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第二章 サイキック
22話 室内農園
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右手を出してパイプ椅子を引き寄せる。
「なっ!?」
私の手の先に浮遊している椅子を見て、目を大きく開く。
そして、壁に向かって撃ち放つ。
「……俺は夢でも見ているのか?」
「私も信じられませんが、現実のようです……」
「どうやってやった?」
ここでの出来事を説明する。
「この世界の住人はサイキック能力が当たり前だったようだな……俺たちの世界では考えられない」
「……」
今更ですけど、どういう原理なのでしょうか? そして、あの装置に私何をされたのでしょうか? 脳の中に入って来た感覚がありましたが、何かしらの改造手術を受けたような気がします……怖い……
「俺も使えるようになるのか?」
「どうでしょうか?」
「未知の技術な上、脳を弄られるのは趣味ではないが、そんな事を言っている場合ではないしな……」
そういいながらも装置の手形に手を置く。
……なんて書いてある?
画面に表示されている文字を見ながら言う。
「そうですね……『遺伝子コードサイコキネシスが不足しています。補充してください』と書いてあります」
「なんだそれは?」
「分からないです」
「スキャートフォンで調べられないのか?」
「ネットが使えないので、検索ができません」
「そうか……だが、もしかしたら、この施設を調べていたら分かるかもな」
「そうですね」
「これからどうする? 最初は化け物が居たら撤退する予定だったが、アールとスノーが居たらどうにかなりそうだな。洞窟よりはマシだろう」
「確かに、そうかもしれませんが……このサイコキネシス、結構体力を消費するので、食べ物とかあればいいのですが……」
「食べ物か、それなら、気になる場所があった」
「そうなんですか!?」
「ああ、ここに来る途中、室内農園室というのを見つけた」
「そうだったんですね、でしたら行ってみましょうか」
「もしかしたら食糧問題も解決するかもしれない」
「はい。ですが、その前に……こいつらをスキャン出来るか試してみます」
陶器物の破片をスキャートフォンでスキャンする。
「……駄目ですね。流石に破片だけでは認識もしてくれないようです」
「壊れる前にスキャンしないと駄目なようだな」
「そのようですね。次はこの装置に……」
私は謎の手術を受けた装置をスキャンする。
少しゲージが100%になるのが遅かったがスキャン出来た。
『アビリティサイエンス』
2420年にデープカンパニーが開発したサイキック能力を付与する装置。詳細な仕組みは企業秘密として世間には公表されていない。一般公表されている情報では、特定の遺伝コードを脳の遺伝情報に組み込むことによって能力を発動させることが出来るようになる。
手術を受けた際、幻覚を見ることがあるそうだが、世界保健機関(WHO)によるとこれによる人体による悪影響は無いとされている。
「これによると、手術による悪影響は無いようですね……」
良かったです。変な幻覚を見たので危険な物かと思いました。
「そうか」
「では行きましょうか」
私が来た経路とは違う階段を上って一階に戻る。
私達が最初にいた場所には陶器物の残骸が散らかっていた。あの後、現れたらしく、スノーが全部対処したらしい。
私が最初に通った、強化ガラスのドアの方に顔を向ける。傷は付いてあるが、割れてはいない。
銃弾にも耐えられたんですか……このドア、さっき私が居た所と同じでしたら、あんなに焦る必要はなかったですよね!? どうして、よりによってここだけ!? コストの関係ですか!? だとしたら、腹が立ちます……!
若干の怒りを感じながら、『室内農園室』と書かれてある部屋に入る。
広い部屋の壁に透明なケースが並んでいる。土らしきものは見えないが、その中に茶色く枯れてボロボロの植物が大量に混在していた。
「流石に食べられる物は残ってないか?」
「そうですね……」
ケースの前に装置が見えた。
近づくと、装置にペットボトルを捨てるゴミ箱の様な2つの穴が開いているのが見える。
何か、ぶら下がっていますね……
装置に『サイエンスファームの使用マニュアル』と書いてるプラスチックボードがあった。
汚れはあったが読める。アフリカ語の一つであるニジェール・コンゴ語の様だ。
手順
①液体型有機肥料カプセルをクラフトツールパックで作成する。
※クラフトツールパックは局長室にある。
※材料はゴミ箱の中にある物を素材とすること。
②種を適量、装置の左中に入れる。
※種はロッカーの中に入っている為、無くなる前に責任者に知らせること
③作成した液体有機肥料カプセルを右穴に装着させる。
④後は赤いボタンを押すだけで採取まで行う。
クラフトツールパック? そんなのがあるんですね……
「何を育ててたんだ? 見たことのない種類だな……」
不思議そうに枯れた植物に触れる。
「種がロッカーにあるそうなので、スキャンしてみます」
ロッカーを開けると、確かに黒いヒマワリの種の様な物が袋の中に入っていた。
スキャートフォンでスキャンする。
「なっ!?」
私の手の先に浮遊している椅子を見て、目を大きく開く。
そして、壁に向かって撃ち放つ。
「……俺は夢でも見ているのか?」
「私も信じられませんが、現実のようです……」
「どうやってやった?」
ここでの出来事を説明する。
「この世界の住人はサイキック能力が当たり前だったようだな……俺たちの世界では考えられない」
「……」
今更ですけど、どういう原理なのでしょうか? そして、あの装置に私何をされたのでしょうか? 脳の中に入って来た感覚がありましたが、何かしらの改造手術を受けたような気がします……怖い……
「俺も使えるようになるのか?」
「どうでしょうか?」
「未知の技術な上、脳を弄られるのは趣味ではないが、そんな事を言っている場合ではないしな……」
そういいながらも装置の手形に手を置く。
……なんて書いてある?
画面に表示されている文字を見ながら言う。
「そうですね……『遺伝子コードサイコキネシスが不足しています。補充してください』と書いてあります」
「なんだそれは?」
「分からないです」
「スキャートフォンで調べられないのか?」
「ネットが使えないので、検索ができません」
「そうか……だが、もしかしたら、この施設を調べていたら分かるかもな」
「そうですね」
「これからどうする? 最初は化け物が居たら撤退する予定だったが、アールとスノーが居たらどうにかなりそうだな。洞窟よりはマシだろう」
「確かに、そうかもしれませんが……このサイコキネシス、結構体力を消費するので、食べ物とかあればいいのですが……」
「食べ物か、それなら、気になる場所があった」
「そうなんですか!?」
「ああ、ここに来る途中、室内農園室というのを見つけた」
「そうだったんですね、でしたら行ってみましょうか」
「もしかしたら食糧問題も解決するかもしれない」
「はい。ですが、その前に……こいつらをスキャン出来るか試してみます」
陶器物の破片をスキャートフォンでスキャンする。
「……駄目ですね。流石に破片だけでは認識もしてくれないようです」
「壊れる前にスキャンしないと駄目なようだな」
「そのようですね。次はこの装置に……」
私は謎の手術を受けた装置をスキャンする。
少しゲージが100%になるのが遅かったがスキャン出来た。
『アビリティサイエンス』
2420年にデープカンパニーが開発したサイキック能力を付与する装置。詳細な仕組みは企業秘密として世間には公表されていない。一般公表されている情報では、特定の遺伝コードを脳の遺伝情報に組み込むことによって能力を発動させることが出来るようになる。
手術を受けた際、幻覚を見ることがあるそうだが、世界保健機関(WHO)によるとこれによる人体による悪影響は無いとされている。
「これによると、手術による悪影響は無いようですね……」
良かったです。変な幻覚を見たので危険な物かと思いました。
「そうか」
「では行きましょうか」
私が来た経路とは違う階段を上って一階に戻る。
私達が最初にいた場所には陶器物の残骸が散らかっていた。あの後、現れたらしく、スノーが全部対処したらしい。
私が最初に通った、強化ガラスのドアの方に顔を向ける。傷は付いてあるが、割れてはいない。
銃弾にも耐えられたんですか……このドア、さっき私が居た所と同じでしたら、あんなに焦る必要はなかったですよね!? どうして、よりによってここだけ!? コストの関係ですか!? だとしたら、腹が立ちます……!
若干の怒りを感じながら、『室内農園室』と書かれてある部屋に入る。
広い部屋の壁に透明なケースが並んでいる。土らしきものは見えないが、その中に茶色く枯れてボロボロの植物が大量に混在していた。
「流石に食べられる物は残ってないか?」
「そうですね……」
ケースの前に装置が見えた。
近づくと、装置にペットボトルを捨てるゴミ箱の様な2つの穴が開いているのが見える。
何か、ぶら下がっていますね……
装置に『サイエンスファームの使用マニュアル』と書いてるプラスチックボードがあった。
汚れはあったが読める。アフリカ語の一つであるニジェール・コンゴ語の様だ。
手順
①液体型有機肥料カプセルをクラフトツールパックで作成する。
※クラフトツールパックは局長室にある。
※材料はゴミ箱の中にある物を素材とすること。
②種を適量、装置の左中に入れる。
※種はロッカーの中に入っている為、無くなる前に責任者に知らせること
③作成した液体有機肥料カプセルを右穴に装着させる。
④後は赤いボタンを押すだけで採取まで行う。
クラフトツールパック? そんなのがあるんですね……
「何を育ててたんだ? 見たことのない種類だな……」
不思議そうに枯れた植物に触れる。
「種がロッカーにあるそうなので、スキャンしてみます」
ロッカーを開けると、確かに黒いヒマワリの種の様な物が袋の中に入っていた。
スキャートフォンでスキャンする。
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