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しあわせ
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廊下を歩きながら考える。
ん~でも悲劇といったって私幸せなんだよね。親からの愛も十分に受けているし。よし、虐待にしよう!
虐待されてもなお、親を愛しているかわいそうな子供…いいね、可哀想。要は世間に可哀想って言ってもらえればOK!異世界でも日本人と心情はさほど変わらないみたいだし~。親からの愛なんて要らない。
私の部屋についた。ベットにダイブする。
でも私は絶対に嘘はつかない。だからまず親に嫌われないといけない…なら。
「お母さま!わたしこの子飼っていい?」
架空のお友達、本当は居ないペットを作ることにした。
お母様の部屋で横にいる設定の犬(仮)を見せびらかす。
お母様は怪訝な顔をした。
「この子って…何も居ないわよ?」
私はニコッと笑う。
「やだなぁ…ここに居るでしょ?ほら。」
私は架空の犬(仮)を抱えるポーズをする。お母様は自分に都合のよく子供の戯言だと思ったようだった。
「…そう。名前はなんにするの?」
名前、ねぇ?
「ライだよ。」
適当だけどこれでいーや。
ん~でもあんま気持ち悪がらないなぁ…残念。
あ!!そうだ!明日の友達とのお茶会と絡ませよう!一応公爵家令嬢だから忙しいんだよね。友達の家に行くから、火事にしよう。
絶対に皆が逃げられないように。
私はその夜、ベットの上で寝っ転がって考えた。絶対に幸せになるために。
火事といっても火。火はどうやってつけよう。マッチってこの時代にあるのかな?この世界魔物もいるしファンタジーっぽいから魔法とか使えたりして!!魔法だったら火魔法かな?フレアとか?唱えたりしたら出るのかな?
私は手を上に突き出して言った。
「フレア!」
火は出ない。
え~やっぱり出ないのかぁ~あ、ほかの方法はどうだろう?
私は「炎、出ろ!!」と強く念じた。
ボウッ
炎が出た。しかも、黒い炎。
一応、魔法は使えるんだなぁ…え、じゃあ、身を守るのは?えっとえっと…
シールド出ろ!
私の周りには何も出ない。
「えぇ…?」
試しに枕を上に投げて落としてみる。
バァン!!
枕は飛び散った。枕が私の周りに当たった瞬間、少し黒い膜が見えた気がする。
うわぁお…さっきから全部黒いな…なんか闇って感じ。私はほかのものに普通に触れるし、とりあえずこれで全部計画を実行できる。あぁ明日が楽しみ。
ん~でも悲劇といったって私幸せなんだよね。親からの愛も十分に受けているし。よし、虐待にしよう!
虐待されてもなお、親を愛しているかわいそうな子供…いいね、可哀想。要は世間に可哀想って言ってもらえればOK!異世界でも日本人と心情はさほど変わらないみたいだし~。親からの愛なんて要らない。
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でも私は絶対に嘘はつかない。だからまず親に嫌われないといけない…なら。
「お母さま!わたしこの子飼っていい?」
架空のお友達、本当は居ないペットを作ることにした。
お母様の部屋で横にいる設定の犬(仮)を見せびらかす。
お母様は怪訝な顔をした。
「この子って…何も居ないわよ?」
私はニコッと笑う。
「やだなぁ…ここに居るでしょ?ほら。」
私は架空の犬(仮)を抱えるポーズをする。お母様は自分に都合のよく子供の戯言だと思ったようだった。
「…そう。名前はなんにするの?」
名前、ねぇ?
「ライだよ。」
適当だけどこれでいーや。
ん~でもあんま気持ち悪がらないなぁ…残念。
あ!!そうだ!明日の友達とのお茶会と絡ませよう!一応公爵家令嬢だから忙しいんだよね。友達の家に行くから、火事にしよう。
絶対に皆が逃げられないように。
私はその夜、ベットの上で寝っ転がって考えた。絶対に幸せになるために。
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私は手を上に突き出して言った。
「フレア!」
火は出ない。
え~やっぱり出ないのかぁ~あ、ほかの方法はどうだろう?
私は「炎、出ろ!!」と強く念じた。
ボウッ
炎が出た。しかも、黒い炎。
一応、魔法は使えるんだなぁ…え、じゃあ、身を守るのは?えっとえっと…
シールド出ろ!
私の周りには何も出ない。
「えぇ…?」
試しに枕を上に投げて落としてみる。
バァン!!
枕は飛び散った。枕が私の周りに当たった瞬間、少し黒い膜が見えた気がする。
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