刃のように鋭く刺さってくる。
「は?」
グライヴが眉をひそめる。
「冗談だろ。こっちはちゃんと申請してるぜ? 書類も通ってるはずだ」
エヴァも、ポーチから公文書の控えを取り出そうとしたが、その時――
「弱小の集まりが、時間をかけて場を使ったところで、何が得られる? それより、我が団が早くから鍛錬するほうが、帝国の益となるのでは?」
言葉を挟んできたのは、ティスの隣に立っていた男だった。
副団長、カイル・シェルダン。
赤銅色の装甲外套を羽織り、顔に刻まれた古傷と眼光の鋭さが、戦場の修羅を彷彿とさせる。口調も、見た目通りに荒っぽい。
「どう見ても、あんたらは“場違い”だ。新設団ごときが、帝国の精鋭の施設を使う資格があるとでも?」
鼻で笑うようにして吐き捨てられたその言葉に、エヴァはゆっくりと目を細めた。
静かに、怒りが湧き上がる。だが、それを表には出さない。
(――挑発ね)
リィは、相変わらず佇んでいる。その横で、フェイ・オーディンもまた、口を閉ざしたままティスたちを見つめていた。
だが、その眼差しの奥には、確かに“愉しみ”の色が宿っていた。
(さて――どう出る?)
風が、再び吹いた。
芝が波打ち、葉がささやく。
すでに、火種は撒かれていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました
ぽこぺん
ファンタジー
転生の間で人間以外の種族も選べることに気付いた主人公
某人気小説のようにスライムに転生して無双しようとするも手違いでゴブリンに転生
さらにスキルボーナスで身に着けた聖魔法は魔物の体には相性が悪くダメージが入ることが判明
これは不遇な生い立ちにめげず強く前向き生きる一匹のゴブリンの物語
(基本的に戦闘はありません、誰かが不幸になることもありません)
僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる