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第2章【月曜の荒野《夜朧》】
楽しき食事に礼儀あり? TAKE2
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私は皆に謝罪しなくちゃならないことがあってだな、こうしているんだが……正直いうとネタがなくて食べ物や食事に関するものが2話も連続で繋がってしまった事に関しては【すまん】とでも私の口から言わせて欲しいんだ。
なぜ私からこんなメタい言葉を発するのかと言うとだな、何度も聞いてうんざりだと思うが忘れっぽい読者のためにあえて言おう、何度でもな……私この世界を小説の世界と認識できるんだということを。
どうだ、スゴいだろう? 誉めてくれたっていいけどな。
……なに、あまりスゴくないだと? まあいいか。
それとこれに関しては、言っちゃなんだけど2回目の収録でな……鯖落ち及びこれに関しては動画と言うかメタな話だけど、投稿しようとしたらなぜか保存しに失敗して全てが水の泡って事だから皆で撮影し直してる真っ最中で、まあこの件に関しては誰が悪いかなんて言えないけど気を取り直してテイク2と行かなくちゃ前に進まないだろう?
あとは食べ物とかのネタになるのには深い訳があって、夜朧にはパソコンもなければテレビだって無いのはこんな過疎地な集落を見れば百も承知の上とは思うんだけど、いかんせん作業が早く終わると私はまあパソコンでいろいろ出来て別に暇を潰せるのはいいけど、娯楽なんて無い夜朧の民にとっては暇さえあれば急に作物などが育つわけでもないのに土いじりだとかしてるのさ。
私自身にネタが無い訳じゃない、ネタが無い夜朧が悪い……と言うと聖奈に失礼だからパパっと開拓して楽しい場所にしなければな。
さて、玄弥はどうなったかな……と?
「うがーっ、お目当ての鮭どころか何も全くなにも釣れねぇ!! だから時雨まで鮭を買いに行ったぜ……はぁ、はぁ……身体が燃えるように暑い。 ……めーりん、後は頼ん……だ、ガクッ。」
夜朧には川があるから時間を潰せる娯楽と言えばもっぱら釣りでしかなく、玄弥はテイク1ではこのあと鮭を釣ってきては私たちが料理をするという内容だったのだがどうにも釣りに関しては鮭も気まぐれ、そう簡単につれることはまず無いのだ。
テイク1ようにうまく釣れるわけでもなく、焦った玄弥が息を切らせて2つ隣の地方まで往復して買い求めてきたって訳だ。
お疲れ様だな、夜ご飯には起こしてあげるから少し休んでな。
「そ、それじゃさっそく……やるわっ!! 気を取り直してっ!!」
そうだ、1度収録ミスしただけでこんなクヨクヨするわけにも行かない。
聖奈のためにも、みんなのためにも……らしくない、七曜の女神らしくないぞっ!!
まずは鮭を捌くのだが普通の魚とは違って大きいから一筋縄じゃ行かないが、さっきもやったことを思い出せば苦にもならないはずだ。
ズバズバと鮭を切り身にして行く。
「そしたら塩コショウ振って、キッチンペーパーで水気を拭き取ったら小麦粉をまぶすのよっ!! ふふんっ、2回目は失敗しないんだからね!!」
グッジョブだ、結愛だって塩コショウ振らないという凡ミスを2回も同じ間違いをするものか。
成長とはかくも美しいものだな。
さて、軽くフライパンにサラダオイルを敷いて熱くなったらバターを投下だ……ムニエルはバターの香りがあってこそ。
香ばしい香りがあってこそご飯が進むというものだ……とりあえず肝心のお米はというと聖奈は奥の方で5升という大量のご飯を炊いているが、ここは玄弥から貰った米は大奮発しなきゃ皆の活力にもならないしね。
「いい感じにフライパンが温まったら切り身を投下っ!!」
ジュゥっと良い音をたてて、これだよこれ……2回目言えどおなかがすいてくる香りだがここでのポイントは中火程度で両面焼き色を付けること、そうすることで女神様特製の鮭のムニエルの完成さ。
ふふっ、どうだ……ずっと前に私が料理できないなどと勘違いしていたようだが、ここで本領を発揮して皆の腹の虫を騒ぎ立ててやるよ。
数時間もすれば皆おまちかねの晩御飯タイム、玄弥の乾杯の音頭とともに今日の晩餐が始まった。
なんと1日で長屋が完成したのだ、普段は自分の事だけで精一杯な皆も力を合わせればものすごい一体感となって1つの事を為し遂げる、女神の私とてこんなに喜ばしいことはないだろう?
もう皆寒い思いをしなくて済むが、住むにはもう少し手順が必要だ……それまでもう数日我慢してくれとの事だ。
「かぁっ、酒が進むぜっ!!」
一番頑張った玄弥は夜朧の焼酎に酔いしれている。
こんな夜朧でもお酒はある、じゃなきゃ人間やってられないがあいにく本格的な醸造はされてないから粗悪と言えば粗悪、悪酔いに繋がりやすいのが難点だが皆幸せそうな顔をしているなら安酒みたいなものでも上等な物に早変わりだ。
私達は飲めないので結愛は持参のオレンジジュース、聖奈は相変わらず水。
私は炭酸水に酔いしれる。
今日も1日よく頑張った、夜朧が大きな発展の進化を遂げるのはもうすぐ先の事だ。
そうしたら民たちもより一層笑顔になってくれるだろう……だが今はそんなことを考えることよりも、今はこの極上の晩餐を楽しんで欲しい。
なぜ私からこんなメタい言葉を発するのかと言うとだな、何度も聞いてうんざりだと思うが忘れっぽい読者のためにあえて言おう、何度でもな……私この世界を小説の世界と認識できるんだということを。
どうだ、スゴいだろう? 誉めてくれたっていいけどな。
……なに、あまりスゴくないだと? まあいいか。
それとこれに関しては、言っちゃなんだけど2回目の収録でな……鯖落ち及びこれに関しては動画と言うかメタな話だけど、投稿しようとしたらなぜか保存しに失敗して全てが水の泡って事だから皆で撮影し直してる真っ最中で、まあこの件に関しては誰が悪いかなんて言えないけど気を取り直してテイク2と行かなくちゃ前に進まないだろう?
あとは食べ物とかのネタになるのには深い訳があって、夜朧にはパソコンもなければテレビだって無いのはこんな過疎地な集落を見れば百も承知の上とは思うんだけど、いかんせん作業が早く終わると私はまあパソコンでいろいろ出来て別に暇を潰せるのはいいけど、娯楽なんて無い夜朧の民にとっては暇さえあれば急に作物などが育つわけでもないのに土いじりだとかしてるのさ。
私自身にネタが無い訳じゃない、ネタが無い夜朧が悪い……と言うと聖奈に失礼だからパパっと開拓して楽しい場所にしなければな。
さて、玄弥はどうなったかな……と?
「うがーっ、お目当ての鮭どころか何も全くなにも釣れねぇ!! だから時雨まで鮭を買いに行ったぜ……はぁ、はぁ……身体が燃えるように暑い。 ……めーりん、後は頼ん……だ、ガクッ。」
夜朧には川があるから時間を潰せる娯楽と言えばもっぱら釣りでしかなく、玄弥はテイク1ではこのあと鮭を釣ってきては私たちが料理をするという内容だったのだがどうにも釣りに関しては鮭も気まぐれ、そう簡単につれることはまず無いのだ。
テイク1ようにうまく釣れるわけでもなく、焦った玄弥が息を切らせて2つ隣の地方まで往復して買い求めてきたって訳だ。
お疲れ様だな、夜ご飯には起こしてあげるから少し休んでな。
「そ、それじゃさっそく……やるわっ!! 気を取り直してっ!!」
そうだ、1度収録ミスしただけでこんなクヨクヨするわけにも行かない。
聖奈のためにも、みんなのためにも……らしくない、七曜の女神らしくないぞっ!!
まずは鮭を捌くのだが普通の魚とは違って大きいから一筋縄じゃ行かないが、さっきもやったことを思い出せば苦にもならないはずだ。
ズバズバと鮭を切り身にして行く。
「そしたら塩コショウ振って、キッチンペーパーで水気を拭き取ったら小麦粉をまぶすのよっ!! ふふんっ、2回目は失敗しないんだからね!!」
グッジョブだ、結愛だって塩コショウ振らないという凡ミスを2回も同じ間違いをするものか。
成長とはかくも美しいものだな。
さて、軽くフライパンにサラダオイルを敷いて熱くなったらバターを投下だ……ムニエルはバターの香りがあってこそ。
香ばしい香りがあってこそご飯が進むというものだ……とりあえず肝心のお米はというと聖奈は奥の方で5升という大量のご飯を炊いているが、ここは玄弥から貰った米は大奮発しなきゃ皆の活力にもならないしね。
「いい感じにフライパンが温まったら切り身を投下っ!!」
ジュゥっと良い音をたてて、これだよこれ……2回目言えどおなかがすいてくる香りだがここでのポイントは中火程度で両面焼き色を付けること、そうすることで女神様特製の鮭のムニエルの完成さ。
ふふっ、どうだ……ずっと前に私が料理できないなどと勘違いしていたようだが、ここで本領を発揮して皆の腹の虫を騒ぎ立ててやるよ。
数時間もすれば皆おまちかねの晩御飯タイム、玄弥の乾杯の音頭とともに今日の晩餐が始まった。
なんと1日で長屋が完成したのだ、普段は自分の事だけで精一杯な皆も力を合わせればものすごい一体感となって1つの事を為し遂げる、女神の私とてこんなに喜ばしいことはないだろう?
もう皆寒い思いをしなくて済むが、住むにはもう少し手順が必要だ……それまでもう数日我慢してくれとの事だ。
「かぁっ、酒が進むぜっ!!」
一番頑張った玄弥は夜朧の焼酎に酔いしれている。
こんな夜朧でもお酒はある、じゃなきゃ人間やってられないがあいにく本格的な醸造はされてないから粗悪と言えば粗悪、悪酔いに繋がりやすいのが難点だが皆幸せそうな顔をしているなら安酒みたいなものでも上等な物に早変わりだ。
私達は飲めないので結愛は持参のオレンジジュース、聖奈は相変わらず水。
私は炭酸水に酔いしれる。
今日も1日よく頑張った、夜朧が大きな発展の進化を遂げるのはもうすぐ先の事だ。
そうしたら民たちもより一層笑顔になってくれるだろう……だが今はそんなことを考えることよりも、今はこの極上の晩餐を楽しんで欲しい。
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