24 / 40
24.大司教
しおりを挟む
大司教が待つ教会に向かうと、先に到着していたユリアン侯爵の馬車が見えた。
領主のユリアンが親しげに片手をあげて挨拶をしてきた。
「やあ、サミュエル公爵から代わりに立ち合うよう頼まれたんだ」
「多忙ななか来てくださってありがとうございます」
「それほどでもないさ。部下達が優秀だからね」
和やかに挨拶を済ませる。ユリアン侯爵とは定期的に会って食事会をしているので、俺の方もだいぶ慣れてきた。
エレナとリーナを除けば、この世界で一番親身になってくれたのは彼だ。
いずれ俺が抱えている秘密についても打ち明けたいと思っている。
「ユリアン様がいてくださると心強いですよ」
「任せたまえ。ところで、後で時間をもらえるかな。君と個人的に話し合いたいことがあるんだ」
「ええ、もちろんです」
侯爵と共に教会に入る。
荘厳な雰囲気の中、腹の出た司教に出迎えられた。
「これはこれは。当教会にお越しくださってありがとうございます」
「久しいな、フレデリク。また腹が出たんじゃないか?」
「この年になると腹の肉が落ちづらくて困ります」
「まったく、清貧を心掛ける司教の腹とは思えんな」
「私が遠慮ばかりしていると子供達まで遠慮をしてしまいますので」
「よく回る舌だ。子供達に不便はさせてないか?」
「無論です。私が買われているのはその点だけですから」
教会の敷地内には孤児院もある。
フレデリクからは、自分の仕事はこなしているという自負を感じた。
「ジェルマン大司教は私の私室でお待ちです。どうぞついてきてください」
司教の先導で彼の私室へ向かったのだが、案内された部屋は聖職者らしい質素な部屋だった。応接スペースには先に来ていた大司教が腰かけている。
「迎えにも出られず申し訳ない。この年になると立っているのも難儀してね」
口振りとは裏腹に、筋肉質で体幹に振れがない。レベルも相当に高かった。
「女神教団大司教、ジェルマンだ。よろしく」
「ジェルマン大司教、今日はお会いできるのを楽しみにしていました。私は領主のユリアン・アベールです。そして、彼は救世主候補のアシル・カバネルです」
「噂には聞いているよ。まあ、座って話そうじゃないか」
応接用の椅子にそれぞれ腰かけ、話し合いが始まる。
参加者はユリアン侯爵と大司教ジェルマン、そして俺の3人だ。
案内してくれたフレデリク司教は、会議には参加しないようだった。
「さて、教会に救世主と聖女の認定をするようにとの話だったが、救世主の認定には規定の回数奇跡を起こすというルールがあってね。救世主なら5回、万人が認める奇跡が必要になる」
「具体的にはどのような奇跡が必要になるのですか?」
ユリアンの問いかけに、大司教は笑みを深めて答える。
「そうだな。記録にあるのは、魔法を使わずに病を癒した。未来を予知した。水をワインに変化させた。大事故から無傷で生還した……といったものになる。勿論、それ以外でも我々が奇跡だと判断できる内容なら、奇跡として数えさせてもらうよ」
「彼は既に奇跡をいくつか起こしています。盗賊に襲われて無傷で生還したこともそうですし、何より彼は聖剣に主として認められました」
「なるほど。しかし、盗賊に襲われて無事に生還したというのは、相応の実力があれば可能だと考えられるな。聖剣のことも、奇跡というには弱すぎる。ただ適性があったというだけではないか」
「その仰りようはいささか暴論では? 神話の時代以降、この聖剣を使いこなせた者はいません」
「記録がないだけかもしれん。聖剣を持てる者など歴史上そうはいない。担い手に相応しいか確かめること自体が今まで少なかったのだ。彼だけが聖剣を使いこなせるという証明にはならない。それに、慈悲深い女神様は救世主以外であっても手を差し伸べてくださるはずだ。女神様の慈悲を自分の手柄と思ってはならん。それは思い上がりというものだ」
大司教は俺を救世主と認めたくないような口ぶりだ。意地でも俺を認めないというなら、この会談自体が無駄になる。単刀直入に聞くことにした。
「猊下は俺が救世主ではないと判断されたんですね」
「アシル・カバネル。教会は聖人や聖女を認定する際に何をすると思う?」
「起こした奇跡の検証と、家族や友人への聞きこみでしょうか」
「分かってるじゃないか。お前は実の妹に対して姦淫の罪を犯そうとしたそうだな。可哀想に、お前の妹は未だトラウマを抱えていたぞ」
「俺は妹に手を出してなどいません」
元のアシルはともかく、俺は一切手を出していない。しかし、過去について言及されると弱い。実際のところ、何があったかを俺は知らないからだ。
「猊下、アシルの言葉で真実の鐘は鳴りましたか? 彼は妹に手を出していない。それが全てでしょう」
「違うな。この者は記憶を失っているそうではないか。過去の過ちを忘却したのだから、罪を否定して鐘が鳴らずとも不思議ではない」
大司教の中で結論は出ているようだ。これでは話すだけ時間の無駄だ。
「アシル君、時間の無駄になったな。この御仁は噂でしか人を判断できない方だとよく分かった」
「失礼な奴め。わざわざ私が来てやったと言うのに」
わざわざやって来てアシルに失格の烙印を押して帰っていく。そんなことをして、一体大司教に何のメリットがあるんだ? たまたまアメリーの悲劇を聞いて仇討ちの為にやってきた? まさかと思うが、他に理由が思いつかない。
「教会の意向は分かりました。しかし、アベール家とサヴァール家は彼こそが救世主だと考えています。その事だけは、お忘れなきよう」
「覚えておくとも。では、次の用事があるから私は失礼させてもらうよ」
大司教はしっかりとした足取りで部屋の扉の前に立った。そして、ドアノブを引こうとする。だが、扉は微動だにしない。まるで空間ごと固定されたように見える。
「つまらん小細工を。これで奇跡を演出したつもりか?」
もう一度引くと扉は開いた。しかし、すぐさまシスターが大司教の元にやってきた。
「騒々しいな。何かあったのか?」
「た……大変です。女神像が泣いているんです!」
領主のユリアンが親しげに片手をあげて挨拶をしてきた。
「やあ、サミュエル公爵から代わりに立ち合うよう頼まれたんだ」
「多忙ななか来てくださってありがとうございます」
「それほどでもないさ。部下達が優秀だからね」
和やかに挨拶を済ませる。ユリアン侯爵とは定期的に会って食事会をしているので、俺の方もだいぶ慣れてきた。
エレナとリーナを除けば、この世界で一番親身になってくれたのは彼だ。
いずれ俺が抱えている秘密についても打ち明けたいと思っている。
「ユリアン様がいてくださると心強いですよ」
「任せたまえ。ところで、後で時間をもらえるかな。君と個人的に話し合いたいことがあるんだ」
「ええ、もちろんです」
侯爵と共に教会に入る。
荘厳な雰囲気の中、腹の出た司教に出迎えられた。
「これはこれは。当教会にお越しくださってありがとうございます」
「久しいな、フレデリク。また腹が出たんじゃないか?」
「この年になると腹の肉が落ちづらくて困ります」
「まったく、清貧を心掛ける司教の腹とは思えんな」
「私が遠慮ばかりしていると子供達まで遠慮をしてしまいますので」
「よく回る舌だ。子供達に不便はさせてないか?」
「無論です。私が買われているのはその点だけですから」
教会の敷地内には孤児院もある。
フレデリクからは、自分の仕事はこなしているという自負を感じた。
「ジェルマン大司教は私の私室でお待ちです。どうぞついてきてください」
司教の先導で彼の私室へ向かったのだが、案内された部屋は聖職者らしい質素な部屋だった。応接スペースには先に来ていた大司教が腰かけている。
「迎えにも出られず申し訳ない。この年になると立っているのも難儀してね」
口振りとは裏腹に、筋肉質で体幹に振れがない。レベルも相当に高かった。
「女神教団大司教、ジェルマンだ。よろしく」
「ジェルマン大司教、今日はお会いできるのを楽しみにしていました。私は領主のユリアン・アベールです。そして、彼は救世主候補のアシル・カバネルです」
