スキルポイント100万の鬼畜チート転生者、村ごとハーレムで苦も無く魔王ムーブをかます

みかん畑

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魔王※キョウヤ視点

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 エリク・オレスム伯爵との謁見の日がやってきた。
 僕達は陛下を守れる位置取りをしている。

「よくぞ参ったな。エリク・オレスム伯爵よ」

 現れたのは、黒髪の美麗な貴族だった。とんでもない数の女を娶った鬼畜ということで、もっと容姿にコンプレックスを持ってたり、暴力的な雰囲気だったりする奴だと思ってたけど、見た目には爽やかな美少年だ。

 中性的な顔立ちはまるで少女のように整っていて、迫られたら関係を許してしまう男も多いと思う。
 正直、これだけ容姿が良くて経済力があったら、惹かれる人も多いだろうな。
 ある種のカリスマ性すら感じてしまう。

「ひっ……」

(え? ユイカ?)

 何かを見てしまったのか、ユイカが後ずさりしている。
 勇者として今の行動は不味いし、相手に対しても無礼だ。

「自分で言うのもなんですが、俺は強いので。少し気に当てられてしまったみたいですね」

(……これは挑発か? 国王直下の騎士が一領主に気圧されたなど、侮辱でしかないだろう)

 だけど、現実にユイカは彼を恐れているようだった。
 彼女は押し黙ったまま、何も言葉を発せないでいる。
 代わりに、僕が返事をするしかなかった。

「お戯れを……。我々は陛下の剣です。何者も我々を怖れさせることなどできません」
「なら、試させていただけませんか? 噂の勇者がどれ程のものか、以前から気になっていたんです」
「エリク殿、先日は私の騎士と行き違いがあったようだ。君の妻の一人に、誤って手紙を出してしまったらしい。不快にさせてしまったことを心から詫びよう」

(……失態だ。陛下にフォローをさせてしまうなんて)

 しかし、国王が謝罪を口にしたとなれば伯爵も退かざるを得ないはずだ。

「近衛騎士は王の警護をする為に千里眼のスキルを使うそうですね。諜報活動に当たるはずが俺の妻達に懸想するなんて困ったものですね」

(全然引いてないだと!?)

「今日は妻から預かった手紙をお持ちしています。コホン……。ああ、美しきアリア殿、領主の元で奴隷のように働いている君を見ると胸が痛む。美しい君の本当の気持ちを打ち明けてもらえないだろうか? 私は君の力になりたい。返事を待っているよ。可憐なアリア殿……。ちなみに、この手紙の他にも無数の恋文が俺の妻達に届いていました。いずれも王都で出世して調子に乗った近衛騎士達の仕業です。あわよくば妻達とまぐわいたいとでも思っていたのでしょうか?」

 国王の仲裁を物ともせず、内容を蒸し返している。

「だから行き違いだと説明したはずだが」
「行き違いとのことですが、少なくとも送り先は間違っていないようですね。具体的にどの点が行き違いだったか、教えていただけないでしょうか?」
「王に対し無礼であろう! 勇者殿、この者を処断することを許す!」

 宰相が激昂している。

 陛下は目を伏せて頭を振った。

「伯爵、確かに私の部下は勇み足になっていたらしい。君の妻は美しいと評判だからな。あわよくば……と願ってしまうのは、男として仕方のないことではないだろうか?」
「俺は妻に色目を使った騎士から謝罪を受けたいと考えています」
「彼らの管理責任者は私だ。私が詫びたのだから、謝罪は無用だろう。いずれにせよ手紙を送っただけで処断せよというのは傲慢と言わざるを得ない。それと、王族への言葉の選び方は学んだ方がいいね」

 陛下が僕達に目を向けた。

「決闘は彼が望んだことだ。引き受けてあげなさい」
「陛下のご命令とあれば」

 頷いて聖剣を抜く。
 瞬間、身体能力と魔力が跳ね上がり、万能感に支配された。

「陛下の温情を無視した罰を与えます」

 僕とツルギさんは身体強化を使い、地を蹴る。
 と、同時に、地を這っていた。

「は……?」

 一拍遅れて激痛が走る。

「……っ! あ、脚が……」

 逆に曲がってる。攻撃を知覚することさえできなかった。僕は、彼が剣を抜いた瞬間さえ見えていない。気づいたら地を這ってて、足が逆に曲げられていた。

「ユイカ、治療を!」
「…………」

 ユイカは治癒魔法を使わない。

(それは裏切り行為だぞ!?)

 この足では戦うことができない!

「さて、国王陛下。勝負はついたようですよ」
「ありえん……。勇者が負けた……?」
「将来の不安の種を刈り取るつもりで来たが、ここまで弱いとはな。話にならないぞお前ら」

(……僕の一カ月は何だったんだ?)

 その気にさせられて、聖剣の使い方を覚えて、スキルを鍛えて……。

「……今後、こちらから君に干渉することはしないと約束する。だから、許して欲しい」
「何を言いだすかと思えば。許す訳ないだろ。俺の女に手を出そうとしたんだからな」

 エリクから膨大なオーラが溢れ出す。
 それは、明らかに現国王を屈服させる程の覇気だった。

「わ、私を殺すのか……?」

 恐れ戦いた国王が椅子から転げ落ちている。その無様を誰が笑えるだろうか?

「人質が欲しい。姫殿下を連れてこい」
「王族の娘をだと!? そんなこと許すか!」

 陛下が声を荒げる。
 エリクが楽しげに嗤い、僕は嫌な予感がした。

「許さない……か。まだ自分が主導権を握っていると勘違いしているらしい。それらしいのが2人居たから招かせてもらうかな」

 エリクがパチンと指を弾くと、玉座の間の床に見たこともない魔法陣が描かれた。
 そして次の瞬間、2人の令嬢が現れていた。

(ば……バカな……っ)

「どちらがララ・クヴルールだ?」
「無礼者! 気安く名を呼ぶでない!」

 気の強そうな少女がもう一人を庇って前に出る。
 駄目だ……! そいつから離れてくれ!

 あの日の殿下の言葉が脳裏に蘇る。

『前に出る勇気は立派だけど、たまには守られて欲しいな』

「危険だ! その男から離れなさいっ!」

 陛下が呼びかけるが、それよりもエリクが魔法を行使する方が早かった。
 薄い透明な結界が3人を囲むように張られる。

「結界を破壊しろ!」

 陛下が叫ぶ。
 僕は、あの日救ってくれた姫を取り戻したい。

「ユイカ、頼む。あの2人を守らせてくれ」
「仲間だろ! ユイカ……!」
「アルティメット・ヒール……」

 ようやく、ユイカが治癒をしてくれた。

「なんとしてでもやるぞ」
「分かってます!」

 僕達は全戦闘用スキルを発動し、結界に斬りかかった。
 結果は――

「無傷……だと」

 聖剣で傷一つつけられない結界なんて、ありえるのか?
 絶望する僕達に、ユイカが告げる。

「あの男のレベルは200よ……。スキルポイントは100万近くあった。敵うわけないのよ」

(今から始まるショーを見ていることしかできないのか……)

「その者達に手を出せば死刑だ!」
「やってみろよ」

 エリクが歯向かったリディア―ヌの肩を掴みキスをした。

「……っ! ふざけないで! 私はリディアーヌ・コルネイユ公爵令嬢……! 王子殿下の婚約者よ! あなたのような下郎が触れていい相手ではないの……んん~」

 エリクはキスを続け、リディア―ヌの着ていたドレスを引き裂いた。そして、大きく股を開いて自分もズボンを脱いだ。こいつ、まさか……。

「やめてください! 彼女には婚約者がいるんですよ!?」

 叫ぶが、僕の言葉は奴に届いていなかった。
 エリクはメスを犯す獣の顔だ。

「初めましてお嬢様……っ」
「やぁぁぁあ!!!!」

 エリクが思いきり挿入し、リディア―ヌの悲鳴が響いた。
 王子が外交で不在にしていたのは、彼女にとって救いだろう。
 暴漢に襲われ、処女を失った彼女に婚約者としての道は残されていない。

「おやめください! 私がララ・クヴルール。陛下の娘です! その者は無関係です!」
「少し待ってろ。次はお前だ」
「嫌ぁ……! 離してぇ! 殿下! 殿下ぁぁぁ!」
「皆の者、見るでない」

 陛下は見るなというのが限界だった。
 しかし、僕達は目を離せなかった。
 こんなに冒涜的で、許されないセックスがあるのか……。

 エリクは腰を振り続け、泣きじゃくるリディア―ヌに執拗にキスをしている。

「離して……見ないで……」

 力なく呟くリディア―ヌを四つん這いにして、エリクはセックスを続けた。
 身体から力が抜けたリディア―ヌは、まるで婚約者に土下座をしているようだ。

「んっんっ……」
「もう感じてるのか? リディア―ヌはセックス好きだな」
「んぅぅぅぅぅ」

 リディア―ヌは自分の口を押えてる。
 ……哀れだ。そんなことをしてもエリクを興奮させるだけだ。

 悪魔のような笑みを浮かべたエリクは、リディア―ヌを喘がせようと激しい腰使いに変えた。
 真っ赤な顔で耐えていたリディア―ヌだが、我慢の限界を迎えて決壊した。

「あ゛あ~~~~ぃぃぃぃぃ!」
「ほら、このままイケよ。俺の妻にしてやるからな? エリク様のチンチン気持ちいいですって言え!」
「チンチン~~~~!!!! あぁぁぁぁぁ!!!」

 二人は一緒に達してビクビクと震えた。

「いい具合だったな。先に家に行ってろ。またたっぷり可愛がってやる」

 リディア―ヌの姿が消える。
 もう、何が起こってるのか分からない。
 脳が理解を拒んでいる。
 つい数分前までは、転移魔法が存在することすら知らなかった。
 途方もない力を前に、僕達はただそれを見ていることしかできなかった。
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