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ENDをまつ少女
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なぜ少女は、この現象を理解できたのだろう。
まだまだ頭の柔らかい年齢であることも当然だが、2つの世界の行き来は、この日記の字が少女のものであることだとしても、他人がみれば多重人格者として処理されかねない。
ふたつの世界を行き来すると同時に、この別世界の記憶そのものがなくなってしまうことを考えれば、多重人格者といわれて本人も納得せざるを得ない。
少女の日記によると、2回目にここに来るきっかけは、やはり学校でのいじめが関係しているようだ。
毎日同級生にいじめられ、先生は助けてくれないどころか、同級生たちと変わらないか、それ以上に辛い態度だったようだ。
そんな内容を聞いていると、少女にとってはこっちの世界の方がまだ幸せなんじゃないかと思ってしまうくらいだった。そんな辛い状態が続いたのちに、少女はクラス全員の同級生と先生に対して、みんな死んでしまえと思ったことを日記に書いたところで文章は終わっている。
1回目の時と同じで、その後の文章に続きがない。そう記したところで、ここに来ていることがうなずける。
そして少女は人の「死」を望んだ時に、この世界に来ることと、ここから消えた人のあとにモニターに映る内容が、相手に望んだ「死」の理由であることを理解したようだ。
そう考えれば、次に少女がこの場所からいなくなったあとにモニターに映しだされるのは、「残りゼロ。END。」ということになる。
その後どうなるのかは、いまだにわからないから恐ろしい。
そもそも少女のように自分が何回目なのか、何が起こっているかを理解している人は、おそらくほぼいないのであろうから、ここにいる間の不安はあっても、元に戻ってしまえば忘れてしまっている。
その方が楽かも知れないが、この世界自体にもう来ないための努力をする方が良いと考え、少女のように日記をつけることにしようと決めた。
こちらに来て髄分経ったように感じるが、僕と少女の2人のままが続いている。少女がここに来た理由はわかっているが、自分自身がどんな状況下で死を望んだのかがわからない。
しかも、これだけ長くいるということは、そう多くの人が考える状況ではないということだ。そう思うと自分がとても怖い人間に感じてくる。何もないこの世界で、そんなことばかり考えていたら、おかしくなってしまいそうだった。
何か違うことが起きて欲しいと思う毎日が続いていた。
それから何日が経ったのだろうか、その時は急に訪れた。
少女が光に包まれた。
これは戻る合図だということは理解できた。今まで冷静な姿しか見られなかった少女が突然慌てたように叫びだした。
「ノートがー。」
そうか少女は日記を部屋においたままだったのだ。僕は急いで取りに行こうと思ったが、少女はすでに消えかけていた。
「いやー」
消える間際に聞こえた言葉だった。
日記を残してしまうことになのか、現実の世界に戻って、またいじめられる辛い状況になのか、理由はわからないが、とても悲しい叫びだった。
少女がいなくなって、お決まりのようにモニターが映しだされた。
ここに来ることになった状況は、少女が日記に書いていた通りだった。その状況を映像で映されると、少女の辛さが思い出され思わず涙ぐんでしまった。
そして最後に「残りゼロ。END。」これも予想通りだった。
まだまだ頭の柔らかい年齢であることも当然だが、2つの世界の行き来は、この日記の字が少女のものであることだとしても、他人がみれば多重人格者として処理されかねない。
ふたつの世界を行き来すると同時に、この別世界の記憶そのものがなくなってしまうことを考えれば、多重人格者といわれて本人も納得せざるを得ない。
少女の日記によると、2回目にここに来るきっかけは、やはり学校でのいじめが関係しているようだ。
毎日同級生にいじめられ、先生は助けてくれないどころか、同級生たちと変わらないか、それ以上に辛い態度だったようだ。
そんな内容を聞いていると、少女にとってはこっちの世界の方がまだ幸せなんじゃないかと思ってしまうくらいだった。そんな辛い状態が続いたのちに、少女はクラス全員の同級生と先生に対して、みんな死んでしまえと思ったことを日記に書いたところで文章は終わっている。
1回目の時と同じで、その後の文章に続きがない。そう記したところで、ここに来ていることがうなずける。
そして少女は人の「死」を望んだ時に、この世界に来ることと、ここから消えた人のあとにモニターに映る内容が、相手に望んだ「死」の理由であることを理解したようだ。
そう考えれば、次に少女がこの場所からいなくなったあとにモニターに映しだされるのは、「残りゼロ。END。」ということになる。
その後どうなるのかは、いまだにわからないから恐ろしい。
そもそも少女のように自分が何回目なのか、何が起こっているかを理解している人は、おそらくほぼいないのであろうから、ここにいる間の不安はあっても、元に戻ってしまえば忘れてしまっている。
その方が楽かも知れないが、この世界自体にもう来ないための努力をする方が良いと考え、少女のように日記をつけることにしようと決めた。
こちらに来て髄分経ったように感じるが、僕と少女の2人のままが続いている。少女がここに来た理由はわかっているが、自分自身がどんな状況下で死を望んだのかがわからない。
しかも、これだけ長くいるということは、そう多くの人が考える状況ではないということだ。そう思うと自分がとても怖い人間に感じてくる。何もないこの世界で、そんなことばかり考えていたら、おかしくなってしまいそうだった。
何か違うことが起きて欲しいと思う毎日が続いていた。
それから何日が経ったのだろうか、その時は急に訪れた。
少女が光に包まれた。
これは戻る合図だということは理解できた。今まで冷静な姿しか見られなかった少女が突然慌てたように叫びだした。
「ノートがー。」
そうか少女は日記を部屋においたままだったのだ。僕は急いで取りに行こうと思ったが、少女はすでに消えかけていた。
「いやー」
消える間際に聞こえた言葉だった。
日記を残してしまうことになのか、現実の世界に戻って、またいじめられる辛い状況になのか、理由はわからないが、とても悲しい叫びだった。
少女がいなくなって、お決まりのようにモニターが映しだされた。
ここに来ることになった状況は、少女が日記に書いていた通りだった。その状況を映像で映されると、少女の辛さが思い出され思わず涙ぐんでしまった。
そして最後に「残りゼロ。END。」これも予想通りだった。
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