66 / 121
第3章【火曜の火山《燎煉》】
安眠と心の高鳴りと
しおりを挟む
今はもう深夜の2時を回っただろうか?
ふっとパソコンの時計を見るとそろそろ寝ないと仕事に影響が出そうなほどでそんなにまで資料製作に没頭してたのかって驚くも、毎度毎度の事だから別に平気と言われればその限りでむしろこんな無意味に思えることを延々と好き好んでる自分に苦笑いが出そう。
暗い部屋にパソコンの明かりだけが薄暗く照らしている空間ってのは雰囲気というかムードが嫌いじゃない。
元々夜型の私にはこれが落ち着くんだよ、わかる?
それにしてもいつもながら結愛の爆睡っぷりはいつ見ても面白い。
さっきまで余震に怯えていたがいざ布団に入れば10分で睡眠に、つまりはいつもの事になるんだけど寝ながらニンマリ笑って何の夢でも見ているんだかサッパリわからない……彼女らしいよね。
「眠い、けど2時半までには最低限やって寝ようかな。」
明日……と言うか今日だがハードな仕事が控えてるのはわかるもなぜだか寝たくないと言う感情が邪魔し、途中半端な時間だからと難癖つけて妥協しては寝る時間を先伸ばしにすることはよくあることで、当然朝には素直に寝ておけば数時間は寝れる時間が増えてたーって朝に後悔するのは誰しものご愛敬だが、書類は作ってると言えど今の私はひと味違う理由で起きているのさ。
……ほうほう、これはなかなか。
パソコンで見つめているのは主が製作して管理してある小説の置き場。
好きに読んでいいことから普段は他の作品の住人の活躍などこれっぽっちも興味なんてないはずなのに、主の癖に一丁前に恋愛モノのを見つけてしまったからには、読まなきゃ気がすまなくて心がムズムズしてくると来たッ!!
恋愛のジャンルを開いてはどんなものか吟味しているのだがな? ひとつ気がかりなのは主は恋愛したことも無いくせにと思うわけ、だから私が先輩としてこれからの執筆にアドバイ……いや、他の世界に干渉し話をねじ曲げるのは極力避けたい所だがいろいろなシーンでモヤモヤとしてくる部分が多々登場し私を悩ませる。
……どうしてこのシーンで彼女さんの心に気がつけないヤツなんだッ……おいおい。
本当に主が女なのか疑いたくなるほどの乙女心の無さには呆れるばかりだが、すまないなぁ……想像するも書き手の勝手なのだから残念なことに私はなにも言う権利は私にはないんだ。
だがな、私に彼氏などいないが妄想でならいくらでも恋愛小説は書くことはできるんだからなッ!!
【ハツカネズミのハツネさんっ!! ボクと20日の夏休み】
主が作ってる恋愛小説のうちのひとつのお気に入りとしてはこれが一番好きなんじゃないかと思える。
肝心の内容と言うとだな、猫に食われそうになっていたハツカネズミを助けた小学1年生の男の子に恩返しをするべく擬人化し女子高生となって共に夏休みを過ごすと言うありきたりだけどどこかちょっと面白おかしい内容。
けど、読んでいるうちに次第にドキドキしちゃってね……良いなぁ、こういう展開は羨ましいものだよ?
私も小さな男の子に無垢にギューってされて甘えられたら母性本能出っぱなしで溶けそうな勢い、まぁ……端から見ればおまわりさんこっちですってレベル……ちょちょちょっ、マジで呼ばないでよね!?
ふむぅ、半分ほどは読み進めるといい時間だから寝なきゃ示しはつかないとは言え……夏休みに突入してから1週間も経過しないうちに現状の最終話まで来てしまいどうにも気になる終わり方をしているのだけど、残念ながら前回の更新が7ヶ月も前と記録されてちゃ可哀想な気がしてくる。
この世界の住民も主が知り得ない場所では私達みたくきちんと意思をもって動いているかもしれないと言うのに、肝心な話の時間は止まったままと言うのはあまりにも惜しすぎるんだ。
エタってしまった悲しき世界がこれ以上生まれないことを私は望む。
とりあえずこの七刻が終わったらそっちの世界にでも行ってノンビリ堪能しようと思うんだがこんな時間だ、興奮は抑えて今は睡眠を……。
ふっとパソコンの時計を見るとそろそろ寝ないと仕事に影響が出そうなほどでそんなにまで資料製作に没頭してたのかって驚くも、毎度毎度の事だから別に平気と言われればその限りでむしろこんな無意味に思えることを延々と好き好んでる自分に苦笑いが出そう。
暗い部屋にパソコンの明かりだけが薄暗く照らしている空間ってのは雰囲気というかムードが嫌いじゃない。
元々夜型の私にはこれが落ち着くんだよ、わかる?
それにしてもいつもながら結愛の爆睡っぷりはいつ見ても面白い。
さっきまで余震に怯えていたがいざ布団に入れば10分で睡眠に、つまりはいつもの事になるんだけど寝ながらニンマリ笑って何の夢でも見ているんだかサッパリわからない……彼女らしいよね。
「眠い、けど2時半までには最低限やって寝ようかな。」
明日……と言うか今日だがハードな仕事が控えてるのはわかるもなぜだか寝たくないと言う感情が邪魔し、途中半端な時間だからと難癖つけて妥協しては寝る時間を先伸ばしにすることはよくあることで、当然朝には素直に寝ておけば数時間は寝れる時間が増えてたーって朝に後悔するのは誰しものご愛敬だが、書類は作ってると言えど今の私はひと味違う理由で起きているのさ。
……ほうほう、これはなかなか。
パソコンで見つめているのは主が製作して管理してある小説の置き場。
好きに読んでいいことから普段は他の作品の住人の活躍などこれっぽっちも興味なんてないはずなのに、主の癖に一丁前に恋愛モノのを見つけてしまったからには、読まなきゃ気がすまなくて心がムズムズしてくると来たッ!!
恋愛のジャンルを開いてはどんなものか吟味しているのだがな? ひとつ気がかりなのは主は恋愛したことも無いくせにと思うわけ、だから私が先輩としてこれからの執筆にアドバイ……いや、他の世界に干渉し話をねじ曲げるのは極力避けたい所だがいろいろなシーンでモヤモヤとしてくる部分が多々登場し私を悩ませる。
……どうしてこのシーンで彼女さんの心に気がつけないヤツなんだッ……おいおい。
本当に主が女なのか疑いたくなるほどの乙女心の無さには呆れるばかりだが、すまないなぁ……想像するも書き手の勝手なのだから残念なことに私はなにも言う権利は私にはないんだ。
だがな、私に彼氏などいないが妄想でならいくらでも恋愛小説は書くことはできるんだからなッ!!
【ハツカネズミのハツネさんっ!! ボクと20日の夏休み】
主が作ってる恋愛小説のうちのひとつのお気に入りとしてはこれが一番好きなんじゃないかと思える。
肝心の内容と言うとだな、猫に食われそうになっていたハツカネズミを助けた小学1年生の男の子に恩返しをするべく擬人化し女子高生となって共に夏休みを過ごすと言うありきたりだけどどこかちょっと面白おかしい内容。
けど、読んでいるうちに次第にドキドキしちゃってね……良いなぁ、こういう展開は羨ましいものだよ?
私も小さな男の子に無垢にギューってされて甘えられたら母性本能出っぱなしで溶けそうな勢い、まぁ……端から見ればおまわりさんこっちですってレベル……ちょちょちょっ、マジで呼ばないでよね!?
ふむぅ、半分ほどは読み進めるといい時間だから寝なきゃ示しはつかないとは言え……夏休みに突入してから1週間も経過しないうちに現状の最終話まで来てしまいどうにも気になる終わり方をしているのだけど、残念ながら前回の更新が7ヶ月も前と記録されてちゃ可哀想な気がしてくる。
この世界の住民も主が知り得ない場所では私達みたくきちんと意思をもって動いているかもしれないと言うのに、肝心な話の時間は止まったままと言うのはあまりにも惜しすぎるんだ。
エタってしまった悲しき世界がこれ以上生まれないことを私は望む。
とりあえずこの七刻が終わったらそっちの世界にでも行ってノンビリ堪能しようと思うんだがこんな時間だ、興奮は抑えて今は睡眠を……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる