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53 二軍行き

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 夕食後、懐かしい記憶を思い出していた。

 死後の世界でのやり取りと、ガランとの出会い。

「何か思い出されてたんですか?」

 俺はリリカを組み伏せて犯しながら、思い出し笑いをしていたらしい。

 夕食後、俺は自室で明日の計画を練っていた。
 そこに、リリカがやってきて「犯してくれませんか」と言ってきた。

 何か事情があったのかもしれないが、言い訳のしようもないくらいハッキリと本人の口から許可が下りたんだ。

 俺に断る理由はない。

 俺は寝室にリリカを入れ、メイド服を脱がして全裸にすると、ベッドに放って犯し始めた。

 リリカの穴に侵入させるのはきつかったが、以前から俺に無礼な発言を繰り返し、ギルドマスターとの面談前も俺を小馬鹿にしていたことを思い出すと、苦もなく侵入させることができた。

「ん……ん……!」

 リリカを気遣う気持ちがなかったわけではない。しかし、それは薄れつつあった。
 彼女は俺と同じような境遇に生まれたし、家庭環境に恵まれなかったという点で類似点はあったように思う。

 しかし、考えてみたら俺はわりとお袋に大事にされてたし、俺とリリカは全くの他人なのだということに思い至った。

 俺にとってリリカは何だ?
 今、分かるのは、こうして抱けるようになったら何故か無性に過去の発言の一つ一つが苛立って感じられたということだけだ。

 たぶん、他人の発言だからと思って見逃していたものが、こうして抱いた途端に身内の発言に感じられて、苛立ってきたのだと思う。

 パン、パン、パン、パンと容赦なくリリカを突く。
 リリカは涙目になりながら、俺を見て喘いでいた。

「あっあっ」

 小さな声で可愛く喘いでいる。

 もっと虐めたい。もっと喘がせたい。

 俺はリリカの唇に顔を近づける。

「す、好きな人じゃないと、き、キスは……んんん!」

 セックスはするけどキスは駄目だと?
 そんなふざけた道理が通るか。

 執拗に唇を奪い、固く引き結ばれた口をこじ開けて舌を入れる。

「やめれぇ……」

 全部奪ってやる。小柄な癖にリリカの胸はそれなりに、というかかなりデカかった。きつかっただろうに、ブラで無理に抑えていたらしい。

 俺はリリカの胸を揉みまくった。

 そしてリリカの上体を抱き起して、お互い抱き合ったままセックスをする体位へ変えた。嫌々をするリリカを強く抱き、下から突きあげる。

「うあああー」

 感じてきたらしい。

「初めてで感じるなんて淫乱だな。そんな女、お前が初めてだぞ」
「ちがう。ちが……」
「エロいな! おら……」
「ああああー!」

 感じるのを罪だと感じたリリカを突きあげまくる。
 小さな身体が俺の上で跳ねる。

「止めて、止めて―!」
「駄目だ。最後までイカせてやる」
「謝るからぁ! 失礼なこと言ってごめんなさい! 馬鹿にしてごめんなさぃぃぃ!」
「俺の紅茶の飲み方は変だったか? おいっ! お前のヨガリ方だっておかしいぞ! 腰をクネクネさせて、ダンスでもしてるのか?」
「いやぁぁぁ!!!!」

 泣きながらリリカは達した。

「もう、許してくだんむぅぅぅ」

 上を向かせて舌をねぶる。
 そして、繋がったままリリカを持ち上げて下から突きあげた。

「このまま廊下でも出るか?」
「いいいいいいい!」

 リリカを抱えたまま立ち上がり、激しく抵抗する彼女を突いてやる。

「ああああー! 助けてぇぇぇ!」
「俺がどうしてこの部屋を選んだか教えてやろうか。壁が厚いからだ。オマケに、ミイナお手製の結界まであるからな。お前の声は外に出ない」
「いひぃぃぃ!」
「イッたばっかでキツイか? なら、もっとキツくしてやるよ」

 ズルズルと引き抜いたペニスを、再びマンコの奥まで突き入れる。

「んひぃぃぃ!!!」
「オラ……!」
「イッデましゅぅぅぅ! ご主人様ぁ! ご主人様だいしゅきです! だからやめれくだしゃい!」
「俺がイッたら終わりにしてやる!」
「あぐぅぅぅぅ!!! あぐぁぁぁ!」

 リリカが潮を吹いてお漏らしまでした。
 俺はリリカの中で無責任に達し、竿を引き抜いた。

「あびゅぅぅぅ」

 奇声をあげてションベンをするリリカだ。
 酷い有様だな。こうしたのは俺だが。

「あぐっ……あぐぅ」

 飴と鞭だ。
 俺は優しくベッドにリリカを下ろしてキスをしてやった。

 抱きしめて、頭を撫でる。

「今日はもう終わりにしておくか?」
「ぐすっ」
「話を聞いてやるよ。何かあったんだろ? だが、愛してない男に身を委ねるとこういうことになる。もう思いつきで俺に抱かれようとするな」

 ずっと意味もなく噛みつかれ、馬鹿にされ、リリカに対する怒りのゲージは気づくと振り切れていたが、無様に失禁して奇声をあげるリリカを見ていたら気持ちが落ち着いた。

 しかし、俺も自分をクールだと思っていたが、感情のダムが決壊したように怒りが爆発して酷いことをしてしまったな。

 まあ、元々俺が助けたかったのはレイナで、オマケはどうでもよかったが善意で屋敷に招いてやったのに、イチイチ噛みついて馬鹿にして、抱きしめたら思いきり突き飛ばしてきたリリカが悪かったんだよな。

 あとはまあよくよく考えてみたら俺のお袋はマシだったし、こんな赤の他人の女に自分の家庭環境を重ねて優しくしていた自分を薄気味悪く思う。

 たぶん、頭の使いすぎで疲れてたんだな。
 あるいは単に二つの案件が上手くいって機嫌が良くなってたのか。

 まあ、今となってはどうでもいいがな。

 姫にチクられたら面倒なので、優しくしてやる。

 この後の対応次第では死の宣誓書を使わせることになるが、それも仕方ないだろう。リリカはさっきまで敵だったんだからな。

 とはいえ、手荒な真似は控えたいのでリリカの髪を撫でる。

 俺に抱かれたリリカは、「ごめんなしゃい」と謝った。

「いや、いい。大丈夫か? まだ身体、キツイか?」
「んみゅ。私が悪いんです」

 良かった。ちゃんと話せるようになってきた。
 犯し過ぎて壊れたのかと思った。

「私、いらない子ですか?」
「は……?」
「何の役にも立ってません」

 うーん。いるかいらないかで言えば、まあ要る子なんじゃないか?

「お前がいないとレイナ姫が困るだろう」
「私もそう思ってました。でも、姫にはエリスがいます。さっき、姫に私とエリス、どっちが役に立つか聞いたんです。そしたら、エリスって言われました」

 フッ……。思わず笑いそうになった。あの姫、正直すぎるだろ。

「ずっとお仕えしてきたのに。それに……私の実家はアルニス派なんです。だから、奴隷を買って、それを苛めて、最悪は死なせたりしてて。私自身は、そんな家のやり方が嫌で、レイナ姫につきました。でも、レイナ姫が将来女王になるときに、私がいたら足枷になるんじゃないかって……」
「そうだったのか。しかし、むしろ俺だったらエリスを残すけどな。元アルニス派であっても協力するなら重用する。そういう宣伝になるだろ?」
「……そこまで考えて、姫は私を雇い続けているのでしょうか。私自身は、誰にも必要とされてないのでしょうか。辛いです……」

 ヨシヨシと頭を撫でてやる。
 俺もリリカのことは嫌いだが、ストレス解消に抱くのにはいいと思ってる。
 過去のムカついた出来事を全てこいつの身体にぶつけて――と、邪なことを考えてしまった。

「もし姫に捨てられたら俺の所にこい。お前を大事にしてやる」
「本当ですか?」

 いや、嘘に決まってるだろ。あんな悲惨な犯され方して潮吹いてお漏らししたのに、まだ俺を信じるのか……。ここまで行くと、ちょっと、可愛く思えてくるな。

「タクマ様、ずっとお傍に置いてください。もう、姫のところには戻りたくないです」
「悪い子だ。お前が望むならそうするが、姫は役に立つからお前を近くに置いたわけじゃないかもしれない。お前のことが一番好きだから、一緒に居たのかもしれないぞ」

 エリスを返してもらう為にはリリカには姫の元に居てもらう必要がある。
 なので、キチンとフォローをしてやった。

「まあでも、今一番リリカを愛してるのは、多分、俺だけどな」
「他の子よりも?」

 メンドクサイ……。というか、苛立つ質問だ。
 俺は女に序列をつけない。皆、大切だからだ。
 そんな当たり前のことも分からないのかこいつは。

 リリカを見る。
 可愛いが少し馬鹿そうな顔で俺を見ていた。

 まあ、愛玩動物だと思えば構わないか。

「お前が一番好きだぞ」
「うれしい。じゃあ、一番に結婚してくれます?」
「お前がちゃんと俺に尽くすならな」
「じゃあ、口でします」

 リリカが毛布をめくってフェラをしようとする。
 いや、寒いから別に今じゃなくても……。

「んちゅ……ちゅー」

 クッソ下手だ。なんだこいつ。バナナとかで練習してから出直せよ。

「歯を立てずに……そう、そうだ。いや、違う、そうじゃない!」

 俺はベッドからリリカをおろし、膝立ちさせる。
 そして、リリカに指導をした。

「そのままでいろよ?」
「ふぁい」
「オラ……!」
「んびゅぅぅぅ」

 俺のペニスがリリカの喉チンコを突いた。
 こんなこと他の女にはしないが、リリカは特別だ。

「んううぅぅぅぅ」
「リリカ……」

 フェラは下手だがイマラチオの才能はあるらしい。
 俺はパコパコ腰を振ってリリカの喉で達した。

「吸い取れ……」
「んじゅぅぅぅ」

 掃除機みたいだ。少しだが、リリカのことが好きになった。

「ちゃんと最後まで飲みこめよ」
「ヴォエッ」

 リリカは迷わず吐き出した。お前さぁ……そういうところなんだよ。
 俺がお前を恋人にしたくないと思うのは。

(こいつは二軍で修業させる必要があるな)

「ご、ごめんなさい!」
「いや、リリカは頑張ってくれた。それだけで嬉しいよ」
「はい!」

 満面の笑顔。いや、お世辞に決まってんだろ。アホか。

「ベッドに入れ。一緒に寝よう」
「えへへ……」

 嬉しそうにリリカがベッドに入ってくる。そして、ぎゅっと俺にしがみついた。小柄な癖にやっぱり胸はある。俺はリリカの胸を味わいたくて、強めに抱きしめて俺の胸の上で潰れるようにした。

「そんなに私のことが好きなんですね?」

 苛ついたのでまた奇声を上げるまで犯してやろうと思った。
 しかし、勘違いしすぎてちょっと可愛く思えたのが悔しかった。
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