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浦島太郎とかぐや姫3030 その8 キスシーン
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次の日もまた太郎はかぐや子に会いに行く事にしました。
他にする事も無いし、スマホのリーパからかぐや子をよく観察するように言われていたからです。
玄関を、入ると母親が出て来ました。
「おやまあ浦島太郎さん。うちのかぐや子をよろしくね」
「いや太郎と呼んでくれませんか、浦島ぬきで」
「わかりました、では太郎さんかぐや子をよろしくお願いします」
そう言われても何がよろしくかはよくわかりません。
かぐや子の部屋に入るとかぐや子がスマイルで迎えてくれた。何やら服をいっぱい並べていました。
「あたし、おとぎ話の演劇を考えているの手伝ってくれる?」
「演劇?やった事あるの」
「無いけど、やってみたいのよ」
「そう、僕もやってみようかな」と太郎は言いました。
こんな急展開の話しですが、とにかく協力すれば、もっとかぐや子の事も接近して理解出来るチャンスになり、そして、自分のがこの世界にやって来た意味もわかるかもしれません。
そんなわけで太郎はかぐや子のおとぎ話演劇の手伝いをする事になりました。
まずは今まであるおとぎ話の整理と出演キャラを決めなければなりません。
その為にあちこち回っておとぎ話の本を買い集めました。
そんな事をしているうちに噂を聞いて近所の子供達がいっぱい集まって来ました。
子供達におとぎ話の芝居の話しをすると、皆思いつきで自分のキャラを決め遊び始めました。
まあ最初はこんな、もんだと思いそんな事でかぐや家で1日中、金太郎や桃太郎や一寸法師になりきったつもりの子供達と楽しく遊んで暮らしました。
そんな楽しい毎日ですが、噂を聞いた旅の一座がやって来ました。
「私達にその演劇の指導をやらせてくれませんか?」と座長に言われ、かぐや子は全て任せる事にしました。正直言って自分にはみんなをまとめて指導するのは無理だと思っていたのでそれはそれは大助かりです。
竹取家は広いので一座の寝泊まりする部屋は充分にあります。お手伝いさんを10人に増やし一座の食事も作ってくれる事になりました。
一座には楽器演奏の名人も、演技指導のベテランもいました。
「かぐや子さんは、かぐや姫の役を太郎さんは浦島太郎の役をやってもらうわ、そしてラストシーンは二人に愛が芽生えて結ばれる、こんな結末でどうかしら?」と座長はていあんしました。
「まあいいんじゃない」とかぐや子は言いました。
太郎も一応納得する事にしました。
どうやら座長はかぐや子がかぐや姫の生まれ代わりとは知らないようです。
「さあ二人のラストシーンで愛を誓い合ってキスするシーンをやってみて」と座長は言いました。
太郎は軽くキスをするつもりでしたが、かぐや子がどんどん舌を入れてきます。
その舌はあのピンクの果実の味がしました。
「さあさあ、お二人さんそのへんで止めといてね、本気のキスは二人きりの所でやって下さい」と座長は言いました。
こうして、夏祭りに向けておとぎ話演劇の練習はどんどん進んで行きました。
他にする事も無いし、スマホのリーパからかぐや子をよく観察するように言われていたからです。
玄関を、入ると母親が出て来ました。
「おやまあ浦島太郎さん。うちのかぐや子をよろしくね」
「いや太郎と呼んでくれませんか、浦島ぬきで」
「わかりました、では太郎さんかぐや子をよろしくお願いします」
そう言われても何がよろしくかはよくわかりません。
かぐや子の部屋に入るとかぐや子がスマイルで迎えてくれた。何やら服をいっぱい並べていました。
「あたし、おとぎ話の演劇を考えているの手伝ってくれる?」
「演劇?やった事あるの」
「無いけど、やってみたいのよ」
「そう、僕もやってみようかな」と太郎は言いました。
こんな急展開の話しですが、とにかく協力すれば、もっとかぐや子の事も接近して理解出来るチャンスになり、そして、自分のがこの世界にやって来た意味もわかるかもしれません。
そんなわけで太郎はかぐや子のおとぎ話演劇の手伝いをする事になりました。
まずは今まであるおとぎ話の整理と出演キャラを決めなければなりません。
その為にあちこち回っておとぎ話の本を買い集めました。
そんな事をしているうちに噂を聞いて近所の子供達がいっぱい集まって来ました。
子供達におとぎ話の芝居の話しをすると、皆思いつきで自分のキャラを決め遊び始めました。
まあ最初はこんな、もんだと思いそんな事でかぐや家で1日中、金太郎や桃太郎や一寸法師になりきったつもりの子供達と楽しく遊んで暮らしました。
そんな楽しい毎日ですが、噂を聞いた旅の一座がやって来ました。
「私達にその演劇の指導をやらせてくれませんか?」と座長に言われ、かぐや子は全て任せる事にしました。正直言って自分にはみんなをまとめて指導するのは無理だと思っていたのでそれはそれは大助かりです。
竹取家は広いので一座の寝泊まりする部屋は充分にあります。お手伝いさんを10人に増やし一座の食事も作ってくれる事になりました。
一座には楽器演奏の名人も、演技指導のベテランもいました。
「かぐや子さんは、かぐや姫の役を太郎さんは浦島太郎の役をやってもらうわ、そしてラストシーンは二人に愛が芽生えて結ばれる、こんな結末でどうかしら?」と座長はていあんしました。
「まあいいんじゃない」とかぐや子は言いました。
太郎も一応納得する事にしました。
どうやら座長はかぐや子がかぐや姫の生まれ代わりとは知らないようです。
「さあ二人のラストシーンで愛を誓い合ってキスするシーンをやってみて」と座長は言いました。
太郎は軽くキスをするつもりでしたが、かぐや子がどんどん舌を入れてきます。
その舌はあのピンクの果実の味がしました。
「さあさあ、お二人さんそのへんで止めといてね、本気のキスは二人きりの所でやって下さい」と座長は言いました。
こうして、夏祭りに向けておとぎ話演劇の練習はどんどん進んで行きました。
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