「噂には聞いているよ。まあ、座って話そうじゃないか」
応接用の椅子にそれぞれ腰かけ、話し合いが始まる。
参加者はユリアン侯爵と大司教ジェルマン、そして俺の3人だ。
案内してくれたフレデリク司教は、会議には参加しないようだった。
「さて、教会に救世主と聖女の認定をするようにとの話だったが、救世主の認定には規定の回数奇跡を起こすというルールがあってね。救世主なら5回、万人が認める奇跡が必要になる」
「具体的にはどのような奇跡が必要になるのですか?」
ユリアンの問いかけに、大司教は笑みを深めて答える。
「そうだな。記録にあるのは、魔法を使わずに病を癒した。未来を予知した。水をワインに変化させた。大事故から無傷で生還した……といったものになる。勿論、それ以外でも我々が奇跡だと判断できる内容なら、奇跡として数えさせてもらうよ」
「彼は既に奇跡をいくつか起こしています。盗賊に襲われて無傷で生還したこともそうですし、何より彼は聖剣に主として認められました」
「なるほど。しかし、盗賊に襲われて無事に生還したというのは、相応の実力があれば可能だと考えられるな。聖剣のことも、奇跡というには弱すぎる。ただ適性があったというだけではないか」
「その仰りようはいささか暴論では? 神話の時代以降、この聖剣を使いこなせた者はいません」
「記録がないだけかもしれん。聖剣を持てる者など歴史上そうはいない。担い手に相応しいか確かめること自体が今まで少なかったのだ。彼だけが聖剣を使いこなせるという証明にはならない。それに、慈悲深い女神様は救世主以外であっても手を差し伸べてくださるはずだ。女神様の慈悲を自分の手柄と思ってはならん。それは思い上がりというものだ」
大司教は俺を救世主と認めたくないような口ぶりだ。意地でも俺を認めないというなら、この会談自体が無駄になる。単刀直入に聞くことにした。
「猊下は俺が救世主ではないと判断されたんですね」
「アシル・カバネル。教会は聖人や聖女を認定する際に何をすると思う?」
「起こした奇跡の検証と、家族や友人への聞きこみでしょうか」
「分かってるじゃないか。お前は実の妹に対して姦淫の罪を犯そうとしたそうだな。可哀想に、お前の妹は未だトラウマを抱えていたぞ」
「俺は妹に手を出してなどいません」
元のアシルはともかく、俺は一切手を出していない。しかし、過去について言及されると弱い。実際のところ、何があったかを俺は知らないからだ。
「猊下、アシルの言葉で真実の鐘は鳴りましたか? 彼は妹に手を出していない。それが全てでしょう」
「違うな。この者は記憶を失っているそうではないか。過去の過ちを忘却したのだから、罪を否定して鐘が鳴らずとも不思議ではない」
大司教の中で結論は出ているようだ。これでは話すだけ時間の無駄だ。
「アシル君、時間の無駄になったな。この御仁は噂でしか人を判断できない方だとよく分かった」
「失礼な奴め。わざわざ私が来てやったと言うのに」
わざわざやって来てアシルに失格の烙印を押して帰っていく。そんなことをして、一体大司教に何のメリットがあるんだ? たまたまアメリーの悲劇を聞いて仇討ちの為にやってきた? まさかと思うが、他に理由が思いつかない。
「教会の意向は分かりました。しかし、アベール家とサヴァール家は彼こそが救世主だと考えています。その事だけは、お忘れなきよう」
「覚えておくとも。では、次の用事があるから私は失礼させてもらうよ」
大司教はしっかりとした足取りで部屋の扉の前に立った。そして、ドアノブを引こうとする。だが、扉は微動だにしない。まるで空間ごと固定されたように見える。
「つまらん小細工を。これで奇跡を演出したつもりか?」
もう一度引くと扉は開いた。しかし、すぐさまシスターが大司教の元にやってきた。
「騒々しいな。何かあったのか?」
「た……大変です。女神像が泣いているんです!」
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる